合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

仕事は1年契約の高校の非常勤講師をしていますが、令和4年4月から契約コマ数が減りました。契約コマ数が減るのが分かったのが令和4年の3月末でした。このままだといつまで収入があるか分からないという不安から、何か資格を取得して独立開業したいと思うようになりました。
その際に私は法学部を卒業していましたので、もう一度法律の学習をやってみようと思いました。また、行政書士は合格すれば即開業できるという希望が持てる資格だと思いました。将来に希望が持てないほど苦しいことはありません。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

実は、地元で通えるところに資格予備校があり、一度はそこにしようと申込金まで払っていました。申し込んだのち、インターネットで検索をしたらアガルートの豊村先生の講義動画を見つけました。
豊村先生が行政書士試験について具体的な戦略、プランを示しておられるのを見てすごくひきつけられました。試験についての目標及び時期についての目安を示しておられて、すごく行政書士試験合格を知り尽くしておられると思いました。そこで他校をクーリングオフしてアガルートの豊村先生の速習カリキュラムに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

最初にテキストと過去問集が届いたときは「頑張るぞ!」とやるきに満ちていました。しかし、いざ始めてみると細かいところを理解・暗記していないと合格できないのですが、簡単にはいきません。豊村先生の講義はマーカーや赤ペン青ペンでチェックをしながら聴くことができ、とてもはかどりました。
仕事で疲れていても1ユニットだけ聴こうと思えるユニット構成でした。講義を聴いたのは1回だけでした。あとはいかに自分で理解・暗記をすすめるかということになります。豊村先生が民法は壁の上塗り方式で学習するべきと最初に言われました。私は行政書士試験の勉強すべてが壁の上塗り方式で学習するべきだと思いました。なかなか暗記できるものではありません。暗記しようとか理解しようとか思いすぎると学習が進みません。とにかく繰り返そう、繰り返しテキストを読もう、過去問を解こうと常に考えて学習していました。
行政法は大学でも学習したことがなく、なかなか理解・暗記ができず苦しかったです。行政法はテキストを4回、アガルートから送られてきた過去問集を3回繰り返しました。また行政法は条文が大事なのですが、この条文がなかなか頭に入ってきませんでした。私は9月に一週間毎日行政法の主要法令の条文を音読する期間を設けたのですが、これが良かったと思います。
民法はテキストを3回、過去問集を3回繰り返しました。憲法・基礎法学はテキストを2回、過去問集を2回、商法は速習カリキュラムの講義で扱われたところのテキストを2回、過去問集を2回繰り返しました。
法令科目は以上ですが、問題が一般知識でした。講義を1回聴いてテキストを1回読むところまでしかできず、非常に不安になっていました。また豊村先生はジグザグ方式で学習するべきとアドバイスされていました。ジグザグ方式で全科目が終わったのが9月末です。10月から模試を自宅受験で大手予備校のものを4つ受けました。
一般知識になかなか手を回すことができていなかったので、良くて8問正解、悪い時は4問しか正解できず、足切りとなったこともあります。模試で良い結果が出ても180点をギリギリ超える程度で、10月末の時点ではとても受かる気がしませんでした。とても不安な中、できることをできるだけやろう!その結果不合格でもまた来年受けようと開き直ったら超直前期に気持ちが楽になりました。
11月に入って模試の復習をしっかりやりました。また直前期に一般知識の無料講座をアガルートはしてくださりました。それを繰り返したことで少し自信を持てた感じです。学習は繰り返しが大切です。分からないところがあっても先に進む。2回3回と繰り返す意識を持つことが合格には必要だと実感しています。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

1ユニットがあまり長くないのが良かったです。仕事から帰って疲れていても少しの隙間時間で講義を聴くことができ、モチベーションの持続に役立ちました。豊村先生の講義はテキストにマーカーや赤ペン、青ペンで線を引きながらメモを書き込みながらでしたので、とてもはかどりました。あとから読んだ時も記憶に残りやすかったです。
利用方法はまず区切りが良いところ同じ論点のところまでを講義を聴いて、過去問を解きました。過去問も最初から正解にはなりません。しかし、がんばって問題と解説を読みました。平日の学習時間は2~3時間程度でしたので、今日は講義だけ、今日は過去問だけという日もありました。
9月末までに講義と過去問のジグザグを終わらせるという目標を立てました。ただ、行政書士試験は行政法と民法の比率が超高いので民法は5月末までに一通り終わらせ、行政法は6月と7月の2か月をかけて2回繰り返しました。
憲法と基礎法学は8月に2回繰り返しました。また8月は民法を2回目のテキストと過去問をやりました。9月は商法の講義と過去問を一通り終わらせました。
また一般知識の講義とテキストを一通りやりましたが、過去問は個人情報保護法と情報通信のみやりました。政治経済社会は講義とテキストを一通りやりました。文章理解も講義とテキストを一通りやりました。なんとか9月末までには全範囲を終えることができました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

速習カリキュラムでしたので、解説講義はありませんでした。アガルートの過去問集は10年分をまとめてあり、量がかなりあります。特に行政法は分量が多くて大変でした。少なくとも過去問10年分はやっておく必要はあると思います。アガルートの過去問集は解説も詳しく、最初は理解しにくいところもありますが、繰り返すうちに記憶に残るようになります。
模試を受けたときにこの問題は過去問で見たことがあるというくらいになればしめたものです。速習カリキュラムには解説講義はありませんでしたが、期間的に講義を聴くことは無理だと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述は十分な対策ができませんでしたが、この記述過去問解説講座は記述問題の攻略方法を知ることができ、大変役に立ちました。私が記述過去問解説講座に取り組んだのは10月に入ってからでした。直前期になり記述対策ができていなかったのでとても焦っていたのを覚えています。
利用方法は、私はまず自分で解いてみました。ある程度書けた問題はすぐに講義を聴きました。何も書けない問題は何の論点かだけを考えて、テキストで調べて解答を考えてから、講義を聴きました。
記述は同じ問題は出ないということですので、この講座は1回だけやりました。どんな感じで文章を作ればいいか実感をすることができる講座でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は10月に入って、大手予備校のものを4回受けました。他校全国模擬試験第1回と第2回、他校直前ヤマ当て模試、他校の全国公開模試第2回です。本番と同じ時間帯で自宅受験をしました。模試は現時点での自分の弱点を知ることができるということと本番でのヤマ当ての要素の2つがあると思います。
速習カリキュラムを受講していた者からしてみたら、後者の要素が強い気がします。記述対策と一般知識対策に有効です。超直前期に繰り返すことが重要だと私は思います。
一般知識の政治経済社会はほんとに何がでるのか範囲が広すぎです。私は模試を暗記するくらい繰り返すしか術がありませんでした。一般知識で点数が取れなさ過ぎて絶望感でいっぱいになったこともありました。失敗だったのはアガルートの模試を最後の最後まで残していたところ、十分に復習ができませんでした。

講師へのメッセージ

豊村先生の講義はリズムとテンポがとても良く元気になれる講義で素晴らしかったです。マーカーや赤ペン、青ペンで書き込みをしながらでしたのでどんどんユニットを消化することができました。
またジグザグ方式を9月末までに終わらせる、とか民法は壁の上塗り方式で学習するべき、とか勉強方法も分かりやすかったです。月に一回のAWESOMEコンサルティングもモチベーション維持にとても役立ちました。ありがとうございました。