合格者の声|直前期はピンポイントに的を絞った対策で、見事合格!! 松本 吉広さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
- 行政の方と仕事をする機会が多く、より円滑に話をできるようにするため
- 前職で法務部門にいたので、知識のアップデートとスキルの見える化をするため
- 苦手意識のあった「民法」について体系的に学んでおきたかったため
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
行政書士は、3か月で合格できるとの情報から他校教材を受講しました。テキスト、問題集ともに5周程度して1回目の試験にトライしました。しかし、実際試験を受けて感じたのは、初見の問題、条文が多かったという感想でした。
また、他校教材では六法が不要と言われたが、条文からの出題が多く感じたので、条文学習と他資格問題もたくさん解けるアガルートに決めました。豊村先生の講義もサンプル講義で見てわかりやすかったので、それも決め手でした。
合格体験記・学習上の工夫
開始時期、勉強時間
スタートは前年の8月。
行政書士は、3か月600時間で合格できると聞いたので勉強開始。子どももまだ小さいので、平日は早朝4時から2時間程度、休日は早朝4~5時間くらいの勉強時間を確保してはじめました。‥が、そんなに甘くはなかったです。初回は154点でした。敗因は、条文に当たらなかったこと、記述対策をしなかったことです。試験後は、業務で必要な他の勉強をしていて、行政書士の勉強は翌年3月から再開しました。
毎朝、勉強を続けるための工夫
勉強が続かないのが、学生時代からの悩みだったのでいろいろとやり方を工夫しました。結果、ストレスなく毎日勉強できる習慣がついたので、ご紹介します。
- テキスト類をスタンバイしておく
帰宅後すぐにテキストを机にスタンバイ。1秒で勉強を始められるようにしました。かばんから出すなどの作業を減らして、準備の段階で挫折することを防止しました。 - 勉強の開始時間のタイマーをかける(起床と分ける)
起床後はぼんやりしがちなので、時間感覚をもつために設定していました。たまに寝過ごし防止にも。 - SNSで「今日も勉強開始しました!」と投稿する
早朝にもかかわらず、SNS上には勉強をはじめている方がたくさん!今日も勉強開始しました、と宣言していました。これが一番効いた気がします。負けられないのと、今日はまだ初めてないな、と思われないように頑張りました。いいプレッシャーになりました。直前期にも仲間と頑張っている感じになれました。 - 机にむかって最初にすることを決めておく
机にむかって、「さぁ何からやろうか」とすると最初から挫折しがちです。私の場合、前日の勉強時間のふりかえりを一番はじめにやることに決めていました。そのあと、その日の計画を立て、勉強を開始するようにしていました。 - 毎日の勉強時間を記録する
毎日、何時から何時まで勉強したかと、総時間を記録しました。これで計画した時間からどの程度進んだかを管理していました。アプリも便利そうでしたが、私はノート派でした。 - とにかく毎日やることを「決めてしまう」
調子が悪くても、最低30分は勉強することにきめて進めていました。条件を厳しくすると挫折しそうなので、講義を聴くだけでもアリにしていました。
中上級総合講義のご感想・ご利用方法
学習の順番
学習の順番は、以下のような感じで進めていきました。
- 講義を聴く
まずは講義を聴くところから。全体把握(マップを手に入れる感じ)を優先しました。通勤時間でだいたい2時間。1.5~2倍速です。車通勤なので音声のみ聴いていました。行政法と民法は2周ききました。 - テキスト通読
暗記ではなく「理解すること」を意識して読みました。分からないところのみ、講義を再度聴きました。 - 問題集(ジャンプ)を解く
1問ずつ解いていき、間違った選択肢にはチェックマークをつけていました。理解しているかのチェックなので、まぐれあたりの選択肢には×をつけていました。翌日、前日間違えた問題を再度解くというのを繰り返しました。ちなみに、講義動画はわからないところのみ見ていました。
ほぼこのやり方で行こうと思っていたのですが、かなり民法で苦戦しました。テキストについては、理想は5周程度したかったのですが、さすがのアガルートの物量だったので、ほぼ2周程度しかできませんでした。
会社法については時間が足りず、講義とテキスト通読のみとしました。前年の蓄積が多少あったので、何とかなったのかもしれませんが、もう少し回しておきたかったです。
総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法
総まくり択一1000肢攻略講座については、時間の関係からほとんど手をつけられずに終わってしまいました。
ただし、いろいろな肢を見ていく中で、単純な知識で解ける問題の中には、そもそも条文を知っていれば比較的簡単に解けるものがいくつもあるのを発見しました。そこからは条文素読を多めに取り入れました。
基本の行政法、民法、憲法のほか、短めの法律もローテーションで毎日素読を続けました。個人情報保護法、商法、国家行政組織法、内閣法などです。本試験では、ズバリ国家行政組織法から出題があって、迷わず解けました。
総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法
直前期にはすべて回すことよりも、ピンポイントに的を絞って対策しました。
記述対策については、直前期のメインの学習とし一番力を入れました。総まくり記述80問攻略講座は8周以上しました。前年、記述対策をやらなかった分、ほぼ記述に全振りする形で進めました。まずは独特な言い回し(移転、給付、存否など)を覚えました。
記述では法律用語的な書き方を要求されるので、〇〇をやる、というところを「履行する」と言ったり、あげたり渡したりことを「給付する」と言ったりというのに慣れるところを意識して進めました。
その後、実際の記述に入っていくのですが、単に解答欄に書くことを目的にせず、その背景にある民法の要件なども細かく理解し、再現できるようにしました。やることを絞ったことで、中途半端にならず理解が深まりました。
本試験では、テキストの中から記述を組み合わせて得点につながりました。
逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法
直前期に、ラストは条文勝負、と思い逐条ローラーインプット講座を聴きはじめました。通勤中をメインに、スキマ時間にも常にイヤホンで聴いていました。
はじめは長いなぁ、と思っていましたが途中から田島先生の雑談にハマり出し、それを楽しみに試験終了後も聴いていたくらいです。これはよかったです。
行政法は、過去問をやったり、自分なりにまとめノートを作ったりしていましたが、いまいち自信が持てずにいました。じつは、逐条ローラーインプット講座はそれほど重要ではないのではと勝手に思っており、一番最後に手を付けました。が、最初からやっておけばと途中で思いました。
時間は果てしなくかかるのですが、過去問でやらなかった部分を含め、行政法や民法を網羅的にやることで、全体像を把握でき、余計な不安を持たずに済むようになれました。これで条文を網羅するとともに、周辺知識も増え自信につながりました。とにかく時間はかかったので、初期からやっておくべきだったなと思いました。
文章理解対策講座のご感想・ご利用方法
「文章理解対策講座」については、手をつけることができずに終わってしまいました。残念ながら、ほぼ新品のままです。
本試験では、文章理解をどちらとも取れました。一般知識のテキスト中にあった文章理解の解き方をやったのみですが、前後の関係性を見ながら解くなど、論理的な手法を会得できたおかげで正解を導けたと思います。
わりと本は好きで読むほうなのですが、どちらかというと慣れてしまっているぶん、フィーリングで解いていたので、きちんと理由を明らかにして選択肢を選べたのは、ここでの練習のおかげだと思っています。
模擬試験のご感想・ご利用方法
模擬試験はアガルートの模試のみ受けました。ほぼ直前、11月に入ってから解き、結果は140点くらいでした。理解度の目安にはなりましたが、当日のシミュレーションを考えるのによいペースメーカーとなりました。
模試を受けたうえで、本試験当日までにやっておいたこと、試験当日までに決めておいたことは次の通りです。
- 解答する順番を決める。
私の場合、全体をみる→記述→一般知識→多肢選択→基礎法学→憲法→トイレ→行政法→民法→商法→会社法の順番にしておきました。記述が最初なのは、他の問題をヒントに内容をアレンジしようという考えからです。 - 時間割を決める。
分刻みでどこまで解くか決めておきました。14:30にトイレに行くことを目標にしていました。このほか、何時に起きて、何時に何を食べるかなども事前に決めておきました。当日に頭を使うのは、本試験のことだけに絞っておくためです。
講師へのメッセージ
豊村先生の講義は、豊富な例えで本当にわかりやすかったです。できれば直に講義を受けてみたかったです。カリキュラムも究めている感があり安心してついて行けました。
田島先生の講義も本当によくて、逐条ローラーインプット講座をもっと早くはじめておけばと後悔しました。あとは雑談がとても共感でき、がんばろうという気になれました。「勉強がんばりましょうよ、本気なんでしょ?」という言葉が刺さりました。本気だったので。
カリキュラム・講座のご感想等
はじめての難関国家資格でしたが、ほぼ1年で取得することができました。受験回数は2回、総勉強時間は約1000時間でした。後半の9か月は、他講座からアガルートに乗り換えて正解でした。正直カリキュラムは多かったですが、全体像がつかめたので安心材料となりました。
ジャンプを回し、普段の生活を変えて、スキマ時間もすべて投入する覚悟で取り組んだことが合格につながったと思います。