合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

  1. コロナで仕事から帰る時間が早くなり、時間が余ったので何かしたいなと思ったため
  2. 会社で法学検定受験orビジネス法務検定を推奨されていたが、せっかく取るなら国家資格である行政書士を取りたかった
  3. 勉強する姿を子供に見せることで、自分も頑張ろうと思って欲しかった

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1年目に独学で勉強したのですが、全く内容が理解できておらず、このままだと何年も時間がかかってしまうとの危機感から、予備校に通うことに決めました。
自分の立ち位置が分からないのと、答練がやりたかったので、最初は通学で探していましたが、平日に週何回も帰宅が遅くなったり、週末に1日中予備校に缶詰めになることは環境的にも肉体的にもしんどいので、通信で選択することにしました。通信も他に何校か検討しましたが、合格率が高いこと、合格お祝い制度が決め手になりました。

合格体験記・学習上の工夫

1年目

開始時期:2021年1月頃
勉強方法:独学
使用した参考書:他校のテキスト
使用した問題集:他校のテキスト
使用した模試:他校のもの
結果:152点(択一144点、記述8点)


完全独学だったため、勉強方法や分からない箇所はYouTubeを見るようにしていました。使用した参考書は他校の薄い本なのですが、一冊を完璧にしたら受かるんだろう(薄いから全部覚えるのもそんなに時間もかからないかもしれない)という気持ちで購入。ですが、全く頭に入ってこないので、肢別問題集を解いて当参考書に戻って読むという勉強方法を取ってみました。当参考書は要点が絞って書かれていましたが、初学者が理解するために使うにはかなり厳しい教材であったなと思いました。
記述は、択一式の勉強をしていれば自ずと解けるようになるという言葉を信じて、問題集を購入して解きましたが、どんな風に取り組めばよいかも分からず本試験受験となりました。それでも勉強時間としては、平日2時間、休日は5時間くらいは勉強していたと思います。

2年目

開始時期:2021年12月
買い足した教材:①他校の六法➁他校の記述式・多肢選択式問題集
使用した模試:他校の模試3点
結果:224点(択一164点、記述42点)


当日の自己採点で間違いなく不合格だと確信していたので、2年目は試験開始後からすぐに予備校探しをし、教材到着までの間に敗因分析を行いました。アガルートのYouTubeを見ていなかったら、間違いなくこの敗因分析はしていなかったと思います。
敗因は、「そもそも勉強の取り組み方が間違っていた」の一言につきます。
具体的には、毎日のスケジュールを決めていなかった、教科ごとにメリハリをつけた勉強をできていなかったことです。

  • スケジュール管理
    豊村先生が「ご自身の可処分時間を見てできる講座を選ぶように」とおっしゃっていたので、まずは自分がどのくらい勉強できるのか考えてみました。きっかけのところにコロナで仕事から帰る時間が早くなったと書いたのですが、2年目開始の頃からは逆にとても忙しくなり、帰宅してからは疲れ切っていてすぐに眠くなってしまうので、どうやって勉強時間を確保するのが課題でした。夜が苦手なら朝しかないので、朝5時に起きて勉強時間を確保することにしました。余談ですが、隙間時間で通勤時間やお昼休憩に勉強したと合格体験談で多く見ますが、私はどうしてもできませんでした。
    その他、毎日の勉強のときにYouTubeでポモドーロタイマーを表示させ、勉強時間をそこにいる学生さんと競うことで、やる気が出ないときにも気持ちを奮い立たせました。

  • 教材が届いてから
    ①いつをめどに各科目を聴き終えたいかざっくりと決める
    ➁各コマの収録時間を書き出し1日にどこまで講座を聴くか決める。
    目標は、3月末までに全教科を聞き終えて、4月からは逐条ローラーインプット講座、文章理解対策講座、記述過去問解説講座、8月頃から模試を解き始める予定を組みました。どうしても眠くて目標どおりに進まなかった日は割り切って次の日にする、1週間でやりきったらいい、と気持ちがしんどくならないように長丁場を乗り切るようにしました。百均で買った3か月のスケジュール表に予定を記入することはもちろん、その日に勉強した内容、時間、感想を記入することで、自信がなくなってきたときに「こんなにもやったんだ」とモチベーション維持にも役立ちました。

  • 教科ごとの対策
    憲法は判例をきちんと理解しなければいけない、行政法でしっかり点数を取る、一般知識は文章理解を3問取る、個人情報保護法は落とさない等、予備校では当たり前に言われていることを全く知りませんでした。当然対策らしい対策もできていませんでした。2年目は敗因を意識できたことが合格という結果に結びついたんだと思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

2回目の受験になるので入門総合講義か中上級総合講義か悩みました。フローチャートで見ても中上級が合う講座なんだろうとは思いましたが、特に民法を中心に全く理解ができていなかったので、インプットをしっかりしたくて入門総合講義を受講しました。
私は勉強に関してはあまり要領のいい方ではないので、テキストに書き込みをしながら理解することはできないことがすぐに分かり、1回目は下準備、2回目は理解と割り切って、この2回聴くことを1セットとすることにしました。
1回目の下準備は、講義を聴きながらマーカーや先生がおっしゃっていたことの追記、1年目であまり理解できていなかったところの説明が何分何秒から始まっているか記入して、後からそこの場所を何回も聴けるようにしました。
2回目は理解することに努めました。回り道かもしれませんが、2回目以降は1.5倍速~2倍速で聴いていたので、そこまでたくさん時間がかかったという気はしませんでした。錯誤、代理のところは苦手だったので、何分何秒からと記入していたことが後からとても役に立ちました。2回聴き終わったら該当する問題を解き、できなかった問題はテキストに戻って確認しました。
12月、1月で民法、2月に憲法、3月で行政法も、4月に一般知識、6月に商法を聴き終えました。2月以降もすでに聴き終わった民法の問題を解きながら憲法を聴くといったことをしていたので、聴き終えた科目が増えれば増えるほどスピードが遅くなってしまいました。
7月以降は毎日全科目を少しずつ、ひたすら問題を解いて苦手箇所をつぶす毎日。できなかった問題、あいまいな問題に付箋をつけていたので、そこを中心に何回も復習しました。付箋をつけ始めたときは付箋をつけることが嫌だったのですが、何枚かつけると慣れてくるもので…。付箋がついていればこんなに伸びしろがある、付箋がなくなれば理解が進んでいると、ポジティブに考えるようになりました。
直前期。丁寧に解こうとじっくり問題を読めば読むほど枝葉にひっかかり、模試での点数が取れないことが増えてきました。特に行政法では13点ほどししかとれず、国賠法、地方自治法に至っては間違いだらけでした。これを放置していてはまた不合格になってしまうと思い、直前も直前ですが、本試験の2週間前に行政法の講座を全部聴き直すことにしました(遅めの夏休みだったので1週間で終えることができました)。後から振り返るとこれがよかったんだと思います。本試験では、国賠法、地方自治法が満点ではなかったですが、1問間違いでした。急がば回れ、この言葉を実感した出来事でした。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

普段は他校の肢別過去問集を使っていたので、問題自体は見たことのあるものでしたが、自分だけでは問題の重要度が分からなかったので、林先生が「これはもうこの先出ないので復習はいらないです」とか「これができない人は猛省してください」とおっしゃっていたので、メリハリをつけて勉強することができました

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

市販の問題集は表題がついているものばかりで、それがヒントになってしまい豊村先生がいつもAWESOMEコンサルティングでおっしゃっているどこの論点を書いたらいいかが分からないのか、キーワードが分からないのかを見極めることが難しかったのですが、アガルートの記述過去問集はその表題がなかったので論点が分かっていなかったんだということを認識できました。
またどのように記述問題を攻略していくのかを講座で説明されていたので、いかに40文字で埋めていくのかを学習することができました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

条文学習が大事だと何度も聞いていたのに、テキストの文字数を見るだけでいっぱいいっぱいになってしまい、最後の最後まで手を付けられませんでした。他校の六法で自分なりに何度も条文は目にするようにしていたのですが、どうしてもしんどくなってしまうことが何度もあり、1度試しに聴いてみようと行動を起こしたのが10月に入ってからでした。
その時に重要度を説明されていたり、条文の内容も詳しく解説されていたので、何で今まで聴かなかったんだろうと後悔したものの、結局時間がなく1度しか聴くことができませんでした。もっと早く手をつけておけばよかったと今でも後悔しています。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解はあまり対策をしなくてもなぜかコンスタントに2点以上取れていたのと、あまり時間もなかったので、まぁ大丈夫だろうと講座は聴いていませんでした。文章理解なんてそんなにすぐにできるようになるものではないだろうと思っていたのもあるかもしれません。
ところが10月に入って他校の市販模試をやったところ0点を取ってしまい、さすがにこれはまずいとそこから聴き始めました。そうすると今まで何となく感覚で解いていたのがどんなに危険なことだったのかよく分かりました
さすが学生さん向けの予備校で教えられている先生だなーと感心しました。私も学生の頃にこんな風に理解させてくれる先生に出会っていれば違う人生が待っていたかもなーと思いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

7月頃から『択一式対策完成への問題』解説講座民法80問を解き始めましたが、理解できるようになったと思っていた民法が、切り口が違うと全くできず、「まだ理解できていなかったのか」とかなり落ち込みました。
しかし、これをやりこむことで理解できていなかったところをつぶすことができたので、本当によかったです。そして、この問題集がとてもよかったので、中上級のジャンプ(他資格セレクト問題集の通称)が欲しかったなー、中上級を取ればよかったのかなーと少し後悔しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

豊村先生がAWSOMEコンサルティングで他校の模試がいいとおっしゃっていたので、受験しようとしていたのですが、休日が半分なくなると勉強できなくなるなぁとか何かと逃げの理由を作って申し込みできませんでした。
が、何も受けないのは心配だったので7月下旬頃から2週間に1回市販の模試をする計画を立てました。3時間が想像するだけでしんどすぎて、できなかったこともあったので、やはり強制的にでもできる集合での受験がよかったなと反省しています。
結果は半分が合格ラインを超えましたが、どれもギリギリで1つでもミスをしたら180点以下というものばかりでした。そして、アガルートの模擬試験は最後の1週間でやろうと大事に取っていました(大事に取っておく必要はないと豊村先生が言われていたにも関わらずです)。結局、時間がなく実施できず。未だに封を切らないまま残っており、かなり心残りです。

講師へのメッセージ

豊村先生の授業はライブクラスに参加しているんじゃないかと思うくらい臨場感があって楽しかったです。1年目独学で勉強していたときは全然楽しいと感じたことはなかったのに、豊村先生の授業は法律を学んでいるとは思えないほどおもしろかったです。また、オンラインでの授業の進め方は今後、仕事でも役に立ちそうです。
本当にありがとうございました!!

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

受講前は通信だとどうしても孤立感があるのではないかと心配していましたが、AWESOMEコンサルティングが毎月あることでそれはいらぬ心配だったと思いました。
みなさんとても学習が進んでいるにも関わらず「不安です」とか「〇回転じゃ遅いですか」等、私から見るとすごいできているのに自慢じゃないかと感じるような質問が多くて焦ったこともありましたが、もっと頑張らなきゃいけないんだと思えるきっかけにもなりました。