合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

法律を使って何か人の役に立つ仕事がしたいと調べたときに、弁護士や司法書士、行政書士の資格を見つけました。その中で行政書士は受験資格を必要としない試験であること、試験まで約10か月でも十分合格が目指せること、大学生活やアルバイトとも両立ができそうだという理由から行政書士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートの行政書士講座は完全オンライン学習であり、他の予備校に比べ比較的安価な価格だと考えたからです。またFacebookでの質問制度や月に一回のAWESOMEコンサルティング、そして合格特典の全額返金制度が長期間勉強することへのモチベーションに繋がると思いました。

合格体験記・学習上の工夫

私は2022年の2月から学習を始めました。学習初期段階は週5日(うちオンデマンド授業が3日)大学の勉強をし、週24時間程度アルバイトをしていました。私は前年度合格した宅地建物取引士試験の試験科目にもある民法から取り組むことにし、その後行政法、憲法、一般知識、商法、会社法を9月までに1周目を終わらせました。9月に、勉強時間確保のためアルバイトを辞め、行政書士試験を第一優先に捉えるようになりました。
この時期から模擬試験にも取り組み始めました。私は4回受けた模擬試験にて一度も合格点である180点を超えることはできませんでした。模試を受けるたびに、何ができていて何ができていないのかを分析し、重要な知識の記憶が定着していないと気づくことができました。また試験勉強においては忘れずに覚え続けることが大事だと改めて思いました。模擬試験後は毎日覚えた知識を書き出すようにしていたのですが、量が増えるにつれさすがに手が疲れるようになり、手に負担がない方法で大量に書き出すことができるものはないかと考え、壁に貼れる大きなサイズのホワイトボード(約2000円)を購入しました。その日までに覚えたことをすべて書き出すルーティンを試験前日まで毎日続けました。書き出せなかったものはもう一度まとめて張り出し、何度も見て覚えるようにしました。試験一週間前には行政法のテキストの目次から記載されている内容を書き出せる所まで仕上げました。この勉強方法で試験では行政法を19問中17問正解することができました。
他の科目でも民法の総則、家族法、憲法の統治、商法、一般知識の個人情報保護法など暗記要素が多い所でこの勉強方法を行いました。アガルートのテキストは合格に必要な知識が網羅されていると信じていたので覚悟をもってやり続けることができました。
試験得点は基礎法学と憲法が7問中5問、行政法が19問中17問、民法が9問中6問、商法会社法が5問中2問、多肢が12問中10問、一般知識が14問中8問、記述点で30点の計202点となりました。模擬試験で一度も合格点に達しなかった私にとって200点越えの合格は感無量です。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

行政書士試験の主要科目である行政法、民法に関してアガルートで配信されている講義とテキストを使えば十分に合格できる知識は身につくと思います。また、一般的には「捨て問」といわれるような商法、会社法についても詳しく講義が配信されていたので、早い段階からすべての問題に取り組む土台となる勉強ができました。
入門総合講義は一つ一つの講義の時間が長いものではないので、パソコンや携帯があれば講義やテキストをどこでも見ることができ、通学中、夜寝る前などちょっとした時間に勉強を進めることができました。豊村先生が「講義2周目や3周目は倍速モードを使って効率よく」とおっしゃっていましたが、私は1週目から1.5倍や2倍で見るようにし、全体像を早く掴めるように学習を進めていきました。豊村先生の講義は倍速で聴いても聴き取りやすく頭に残る話し方だと思います。
8月頃からは目薬とホットアイマスクを常用するようにしていました。行政法、民法、憲法のテキストには布製のカバーをつけ、どこにでも携帯し、確認や見直しができるように工夫しました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

学習の初期段階では一問一答形式の市販の肢別問題集を利用し、行政法、民法、憲法は10周程度、商法会社法は5周行いました。私は民法以外のすべての法律が初めての勉強だったので、答え合わせ後にテキストの該当ページを見るなどして、できる限り正しい情報を入れるようにしました。
短答過去問解説講座の講義は視聴せず、9月ごろから五択の試験形式に慣れるために短答過去問題集を1周行いました。そこでは五択の問題特有の間違えやすい表現に慣れることを目標に取り組みました。特に行政法は、以前出題された問題と同じような問題、少し表現を変えただけの問題などが多く、過去問学習をしっかり行えば、得点はついてくると実感しました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問解説講座は利用しませんでした。学習初期段階では記述点なしで合格点である180点を取ることを目指していていましたが、試験直前になると記述過去問まで取り組む余裕がなく、利用を断念しました。
4回受けた模試でも記述で点数を取ることはできませんでしたが、択一問題の正答率を上げることが記述対策にもつながると信じて、勉強を進めました。本番では記述問題で30点取ることができました。記述問題は定義や言葉を正確に書けることが得点アップにつながるので、普段の学習から条文をひいたり、テキストを確認したり法律用語を見る機会を増やすことが対策になったと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

私は入門総合講義を一通り学習し終えた8月初旬に逐条ローラーインプット講座を受講しました。民法や行政法は試験勉強を始めたころに勉強したので、肢別を日々行っていたとしても、知識の漏れ、不足が心配になっていました。逐条ローラーインプット講座は条文ベースにもう一度、民法、行政法の学習ができ、強力な復習になったと思います。
しかし入門総合講義を2度3度見直す時間がなかった私は、逐条ローラーインプット講座に関しても1度の利用にとどめ、9月以降はYouTubeでアナウンサーの方が行っていた条文読み上げ動画を活用し、通学中と夜寝る前に、倍速で聴くことで復習を行いました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座は利用しませんでした。私は市販の模擬試験を8月頃から3度受験しました。一般知識の文章理解を学習するよりも法令科目の習熟度をあげることや記述対策に力を入れるべきだと判断したためです。試験本番も文章理解は3問中3問正解できたので、この判断でよかったと思います。
文章理解の問題は試験問題の最後にありますが、比較的長い文章で一般知識の足切りなどもあるので、早めに解いておくことがおすすめです。そして文章理解は読解力と速読の力があれば3問正解ができ、一般知識足切りへの不安が解消されると思います。
アガルートからはたくさんのテキストが提供されますが、個人の勉強時間は限られているので、受験科目の中で自分の習熟度などを見極めて取捨選択していくことが大事だと思います。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

択一式対策完成への問題解析講座は利用しませんでした。この講座は司法書士試験や国家公務員総合職試験など、他の資格試験の民法の問題を解き、民法学習をより進めるものです。私は民法の問題については市販の一問一答と過去問題集の利用で十分対策ができると考え、他の資格の問題まで範囲を広げて消化不良になるよりは必要な問題を繰り返し演習することに努めました。
結果として、この問題集まで手を出さなかったことが初学者の私にとっては正解だったと思います。今後他の新たな資格勉強を始めるときには参考にしていきたいと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

試験3か月前、2か月前、1か月前、1週間前に市販の模試3回分とアガルートの模試1回分の計4回を行いました。模試は試験本番と同じ時間に、試験本番以上に緊張感をもって取り組みました。全60問の問題のうち、どこから解くべきか、時間はどのくらいかかるのか、見直しはどのくらいできるのかなどを計りながら行いました。
二つの予備校から出ている模試を解いてみて、過去問題集とは少し違うニュアンスや問い方をしていることに気づけたことが市販の模試を購入するメリットだと思います。また模試の活用方法として、一般知識で出た問題は必ず抑えるようにしていました。

講師へのメッセージ

10か月間、豊村先生のお力だけで合格に必要な知識を身につけることができました。本当にありがとうございました。特に直前期にAWESOMEコンサルティングで真摯に励ましてくださった動画は私のお守りとなりました。おかげ様で模試では一度も180点に到達したことがなかった私ですが、本番の試験では202点をたたき出すことができました。受かりたいとは思っていましたが、本当に受かるとは思いませんでした。
アガルート最強です!これからもお体に気を付けて、全国の受験生の皆さんを合格に導いてください。