合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

35年間ずっと実家の家業の事務をしてきました。また、母仲間で障がい福祉関連のNPOを立ち上げて、そこでも事務をやってきました。事務の仕事って何となく主業務の補佐的な役割であることをいつも感じていました。そんな中、資格を持ちそれを活かして活躍している方への憧れを自然に抱いていました。
税理士さん・足場の職人さん・美容師さん・弁護士さん・etc…。特に士業資格は憧れでした。そして、子育てを終え、時間的な余裕ができたこともあり、子供がお世話になった方々へ、恩返しもしたいと思い始めました。ただ私が他人様のお役に立てるとしたら、長年経験のある事務作業くらい。ただのオバさんが「面倒な事務があったらやりますよ」と言っても怪しまれるだけだよなぁと思いました。でも、もし行政書士の資格があれば「役所や官公庁関連で面倒な手続きがあったら言ってください。資格あるのでやりますから」って言えるかなと思ったのもきっかけの一つでした。そして一応大学を出ているけど、出ているだけで変なプライドがある自分にも自己嫌悪。そんなすべてをひっくるめて…「自分への挑戦や。よーし、やるか」と…(「いや、やめとけ、やめとけ」をしばし繰り返し)目指すことを決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

前年の試験当日の夜、もう自己採点で不合格だとわかっていました。その年は他校の通信教育を受けていました。もう一年その通信教育にするか、他校に変更するか迷っていて、ネットで調べていたところ、アガルートの合格率がすごく高く、目を引き、豊村先生の記述式のサンプル講義をYouTubeで見て「わかりやすい」と感じ、前年試験日の夜に受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

1年目は豊村先生がよくおっしゃっていたいわゆるダメな状態=「フワフワした知識」「この問題見たことあるわ。解けそう」…まさにこの状態で受験しました。案の定、散々な成績でした。
アガルートの入門総合カリキュラム(フル)を12月から開始し、ガイダンス通り、4月中に一通りジグザグ学習を終えました。その後スマホ・PCで取組む問題集を購入(有料登録)し一周やりましたが、イマイチ知識が定着している実感がありませんでした。このままだと前年の二の舞になると思いました。
そんな中で聴いた5月のAWESOMEコンサルティング、忘れもしません、豊村先生が「今の時期は『理解はさておき先に進む』はダメです。少し進む速度が遅くなっても1問1問納得して理解をしていくことが大事で、その方が後々効いてきます」とおっしゃったんです。そこで私は、「過去問〇周とか、問題集〇周やったとかは気にしない(捨てる)。それよりも一問一問・一肢一肢すべて理解しよう」と心に決めました。問題集の一肢一肢すべて条文チェックして六法にラインを引いて(今となってはとても恥ずかしいのですが、1年目は六法も持っていませんでした。あと過去問は「見たことある」記憶に頼りそうになるので問題集をメインにしました)、解説を読み、大事なところはラインを引いて、わからないところはテキストを見て…を繰り返しました。当然設定できるノルマは少ないですが、理解できている実感は持てました。7月から模試を受けはじめ2回目の模試で合格点を取った時はとても嬉しくて、このままこのやり方で行こうと決めました。
模試は7回受けて3勝4敗でした。ただ結果を分析すると記述式の出来が合否を分けることもわかりました。なので、総まくり記述80問攻略講座は必死にやりました。キーワードを書き出したメモ帳は常に持参。信号待ちの1分でも見るようにしていました。(=AWESOMEコンサルティングの受け売り)試験当日は1・2・3問目でわからずパニックに。でもAWESOMEコンサルティングで豊村先生がしつこいほど「あきらめないことが大事」とおっしゃっていたことを思い出し、模試で終了20分前にはいつも終わっていたので「大丈夫、時間が余るから、1・2・3問目は後からやればよい。あきらめない!」とすぐに冷静になれました。
会社法は捨てて、4月生まれなのですべて4にマークすると決めていました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

豊村先生の講義がとてもわかりやすかったです。これにつきます。先生の話す言葉が、かしこまった感じではなく、普段私たちがよく使う言葉…「やばい」とか「おまえ」とか「何やってんだ」とか…具体的なセリフで説明したり、例え話をしてくださるので、とても親しみやすかったです。
またわかりやすかったこととして、〇記マーク(記述式で狙われるところをズバリ指摘してくれること)、ラインの色分け、図に書いて説明してくれるところ、コピーして覚えるべき表の指示、親亀子亀・親分子分・一次オーディション二次オーディション等の言葉を使った説明、…挙げたらたくさんあります。
あと私にとっては、記述式の過去に出た問題について、はっきりと「ここは過去に出ているので、もう出ないでしょう」と言ってくれたのがとても有難かったです。前年の通信教育は「とにかく過去問をやりなさい」で初学者の私が記述式も過去問学習でよいのか質問したら「過去問を」という返答で、かなり混乱したので。
講義を聴いた進捗が〇%と出るので、100%にしたい日付から逆算して、一日△%ずつ聴こうとノルマ設定して聴いていました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

ジグザク学習の時期に、講義視聴した部分の問題を解き、その過去問の解説講義を聴くという感じで取り組みました。私は2年目で過去問は「見たことある。確か答えはこれ。」というように、知識ではなく、記憶に頼ってしまいがちだったので、早々に問題集中心にしました。ですので、学習初期段階では使いましたがその後は行政法以外は取り組みませんでした。
ただ豊村先生が「行政法は過去問大事」とおっしゃっていたので、行政法は試験前までずっと毎日過去問を数問ずつ解きました。その際よく間違える問題は再び講義も聴きました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

空欄補充の問題を3周、その他を2周くらい、取り組みました。問題演習の材料として使わせていただきました。
文章理解を得点する大事さを1年目は全然わかっていませんでした。豊村先生の講義の中で、一般知識の得点源として個人情報保護法・文章理解で得点できることがいかに大事か2年目にして初めて気が付かせていただきました。気が付きましたが、自分は文章理解がとても苦手で1年目は0点。苦手な人は早くから取り組むよう先生がおっしゃっていたので、少しずつ3月位から取り組みました。
ゼミで解き方のコツを教わり、この講座のテキストを問題演習の材料にして取り組ませていただきました。今回はもちろん3問すべて正解を目指しましたが、本番の正解は2問でした。少し悔しさが残ります。

模擬試験のご感想・ご利用方法

他校の6回パック模試を受け、3勝3敗。その後最後に取り組みました。勝ち越して本番に臨みたかったのですが、合格点に届かなかったです。特に一般知識がひどく、足切りの点数でした。本番前最後の模試だったので、落ち込みました。
ただ豊村先生がAWESOMEコンサルティングで、模試の出来は気にしないようにとおっしゃっていたし、もう後戻りできないし、やるしかないと自分を奮い立たせました。受けた後は一般知識問題を、総仕上げ用に練習問題として3回ぐらい取り組みました。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

7回目くらいまで、通信で受けました。講義を聴いて先生が生徒を指名する時は自分が指されたと仮定して答えるようにしながら、聴きました。先生が重要ポイントを絞ってくださるので、有難かったです。
講義のあとは、その範囲の練習問題に取り組みましたが、欲張りすぎて、課したノルマをこなせず、消化不良感が残っていました。8月の初めにコロナにかかってしまい、追いつけず、講義全部を聴くのは途中でやめてしまいました。ただ文章理解の講義は全部聴きました。講義の初期に、文章理解を取りこぼさないことがとても大事だとお聴きして、自分は前年文章理解0点だったので、これはすごいマズイことだと、まずは気づかせていただきました。そして具体的な解き方テクニックを教えていただき、本当に有難かったです。本番は3問中2問正解でした。
あと、ニュース検定の講義はずっと通勤する車で流しっぱなしにしました。「この章は大事です」と先生が言った章を特に何回も流しました。模試を受ける中で、ニュース検定の講義を思い出すことも多く、役立つなぁと実感できました。お陰様で一般知識は14問中12問取れました。民法・行政法も先生が「これは覚えましょう」と言った部分はテキストコピーしてトイレの壁に貼り、毎日声に出して、暗記するようにしていました。

講師へのメッセージ

合格は、豊村先生のお陰です。本当にありがとうございました。
先生のお言葉の中で、特に肝となる言葉(「条文大事」「あきらめない」「直前期は手を広げない」など)が、自分にとってはとても大きかったです。的確なお言葉で合格に導いていただきました。
本当にありがとうございました。