受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

10年足らずですが、社会人を経験したうえで、人生100年時代に備え被雇用という形態のみならず、歳を重ねても自由で選択肢の多い働き方が叶えられると思い挑戦しました。また、支出が少なくかつ在庫を抱えず独立にチャレンジできる、という点も魅力的でした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

講座がとても充実していたことが決め手となりました。他の通信講座ではあまり見かけない「START UP判例」解説講座、逐条ローラーインプット講座、総まくり記述80問攻略講座が特に合格に欠かせないものだったと思います。

合格体験記・学習上の工夫

フルワークと勉強の両立で、なかなか勉強時間を確保できず不安もあったので、スケジュール管理を徹底しました。平日でも6時間以上の勉強時間を確保して、なるべく早く模試に移行できるようインプット早めに終わらせて模試、過去問、判例、条文をバランス良く何度も回しました。
1年目は直前期に近づくにつれ、ほぼアウトプットになっていたのですが、1年目の不合格の経験から過去問がそのまま出題されることは無く、似た問題が出ることも稀なので、過去問に重点を置きすぎず、自分が苦手としていた条文や判例に特に重きを置きながら、2年は直前期でもインプットとアウトプットの確認を繰り返し知識の精度を上げていました。
具体的には、朝~夕食までの空き時間で過去問や問題集をして、就寝前の3時間は逐条ローラーインプット講座で倍速で条文を粛々と確認するようにしました。食事中は「START UP判例」解説講座や一般知識講座の動画を見ながら勉強時間を捻出していました。
また、理解が曖昧な部分やよく間違える部分は時間をかけて基本テキスト、条文、過去問の解説などを横断的に読み込んで自分が理解できるところまで深く落とし込みノートに纏めて、覚えるまで毎日確認をしていました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

2年目の学習ということもあり概ね把握していたのですが、曖昧な箇所もあったため、要点のみをスピーディーに確認でき記憶喚起にとても役立ちました。その中でも行政事件訴訟法の原告適格や処分性、狭義の訴えの利益の判例箇所については、とてもコンパクトに、かつ特徴的なワードのみで纏められており、これを「START UP判例」解説講座と併用することで判例とこの特徴的なワードが結びつき比較的スムーズに覚えられました。この学習のお陰で問題を解くときも迷わず、一瞬で正誤判断ができたのは時間短縮にも繋がりました。
また同じように国家賠償法の判例や憲法の人権享有主体性の判例などもそれぞれ争点別に簡潔に纏められており大変助かりました。
民法では1年目にあまり理解できなかった譲渡担保や根抵当権、債務引き受け、第三者による弁済も詳しく組み込まれており、条文と合わせて確認することでしっかり理解することができました。1周目はしっかり学習し、2周目以降は倍速再生でたくさん回転させることを意識したため重要な論点にフォーカスでき、全体を網羅できたのではないかと思います。
また特に不安だった一般知識対策についても政治史から地方財政、社会保障制度まで行政書士試験の頻出テーマが広く取り扱われており本試験では10/14問獲得できました。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

初学者には判例の独特な言い回しや聴きなれない言葉は混乱しがちなのですが、この解説動画では導入部分から丁寧に解説されており、学習当初は論点を掴むのに苦労しましたが、諦めず受講し続けていると、徐々に理解できるようになりました。
また、択一を解くうえでの重要な判断材料になったのは勿論なのですが、私は記述の解き方にもとても役立ったと思っています。運良く令和4年度の試験は、民法は2問とも判例知識を問われたため、本試験では何の事例なのか、書かないといけないワードを判別し文章を組み立てるという作業も、この解説講座のお陰で解けるようになりました。判例を1つ1つ深掘りして、争点、要件など詳しい解説のある講座が珍しいと思いました。

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

過去問ベストセレクションは特に重要な問題がピックアップされているため他の問題集には手を広げず、このテキストに載っている問題を繰り返しました。正解したかに問わず、解説を確認した後にその関連条文とその条文の前後も併せて確認することで、重要な条文をほぼ網羅できたと思います。
過去問を解き、解説とその条文をその都度確認するというのは基本中の基本だと思うのですが、とても根気が必要な作業です。地道な作業があったからこそ合格に結びついたと思います。
学習としては1日の中でアウトプットとしてこのテキストを使用し、その後、基本に戻りインプットとして逐条ローラーインプットを繰り返すことで知識を定着させていました。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

他資格試験過去問ベストセレクションのテキストが届いた時はとても驚きました。果たして、ここまで手を回す余裕があるのか、とても不安でした。
過去問ベストセレクションでは7~8割正解していたのに、他資格試験過去問ベストセレクションでは全く太刀打ちできず、とても焦ってしまったのですが、解説と条文を確認するという作業を粛々と進めました。行政書士試験とは異なった角度でかつ深い知識が問われるのですでに知っている知識でも問われ方の角度が変わったら正解できないという気づきがありました。
実際、令和4年度の試験は独特な出題形式もあったので、このテキストで深く幅広く条文を落とし込むというトレーニングをしておいてとても良かったですし、試験会場でも焦らず解くことができました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述は特に苦手意識を持っており、1年目は7点しか取れなかったので真剣に向き合わないとまた同じ結果になってしまうと思い、早めに10か月前から毎日1日3問を解くようにしていました。
過去問ベストセレクションは「問題文の検討」「知識の抽出」「答案の作成」といったプロセスが載っているので、解いて解説を読むだけで終わりにせず、問われている判例や条文を正しく読み取り、この問題はどのキーワードを書かせたいのか、どのように解答させたいのか出題者の意図を汲み取ることを一番意識して取り組むようにしていました。そのお陰で試験本番では34点取ることができました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

今回の試験勉強において一番注力し、合格できたのも、この講座を学習のコアにしたからだと思います。
まず行政書士試験に出題されるであろう条文を全て逐条されていること自体に驚き、尋常でない量を1条、1項ずつ解説しておりかつ、関連する判例までもピックアップされていました。行政法の終盤に地方自治法があることを知った時も更に驚きました。
逐条ローラーインプット講座は本当に根気の必要な講座なのですが何周も繰り返すごとに知識が補強されていくのを実感できました。試験本番では出題される条文は全て目を通したので何が出題されても怖くない、と自信を持って臨むことができました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は、とても苦手意識があり試験直前まで心配な科目でした。前回の試験では1/3問しか取れず悔しい思いをしたので半年前から文章理解対策講座を受講し時間をかけて対策しました。一般知識と異なりしっかり対策をすれば3/3問取れるため、絶対落としてはいけないプレッシャーもありました。
小手先の解放テクニックだけでは、カバーできないと思ったので、まずはこの講座を受講し、まず文章に慣れること、論点を整理し、理解することなど、根本的なところからしっかりトレーニングしました。ついつい小手先のテクニックに頼ってしまいがちですが、しっかり根本的なところから学習したことで3/3問取ることができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

他校の模試パックを2つ申し込んでいたこともあり、終盤にチャレンジしました。他校の模試では、ほとんど合格点に達していたのですが、アガルートの模擬は合格点に及ばず、とても難しいように感じました。
模試は過去問や問題集には載っていない問題が出題されるので貴重な情報源です。特に一般知識、文章理解、基礎法学は問題集が少ないので、模試の問題は本当に参考になりました。
また一般知識は広く浅く様々な分野の問題に触れることが大切だと思っていたので、たくさんの模試を受けてみると良いと思います。試験前には、不正解だった箇所全て見直しは欠かさず行い何度も繰り返しました。

講師へのメッセージ

アガルートの圧倒的な情報量を熟したことで安心して試験に臨むことができました。
ありがとうございました。