合格者の声|徹底的にカリキュラムに従い、アガルート以外の講義やテキストに手を出さなかったことが合格の秘訣! 古藤 眞奈美さん
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目次
受講されていたカリキュラム
行政書士試験を目指した理由・契機
現在勤務している会社が土木建設業と不動産業をしています。小さな会社ですので不動産の担当に加えて経理等事務全般の担当もしております。なので、自社の決算変更届や経営審査事項、各種許可申請など、実務で申請業務を既にしておりました。私は80迄現役を目指しており、せっかく実務経験をさせてもらえるならば、「行政書士資格を取ればセカンドライフに活かせるのでは!?」と思い取得を目指しました。
またもう1つの理由としては、40代で子育てや離婚も経験していると不動産業務の中で、今後のマネープランやライフプランについて相談を受ける事も増えてきました。シングルマザー等、なぜか私に境遇の似ている方や、親世代で相続対策を検討されているお客様に接する機会が多く、なかなかそういった込み入った話はそれなりの年齢と経験がなければ腹を割ってしてもらえないものだと気づきました。
「そうか!!年齢やネガティブな経験はマイナスではなくプラスに活かすこともできるかも!!」と既に取得している宅建、賃管、FP2級と行政書士を合わせれば、自社でワンストップでの対応ができるのではないかと思いました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
令和3年度の試験が160点、しかも記述は6点と散々な結果でした。令和3年度の試験は他社を受講したのですが、学習を本格的に始めたのがGW前で結局はカリキュラムを予定通りにこなすことができず、全てを終わらすことができずに受験となってしまいました。
2年目も他社の教材を再利用しようと思ったのですが、性格的に既視感のあるものだと「はいはい。これねー、知ってるよー」みたいな感じで流してしまい読み込んだりしないのです。過去問も何回転もしているので知っている問題ばかりで正直飽きてきた…そんな時にアガルートの上級総合カリキュラム(ライト)を見つけました。メインテキストは前回のものが使えて無駄にもならない。しかも他資格問題集もあり行政書士の過去問だと流してしまう私にはピッタリだと思いました。
合格体験記・学習上の工夫
2年目となる行政書士試験。40代となれば男女問わず仕事に子育てに追われています。私も例外ではなく、なかなか学習時間が取れない…というよりも学習の気力が湧かず、また4月頃まで放置しておりました。
子育てと申しましても、大変なのは小さい子供だけではありません。40代ともなれば子供もそれなりに大きいから大丈夫なのかと言えばそうではなく、朝から弁当を作り、夕方仕事から戻ってバタバタと家事をして反抗期の子供と向き合い、心身ともにヘトヘトです。という事で、平日の学習時間は家事や終身準備が全て終わった23時頃から2~3時間程が限度でした。
土日もそう多く学習時間は取れませんでしたが、ラスト2か月の土日は、家事は最低限にしました。食事はインスタントか店屋物で済ませて、最低でも12時間以上学習時間を確保して追い上げました。ちなみに、親が資格試験の勉強をしていると親の背中を見て子供も勉強するようになったなんて話聞きますが、うちは例外でした(笑)少し期待していたんですけどね。
学習上の工夫はとにかく「カリキュラムに従う」事を徹底しました。メインテキストは前回の他社のテキストを使いましたが、それ以外はアガルートの講義やテキスト類以外は手を出さない。たまに市販のテキストを見たら知らない論点が出ています。試しに解いてみるが間違う…「えっ!これアガルートでは載ってなかったかも」と気になって購入したり、ネットやYouTubeで調べたり深追いしない事です。そんなマイナーな論点を完璧にするより、既に手元にあるテキストや問題集を完璧に仕上げる方が正しい労力の使い方だと思います。
とにかく私は時間の確保とモチベーションの維持が難しい生活をしていたので、勉強できる時間は脳みそ100%回転させる事を意識しました。
そして時間が無い。今まで取得してきた宅建等とはボリュームがまず違う。今までの勉強では、自分なりの「弱点ノート」を作ってそれを読み込んで弱点攻略などしていましたが、わざわざテキストに印字されている内容を書いてオリジナルノートを作ったり時間の無駄だと思いました。後はペタペタと付箋を貼るのもやめました。付箋を貼るのは何度も間違える問題のページのみ。テキストや六法には一切付箋を貼りませんでした。何度もテキストに戻り、六法を確認する作業をしていると付箋などなくても大体どのあたりに何が書いてあるか覚えてきます。いや、そのレベルまで読み込まないと頭に入りません。それに目的の箇所を探すことによって目に入る前後の情報も塵積って山となるです。
私が受講したものは上級総合カリキュラム(ライト)ですが、全然ライトではなくボリュームたっぷりで、他に手を出す余裕なんてありませんでした。アガルートの講座はきちんと仕上げれば必ず合格の力が付くカリキュラムだと思います。色々調べて比較検討した上で決めた予備校ですから、自分を信じてそれに乗っかってみる、任せてみるのも合格への近道だと思います。
図表まとめ講座のご感想・ご利用方法
講義のインプットは「家事でもしながら聴けばいいや!!」なんて思っていたのが甘かった…豊村先生の講義は「ながら」で聴けるようなものじゃなかった。マークする!ペンの色変える!注釈を書き込む!六法を開く!と、とにかく忙しい!!これがインプットに集中させてくれます。進めているうちに、このペースでは絶対に全部終わらない…と1.25倍で講義を聴きました。すみません。1.25倍視聴がまたさらに集中力を高めてくれて、1回のインプットでバッチリ頭に残りました。以前インプットは家事など「ながら」でやっていた(そんなにマークや書き込み指示も無かった)ので聴き逃している事が多く、実際に豊村先生の講義を聴いて「あれ?こんなの初めて聴いたぞ。前のテキスト載ってなかったよー」とテキストを確認したら、小さく備考欄に載っていたりと、結局は私が前回のテキストすら読み込めて無かったと気づきました。
前のテキストとアガルートの図表まとめ講座をその都度見比べて、逆にアガルートには書いていない事はテキストに書き込んで完璧なテキストに仕上げました。図表まとめ講座のテキストはボリュームも少なく「まぁサラッと論点復習くらいかな!?」と思っていたら大間違い。ただテキストを追って説明補充しているのではなく、しっかりと講義もあり、書き込みもたくさんありで、講師と共に自分のテキストを仕上げるといった感じです。
「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法
以前の予備校のカリキュラムでは判例のみの講座はなく、テキストに重要判例が載っている程度でした。小さな字で注釈が記載されてはいますが、その部分の講義がなければ見落としてしまいます。アガルートの判例講座も指定テキストの中の重要判例だけをピックアップしているのかと思いきや、まさかの全部の判例を講義してくれています。とにかく講義がめちゃくちゃ面白くわかりやすい、そして何より判例を読み解く力と法律的思考の癖が身につきました。
私が使用したメインテキストには、事件名と判決が〇×で分けられている表があったのですが、「判例の中身と言うより結果を覚える」といった感じでしか学習していませんでした。
確かに事件名と判決結果を覚えていたら解ける問題はありますが、私が今の行政書士試験の憲法で感じたのは、〇〇事件=違憲、△△事件=合憲といった浅い知識では解けないということです。事件名と判決は合っているのに、その過程が違う問題を出していたりします。なぜこの判決に至ったのか?どんな法律的論理を使ったのか?また、憲法の判例でありながらも行政法が関連していたりと、ただ結果だけを覚えていては、対策は不十分だと思います。
行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法
私は2回目の受験ですので、1年目に前回の予備校の過去問題集を5~6周回しました。ですので、ほとんどの過去問は「あー知ってる」という感じでじっくり解く気にはなれず今回は過去問を何度も回すことは時間も無かったのでしませんでした。仕事の移動等で時間がある時に、自分の苦手な範囲の過去問や以前の過去問集では出て来なかった問題だけは1~2周しました。
また、商法会社法は他資格セレクションを1周解きましたが、自分には難しすぎて歯が立たずだったので、行政書士の過去問に切り替えて2~3周しました。ちなみに記述の過去問は全く手を出していません。
他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法
私にとってアガルートを選んだ最大のポイントです。自分で市販の他資格のテキストを買って解こうとも思ったのですが、どのレベルの問題が行政書士試験に流用できるのか判断できないので、やはりプロの選別した問題集の方が効率が良いと思いました。「司法書士や司法試験等の問題が本当に解けるのか?」と恐る恐るやってみたら、なんと自分にも解けるんです!!解けたら嬉しくてやる気も出てきます。
他資格問題は4周ずつ回しました。5周目は何度も間違った問題と自信のない問題だけを解きました。書き込みを問題集には一切せずアンダーラインを引くのみで、全て図表まとめテキスト1本に絞りました。
総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法
記述対策をしたのは試験1か月半前。実は前回の記述が6点と酷く「記述なんて水物だ!!択一180を目指す」と思っていたからです。過去問の記述は前回でやったので手を出さず、記述はこれだけでいきました。このテキストに手を伸ばした時点で、全ての図表まとめ講座、「START UP 判例」解説講座は終了しており、インプットはとりあえず完了の状態でした。試験1か月半前で、私の取った方法は「書かない」です。ます1周目は1問ずつ問題を読んで「あーこれはこの事を書いたらいいのね」と論点を出す、答えを見て大きく論点がズレていたのか、惜しかったのかをマークしてから1問ずつ講座を聴きました。
「記述の時点でもまだこんなに教えてくれるのか!?」という位に内容の濃い講座でした。六法とテキストをチェックすることを繰り返し、一通り判例講座を聴き終えました。答とまったく同じとまではいきませんが、そんなに大きく論点がズレているという事も無く、結構自分でも記述の実力ついてきているかもしれない、水物だと思っていたのは、ただの自分のインプット不足なだけだ、と気づきました。
その後もとにかく「書かない」。40字を書くのはなかなか時間もかかります。80問を声に出して答えて毎日40問、2日で1周することを繰り返しました。実際にテキストに書き込んだのは最後のみです。
模擬試験のご感想・ご利用方法
模擬試験を開いたのも試験2週間前程でした。先生方は模試は早いうちから数回受けた方が良いとおっしゃっており、自分でも前回不合格になった時は是非ともそうしようと思っていたのですが…時間的に無理でした。自宅で模擬試験を解いて採点。結果は194点だったと思います。ただ全く喜べませんでした。
前回の予備校は模擬試験が基本レベル・本試験レベル共に3回ずつ計6回ついていたのですが、その時も全て合格点以上は取れていたのです。模擬試験の問題も3周して弱点攻略をしました。私は今までに色んな試験を受けているので、試験会場には慣れています。なので模擬試験も1回で大丈夫だったのかもしれませんが、試験慣れしていない場合は私のやり方は危険だと思います。
講師へのメッセージ
豊村先生。この度は本当に先生のおかげで合格できました。2度目の受験という事もあり上級総合カリキュラム(ライト)を選択しましたが、こんなにおもしろいなら、いちから全て講座を聴いてみたかったと後悔しました。夜中にタブレットに向かって学習する日々でしたが、まるでリアルタイムで授業を受けているような講義の進め方で、先生の「せーの」の掛け声に夜中に1人大きな声で答えを言っておかしくて笑えてきたり(笑)。時間なく1.25倍で聴いてしまったのですけどね…。
試験前日に見たYouTubeの動画。「諦めたらそこで試合終了ですよ」の言葉と、目の前のボロボロのテキストを見て1人大泣きしました。「絶対落ちるもんか!もうこんな勉強したくない」と心に決め試験会場に挑みました。今までの試験もそうだったのですが、私は試験終了時に「よし!頂いた!」と思った試験は全て合格してきました。今回なんと行政書士試験が終わった瞬間に「よし!いけた!!」と確信できました。そして今まで模擬試験でも取れなかった200点超え。6点だった記述は42点とめちゃくちゃ嬉しかったです。本当にありがとうございます。
アガルートの先生とカリキュラムには行政書士試験の合格に導いてもらっただけではなく、今後どんな勉強にも通ずる正しい勉強の方法を教えてもらったと思っております。