受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

身内が宅建業と建設業を営んでおり、行政等への申請などやりとりが多々あります。行政書士を目指すことで、さらに業務が広がると考えました。
また、自分自身は、広告デザインの分野で仕事をしていましたが、これから先の需要に不安を覚え、自分自身のセカンドキャリアのためにも、行政書士試験を目指すことを決意しました。5年前宅地建物取引士に合格した時の講師が行政書士の資格をお持ちだと聞き、行政書士試験の難度など調べてみましたが、当時の自分は、到底無理と諦めていました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

豊村先生のYouTube講義を拝見したのが、きっかけです。1回目の行政書士試験は、勉強期間が4か月間だったこともあり、記念受験だとわかっていても、できる限り頑張ろうと、ネットやYouTubeの情報を漁る日々でした。
受験日の2週間前くらいでしたでしょうか、豊村先生の講義動画を見つけ、短期間でしたが大きな勉強の支えとなりました。1回目の行政書士試験が終わった次の日にはアガルートにお電話して、「豊村先生の講義なら、次は絶対合格できる!!!よろしくお願いします!!!」と、豊村先生の講義を申し込みしました。

合格体験記・学習上の工夫

1回目の受験時は、詰め込み、詰め込みの毎日で挑みました。しかし、アガルート豊村先生クラスでの勉強は、カリキュラム通りに理解することを重点にしっかり取り組みました。カリキュラムの量の多さに少しびっくりしましたが、着実に勉強を進めていきました。
行政法対策で不安を感じていたのは、虫食いのような知識、浅い理解でした。無理矢理な暗記に頼っていたこれまでの勉強法とは違い、豊村先生の俯瞰的かつ流れを追う「理解する」講義によりあやふやな部分が整理され、1つ1つ着実に理解を深めることができました
また、民法では身近な例えでわかりやすく解説していただいたことで、初学者に近い自分のレベルでもしっかり理解できました。さらに、根本たる法の考え方も説いていただけたことが、憲法や基礎法学でも通じる勉強になったと思います。この「理解する」という勉強法が、試験本番での問題への対応力を高められたと思っております。
さらに、インプットとアウトプットの構成で進められたことが知識の定着において大変、力になりました。特に良かったのが問題を解いた後の見直しでした。ただ問題を解くのではなく、見直し時にさらに周辺の条文をチェックし、1つの問題を解くだけで幾つもの知識が入ってくることが、言い方がふさわしいかわかりませんが、一石二鳥、いや三鳥の勉強法だと思いました。
8月末までは、仕事と勉強を両立させておりました。案件で動く仕事のせいか、案件がない時は、勉強に専念することもできました。9月からは勉強に専念し、試験対策を行いました。
〜スケジュールの流れ〜
3月20日〜民法(講義、セレクト問題)
6月1日〜行政法(講義、セレクト問題)
7月23日〜憲法(講義、セレクト問題)
8月17日〜会社法(講義、セレクト問題)
9月1日〜一般知識(講義、セレクト問題)
9月14日〜記述・択一1000肢
9月25日〜市販模試(各社合計17種、35回実施)
過去問対策は、テキスト等は一切使用せず、アプリを使用。寝る前に毎日解いていきました。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

電話での受講カウンセリングにて、1回目の受験結果やこれまでの勉強過程などを相談いたしまして、中上級総合講義で大丈夫だとアドバイスを受け、受講することにしたのですが、実のところ勉強についていけるのかと不安でした。がしかし、講義を受けてみると身近な例えやかみ砕いた解説で、すぐに「自分でもついていける!!」と実感しました。
講義動画は、先生の身振り手振りの動きがあり、通信教育ではあまり感じられない臨場感がありました。さらに、時折出題される先生の問いに、画面向かってついつい声に出して答えている自分がおりました。
自分なりの進め方として意識していたのは、まず、各講義を受ける前に必ず、予習を行いテキストに自分なりに重要論点となる部分にアンダーラインを引いていきます。その後、講義を聴きながら、先生の重要論点と自分の予習との答合わせをしながら進めます。論点が同じならば、ちょっと嬉しい気持ちといいますか—モチベーションも上がり、さらに理解を深めるため、周辺の条文をチェックしたりとしておりました。もし違えば、その部分を集中して講義を受けておりました。
全体的にボリュームのあるカリキュラムでしたが、挫けず勉強を続けられたのは、ただただ、テキストを読み上げる講義ではなく、臨場感と多彩な表情を感じられる講義動画、さらには、講義を受けることでしか得られない知識が豊富だったこともあげられるかと思います。また、テキストは余計な配色がないところが非常に良かったです。自分でマーカーやアンダーラインが付けやすく、目が疲れにくい誌面でした。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

すべてのインプットカリキュラムを終えた後、一番最初に取り組みました。問題を1問でも多く解いて力にしていきたい時期に、スピーディーに解くことができる1冊でした。正誤がカンタンにチェックできたので、間違った問題の抽出、見直しが手軽にできる構成が、時間の迫った時期にありがたかったです。
本来なら、他資格の問題集を収集することは、改正などを踏まえると、非常に手間と時間がかかることですが、1冊でまとめられている点で非常に価値あるものでした。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

一番苦手だったのが「記述」でした。講義では、記述対策のポイントをわかりやすく解説いただき、苦手意識も当初より和らぎ、じっくりと取り組むことができました
1回目に取り組んだ際は、自分で考えても到底解答できないものでしたので、他の問題集のように、まず問題を解くということからではなく、即解説動画にて講義を受け、記述の理解、対策をしっかりたたき込むことから始めました。その際、周辺の条文や知識を書き込むことで、仕上げの時期にふさわしい「総まとめの1冊」となりました。1冊すべてが終わった頃は、当初のテキストの厚みの2倍以上の厚みになっており、この1冊は、試験当日会場に持ち込んだ唯一の1冊となりました。
さらに、記述内容をA4用紙にマジックペンで手書きし、繰り返し確認できるようにトイレに貼り出しました。試験後に数えてみましたら、A4で122枚にもなりました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

実のところ、講義時間以外で六法の条文素読をする時間を持つことがあまりできませんでした。条文から法律を解釈するという観点で、インプット講義だけではよくわからなかった部分、わかっていたつもりになっていた部分が浮き彫りとなり、新たな発見がいくつもありました。さらなる理解が、強い記憶の定着につながりました。
また、田島先生の時折挟まれる小話も面白く、日本語のプロである先生の解説は、わかりやすく新鮮でした。手持ちの六法では、余白がなく書き込むことがあまりできませんでしたが、逐条ローラーインプット講座のテキストはほどよい書き込みスペースがあるので、知識の補充をしっかりすることができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

試験前の追い込み期間を迎え、市販模試に先駆けて一番最初にアガルート模試を行いました。
これまでの勉強がどう活かされるのか不安だったのですが、結果は220点ほどあり、「これまでの勉強は無駄ではない!」と強く思いました。市販模試では得られない、解説講義があるので、見直しがスムーズでした。
この模試の後、色々と市販模試を行いましたが、難度は、難しくもなく簡単でもなくという印象です。同じ問題ですが、本試験タイプと冊子と2つあり、冊子を1回目に実施して、2回目を本試験のリハーサル用として実施できたことが良かったです。

講師へのメッセージ

豊村先生、無事合格することができました!!!!本当にありがとうございました。まず、この一言に尽きます。先生のわかりやすく臨場感のある講義は、勉強を最後まで続けることができ、さらには合格することができた最大の要因です。
例えば、「今日はやる気がないなあ」と思う日でも、とにかく先生の講義動画を流してみます。そうするとだんだん、やる気が湧いてきて…「よし。勉強しよう!」とテキストを開く…そんなことが多々ありました。「自分一人で頑張らなきゃ!」と孤独を感じることも多々ありましたが、この方法で最後まで勉強を続けることができました。
ぜひ、お会いしてこの想いをお伝えしたかったのですが、日程調整がうまくいかず叶いそうにありません。この場を借りてお礼申し上げます。豊村先生、本当にありがとうございました。