受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

社会福祉士・精神保健福祉士として、ソーシャルワーカーの業務に就いています。将来的には成年後見人や家族信託に関する仕事をしたいと考えており、まず基礎的な法律知識を身につけたいと考えました。そのために司法書士試験に挑戦したいと考えており、その前に法律を基礎から学びたいと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

まず、いつくかの予備校のHPで講座の内容等を確認しました。その中で豊村先生の講義が自分のフィーリングに一番あっていました。次に、アガルートの行政書士試験の通信講座が合格率42パーセントと際立って高かったことが決め手になりました。

合格体験記・学習上の工夫

自分の場合、1年目は社会福祉士試験の専門学校の受講や実習をメインにしており、時間がなかったためほとんど学習はできず、市販のテキストを1度読んで択一式の問題集を1度解いただけで受験してしまいました。当然、惨敗でした。2年目は、精神保健福祉士の専門学校の受講や実習をメインにしていましたが、1年目よりも時間的には余裕があり、他社の法律科目の過去問集を3回解き、同じく他社の記述式問題集を解いて臨みましたが、170点題で不合格となりました。
その後、職場の同僚で行政書士資格を持っている方から、「独学では無理ではないか。」と言われ、「そうかもしれないな。」と思い、通信講座を受けようと思いました。数多ある通信講座の中でアガルートを選んだ理由は上記のとおりです。
そして、アガルートを利用した3年目は、2月に受講を申込みしたのですが、仕事が立て込んだことと家庭の事情が重なって、なかなか受講をする気になれず、結局本格的に勉強を開始したのは、8月になってしまいました。
そんな中で、民法を1回終了したのは、なんと9月半ばだったと思います。そこから試験までにどうするか考えました。まず、一般教養は割と得意なので、まったく勉強しませんでした。そして、商法を捨てました。勉強をしたのは、民法・行政法・憲法だけです。テキストと他資格セレクト問題集を2回やりました。講義は、1.5倍速から2倍速で聴きました。これができたことが大きいです。非常に時間を有効に使うことができました。これで合格することはできましたが、結果はギリギリです。記述点がとれませんでした。最大の反省点はここで、豊村先生が記述で出るといったところを暗記していなかったことです。それができていれば、もっと余裕で合格したと思います。これから受験をされる皆さんは、暗記を大事にされるとよいかと思います。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

講座全体として、非常によくできていたと思います。上記のとおり時間がなく、あまり深い学習もせず、一般教養や商法を捨ててしまったのですが、それらの科目も豊村先生の講義が素晴らしくて、あまりにもったいないので、試験終了後の視聴可能期間にできるかぎり見ました。
他資格セレクト問題集もよくできており、過去問しかやっていなかったらもっと不安だったと思いますが、「これをやっていれば大丈夫だ。」と確信をもって学習できました。自分的に残念だったのは、時間がなく、総まくり択一1000肢攻略講座や総まくり記述80問攻略講座をやり込めなかったことです。詳しくは、後述しますが、これらの問題集も非常によくできていたと思います。
この講座を受けた全体的な感想ですが、特に豊村先生の講義が素晴らしかったです。とても楽しく講義を聴くことができました。独学では何かモヤモヤとした理解しかできなかった部分がこの講義を聴くことでスッキリとしました。実際の試験でも、昨年まで本当に勘で解いていたような問題について、確信をもって解答することができました。この講座を受けることで、基本的な部分で自分に足りなかった箇所を補うことができました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

上記のとおり、時間のない中で、あまり利用することができなかったのですが、自分の場合は、主に昼休みに時間を決めて解いていました。もっと時間があれば、解説動画を見ることができたのですが、左ページの問題を解いて、右ページの解説を見ることしかできませんでした。
こちらも試験後になって解説動画をいくつか見ることができたのですが、ポイントがわかりやすく解説されていたので、「もっと取り組むことができていたら理解が深まったはずだな。」と後悔しました。内容的には、こちらも他資格試験の内容がふんだんに入っていて非常によいものだと思いました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり記述80問攻略講座についても、主に昼休みに解いていました。総まくり択一1000肢攻略講座も同じですが、テキストが小ぶりで薄く、持ち運びがしやすくなっていますので、隙間時間の学習に向いていると思います。
自分は記述が苦手でしたので、無理して解こうとはせず、まずは読むだけでも効果があるかと思い、やや疲労感のある昼休みにあまり無理しないというスタンスで読んでいました。読みながら、「こうしたポイントを問題文から押さえておくのだな。」、「こうした表現で解答をするのだな。」と確認しておきました。そして、直前期に模範解答例を写経のように何度か写すという学習を行いました。これで、解答の書き方のようなものを体に覚えこませました。
結果、記述は惨敗ではありましたが、豊村先生が講義でおっしゃっていた暗記すべき場所を覚えておけばもっとよい解答が書けたと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験については、正直に言うとあまり活用できませんでした。何しろ時間がなかったため、記述問題のみを解いた次第です。しかし、当然に時間があれば真摯に取り組むべきです。自分の場合、過去に2回受験経験がありますので、会場の雰囲気や各問題に取り組む時間配分について、自分なりの方法を決めることができていましたが、特に初回受験の方や時間配分を決めかねている方の場合には模擬試験を通して考えておく必要があります。そのために非常に有効です。
自分は試験戦略として、最初に一般教養科目からはじめ、次に多肢選択式、記述式、法律科目の順番に解くことにしていました。

講師へのメッセージ

豊村先生のおかげで非常に楽しく講義を拝聴することができました。先生の講義を学習のペースメーカーとしていました。
法律は回りくどい表現も多く、日常生活からすると最初は外国語のように感じるものですが、先生が「これは、こういうことだよ。」とずばりと解説してくださるのでモヤモヤした部分がスッキリと解消しました。
本当にありがとうございました。大変お忙しいとは存じますが、お体に気を付けて末永くご活躍ください。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

最後になりますが、アガルートのスタッフの皆さん全員に感謝を申し上げます。ありがとうございました。