受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

自動車登録業務について車検から輸出や解体、解体業の引取業やフロン回収業の許可申請など幅広く実務をやってきていたのですが、雇われている身なので実務はできても収入には結びつかないので、自分の名前で仕事を受けてやっていきたいと思い行政書士を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

最初に学んだ年は他校を利用し、結果は惨敗で足切りの上、学習のとっかかりすら得られない内容でした。2年目は合格率というフレーズで別の他校で学びました。ここではかなり進歩があり、法律素人の自分でも「学習の仕方と法令や判例について、かなり分かったのでは!?」と思ったのですが、結果は足切りにこそならなかったものの負け。過去問のアウトプットで憲法と民法などはいけると思っていたのですがさっぱりでした。3年目は過去問のこなし具合が足りないのだと思い、他社を受講し取り組んだのですが、結果はやはり憲法と民法が足を引っ張り2年目より点数を落としてしまいました。
以上の結果を踏まえ、憲法と民法の学習が足りていないという結論になり、たまたまアガルートの合格率についての広告と豊村先生のサンプルを見て、ここで今まで得られない知識を獲得できるのではないかと思い受講を決意しました。

合格体験記・学習上の工夫

自分の弱点となっている箇所は憲法と民法であることは分かっていました。ましてや記述では、民法は40点の配点なので致命的です。ひたすら憲法と民法を学ぶべしと重点的に取り組みました。
憲法については、それまで他社で教えられた、表面だけをさらっとなぞる内容だけでは全く足りていないことに気づかされました。判例の結論を導き出すロジックなど全く無知だったことに愕然とするとともに、知ったつもりでいた判例が実は違った側面を持っていたことを知ることができ、学習が楽しいと思えました。
民法についても、やはり他社で習ったことだけでは全く不十分であったことを痛感しながらインプット講義を受けていました。3年目までは民法の疑問に思う箇所、例えば先取特権など他社では試験にはあまり出ないからと省略されていたところは、自分でネット上で教えてくれる人の記事を読んで補ってきていましたが、そのあたりはアガルートの豊村先生の講義でかなり理解が深まりました。
最後には記述が決め手となると確信していましたので、試験直前の1か月は毎日就寝前に、総まくり記述80問攻略講座で豊村先生がマル記マークを入れた箇所を自分でまとめてノートにして、繰り返し取り組みました。豊村先生の講義で「生の声」を書け、というところが自分には最高にグッと響きました。本番でも主人公は何がしたいのか?と落ち着いて考えることができました。
最後に学習の時間帯についてですが、自分の場合なぜか午前の学習の方がはかどりました。ほぼ毎日やり続け、完全にオフの日は7日もなかったと思います。やっていないと不安に思うのか、日課になったのか…両方かと思います。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

講義内容と他資格セレクト問題集はこれまでの自分に不足していた内容を補ってくれるものであり、漠然としていますが、問題の読み方と解き方のテクニックを自分に教えてくれました。
憲法では、これまで自分が習ってきた内容がいかに薄っぺらなものであったかということと、判例に対する自分の取り組みの甘さを知ることができました。同時に講義を聴いていると自分の間違った認識を改める事ができ、楽しくて仕方ありませんでした。
民法についても、これまで受けた3回の試験で全く内容が分からないという問題が幾つもあって、独学でネットの力を借りて補っていたのですが、今回アガルートのテキストと講義で自分で遠回りして調べて回るという時間の無駄を省くことができました
行政法についてはこれまで詰め切れていなかったところまで再確認することができました。特に、手続法と不服審査法の似ているような条文の微妙な違いなど、これまで漠然と認識していた内容を注意して確認することが多かったです。
商法と一般知識については、アガルートの講義時間は膨大なので、正直どこまでやるべきなのかと思いながらこなしていました。ただ一般知識の講義で豊村先生のYouTube政経社の案内から見てみたのですが、自分にとって非常に有益な内容でした。特に海外の政治と戦後の日本経済史は理解を深めるのにとても役立ちました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり択一1000肢攻略講座のテキストについては、普段から持ち歩いては隙間時間に確認するツールとして活用していました。仕事の始まる15分前など短時間ですが集中することができました。特に苦手な憲法と民法については何度も繰り返して目を通していました。自分が理解できていない箇所を網羅的に見直すことができました。
ただし、中上級総合講義の本講義をまずは一通りやりきること、他資格セレクト問題集の講義も一通りやりきること、その上で更に自分が分からない箇所を見つけ出し理解するために何度も復習することばかりに追われていましたので、そんなに時間をさくことはできませんでした。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり記述80問攻略講座は、自分にとってかなり重要な役割を果たしてくれました。今回の自分にとっての記述が必ずターニングポイントとなると思っていましたが、事実その通りでした。
講義では豊村先生の「生の声を書け!」という言葉がとても心に響きました。他資格セレクト問題集(通称:ジャンプ)を試験直前期の1か月は取り組んでいたと思います。本講義中のマル記マークをまとめたノートを暗記レベルまでもっていき、更に総まくり記述80問をやり直したときには自分でもかなり理解が深まっていることを実感できました。「生の声を書け!」そのおかげで勝つことができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試はやはり試験の雰囲気に慣れておくためにちょうど良かったと思います。試験問題の問われ方など、初めて受験したときは模試も受けずにぶっつけ本番でやり、案の定問題文と独りよがりの喧嘩をして終了する、という内容になり出題者が何を書かせたがっているかということを考える余裕すらなく、今にして思えば恥ずかしい限りです。
ただし模擬試験については、やはり自分の弱点を見つけるための通過点だと考えてやっていました。案の定毎年足を引っ張っていたのは憲法か民法かのどちらかで、あとは記述が一つでもバチっと書けていたなら合格できるのにと思いながらやっていました。

講師へのメッセージ

アガルートの豊村先生の講義のおかげでこれまで自分に足りていなかった問題点を見つけ、克服することができました。
記述では、豊村先生の「生の声を書け!」というワードで、落ち着いて冷静に考えることができたので感謝です。講義の終わりに豊村先生が、「君たちとは今日で終わりですサヨナラ!」とおっしゃった言葉が印象的で、本当にサヨナラできたことが実に感慨深いです。ありがとうございました。