受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

1)先に友人が受験して合格、刺激を受けた。2)かつて法学部に入学しながらまともに法律を学んでいない後悔を抱えていたこと。3)コロナ禍の中の時間を生かすことができる。4)筆記試験の類が嫌いじゃないと気づき、もう少し大きい試験にチャレンジしたいと思ったこと等々。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学はとても自信がなく、最初から予備校に頼ろうと決めていた。しかし通学は無理なので、ネットの通信講座を探していたときにYouTubeで豊村講師のサンプル動画を視聴、楽しく学べそうだと思ったことがきっかけ。

合格体験記・学習上の工夫

年齢的にも還暦を越え、2、3年で受かるといいなぁと、あまり自分を追い込むことなく受験できたのは幸いであった。2020年の初年度、商法以外の入門総合カリキュラム(ライト)のインプットをひたすら視聴したが、過去問は1周か2周がせいぜい。残り1カ月で記述に取り組む。
初年度は、商法は捨てて臨んだが記述採点なしの結果に終わる。2年目は他の予備校の通信に浮気、2度目の試験結果は168点。3年目は豊村講師の中上級総合カリキュラム(ライト)、総まくり記述80問攻略講座を楽しみに受講。しかしながら、コロナ禍から日常が復活しつつあって、仕事もほぼ通常勤務のようになって可処分時間が少なくなった。途中から間に合わないと思い民法と行政法に専念、問題集は2周から3周。受けた3回の模擬試験も一度も合格点に達することはなかった。
本試験も力を入れた民法、行政法は記述も含めて期待した以上には得点できず、結果的には憲法(法学)と商法のラッキー得点があって助かった。記述込みで192点であった。合格に当たって自慢できるのは最後の最後まで諦めなかったことぐらいであろうか。また、恵まれていたのは自宅最寄り駅に自習室(有料)があり、朝晩そこを利用して一日3時間の学習時間を目標にしたこと。
直前期は、朝の1時間半、夜は午後11時までの3、4時間を確保できたのは幸いであった。自習室は、そこに座れば自然に集中できる環境であり、怠惰な自分にとってはそういうルーチンを持てたことが何よりだったと思う。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

自分にはボリュームが多すぎた。最初から膨大なインプット講義が用意されており、うわぁと感じる。入門講座のインプットは商法を除いて一通り視聴できたが、中上級総合カリキュラム(ライト)のインプットは行政法、民法だけで、憲法、商法(会社法)は問題解説も含めてほぼ手つかず。ほかに総まくり記述80問攻略講義は一通り視聴できたが、2回は視聴できず。一番よかったのは、問題集(通称:少年ジャンプ )の活字の大きさ。高齢者には何より読みやすいので、問題集は少年ジャンプのみにしぼって取り組んだ。
しかしながら、全体的にボリュームがあるので、予定よりどんどん遅れてしまう。リスケジュールするのも諦め、最初は楽しく視聴して質問なども投稿していた豊村講師のAWESOMEコンサルティングも4回目くらいになると遅れを感じさせられて辛くなって視聴できなくなった。3回の試験を終えて思うのは、今なら自分の可処分時間に合わせた講座を選択できるだろうということ。
そうしてみると、入門、中上級、上級という区分けもあるのかもしれないが、それよりも可処分時間によるプログラムの区分けもできるのではないかと感じている。学生ならば、ボリュームたっぷりのコース、社会人ならば週5時間のインプット講義が限度ではないかとも…。実際の自分はどんどん遅れて消化できない講義が出てくるという現実、こうした不全感を抱えたまま、それでも続けられたのは、豊村講師の明るい人柄ではなかったかと思う。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

申しわけないことに、この講座はまったくの手つかずとなった。後から知ったことには基礎的な肢を用意していて下さったとのこと。総まくり択一1000肢攻略講座の問題集は机上には置いてあって、いつになったら開いてくれるの?という感じでずっと問いかけられていたような気がする。ごめんなさい。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

この総まくり記述80問攻略講座があったので、中上級を選択させていただいたと言っても過言ではない。
行政書士試験で一番面白いのは、記述であったと思うし、できないながらも楽しむことができた。それだけにこの講座だけは早めに取り組んで、自分で記述して(まったく書けなかったものもあったが…)その後に解説を聴きテキストの該当箇所にも当たってみる…という感じで進めた。2周目は問題を解くだけにし、すっかり忘れているようなところは再度解説を聴くという形であった。自分なりに精いっぱい取り組んだのだが…。

模擬試験のご感想・ご利用方法

予定では他の予備校の模試を3回受けた後、アガルートは一番最後の模試として取り組もうと思っていたが、超直前期になってしまい、そんな余裕はなかった…。
総まくり択一1000肢攻略講座の問題集と一緒に並んで机上に置いたままになってしまった。今にしても思えば、もっと早く、8月くらいまでに取り組んだ方がよかったのではないかと。アガルートの模試はじめ市販の模試は、自分で日時を決めて3時間、本試験のつもりで解くわけだが、自分としては決められた会場で大勢の受験生と一緒に同じ時間で受けた方が集中できるので、そちらの模試を優先した。

講師へのメッセージ

本試験当日、試験会場である武蔵大学の正門手前に豊村講師のお姿があった。受講生の応援に見えていたのだろうか。毎日のように見ていたお顔で、瞬間的に慣れ慣れしく「代わりに受験していただけませんか」と軽口をたたこうとしたが、試験前、それなりに緊張していて声が出なかった。せめて「先生の受講生です。がんばってきます」とご挨拶すればよかったと後悔している。
都合2年間、本当に有難うございました。