受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

現在、マンション管理会社に勤務しており仕事上もう少し法律の知識等が必要と感じたこと。また、将来定年後に独立開業して何かできないかと考えていた中で、行政書士という資格受験に挑戦してみようと思うようになりました。そこで、自己啓発で取り組んだマンション管理士試験受験後に行政書士受験対策に取り組みました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

元々マンション管理士試験受験のときにアガルートにお世話になっておりました。マンション管理士受験もおかげさまで一発合格でき、行政書士受験を意識したときに、またアガルートにお世話になり、できれば一発合格してやろうと思い、サンプル動画等で検討した結果、豊村先生の入門総合カリキュラム(フル)の申し込みをしました。

合格体験記・学習上の工夫

私は2021年12月17日から2022入門総合カリキュラム(フル)に取り組み、令和4年度行政書士試験に合格することができました。
法令の主要科目(民法・行政法・憲法)と商法、基礎法学、また一般知識と科目数の多さが今まで受験してきた不動産系国家資格と(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士等)圧倒的に違い、教材が届いたときに少し不安を感じたことを覚えております。
講義自体の聴講を進めて全体を一周するのに要した期間が約5ヶ月半で5月末までかかりました。過去問題集の演習を重ねて聴講を行いましたが、今まで不動産資格において学習に馴染みのある民法と違い、行政法がなかなか攻略できずに直前期まで苦労しました。
行政法においては、択一問題も条文からの出題も多く、記述対策も兼ねて、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法については、通勤の行き帰りの電車の中で六法を素読しながら、主要キーワードを押さえて暗記していくように習慣付け、スキマ時間を有効活用するようにしました。直前期は憲法の統治についても同様の手法をとりました。
また、本番でのタイムマネジメントが非常に大切であると考え、7月より、会場模試受験(2社の資格予備校模試計7回)を行い、3時間での解答スピード、時間配分等を意識して取り組み、感覚を養うようにしました。模試の点数が悪いと落ち込みますが、点数、合格ラインはあまり気にせずに、本番があくまでも高得点であれば良いと自分に言い聞かせて、モチベーションを維持するようにしました。記述、一般知識、商法に関しては模試を受けながら、その対策として意識して学習していったように思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

テキストの分量がかなりあり、また講義自体もかなり長く、詳しく時間をかけて説明されており、1周するのに私はかなりの長い時間がかかりました。(5か月半)ただし、豊村先生の講義はわかりやすいので元々好きだった民法はかなり理解が進みました。行政法については、最初はなかなか理解ができずに苦労したのですが、豊村先生の講義は判例等でのちょっとしたウラ話等もお話ししてくださったので、そのようなウラ話をきっかけに判例を覚えていったりと、記憶の定着には私にとってはかなり良い講義だったと思います。基本的には、講義を聴いて、その単元の短答過去問題集に取り組むというジグザグ方式で早くから五肢択一に慣れるようにしていきました。
一通りの講義を聴き終わったあとは、短答過去問題集を民法・行政法を中心に6月~8月までは繰り返し演習を中心に取り組みました。また、市販の肢別過去問題集も併用して記憶に定着させていくことに活用していきましたが、中心はアガルートの短答過去問題集でした。商法においては、講義の冒頭で、初学者については思い切って捨てる選択もありという豊村先生のお話しも収録されていましたが、私は短答過去問題集を繰り返して解いていくと、むしろ民法等と比較して基本的な設問が多い気がしたので、商法と会社法の設立、株式、機関を中心にテキストと共にしっかり直前で取り組み、本試験では5問中4問正解し、本試験での民法の失敗(9問中4問正解)のカバーができました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問題集を繰り返して解いていく中で、解説を読んでも解らない問題や何度も間違えやすい問題に関しては講座の解説を聴講するようにしました。
ただ、正直全てを聴講する時間がなかったので、私はピンポイントでの聴講に留めましたが、初学者が理解を深めるには五肢択一の設問が全て大事だと思いますので、時間が十分にある方はしっかりと活用して過去問題については、角度を変えられて出題されても対応できるようにしていければ最高です。
特に行政法に関しては、攻略のツールとしては過去問題集が最高のツールだと思います。この講座に関しては、特に行政法を伸ばしていくには必須の講座だと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問題集については、「まず記述とはどういった試験なのか。どうやって得点をとっていくのか。」を理解し、過去問(記述)通じて解説を読み通していきました。解説講義によって、その事例が何を聞いており、何の知識(条文、判例)を用いて、どのようなキーワードで設問に40字程度で書くことができるのか、が得点に結びつくということが理解できました。
私は、記述については設問をよく読み、設問に対して正確に解答できているかを特に意識するように取り組みました。特に行政法での行政事件訴訟法での被告については、最初の頃は初歩的な問題でよく引っかかり間違えやすかったので、気をつけるように心がけました。おかげで、本試験の第44問の行政法の設問ではしっかりと得点できたと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

民法と行政法に特化していました。田島先生の講義では、条文がしっかりと丁寧に解説されており、正直時間があればもっと聴講して、テキストを中心に何周か回していければ良かったのですが、私はそこまでの時間が取れずに途中までで講義の聴講をやめ、専ら普段使いの六法に掲載されていない条文のフォローとして活用しておりました。
講義には、「条文のランク付けをして頻出する大切な条文なのか、目を通す程度の条文なのか」を見極める目安となる説明があり、しっかりと学習すれば択一の正確さを養い、また、記述対策としても強力なツールになると思いました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座についても、実績のある田島先生の講義であり、他の予備校の講座ではなかなかこの内容の問題と解説は提案できないのではないかと思いました。実際、一般知識は14問の出題の中で足切りを回避するためには4割以上の解答である6問以上の正解が必要であり、その中で3問出題される文章理解は是非とも全問パーフェクトが望ましく、最低でも2問正解は死守したいところです。
独学で勉強を進めると、つい手付かずになってしまいがちな文章理解をしっかりとフォローしてくれるので、この講座は早くから取り入れていくと正解に導くテクニックも身に付き自信がもてます。模試でも文章理解は3問正解か間違えても1問であまり苦に感じませんでした。(本試験では1問間違えて3問中2問正解でしたが…。)

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

豊村先生のお話しにもありましたが、民法については、択一が9問であり、19問出題される行政法と比べると過去問の蓄積が少なく、過去問題集だけでは確かに、年々難化傾向にある民法に対応できないような気がしました。
この講座は、民法の公務員試験、司法書士、司法試験等他資格の過去問が80問取り上げられている問題集(アマゾンで販売もされています。)で、この問題集をこなせば大きな自信になると思い、6月以降に学習に取り入れ、直前まで繰り返しました。解説も豊村先生がされており、苦手な分野等はしっかり解説講義を聴き理解を深めるようにしました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験については、他の資格予備校の模擬試験を7回会場受験で申し込んでいたため、アガルートの模擬試験は力試しに9月に取り組みました。
記述等は他の模擬試験と観点が異なり、民法では、親族、請負からの出題があったりと、再確認させていただきました。あまり得点は気にせずに取り組んだので、合格点には届かなかったのを覚えています。直前まではもう一度、一般知識と商法の復習を中心に再び解いたり、解説講義の聴講をしたりと活用させていただきました。

講師へのメッセージ

豊村先生の講義は非常にわかりやすく、オンライン講座なのに、語りかけるような口調で行われますので、その場で講義を受けている気がしていました
また、月1のAWESOMEコンサルティングを視聴していたのですが、「初学者は直前でグッと伸びますから」という言葉をいただきいただき、その言葉を信じ、模試の点数(特に行政法)がなかなか伸びなかったのですが、諦めずに11月13日を迎え無事合格することができました。ありがとうございました。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

かなりの教材と講義のボリュームで、これだけこなせば必ず合格できると思いました。正直、11か月の受講では、講義動画全てを網羅することはできませんでした。しかし、基本の講座のテキストはボロボロになるまで活用させていただき、最後まで共に一緒に駆け抜けることができました。どうもありがとうございました。