受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

民法の大改正があったことから、改正点はもちろんのことその他についてもしっかりと学び直し、仕事に役立てたいと思ったこと、仕事で許認可業務に携わる機会があったこと、行政書士試験に過去(20代)挑戦した経緯があったことなどから、再度資格取得に挑戦しようと決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

通勤時間など隙間時間を活用した学習がしたいと思っていたので、通信講座を希望していました。通信講座のサンプルを複数社から取り寄せ、講義を拝見した中で、豊村先生はとてもわかりやすいという印象を受けました。そして、直感的に、先生の講義であれば、学びを続けていけるのではないかと思ったからです。
また、逐条ローラーインプット講座で条文の逐条解析を行うというカリキュラムがあることは、合格に直結する力が身につくのではないかと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

学習法としては、①講義とテキストで単元別に学習、②アガルートの過去問集と市販の一問一答集(過去問肢別問題集)をひたすら解く③問題を解いてわからない箇所は講義を聴きテキストで確認する、この繰り返しです。これは先生方がおっしゃっていたことであり、それ以外、特別なことはしていません。わからなくても諦めずに、向き合うことを心がけました。
特に私は、学生時代から公法が苦手でしたので、行政法・憲法が本当にできるようになるか不安でしたが、諦めずに何度も学習することで知識が定着していきました。過去の自分は、単純に真剣に向き合っていなかったのだなと本当に反省しました。勉強する時間が無限にあるわけではありません。他の多くの受験生と同様、仕事と学習を両立させなくてはなりませんので、可処分時間の学習配分は何度も見直しをしました。
また、テキストを何度も読まれる勉強法をされている合格者の方がいらっしゃると思いますが、私の場合テキストはわからないときに立ち返る教材と割り切り、問題数をこなすことに注力しました。もちろん理解しなければ、すぐに忘れてしまいます。理由も必ず答えられるようになるまで、とにかく過去問や一問一答を繰り返しました。
豊村先生が月次で行っていたコンサルティング内で、他の受験者が全問題10回を超えて過去問を回していた方がいらっしゃいました。同じような回数はできませんでしたが、振り返ってみると、過去問については各科目少なくても5回以上は回し、苦手な問題は10回以上解き直しました。他の受験生の頑張りも刺激になり、最後までモチベーションを保つことができたと思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

繰り返しになりますが、豊村先生の講義は、とてもわかりやすく、受講を続けることが容易にできました。テンポよく、記憶に残こるように工夫してお話し頂き、重要論点とその他のメリハリがあったと思います。講義を聴くことは決して楽なことではありませんが、豊村先生の講義を聴くことは苦にはなりませんでした。自分にはとっつきにくく感じた行政法も、繰り返し講義を聴くことで理解を深めることができました。苦手な論点は、何度も何度も繰り返し講義を聴きました。あんなに苦手で本当に覚えられるか半信半疑だった地方自治法を何とか形にすることができたのも、繰り返し講義を確認できる通信講座ならではの成果だと思います。
また、豊村先生がおっしゃったように、「ある程度講義が進んだら、該当する過去問を解く→わからなかった箇所があればテキスト・講義で復習→後日再度問題を解く→それでも間違えてわからなかった箇所があればテキスト・講義で復習の繰り返し。」これを各科目繰り返しました。とにかくこの方法を信じて行いました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

全問過去問解説があるのは、アガルートだけだと思います。最初は全問確認しようと思いましたが、可処分時間との関係で、途中からはわからない問題のみ確認することにしました。つまり、過去問解説だけだと次に解いても間違えそうだなと思った問題のみ、林先生の解説を確認するようにしたということです。全問解説ですので、一度解いただけではわからない、テキストのどこを見たらいいのだろう、という心配もなく、わからなかったら解説を聴こうと安心できたことは大きかったと思います。
また、捨て問と覚えなくてはならない問題をはっきり示してくれていることもよかったです。林先生のキャラも楽しかったですし、試験分析も興味深いものがありました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問対策については、豊村先生の講義の中で、記述に問われるという重要論点について一通り確認した上で、市販の問題集を1冊解いた後に、力試しとして行うという方針を立てました。結果として、択一基本知識の定着を第一優先としたため、記述式問題に注力するための時間を思うように確保することができず、記述対策は直前期までずれ込んでしまうというような状況になりました。それでも何とか全問取り組むことができ、短答過去問解説講座と同様、解説だけだと次に解いても間違えそうだなと思った問題についてだけ確認するようにしました。
こちらも同じく、わからなかったら解説を聴こうと安心できたことは大きかったと思います。事例問題で何が問われているのか、まずは大きく捉える力が大切であると本試験を受けて実感しました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

本講座が、アガルートの通信講座を受講しようと決めた要因の一つとして、大きかったと思います。直感的に、行政法・民法の条文と向き合うことなくして合格はないと感じたからです。実際に、豊村先生の講義を一巡した後に、行政法・民法の条文から試験で問われる頻出論点などを確認することで、知識がぐっと定着したように思います。
本講座テキストは受験を終えた今でも見ています。田島先生に条文の大切さを教えていただいたと思います。適時お話いただいた雑談もモチベーションにつながりました。「逃げない」というお言葉、とても響きました。また、田島先生が考えてくださった語呂合わせも知識の定着に役立ちました。もちろん、まだ記憶に残っています。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策については、5月くらいから取り組むことが理想だと思いますが、可処分時間・優先順位を考え、直前期に実施しようと決めていました。しかしながら、8月から実施した模擬試験を受験した中で、正解できなかった問題があったため、やはりおろそかにはできないと思い直し、その頃から取り組みを開始することにしました。
文章理解対策講座は、大学受験予備校での経験豊富な田島先生が作成してくださっていますので、間違いないものと思い取り組むことができました。本試験では3問絶対取りたかったので、間違えた問題はもちろんのこと、何となく正解できた問題についても、正解に導くためのプロセスや理由を確認し、本試験に向けてカンを養いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

入門総合カリキュラム(フル)には、民法について、択一式完成への問題演習がありました。こちらは他資格の問題から良問をピックアップしているというものだと思います。民法は、合格するために必ず得点が取れる科目にしておかなくてはならないと考えておりましたので、行政書士試験の過去問をある程度回すことができた後に挑戦しようと思い、模擬試験を受ける8月になる前に1度は解きたいと思っておりました。実際に予定通りの時期に取り組むことができました。
また、実際に解いてみると、他資格の問題ですので問われ方の角度が違い、このように問われると迷うのだな、まだまだ知識が曖昧だったなと気づかされ、理解度を見直す良い機会になったことを覚えています。
解いてみての実感ですが、カリキュラムの講義・テキスト・過去問と繰り返し行っていましたので、他資格の問題も全然手が出ないという印象は受けませんでした。やはり基本が大事なのだと思います。基本をおろそかにしない、あいまいな知識ではなく確実な知識にするということの大切さに気づかされたと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

本試験のための力試しとして、模擬試験があるのだと思います。豊村先生の月次のコンサルティングで、模擬試験に関するアドバイスを伺い、自分も多くの過去の合格者と同じようにスケジュールを立てようと決め、アガルートの模擬試験の他にも、他社予備校の模擬試験、その他5年分の年度別過去問集を、力試しとして実施しようと決めて取り組みました。
模擬試験は8月から実施し、アガルートの模擬試験は、10月に入ってから解きました。豊村先生のコンサルティングで、模擬試験の復習はあまり時間をかけずに行うようアドバイスをもらっていましたが、一般教養の苦手分野の確認もあり、なんだかんだと時間がかかってしまったように思います。一般教養については、手薄になってしまいましたので、個人情報保護法や出題予想分野の復習に取り組みました。

講師へのメッセージ

先生方のおかげで、最後まで諦めずに取り組むことができたと思います。本当にありがとうございました。