合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

会社の法務部で仕事をする中でスキルアップを図りたいと思った。法学部で勉強していた頃から民法の大改正があったのでこれを機に再度学習し直したいと思った。せっかく勉強するのであれば資格を取りたいと思い、行政書士試験を目指した。前年に受験した宅建士試験は民法に重点が置かれていない試験だったのであまり民法の復習にはならなかった。行政書士が適切だろうと考えた。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

圧倒的な合格率の高さには何か秘密があるのだろうと考えた。通信学習だが、Facebookでの質問やAWESOMEコンサルティングなど、講師と双方向のやりとりができるところが魅力的だった。また合格した時の特典が魅力的だった。

合格体験記・学習上の工夫

2022年1月末から学習を開始。働きながらの受験のため、平日はなかなか時間が取れないことを前提に、隙間時間を最大限に使いつつ、効率的に勉強することを意識した。通勤中の動画視聴、常時倍速視聴によりなるべく早く1周目の学習を終えることを目標にした。
勉強を開始して数か月後、ようやく憲法、民法、行政法の講義動画視聴が終わった頃に妻の妊娠が発覚。出産予定日は10月中旬ということで、行政書士試験のちょうど1か月前に生まれそうであることがわかった。初めての子育てになるので、直前期はあまり勉強時間を取れないだろうと予想し、10月の出産日を試験日だと考えて勉強計画を立て直すことにした。
目標は憲法、民法、行政法を3周、記述も見た上で逐条ローラーインプット講座も終えることだったが、実際は10月の段階でできていたのは1.5~2周(しかも不安な部分がいくつもあり)。豊村講師の条文が大事という言葉を信じ、逐条ローラーインプット講座だけはなんとか詰め込んで10月初旬の他校模試に挑戦。結果は合格点で、大きな自信となった。特に逐条ローラーインプット講座で条文を正確に記憶していたので得点できた問題が多かった。ここで条文の大切さをより実感したので、以降は講義動画の視聴も、逐条ローラーインプット講座を中心にしながら最終調整していくことにした。
一方で、記述について不安が残ってしまったため他校の記述問題集を購入。ただし、時間が限られていたのでしっかりと解くのではなく論点だけパラパラと読みながら思い出すようにした。最後の1か月は自分の間違えた問題を集約したノートを作成し、夜に読み返すようにして最終調整した。試験当日は自分の作った集約ノートを持ち込みつつ、逐条ローラーインプット講座を耳で聴きながら会場に向かった。
合格できたポイントは①早期に1周目を終え繰り返すこと②条文ベースでの学習に早期にたどり着くこと③自分の苦手分野を集約して集中的に対策すること、だったのだろうと思う。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

初めて見た時はボリュームの多さに圧倒され、これを全てやり終えることができるだろうかと不安になった。だが、過去問で出てきた内容は殆ど網羅されていたので、講義内容をしっかりやっていれば大丈夫だった。
私は行政書士の勉強の前、宅建士の講座を他の予備校で受けていたのだが、講義時間は少なめで取り組みやすかった一方、過去問演習に入ると講義で解説されていなかった内容も多かった(めずらしい問題の多くは捨て問題として扱われた)。宅建士試験は合格できたが、「捨て問題が多かったら受からなかったのでは?講義だけでは不十分なのか?」という疑念が湧いた。アガルートについてはそうした心配がいらないほど、しっかりと範囲が網羅されていたので安心できた。
豊村講師の解説は具体例や例え話が多く、難しい内容も自分の頭で理解して覚えることができた。また、語り方も面白かったため、問題を解く度に脳内で動画を再生するかのようにしてポイントを思い出すことができた。難しい問題や、自分が理解しにくい単元については「豊村先生だったらどう解説するだろう?」と想像しながら取り組むことで、より理解が深まったと思う。
働きながらの勉強だったため、倍速視聴を常に使いながら学習を進めた。豊村講師の話し方は間の取り方が上手いのか、倍速にしても違和感や不快感なく聴くことができた。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

入門総合講義を全て見終わってから解き始めるのではなく、単元で区切りの良い部分ごとに、短答過去問解説講座に取り組むジグザグ方式で進めた。最初のうちはまとめて解こうとしたのだが、最初の方の内容を忘れてしまうという欠点があり途中からジグザグ方式を徹底することにした。
時間がなければ解説講座は全て聴かなくても良い、というAWESOMEコンサルティングでのアドバイスがあったが、自分は全て視聴した。入門総合講義とは異なる新たな視点での解説を聴くことができて、さらに問題への理解が深まったと思う。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

選択問題を2周終えたあたりで記述過去問解説講座に取り組んだ。過去問で扱われた内容を一通り見ることで、どのような問われ方をするのか理解することができた。
また、どの要素が書けていれば何点という採点基準も設けてくれたおかげで、自分の知識で不足している部分はどこなのかがしっかり理解できた。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

直前期に集中して利用したのが逐条ローラインプット講座だった。正直2周目以降で実力がグッとあがったのはこの講座で仕上げたおかげだと思っている。
入門総合講義と異なる講師が解説を行っているというのも理解を深めるのに役立った。同じ内容を別の説明、別の具体例、別の語呂合わせで教えてもらうことで自分に合った理解の仕方を見つけていくことができた。
田島講師の講義には時々雑談が含まれているが、個人的にはとても嬉しい内容だった。通信講座だとどうしても簡潔でシンプルな講義になりがちで、たまに飽きてしまう。そうした時にちょうどよく雑談が入るので集中力を途切れさせずに勉強を進めることができた。雑談自体も講義の最後に少しだけだったりと配慮されているので、学習に問題が生じることはなかった。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

一般知識の中でも文章理解の対策は、もし苦手意識があるのであれば直前期だけでは間に合わない、という豊村講師のアドバイスを受け1周目の民法、行政法の勉強と並行して活用した。結果として、自分は得意な方であることを早期に知ることができたので効率的に勉強を進めることができた。
文章理解の対策で、空欄の前後の文言をヒントに解答を導き出すテクニックは、行政法、憲法の多肢選択問題でも活かすことができたので初期に文章理解対策を進めておいて非常に助かった。また、行政書士試験に限らず別の試験から引用してきた問題を使用していたので、正解できた時に自分に読解力があると、自信を持つことができた。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

民法の過去問演習が2周目終わったところで『択一式対策完成への問題』解説講座に取り掛かった。正直なところ、過去問演習だけでは手薄だったため、1周目は解けない問題も多く、ボロボロ。自信を失いそうになったがもう一度手薄な範囲を確認する良い機会になった。
過去問とは別の講座としてこの『択一式対策完成への問題』解説講座は設けられているが、両方やって初めてしっかりと民法をマスターできたと言えるのではないかと思う。私は過去問が一通り終わってから取り組んでしまったが、最初から並行して解いていくべきだったと思う。主要3科目の中で民法が一番わかりにくく、苦戦したが、この講座を含め問題演習を繰り返すことで合格レベルにまで持っていけたのだと思う。

模擬試験のご感想・ご利用方法

学習が1.5周目程度に差し掛かったところでアガルートの模擬試験を受けた。結果はあと15点ほど足りない不合格。一般知識については足切りラインギリギリでこのままで合格できるのかと非常に焦った。その後、他校の模試や書店で販売されている予想模試にも取り組んでみたが、アガルートの模試が一番難しかったように感じた。
他校の模試も含めてアガルートの模試を解くタイミングは結構迷ったが、最初の方で活用して良かったと思う。自分の勉強不足を身にしみて感じさせられ、程よい危機感を持ちつつその後の勉強に取り組むことができた。逆に簡単すぎたりすると、怠けてしまって合格できなかったかもしれない。

講師へのメッセージ

豊村先生の例え話や、エピソードはいつも面白かったので記憶に残りやすく、いつも問題を解きながら先生の解説が脳内で再生されていました。特にゼミにも参加していないので直接のやりとりはなかったものの、試験当日に先生にお会いして親身に激励の言葉を頂けた時、とても勇気をもらえました。
今回、合格という形で成果をご報告できること大変嬉しく思います。これまで大変お世話になりました。ありがとうございました。