合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

福祉業界で社会保険労務士、社会福祉士として相談業務をしているのですが、実体法を知ることで、相談者のことをもっと支援できると考えました。しかし、いきなり司法書士や司法試験は難しいと感じて、入門的な行政書士から始めることにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他校の講座をくまなく勉強したつもりだったのですが、あと少し合格点まで足りませんでした。特に記述がウィークポイントだったので前年記述の単科で豊村先生の講義を受けたら「あれ?むっちゃわかりやすい」と感じ、今回は上級総合カリキュラムを受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

正直、行政書士の試験を最初はなめていました。社会保険労務士の試験は一回でパスしていたのでおごりがありました。よく、社会保険労務士と行政書士を両方取得し開業されている先生方を見かけますが、この両者の試験は全く異なるもの、と理解せず勉強を始めたのが間違いでした。手続法と実体法の違いです。その法律が何のためにあるのかを念頭において、それを踏まえてどういうことが問われ、どのような勉強方法を選択するか…ということの重要性を知りました。
また、アガルートでは六法を使って講義をしていただきましたが、他校講座では全く六法を使うことはありませんでした。しかし、実体法では条文を読むことは大きな意味があると思います。それは法の趣旨が理解できるからです。手続法では理屈が解れば(これが激ムズなのですが(笑))条文は確認する程度、もしくは確認すら必要ないと思います。
法の趣旨が解れば判例も理解できるようになり、覚えることはぐっと減らすことができ、初めて見る問題でも対応できる様になりました。合格まで大変遠回りすることになりましたが、失敗経験ができたことで、いろんな分野の法律が理解できるようになった気(笑)がします。
また、勉強したことを人の役に立てられること、それがモチベーションになりました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

他校講座のテキストは擦り切れるほど見てきたので、内容がわかっていないということはなかったと思います。しかし、知識の整理ができていなかったので、頭の中で定着がしっかりできておりず、時間が立つと忘れてしまっているということがよくありました。図表まとめ講座では、知識整理ができたため、知識定着につながりました。
また、ヴィジュアルを見ることができるため、テキストベースでみるよりも、知識の関連付けができるようになり、やはり知識定着につながりました。
他校講座ではこのようなものはなかったので、やはりこの部分についてもアガルートでよかったと思いました。覚える量を減らすことができるので、長期間にわたる学習を考えると、効果的であったと思います。条文を確認するのはもちろん大切だと思いますが、それだけだとどうしても暗記する部分が多くなってしまうと思います。
両方をバランスよく勉強することで、相互の理解も深まりますし、問題を見ても多面的な視点からみることができるようになり、解決スピードも上がったように感じます。自分で図表にまとめることも大切だと思いますが、どうしても間違いが起こってしまいがちなので、あらかじめ準備していただけるのはありがたかったです。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

判例を覚えるのではなく、条文知識をあてはめていくように使いました。そうすることでアウトプットの練習にもなりましたし、初めて見る判例への対応力があがりました。また、判例が理解できると今度は条文趣旨の理解が深まります。このように条文と判例相互のシナジー効果が得られたように思います。これにより学習効果が実感できることで、モチベーションアップにもつながりました。
あとはなんと言っても先生の解説がわかり易かったです。ファジーな部分がなく、論理的かつダイレクトな表現をしていただけたので印象に残りました。これは実務でお客様に伝えるときにも重要なことだと思います。

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

解説が他校講座と比較して断然わかりやすく、要点が押さえられていて、シンプルでした。そのおかげで何ターンも繰り返すことができ、ストレスも軽減されました。
やはり学習を進めるうえでストレスフルなことは避けたいです。長期にわたり継続的に学習をしていくなかで、「またこの長文を読まなきゃいけないのか…」と長い解説があるのはしんどいです。じゃあ、マーキングすればいいじゃないかと思われる人もいると思いますが、マーキングするとそこの部分を暗記しようと人間の脳は反応してしまうと思います(持論ですが(笑))。やはり洗練された解説があるのはありがたいです。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

フレッシュな問題に当たれるのは、模試、本試験で初見問題に当たったときのシミュレーションに役立ちました。やはり初見の問題にあたると動揺しますし、思考も削ぎ取られるので、3時間ぶっ続けで試験を行う行政書士試験ではしっかり対策しておく必要がありました。しかし、他校講座ではひたすら行政過去問しかやれないので対策が取れませんでした。
この講座では良質でフレッシュな問題に当たれたので、本試験で初見問題にあたっても冷静に対処できるようになりました。また、司法書士試験や司法試験の問題をできるようになると自信となり、なにより気分転換になりました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

自分のウィークポイントは記述式だったのでここを補強できたのが合格できたターニングポイントになりました。特に先生の解説がどういう論点でどのように書くかが明確にされていたので、択一式を解くのにも役に立ちました。
しかし、模試ではハイスコアが取れていたのですが、本試験では半分以上はとれたと思っても、採点結果はきびしいものとなりました。配点は大きいので無視はできませんが、正直点数は読めないというのが個人的感想です。そういう意味では80問という厳選されたボリュームをやるというのは効率的でした。あまり、傾倒しないことというのが大事かなと。択一をしっかり解けた実力の延長上に記述式も対応できるという感覚でした。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

前述のとおり、他校講座で条文を読むということがなかったので、新鮮に感じました。条文を確認することで、自分が認識している知識を世間一般の共通ルールにするとどのようになるのかが理解できました。やはり、自分だけが若手でいるだけではだめで、人に説明をするには条文で情報を共有することは実務でも大切ではないかと思います。〇条に書かれていると説明ができることは、お互い納得ができますし、変な自分の解釈をもつことも防ぐことができるのではないかと思います。
やはり、逐条ローラーインプット講座でも先生の説明がシンプルでわかりやすく、ファジイな部分がなかったのは、理解をしていく上でとても助かりました。条文の読み方もわかることで、行政書士試験ではでない法律の理解にも役立っています。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

一般教養科目は、苦手意識はなかったのですが、文章理解では思うように点数がとれていませんでした。国語がもともと苦手ということもありながら、どうしても時間をかけるところではなかったので、文章理解対策講座で要点を抑えられたのは時間の節約にもなりました。
あと、自分の試験時間配分で最後のほうに文章理解を解くことにしていたので、3時間近くの試験時間終盤に、集中力を切らさずにするのは苦労しました。でも、文章理解対策講座でポイントを抑えることができ、文章を1から10まで読む必要はなくなり、効率的に解くことができ、本番でも3問しっかり取れました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

初見問題に多く触れることができたのでよかったです。また、時間配分チェックにも役に立てました。模擬試験も過去問と同様、繰り返し解くことはしました。幸い?にも試験を不合格になった経験もあったので、他校の模擬試験も同じように繰り返し解くことができ、知識、経験のストックができたのは本番に臨む上で、「たくさんやってきたから大丈夫。初見の問題が出ても、あせらずやればいい」と気持ちにもプラスに働いたと思います。もちろん、模擬試験でやったことが本番で出るということは確率として少なく、それをあてにしても仕方ないと思って割り切っていました。

講師へのメッセージ

豊村先生を初めて動画で見たときの第一印象は「破天荒な先生だな…」でした。ミッキーマウスのTシャツを着ていたり、髪の毛の色も自由だし…と。けれど、講義の内容やYouTubeでの話などを聴いていると、今までいろんな苦労をされてきたのかなと思わせるような、人間としての深みを感じました。だから、講義も信じて聴くことができたと思います。もちろん人間味は試験では反映されませんので、いい子だから受かるとはならないのですが、アイデンティティーがしっかりしていると話すことも説得力を持たせられると思います。 本当にお世話になり、勝手に親しみを持っています(笑)
ぜひ、これからも多くの生徒の力になっていただき、ひいてはそれが日本の仕組みを支えることにつながると思いますので、続けてご尽力ください。私も世にいい影響を与えるように頑張ります。ありがとうございました。