合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

土地家屋調査士事務所で補助者として勤務していた時に、宅地建物取引士の資格を取得したのがきっかけでステップアップとして行政書士試験の勉強をはじめました。また、勉強していくうちに行政書士として独立することを考えるようになり、本気で合格を目指そうと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけは、独学で合格を目指すのは難しいと感じたことです。というのも、今回2回目の受験での合格でした。
1年目(令和3年度)は、先の土地家屋調査士事務所に勤務しながら独学で挑戦しました。その年は3月頃から約9か月間、毎日平均して3時間程学習時間をとり、本気で勉強しました。それにも関わらず合格には届きませんでした。「あれだけやったのに、合格できないのか。」と落胆したのを今でもよく覚えています。
でも、勉強をしていくうちに行政書士として事務所を開業したいと思うようになり、次の年で何としてでも決めようと決意しました。そして、確実に合格を狙うなら独学ではなく予備校の手を借りるしかないと思いました。
候補となる予備校は複数ありましたが、アガルート専任講師の豊村先生の講義がわかりやすいことは以前からYouTubeで知っていました。そのため、迷わずアガルートを受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

勉強するうえでまず1年目の敗因を徹底的に分析しました。1年目の敗因は論点を理解せず暗記に頼ってしまったことです。当時私は、独学界で流行っている「肢別過去問集をとにかく回転する」という方法で合格できると思い込んでいました。宅地建物取引士に独学で合格した時も、過去問を何度も繰り返し、暗記する方法で学習したため、この方法に疑いもしませんでした。
そこで、基本テキストを10回近く読み、肢別過去問集を15周以上解きましたが、それでは本試験に太刀打ちすることができませんでした。今の行政書士試験は過去問で問われた箇所の周辺知識まで理解していないと問題が解けないことを痛感しました。
つまり、「暗記」より「理解」が大切だったのです。そこで、2年目は時間がかかってもよいから理解することを第一に学習を進めました。テキストを使った中上級総合講義を視聴し、対応する問題を解き、理解できるまで解説を視聴する。市販の肢別過去問集では、紙面の関係上どうしても解説が簡潔になりすぎているため、理解できないことが多々ありました。
一方、アガルートの問題集は解説が詳細で、さらに初学者にとって分かりづらい箇所は豊村先生が分かりやすく補足説明をしてくれるため、全く理解できないということはありませんでした。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

1年目は170点で不合格だったため、上級総合カリキュラムと迷ったのですが、結果的には中上級総合カリキュラムを選択して良かったです。なぜなら、中上級総合カリキュラムのメイン問題集である他資格セレクト問題集の解説講義で私の実力は劇的に伸びたからです。
他資格セレクト問題集では、まだ行政書士試験では問われていないが、他資格では頻出の重要論点を効率よく学ぶことができました。なお、他資格セレクト問題集を使った学習で工夫した点は2つあります。
1つ目は、各科目の問題集を10等分して、毎日全ての科目に触れるよう意識したことです。これをすることで、満遍なく全ての科目を学習することができました。
2つ目は、何度も間違える問題の解説音声をスマホのお気に入りリストに入れて、2倍速で繰り返し聴くということです。最終的には豊村先生の解説が夢に出てくるくらい脳裏にやきつきました。このおかげで、模試を解く際に問題集と同じ論点が問われると、豊村先生の解説が脳内で再生され、スラスラ解くことができました。
これらを繰り返し、他資格セレクト問題集は丁寧に7周することができました。それらが功を奏し、本試験ではパニックになることもなく、実力を発揮し合格することができました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

正直、私は総まくり択一1000肢攻略講座をあまり活用できませんでした。アガルートのカリキュラムはとにかく量が膨大なので、後回しになってしまったのです。私は9月頃、総まくり択一1000肢攻略講座が未着手だったことに気づいたため、慌てて取り掛かりました。
この時期に新しい教材を増やすのはナンセンスなため、あまり深入りせず、「解く」というより、問題と解説を「読む」と決めて取り掛かりました。
ですが、9月、10月はかなり焦っていたので、結局半分くらい読んで他資格セレクト問題集に戻りました。なお、もし私がもっと早い段階で総まくり択一1000肢攻略講座に着手できていれば、空き時間に読んでいたと思います。他資格セレクト問題集は見開きで問題と解説が並んでいるため、肩の力を抜いてサクサク読み進める教材だと感じました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

行政書士試験では、記述対策は不要と言う方も中にはいらっしゃいますが、私は絶対に対策しておいた方が良いと思いました。
記述で出題される論点は様々ですが、解答の作り方はある程度決まっています。問題文から論点を読み取り、頭の中で今まで学習した内容を検索し、答案を作りあげていく。問題作成者が何を聞きたがっているかを読み取る訓練をするとあまり記述は怖くなくなります。このような答案を作り出すプロセスを総まくり記述80問攻略講座では一通り学ぶことができました。
また、解説では記述で出題されそうな関連の論点も教えてくれるので、普段、択一の問題演習をしていても、記述ならどのような箇所が聞かれそうか等、アンテナを張ることができるようになったのが良かったです。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座を受講して良いと思った点は、その法律の構造がわかることです。テキストや問題集だけで条文を勉強すると、その法律がなぜ作られたかや、何条と何条がどのように関係しているかという位置関係を見失いやすくなります。逐条ローラーインプット講座では、条文の位置関係や初学者では分かりにくい条文の深い意味を丁寧に解説しているため、問題集だけでは気づかない部分にまで理解が進みました。
私は8月頃から毎朝5:30に起きて約2時間、講義を視聴しました。
暗記するというより、身近な状況を想像しながら講義を視聴するとよく理解することができました。なお、8月頃から着手と割と遅めでしたので、総まくり択一1000肢攻略講座と同様にもっと早い段階で着手しても良かったと思いました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解はもともと苦手だったので、1年目からそれなりに対策はしていました。
1年目は市販の公務員試験の過去問で対策をしましたが、なぜその選択肢が正解になるのか詳しく解説がされていなく、どんなにやっても安定して正解を導くことができませんでした。結局、テクニックに頼るしかなく、令和3年度の本試験では1問落としてしまいました。
足切りのある一般知識で文章理解を安定して得点できないのは致命的すぎます。
一方、アガルートの文章理解対策講座はテクニックよりも文章をしっかり読み込み、理解した上で解答することを重視しています。青と赤で文章の「対比構造」を明確に色分けしながら、解説してくれるため正解の根拠がよく分かりました。あれだけ苦手だった文章理解でしたが、直前期には大分自信が付き、本試験では3問全問正解することができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

私は8月に入ってから本試験まで計15回模試を受けました。内訳は、市販模試が12回、アガルートの模試が1回、他予備校の模試が2回です。
アガルートの模試は9月中旬に受けました。アガルートの模試を他の模試と比べて特に優れていると思った点は、解説がかなり詳しいということです。他予備校の模試の解説が2時間半程であるのに比べ、アガルートは5時間以上ありました。全問全肢を豊村先生が丁寧に解説してくれます。私は模試の見直しに時間をかけすぎるのは良くないと思っていますので、解説を読んでもどうしても分からない問題だけ解説動画を視聴しました。
ただ、解説動画は得られることが多いので、模試が発送される8月上旬に受けるのなら、全ての解説をじっくり視聴しても良いかもしれません。

講師へのメッセージ

豊村先生、本当にありがとうございました。先生の講義を何度も何度も聴く度に励まされている気持ちになりました。絶対に合格して先生にお会いすると決めていたので、それが叶って良かったです。
豊村先生から教わったことは一生忘れません。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

いくどとなく挫けそうになりましたが、諦めなくて良かったです。行政書士試験は、どんなに今、絶望的だと思っていても、方向さえ間違わなければいつか合格できる試験だと思います。方向は豊村先生が導いてくれますので、諦めず歩き続ければ合格に辿り着くことがきっとできるはずです。