合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

初学者でしたがこれまでの社会人経験で法律に触れる機会が多く法律が好きなことに気がついたこと、また資格を取れば独立ができ定年がなくなること、司法書士は登記が好きになれず争いのない案件を扱うことの多い行政書士という資格に自分を重ねたとき可能性を感じたため。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

過去問中心の勉強をしていた2回目の受験生時代にSNSで知り合った方々で合格を勝ち取った人にアガルート受講生が多かったから。

それまで正直なところアガルートという資格予備校があるとは知らず、その後、YouTubeやテキストのサンプル等を拝見し「自分には合っているかも」と感じ受講することとしました。余談ですがアガルートのシュールなCMも好きです。

合格体験記・学習上の工夫

まずは行政書士受験に関してご支援いただいた豊村先生、林先生、アガルートスタッフの皆様に深く感謝申しあげます。

不合格の余韻からなかなか立ち直ることができず勉強は3月からの開始となりました。前年に利用していたSNSでの合格者にアガルート出身者が多かったこと、また豊村先生の講義を拝見し自分に合っていると感じたこと、かつ返金制度があることからアガルート(中上級向け演習総合カリキュラムフル) でお世話になることにしました。

3回目の受験で合格できましたが1回目は初学者にもかかわらずほとんど勉強しないまま受験、2回目は過去問中心の独学で本当の意味での理解には至っておらず不合格でした。行政書士試験の意味もわかっておらず戦略もなく漫然と勉強していただけだったので不合格は当然の結果でした。

アガルートでの学習も始めるのが遅く、実質8か月で合格はできたものの感覚的にはあと2か月は欲しかったと感じています。

試聴できた講義動画は法令系のみ、逐条や一般知識まで手が回りませんでした。このままでは全体を網羅する学習量が確保できないと途中で気づき、8月くらいから当初の予定を変更し法令の基礎部分(テキストのランク付けAとBでC以下はやりませんでした)を中心にひたすら知識を固めることに注力しました。

具体的にはテキストの読み込みとアガルート他資格過去問集(10周くらい回しました)の繰り返し。講義動画は要点忘れや、理解の再確認のために再視聴した感じです。六法の読み込みも十分できないまま受験となってしまいました。

他校と市販を併せて模試を全部で6回受けましたが、9月の下旬ごろから初見の問題がなくなってきてこの頃から実力の伸びを実感しました。初見の問題がなくなってくると解答に要する時間も短縮され20分ほどを残して問題を解くことができるようになりました。

模試では並行してどこから手をつけていけば自分にとって効率がいいかシミュレーションもしましたが、私の場合は記述(思い浮かんだことをメモするのみ)→一般知識→法令(頭から)→多肢→余った時間でゆっくり記述→見直し、が最適なようでした。

やはり2年目の過去問中心の学習は初学者の私には実力がつきにくく、講義をきちんと聞いてテキストを理解し、多資格過去問集を回すという王道の学習で結果(前年比46点アップ)が伴いました。

時間が足りなかったことで逆に他のテキスト、問題集に手をつけることもできなかったのも勝因だったかもしれません。実際、アガルートの他資格問題集でさえすべてを理解できたわけでもなかったので、それ以上のことをやることは非合理的でもありました。

10月初旬には合格点まで達していたことからブレずにアガルートだけを信じてやってきたことが間違いではなかったと感じられたこと、あれもこれもと手を伸ばしすぎないこと、まず基礎を固めることだけをやってきたからこそ合格できたと今は強く感じています。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

学習開始は3月、自宅では集中できないためシェアオフィスを借りました。指導の通り、講義動画、テキスト、過去問でインアウトのジグザグで進めましたが、法令科目全体を1周する頃には7月が過ぎていました。

そもそも前年の過去問中心の勉強では基礎が固まっていなかったこともあって想定よりもかなりの時間を要してしまいました。特に憲法に関してはほとんど理解できておらず講義動画を視聴した後でも過去問が思うように解けなかったことから、テキストの判例を中心としてまとめノートを作り、テキストを確認しながら重要判例の内容を繰り返しインプットしていきました。

他資格過去問集は最終的に8回ですが時間が足りなくなりテキストにある重要ランキングのAとBに絞っての周回としました。よってそれ以下のランキングの問題については捨てることとし、基礎部分固めに注力することになりましたが、結果的にはそのことが基礎部分だけでも合格できることを実証したと思っています。

加えて他資格過去問集の内容セレクトの秀逸さ、効率良く実力がつく感じは特筆に値します。8周しても何度も間違える問題は全体の5%ほど残りましたが、それでも本番では法令科目約68%の得点で合計184点の省エネ合格となりました。

前述の通り時間が足りなかったため他にできたのは記述80問、これはちょっとした隙間時間で頭の体操のような感覚で取り組み、問題に解答するというより設問の言っていること、求めていることに40字以内でわかりやすく端的に答える解答内容を意識しました。

ポケットサイズだったので外出する時も持って歩き時間が空いたら見る、を繰り返しましたが、回したのは5回くらいだったでしょうか。

他校の講座をとったことがないので比較はできませんが私にはアガルートのカリキュラム、豊村先生の講義、テキスト、問題集が合っていたのだと思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

時間が足りずこの講座は手つかずでしたが、他資格過去問集のテキストにある重要項目ランキングのAとBを重点的に周回しました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

意識されて作ったのだと思いますがテキストのサイズ感が良かったです。問題の性質上、設問にどう答えるかだけなので外出先にも持ち出して隙間時間で気軽に取り組んでいました。8、9月くらいから取りかかり始めて計5回くらい回したでしょうか。

隙間時間とはいえ、問題をきちんと読んで理解して誰が読んでもわかるように頭の中で文章を40字以内で作る作業は集中しないとできなかったため、瞬間的にモードに入れるツール的なものであったので、もしかするとこのやり方が功を奏して記述問題があまり怖くなくなったというのがあったかもしれません。

とはいえ試験センターの採点では22点しか取れませんでした(汗)。

個人的には記述のような問題は嫌い、苦手ではなかったためクイズ感覚で解いていて、他資格問題集の司法試験問題のように頭がぐるぐるになりながらではなく軽〜く楽しんでパラパラめくっていた感じでした。

ご承知の通り、記述の採点は合格率を均すための調整弁であり、あくまで合格確定後に最終的な加点を期待するだけの問題でしかないので、みなさんおっしゃる通り択一で合格点を獲るための実力をつけることが何よりの合格への王道だと思います。超省エネ合格者が言うとほとんど説得力がないですが。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルート、他校、市販模試も含めて計6回受けました。初めは点数も伸びず、時間も足りずでしたが4回、5回と受けるうちに合格点を取れるようになり、その頃には初見の問題がほとんどなくなっていきました。見たことがある問題が多くなると問題文の先が予想できるようになり、解答までの時間が大幅に短縮できるようになりました。

そうなると時間に余裕ができ、最終の模試では20分くらいを余して試験を終えることができるようになり、見直し、記述の解答も余裕を持って言葉を選べるようになりました。模試の後半戦ではもはや点数というより問題を解く順番をシミュレーションする機会とし、間違えた問題はAランクのみを再確認するだけ。

点数には逆に一喜一憂するのはやめることとしてあくまで本番の訓練場とするよう割り切っていました。

講師へのメッセージ

豊村先生の講義は初学者にもわかりやすくかみ砕いて解説、講義をしてくださったので、すんなりと腑に落ち理解をすることができました。他校の講師は誤解を恐れるあまり法律系講義にありがちな画一的な口調、内容となっていてそれを受けた受講生は私も含めてですが講義の復習に時間がかかり、結果、自力で調べた法律用語や判例も曲解して覚えてしまうということが多々ありました。

この点が私にとって“豊村先生は合っている”というアガルート講座を選択するという大きな要因となりました。

ご苦労は多いと思いますが引き続きこのままの講義スタイルで続けてほしいと思います。

自由記載欄

テキストについてはコンパクトに要点がまとめられていて読んでいても飽きることなく良いと思いました。

他資格過去問集はセレクト、難易度とも秀逸だと思います。これが豊村先生の解説付きで回せたことで合格できたと言っても過言ではありません。

アガルートのスタッフのみなさん、豊村先生、林先生、本当にお世話になりました。

そしてありがとうございました。即開業する計画ですがこの資格を大事にしてどんな形でもご縁のあった方々のお役に立てるよう今後とも精進を重ねていきます。