合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

法律事務所に勤務していて、ちょうど子供の大学受験の年に、子供に勉強しなさいと言うのが嫌だなと思い、それなら自分も何か資格を取るために勉強をしようと思ったときに、自分にとって一番取り組みやすい行政書士の資格を3か年計画で取ろうと思いました。

そう思った時期が平成元年度の本試験願書受付が開始されている時期だったので、とりあえず願書を提出して受験してみました。もちろんほとんどノー勉での受験ですので手も足も出ず時間を持て余す結果となり、帰宅後その日のうちに通信講座の検討を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

上記理由の続きとも重なりますが、試験終了後通信講座を検討するに当たりネットで口コミを徹底的に調べ、アガルートを含む3つの予備校に絞り動画で視聴しました。豊村先生の分かりやすい講義と、滑舌の良い声とテンポが自分には合っていたので迷うことなくすぐに申し込みました。

それが令和2年度の入門総合カリキュラムです。そして2回目(実質1回目?)の試験は記述で6点しか取れず、当初の3か年計画通り演習総合講義を申し込みました。こちらの講座申込みも試験終了後すぐだったと思います。今回は迷うことなく豊村先生の演習総合講義です。

合格体験記・学習上の工夫

入門総合カリキュラムのときは、まず民法だけを回しそれが終われば行政法、その次に憲法という順で勉強していきましたが、民法に戻るとほぼ忘れている状態でした。勉強スタイルもできる時にできるところまでするという無計画なものでした。

夜が弱いにもかかわらず、夜型の勉強にしていたので講義を聞きながら眠ってしまうことも度々ありました。その反省から、演習総合カリキュラムでは、勉強時間を朝型に変えました。

そして民法、行政法、憲法を同時進行するように心掛けました。緻密な計画を立てるのが苦手なので、だいたいいつまでにここまでを終わらせる、だいたいいつまでに何周終えるという大まかな計画を立てる程度には成長しました。平日できないときは休日にその分キャッチアップできるようにはしていました。

商法は、1年目は全く手を付けませんでしたが、2年目はスタートも早かったので、何度か講義を聞き過去問も他資格セレクト問題集も何度か回そうとしたのですが、講義を聞いているときは理解しているつもりでも問題を解くとやはり理解できていなくて、その度にモチベーションが落ち気分も乗らなくなったので、最初の模試を受けた時点で商法会社法で1問取れれば良しとして、模試に出たあたりの条文だけは押さえるようにしました。

商法会社法で1問と覚悟を決めると、行政法民法では落とせないため、直前期には詰めまくりました。ただ、私の場合は総まくり択一1000肢攻略講座にはあまり手を出さず、過去問と他資格セレクト問題集と、模試の問題を何周も回しました。

平日は朝2時間、夕方1時間の計3時間、休日は5時間の勉強時間を確保し、直前期は平日の勉強時間は変わらず、休日は8時間くらいの勉強時間を確保するつもりでしたが、実際には7月初旬に愛犬が亡くなりペットロスで眠れない日々が続き、昼夜逆転のひきこもり生活で、7月以降の勉強時間は大幅に増えたかと思います。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

入門総合カリキュラムの時に使用していた教材に条文などを書き込んでいたので、演習総合カリキュラムのときも同じテキストを使用しました。変更されている箇所などは新しいテキストの該当箇所をコピーして古いテキストに貼って使用しました。

入門総合カリキュラムの時に講義中に豊村先生が「ここはコピーして目につくところに貼っておきましょう」などと言っていても実行したことはなかったのですが、演習総合カリキュラムのときは、豊村先生の一言一句を実行するようにしました。

コピーではなくその部分を大きめの付箋に手書きしてパソコンの横に貼っていました。2周目も同じことをして、別のところに貼っていました。テキストに関して、民法は入門総合カリキュラム時に4周回していたので、演習総合カリキュラムのときは2周回しました。

あとは問題を解いて分からない部分があればその項目の講義に戻れるように、テキストに動画の番号を控えるようにしていました。行政法は入門時4周、演習総合時2周、憲法は入門時3周、演習総合時2周です。商法も演習総合時に2周回しましたが3周目に覚悟を決めたようで途中で終わっています。短答過去問についても演習総合時に民法3周、行政法5周(直前期に1周回しました)、憲法は3周回しました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

1000肢はあまり活用した感じはなかったのですが、見直してみると民法4周、行政法4周、憲法3周はしていました。その分他資格セレクト問題集を民法9周(4周目からはランダム)、行政法9周(4周目からはランダム)、憲法6周(3周目からランダム)、商法は2周目の途中で挫折していました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

4周は回しました。最初の2周は講義を聞き、解答例を写す作業をしました。3周目は書けなかったところやキーワードをチェックして、4周目には書けるように心掛けました。

毎回書けない文言やキーワードが決まっていたので、繰り返し書き写し、模試の前にはその部分を見直すようにしていました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座は2周回し、必要な箇所はメモを取って、映像を見ずにテキストを活用しました。特に行政法では六法を持ち歩けない時に大変役に立ちました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解に関しては、不安はなく特に対策もしませんでした。テキストは、とりあえず1周はしました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は他校で6回、アガルートで1回受けました(入門総合カリキュラム受講時には他校の模試は受けませんでした)。模試では解答する順番を模索しました。豊村先生が、憲法・基礎法学は最初に解かない方が良いとおっしゃっていたので、最初の模試の時に後回しにしていたら、見直しの際に憲法・基礎法学を解き忘れていたので、結局私は問題1から順に解くようにしていました。

ただ、問題1を解く前に記述の問題を見て大まかな解答とキーワードをメモしておくようにしていました。憲法・基礎法学→行政法→民法と問題35までは順番通り解き、問題43、44、45の多肢選択を解き、58、59、60の長文を解きました。長文の後に一般知識、その後記述、最後に会社法商法の順。これは本番まで変わりませんでした。

講師へのメッセージ

豊村先生、2年間ありがとうございました。毎日豊村先生の声を聞くことが2年も続く生活だったので、本試験終了後少し寂しい気持ちでした。合格お祝いメッセージで先生のお声を聞いた時にとても懐かしく思いました。

合格したらもう予備校のことは忘れていいとおっしゃっていましたが、私は豊村先生のことはずっと覚えていますよ!あと短答過去問を担当してくださっていた林先生の講義も好きでした。本試験後の解答速報の時に林先生のお姿を懐かしく拝見しました。お二人ともありがとうございました。

自由記載欄

本試験の点数は、模試を含めて一番悪い点で(特に記述が採点していただいたどの予備校のものよりも大幅に悪くて)不本意な結果ながら、合格できてよかったです。途中愛犬の死があり立ち直れないと思いましたが、逆に勉強していたことでペットロスを乗り越えることができました。

余談ですが私と一緒に勉強を始めた受験生だった双子たちは現役で大学に入学でき、私は3か年計画とはいえ二浪した結果になり子供たちに頭が上がりませんが、結果を残せて子供たちにも祝ってもらえてよかったです。