合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

50代になって、自分の軸になるものがほしいと思いました。これまで家族や親族のためにいろいろ申請などをしてきましたので、これを得意にすれば人の役に立てるのではないか、自分がこれから胸を張って生きていくためにはまず資格を取ることだと思って行政書士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

予備校は他校かアガルートかのどちらかまで絞って、あとはYouTubeなども見て豊村先生に決めました。最終的にはフィーリングとしか言いようがありませんが、この先生なら試験までついていけそうだと思ったことが決め手でした。

合格体験記・学習上の工夫

私が行政書士を志したのは令和元年12月で、それからすぐ年明けの令和2年1月から勉強をスタートさせました。

ネットで勉強方法を検索し独学受験を決めたのですが、後にこれが間違いだったと気付きます。1年目の受験は不合格。択一で118点しか取れず、記述の採点すらしてもらえないという結果でした。

この年はまだ合格への本気度が足りなかったと思います。私生活でちょっとした環境の変化もあり、充分に勉強時間が取れなかったこともしょうがないと言い訳をしていたのです。

初年度の学習方法で間違いだったのは、テキストを何冊も読み、肢別本をただひたすら解き、よく理解できないまま、合格のテクニックに頼ろうとしていたことだと思います。例えば会社法は捨て科目にし、記述のテキストを丸覚えしようとしたり、公務員試験のテキストにまで手を付け、知識を広げたつもりになっていました。

条文も読み込まず、本試験の5肢択一の形式も練習せず、模試を受けた回数も1回だけ、時間配分も一度決めたまま見直さず。これで合格する訳がないことは明白でした。不合格は当然の結果です。

合格発表を待たずにリベンジを決め、①独学、②予備校、③独学+予備校の単発講座、この選択肢の中から検討した結果、自分の弱点やモチベーションの維持などを考えて自分に独学は向かないと思い、予備校の講座を受講することにしました。

最終的に他校とアガルートで検討した結果、アガルートにお世話になろうと決めました。この選択が間違っていなかったことは合格という結果で証明できました。

2年目は豊村先生の講義で勉強をすすめ、インプットとアウトプットを繰り返し、条文と判例も読み込みました。民法と行政法で点数が取れるようになると少しずつ達成感のようなものを覚えはじめ、模試の行政法で17問取れるようになったときは、合格が少し見えたと思いました。

政治・経済・社会は大の苦手でこれは対策しても無駄だと思い、それ以外の部分、文章理解で確実に3問取ることと、個人情報保護法は落とさないこと、一般知識の対策はこれだけで試験に臨みましたが、何とか足切りにあわずに済みました。

記述では2問書けて、配点は22点でした。点数としては充分ではありませんでしたが、問われている論点が理解できたことが部分点に繋がったと思います。条文通りに書けなかったこと、微妙な表現の違いなどは条文学習が足りていないことの現れです。

もし不合格だったなら、条文の読み込みをもっと強化しなければならなかったでしょう。それだけ条文が大事だということが今なら分かります。逆に言えば、条文の読み込みが万全ならもっと自信を持てたと思うし、もっと点数も伸びたと思います。初学者の頃の自分にひとつだけ言えるなら、条文を読み込むこと、条文を疎かにしないということを教えてあげたいです。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

豊村先生は滑舌がいいので、1.25倍速で聞いていました。音声をダウンロードして車の運転中や家事の時も流していました。講義を繰り返し聞くというよりは、講義を聞きながらテキストでインプットしたあと、他資格セレクト問題集でアウトプットをして条文をマークし読み込みました。

試験に出るところだけをやるというのではなく、すべての知識を取りこぼさせないという気持ちも伝わりました。対面で講義を受けているような臨場感もあり、通学で講義を受けられたらもっと楽しく勉強ができただろうなと思ったりもします。

この講義は豊村先生のキャラで成り立っていると思います。通信のデメリットは一人で講義を聞き続けていると、集中力が欠けて大事なところを聞き逃したり、どこが大事か判断できなくなる瞬間があることです。講義を消化するためだけに聞いていると思える瞬間も、正直なところありました。

一人でモチベーションを保つのは大変です。前年度、独学で不合格でしたので、同じ過ちを繰り返さないという意味では豊村先生の講義を取ったのは間違っていなかったと思います。

ただやはり通信は自分の精神力との戦いでもあると思い知らされました。それでも合格できたのはアガルートのおかげ、豊村先生のおかげだと思っています。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

電車で外出する時など移動中は1000肢を解いていました。他資格セレクト問題集とは違う論点で一問一答なので解きやすかったと思います。個人情報保護法関連はもっと問題数があると良いと思いました。

隙間時間の有効活用としてとても良い教材だと思います。持ち運ぶのに大きさも厚さもちょうど良かったです。

外出先で解くことが多かったので、講義はあまり活用できなかったのが正直なところで、いま思えばもっと利用できたのではないかと思います。これを完璧にすれば市販の肢別本以上に活用できる教材になるはずですが、私の場合は時間が足りなくてただ解くのみになってしまい、もっと講義を聞いて活用すれば良かったという後悔が残っています。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述はもともと苦手意識があり、この教材も全部丸覚えするつもりで取り組んで、その結果、理解が追い付かず試験においても記述はやはり良い結果を出せなかったと思います。自分の向き合い方が悪く、この教材をうまく使いこなせなかった感じがしています。

記述に関しては択一が解ける知識があれば何か書けるはずと思ってしまっていて、それを修正する時間が足りなかったように思います。記述の文章を覚えることで他の知識が抜けてしまうのでは、という自分の記憶能力の限界も感じていました。それと苦手意識から、無意識に講義を後回しにしてしまった感じもあります。

もっと危機感をもって取り組むべきだったと、これに関しても少し後悔の念が残ります。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

受験中は一杯一杯で逐条ローラーインプット講座を楽しむ余裕がありませんでしたが、合格してみて、講義を振り返ると、自分はこういう勉強をもっとしたかったんだと気付きました。

条文を正しく学ぶということは大変だけど、試験に必要な知識のすべてにおいて条文が基礎になっていること、条文を疎かにしたら絶対に試験に合格しないということ、これは明らかです

田島先生の講義は楽しかったです。毎日豊村先生の講義を聞く中で、少し息抜きになるような、新鮮な気持ちでリフレッシュできるような、そんな存在でした。赤と緑のマーカーを使った勉強法もはじめてでしたので、シートで隠してみると意外と覚えていないことが分かって自分の記憶力がいかにいい加減かを知ることができました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は特に苦手意識はなかったものの、必ず1問か2問は落とすというのが前年度までの自分でした。なぜ間違えるのだろうというのがずっと分からなくて、正しい解き方があることも知らずにいたので、田島先生の講義を聞いて、きちんと解かないと解けないんだということが分かりました。なんとなくで今まで乗り切っていたんだと思いました。目から鱗という感じです。

前年度の試験は文章理解3問にすごく時間がかかってしまって、力ずくで解いていたんだと思いますが、田島先生の講義を聞いてからは、正しい解き方で問題を解くことができたと思います。

結果は2問正解で1問落としましたが、自分では納得の結果です。そこまでの実力だったんだと思いますが、文章理解に不安がなくなったのは田島先生の講義のおかげです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は他社も含め、回数を重ねるごとに点数が伸びていって、民法・行政法の理解が進んでいるのが実感として分かりました。

模擬試験は本試験の形式で問題を解くこと、どの順番で解くか、時間配分はどうするかを試したり修正したりする意味があると思います。前年度の不合格の時の解き方では今年もだめなことは明らかで、いくつかのパターンを用意してやってみました。

アガルートの模擬試験の時に、自分の苦手な記述を最後にして、文章理解と一般知識をまずは確実に取りに行くというのを試した結果、それが一番ストレスがないことが分かり本試験もその順番で解きました。

やはり模擬試験で試験をシミュレーションするというのは大事なことだと思いました。

講師へのメッセージ

豊村先生には本当に感謝しております。いつも力強い声と明るい雰囲気を保って下さいました。何気なくやっているようで、同じテンションを保つ精神力はすごいと思います。豊村先生の講座にして本当に良かったと思います。ありがとうございました。