合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

20代で宅建を取得し、30代でも難関資格にチャレンジしたいと思ったのと、これからの働き方で、自分の選択肢を増やしたいと思ったことがきっかけです。通勤途中に「ご相談は行政書士へ」という大きな看板があり、毎日目にするので、受けてみようかなと思うようになりました。地元で受験できるのもメリットでした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学でやる自信はなかったので、通信講座を検索した時に、最初にアガルートを目にしました。講義が短い時間で区切られていて、勉強しやすそうだったのと、何より合格したら全額返金という驚きのシステムにつられて半信半疑で資料請求しました。

合格体験記・学習上の工夫

私はアガルートで、豊村先生の講義を3年受講しました(入門、中上級、上級)。アガルートは合格率も良いし、全種類制覇している方はなかなかいないのではないかと思います。

ほぼ好奇心で受講した1年目は慣れない法律用語に苦戦し、2月に始めたにもかかわらず、商法は手付かず、他の科目も1周するのに9月までかかってしまいました。宅建が独学でスムーズにとれたので、その感覚で進めてしまいました。記述の準備もできず、110点台で不合格でした。

これではダメだと奮起し、2年目は12月末から始めて4月末には全科目1周、5月末には民法、行政法は2周目を終えて記述対策も始めました。7月から模試も受け始め、最初から合格点を取ることができました。

これなら大丈夫! と思ったのですが、そこからなかなか点が伸びないのです。科目ごとの点にバラつきがあり、この間は満点だった憲法が今回は1問しかできなかったとか……それでも模試で毎回180点には届いていたので、過去問や他資格セレクト問題集を何度も何度も繰り返しました。

今振り返ると、たくさん繰り返すことにこだわりすぎて、わからない所のインプットが足りていなかったと思います。条文やテキストにきちんと戻らず、問題の解説のみで満足していたのが良くなかったです。本番は何故か時間が足りなくなるという事態に陥って、178点で落ちてしまいました。

民法、行政法であともう2問くらい取りたい、基礎ができていない? と不安になり、3年目は中上級か上級か悩み電話で受講相談をしました。

「上級で頑張りましょう! 180点と言わず230、240点目指しましょう!」と背中を押していただき、私でもそんな点数を目指せるの!? と一気にテンションが上がってすぐ上級を申し込みました。

2021年の春に結婚したので、「家事は全部お任せ実家暮らし」から環境が変わり、生活リズムも変わりましたが「30分でもいいから毎日やる」を目標に進めました。夫のあたたかい応援もあり、5月末には全科目1周できました(ちなみに夫は現在アガルートの宅建講座で合格を目指しています)。落ち着いてきた7月からは、民法か行政法を必ず毎日、他の3科目は曜日を決めて週に一度は勉強しました。

こまめに六法をひくようにしたところ知識の定着の仕方が全く違うのを感じました。直前期になるほど、講義やテキストに今更戻るのは……と抵抗がありましたが、「今が一番時間がある!」と、あやふやなままにはしませんでした。

また前年の試験で時間が足りなくなったことから、普段から「ここまでを1時間でやろう」というように時間を意識しました。また模試は毎回自宅で受けたので、どの科目を、何分かけて、どの順番で解いたのかをメモして分析し、自分の中で「ここまでをこの時間で解けていれば大丈夫」という目安を作りました。

模試は200点を超えるようになり、本試験では記述が伸びなかったものの、無事合格することができました。豊村先生に目標を高く設定していただき、達成を目指したからこそ滑り込めたと思います。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

上級クラスはとにかくスピーディーに全体をさらうクラスで、この図表まとめ講座がそのインプットの講義です。

昨年まで自分が使っていたテキストと一緒に、ポイントをわかりやすい図や表で復習し、記憶を呼び起こしていきました。新しいことをインプットするというよりは、「これはこうだったよね?」と確認していくような感じです。

そこが中上級のインプット講義との違いかと思います。特に後回しになりがちな商法、一般知識は最後まで「図表まとめ講座」のテキストを活用しました。

一般知識はあまり時間をかけて勉強したくないけれど、足切りがある厄介な科目です。豊村先生のYouTubeの講義も併せて、どの分野も満遍なく勉強しました。おかげで模試でも足切りになることはなく、個人情報保護法などの情報、通信のあたりは命綱にすることができました。

私は5科目1周するのに12月から5月中旬までかかりましたが、1〜4月までが結婚準備や仕事でとても忙しくて休日しか勉強できないという日も多かったので、本当はもっと早く終わらせられれば良かったです。

それでも目標にしていた「5月中に、図表まとめと過去問、他資格セレクトを5科目分1周させる」を達成できたので、合格まであとほんのひと息だけど、毎日の仕事や生活が忙しくて時間の確保が難しいという方には、とても良い講座だと思います。

「START UP 判例」解析講座のご感想・ご利用方法

3年目は、間違える問題は判例を基にしているものが多く、そのフォローにとても役に立ちました。講座の中では割と気晴らしに楽しみながら聞いていました。特に憲法の法令違憲の判例は繰り返しテキストを読んで、結論だけでなく全体の流れやキーワードを覚えるようにしていました。

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

他資格セレクト問題集と同様に繰り返し解き、できなかった問題は付箋を貼って重点的に解いていました。林先生の解説も豊村先生とはまた違う視点での解説で勉強になりました。特に行政法は過去問を分野ごとに繰り返し、行政手続法、行政不服審査法、行政訴訟法は間違えなくなるところまで持っていきました。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

2回目までは全問解き、3回目からは間違えた問題を中心に解いていきました。解説だけでなく必ず六法、テキストに戻るようにしました。

豊村先生の解説は、全ての問題を解説してくださるので、「この問題の4番だけがわからない」という時も復習がしやすく助かりました。テキストには載っていない判例もこの講座で学ぶことができ、模試でも本試験でも大変役に立ちました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

上級クラスは中上級クラスに比べて他資格セレクト問題集の問題数が少ないので、中上級クラスの時はほとんど手が回らなかったのですが、上級の時は5、6回繰り返すことができました。

こちらも全問丁寧に解説してくださるので、わからない問題だけ抜粋して聞きました。持ち歩きやすい大きさで、スキマ時間に取り組みやすいのが良かったです。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述はとにかく直前まで自信がなく、何度も何度も繰り返してキーワードや条文を叩き込みました。

豊村先生が「記述は暗記ではない」「まず何を聞かれているのかを答えられるようにする」と仰っていたのでそれを念頭に取り組みました。私はテキストをまず分解してスキャンし、講義の解説を書き込んだものはテキストの該当ページに挟んで復習用にし、何も書いていないコピーを解く用に使いました。

今回は記述の採点が厳しかったのか、本試験の結果は思っていたよりだいぶ低い点数でヒヤっとしましたが、記述80問攻略講座とインプット講義の「○記」マークを何度も復習していたおかげで滑り込めたと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

7月から各予備校の模試を受け始め、アガルートの模試は8月に力試しで解きました。だいぶ力が付いているのを実感できて嬉しかったのを覚えています。

こちらもできなかった問題、できたけどあやふやだった問題は講義で早めに復習しました。特に一般知識は何が出てくるのかわからないので、アガルートを含め色々な模試に目を通して何が注目されているのかチェックしました。

講師へのメッセージ

豊村先生! 先生が直前期に繰り返し話に出していた「アガルートの合格お祝い金をあてにして、試験前なのにもう温泉旅行を予約した人」は私です!

本当は、またギリギリで落ちてしまったらどうしよう、一般知識で足切りされたらどうしよう、と不安で不安で仕方がありませんでした。

でも先生が「もう合格するつもりで温泉旅行を予約したって人もいたでしょう? そのくらいの強い気持ちで挑みましょう!」と檄を飛ばしてくださって、もうここまで来たら気持ちで負けちゃダメだ! と全力を出すことができました。

3年間本当にありがとうございました。先生のおかげで合格することができました。毎日毎日先生の動画を見ていたので、声が聞けなくなるのが寂しいです。

自由記載欄

豊村先生の講座を受けても、私のように合格に何年もかかる人間もいます。私の場合は、自分なりに頑張ってはいたけれど、先生の言う通りにできていなかった、ということが多かったです。しっかりとスケジュールを組まない、六法をひくのをサボる。先生のアドバイス通りにしていたら自然と実力がつきました。

それでも2年目に2点足りなくて落ちた時は、参考になるとわかっていても、悔しくて「合格者インタビュー」があまり見られませんでした。「合格者インタビュー」を見るということは、それだけで前向きで、強い覚悟が決まっていて、本当に尊敬します。昨年までの試験で悔しい思いをした方の参考に少しでもなれたら幸いです。