合格者の声|「法律系の有資格者が必要なんだけど取ってみない?」きっかけは親族の一言だった。 鈴木 祥二郎さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
私が行政書士試験を目指したきっかけは、新事業の立ち上げを考えていた親族から「法律系の有資格者が欲しいので取ってみない?通信で6ヶ月くらい勉強すれば受かるらしいからさ」とすすめられた事です。
私は法律にあまり興味がなく勉強した経験もなかったので、行政書士自体詳しく知らなかったのですが、とりあえず試験問題を見てみようと試験センターのページから令和元年の問題を見てみました。
実際の問題を見てあまりの字の多さと独特な言い回しの問題文に圧倒されました。これは何年かかるかわからないと思い断っていたのですが、妻から「とりあえずやってみたら?」と背中を押され、私自身も「民法は勉強しておいて損は無いかもしれないな」と思い直し勉強を始めることにしました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけは、結論から言えば「豊村講師」と「全額返金」です。
試験を受ける事を決めてから出来るだけ早く勉強を開始するために、すぐに伊藤塾やLEC、TAC、フォーサイト、アガルートとyoutubeで講座公開している予備校の動画を見て、どの講師の話が聞きやいかを検討しました。
その結果、豊村講師の話し方が非常にテンポがよく、例えもわかりやすくて民法を始めて勉強する人間にも簡単に耳に入ってきたので、この講師の話なら最後まで飽きずに聴いていられそうだと感じました。
また、合格したら全額返金+お祝い金というのも大きなモチベーションになるだろうと思いアガルートに決めました。
合格体験記・学習上の工夫
私が勉強するにあたって工夫したことは、「ゴールを明確にする」ことです。もちろん、令和2年の11月8日の午後1時から行われる試験で180点以上取ることがゴールとなります。
令和元年の問題をプリントアウトして手元に置き、実際の試験をイメージしながら本試験問題を解けるようになるにはどうすれば良いか?を考え、今の勉強がその目標に向かって進んでいるかを確認して勉強していました。
アガルートから送られて来た本試験形式の過去問が難し過ぎたので、比較的容易な肢別からはじめました。講義を聞いた範囲を肢別で確認するを繰り返し、5月中旬には民法、行政法、憲法、一般知識の上まで終わっていました。
そこからは何度も問題集の繰り返しと少しずつ商法会社法の知識の上乗せに入りました。7月からは記述80問も取り入れ、1ヶ月で択一の過去問と記述80問を3周することを目標にやっていました。
7月に初めて受けた模試では合格点を超え、100位以内に入ることができたので「このままやっていけばいけるかも」と感じました。
その後、アガルートの模試を含めて7回模試を受けましたが、一回だけ一般知識の足切りがあっただけで残りは全て合格点を超えることができました。
結局、本試験までに過去問を15周こなし、最後は記述フェスの暗記ポイントを試験会場で詰め込み試験に臨みました。
本試験では問45で錯誤と詐欺で迷って迷って時間をロスしてしまい、最後の商法会社法は文章のキーワードだけ拾って勘で解く位まで追い詰められましたが、なんとか全問解き切れました。
家に帰ってすぐにアガルートの回答速報を見た所、択一だけで180点ちょうどだったのでこれはマークミスさえなければ合格だろうと思いました。
正直、合格発表があるまでは落ち着きませんでしたが、今こうして体験記を書いていると合格したんだなと改めて実感します。
入門総合講義のご感想・ご利用方法
入門総合講座は総じて初学者でもわかりやすい内容でした。豊村講師の講義は非常に聞きやすく、余計な間がないので眠い時でも楽しく聞くことができました。
民法などでは判例の説明にいつも大作の絵で丁寧に説明してくださり、理解に役立ちました。物権の非常に難しい論点(物上代位、先取特権など)も噛み砕いて説明していただき、とてもわかりやすかったです。
行政法は、最初の総論が抽象的で難しく、最初は「何言ってるかサッパリわからない」状態でした。豊村講師の「処分庁」という言葉を聞いて、「行政処分を専門に担当する庁があるんだ」としばらく思っていたくらい本当にチンプンカンプンでした。
しかし、そこさえ越えれば比較的容易な内容でボリュームはありましたが最後まで飽きずに聞くことができました。
憲法は本当に興味深い判例をたくさん話していただき、とてもおもしろかったです。まるで、歴史の教科書を紐解いて行くような感覚でワクワクしながら聞いていました。
一般知識の内容は読みづらい個人情報保護法、行政機関個人情報保護法の条文が綺麗に図表で整理されており、とても助かりました。
商法会社法は膨大な条文から試験に必要な部分だけを抜き取って丁寧に説明していただけたので、なんとか詰め込むことができました。
短答過去問解析講座のご感想・ご利用方法
短答過去問解析講座では林講師に寸劇を交えつつ丁寧に条文を引きながら肢の一つひとつを解説していただき、何度も六法を引いたのでおかげさまで六法を引くスピードが上がりました。
内容も豊村講師とは違った視点から解説していただき、理解を深めるのに非常に役立ちました。
ここまで丁寧に10年分の過去問を解説していただけるアガルートの講座は、本当にすごいと思います。
ところどころ出てくる林講師の趣味のお話や試験委員への愚痴など笑いどころもあり、ボリュームのある内容でしたが全て楽しく受講できました。
林講師から教えていただいた「過去問学習の大切さを」信じて、何度も過去問をやったことが合格に結びついた要因のひとつだと思います。
記述過去問解析講座のご感想・ご利用方法
記述は、最初から苦手意識を持っていたのですが、60点という配点からどうしても避けては通れない道ですので、記述過去問解析講座でなんとか書けるようなろうと受講しました。
長年記述の解法を研究されていらっしゃる林講師が講義の中で一つ一つステップを踏みながら鮮やかに回答を作成して行く姿は非常に素晴らしく、みよう見まねで練習しました。
条文の文言を正確に使って40字以内に収めるのは本当に難しいのですが、本試験までにはなんとか40字以内にそこそこ意味の通った内容にまとめられるようになりました。
結果としては記述28点でしたが、記述の採点が厳しいと噂される本年度にここまで点数が取れたのは記述過去問解析講座のおかげだと思います。
模擬試験のご感想・ご利用方法
アガルートの模試は本当に難しかったです。
9月の時点で受けて190点(自己採点なので曖昧ですが)くらいは取れたと思うのですが、このレベルの問題が本試験で出たら合格できるか微妙だなと気が引き締まりました。
ただ、基本論点さえきちんとおさえておけば合格点がとれるように設計されており、その辺はさすがだと思います。
また、本試験での解く科目の順番を考えるのにも大いに役立ちました。模試は1回受けて復習までやると1日かかるので、あえて1回分だけにして余裕を持たせ他の模試を受る機会を作り、その分価格を抑えるのは非常に素晴らしいと思います。
逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法
逐条ローラーインプット講座は、半分くらいしか受けれなかったのですが、ヤマを張らずに全ての条文にアミを張るという発想は面白いと思います。
暗記ペンで隠して暗記というのも懐かしかったですが、今の時代にはちょっと合わないのかな?という気もします。
条文の解説自体はもう一回頭の中で条文を整理するという意味では復習として非常に有意義であると感じます。
田島講師の講義は豊村講師、林講師とはまた違った視点から工夫を凝らした解説もあり面白いとも感じたのですが、過去問の回転に時間を使いたかったので途中までの受講となってしまいました。
数ヶ月前から受講開始していれば受けれたかもしれませんが、残念な結果となってしまいました。
文章理解対策講座のご感想・ご利用方法
文章理解は私が最も恐れていた科目ですので、この講座はとても役立ちました。
やっていくうちに「文章理解は文章の間違い探し」ということに気付きました。誤りの選択肢が誤りである理由は、必ず文章中にあるということに気がついてから、飛躍的に正答率が上がりました。
幹の読解力が身につけていけば、なんとなくではなく根拠をもって誤りの選択肢を切っていけると思いました。
並び替え問題も最後まで確定させないようにすることで思い込みを防ぎ、確実に正解を出せるようにする手法は非常に良かったと思います。
その効果があったのか、本試験問題では3問中3問正解することができました。しかもかかった時間は10分位だったので、確実に力がついていたんだと実感できました。
行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ
行政書士試験は楽な試験ではありませんが、一つひとつしっかりと積み重ねていけば誰にでも合格できるチャンスがある試験です。
講師へのメッセージ
講師の皆様の手厚い指導のおかげで合格できました。
本当にありがとうございました。