合格者の声|会社員としての肩書はいずれ終わりますが、行政書士という「肩書」は永久不滅 安積 薫さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
1. 法律に関しては初学者です。大学は学部卒で経済学の専攻です。
2. 行政書士資格へトライしようと思った最大の動機は、将来自分が起業する際に必要な許認可を、自らの手で理解した上で取得したかったからです。会社の設立・登記をできる国家資格が行政書士だと言うことを見て勉強を始めることとしました。
3. 当初は資産運用相談を行う会社を設立しようと思っていましたが、行政書士が行う業務は1万種類以上あるということを知り、知的好奇心が膨れ上がり、多様な業種・領域でビジネスの可能性があると思い始めました。
4. 仕事柄(生命保険会社です)、金融資産や相続、事業承継に関わることが多くあり、民法(親族法)と会社法には少し知見があったことから取り組みやすさを感じていたことも一因です。
折しも120年ぶりの民法改正は生命保険業にも少なからず影響があり、従来の業務全般の見直しを行うミッションがあり、仕事上も弁護士相談業務など法律に触れる機会が増えてきたため、業務上の要請も若干ありました。
以上4点が大きな理由です。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
WEBで独学を奨励するサイトが多く、「当初独学で行こう。」と決めました。2019年の年明け。よくある年頭の決意みたいなノリでした。
最短かつ最小限の労力・コストで合格にたどり着く道筋はないものかと、しばらくネットで研究しました。
ネットやYouTube上では、「独学でOK。」「推奨テキストはこれ」といった記事も多く、その中で推奨されていた合格革命シリーズの、スタートダッシュ、基本テキスト、問題集の3冊を購入しました。
同じく推奨されていた「法律を読む技術・学ぶ技術」を購入しました。結局通読できたのは「法律を読む技術・学ぶ技術」のみでした。
結果、どの科目から手を付けるべきか?ペース配分は?いま自分はどこにいるのか?などなど、ナビゲーター的な存在がない環境では厳しいと、入り口の段階で大きく躓くことになりました。
改めて仕切り直しすべく、ネットを中心に情報収集を再開。その中でアガルートアカデミーさんと出会いました。
アガルートアカデミーさんを選んだ1番の理由はネット上での評価です。アガルートさん以外にもお手頃な価格の講座もあったのですが(比較したのはクレアールとスタディサプリです)、昔から安いものには何かわけがあると、勘ぐってしまうたちです。
その上でYouTube等で講義内容を見て自分に合いそうだ、と感じたことと、合格時の全額返金制度の存在と合格率の高さは信頼に値すると判断、受講申し込みに至りました。
YouTubeでは豊村講師の講義を聞いて頭にスイスイ入ってくるのを見てまずは試してみようと思いました。その後、無料公開講座にエントリーをしました。
合格体験記・学習上の工夫
まず費やした時間からです。2019年2月から独学スタイルで開始しました。その後約37週間を費やしました。
前述の通り、当初は独学を志向していましたので、合格シリーズの基本テキストを読み切ることすらできないまま挫折。3月からアガルートアカデミーの受講を開始しました。
平日は電車通勤時の約1時間。週末合計6時間平均。週11時間程度。11時間×37週間=407時間。直前期9月~11月は週末合計10時間くらいでした。合計450時間程度でしょうか。
<勉強スタイル>
1.3月~4月
アガルートアカデミーさんの受講を始めた3月以降は、平日の通勤時間(約1時間)+週末のまとまった時間(約6時間)のパターンが基本計でした。3月から本格的に着手。法令科目は行政法から入りました。
まとまった単位の講義の視聴を終えたのち、過去問を1周するサイクルとして、4月末までに行政法・民法・憲法を終えました。自分で知見があると思い込んでいた民法の親族法のパートは講義視聴も飛ばした状態で過去問にいきましたが、あまりの不出来に愕然としました。
林講師の毒舌(?)が面白く、分かった「つもり」になったこともあり、法律を学ぶことの楽しさを体感した時期です。時短のために、講義の受講は基本1.5倍速で見ていました。
一方で、振り返ると電車の中での講義視聴はあまりいい方法とは言えなかったな、と反省しています。テキストを見つつ、動画画面を見つつ、赤ペン・青ペンを持ってテキストに書き込みするのはなかなかしんどく、結局記憶に焼き付かないインプットになってしまいっていたと振り返って思います。この時点で会社法、一般知識は全く手つかず。
2.ゴールデンウィーク~6月
1周目の過去問ローラーでは当初のインプットが全く頭に残っていないことを思い知る結果となりました。民法の総則のうち、代理や時効に関する基本知識も定着していないことを思い知った時期です。結果、この時期はやや停滞した感じとなり、悶々とした時期でした。
ゴールデンウィーク期間から上記3科目の過去問2周目と田島講師の逐条ローラーインプット講座の視聴のサイクルとしました。あわせて、逐条ローラーインプット講座で触れられたパートを過去問でローラーしつつ不明点をテキストに立ち返り再インプットするスタイルがこの頃でした。
1週目ではあまり条文に直接触れないまま来ていたので、復習の観点からも逐条ローラーインプット講座がこのタイミングで入ったことは、振り返ってみて効果があったと思います。豊村講師が講義の中でおっしゃっていた「壁を徐々に塗っていく」感覚を少なからず体感できた時期でした。
3.7月~8月
さすがに会社法も見ておかないと、と思い講義の受講を開始。最初に着手した法令3科目(行政法・民法・憲法)の記憶レベルを落とさないための過去問回転(3周目)も並行して行っていました。
自分で知見がある、と思っていた(=なめていた)会社法が実はそうでもないということを思い知る結果となりました。(結果として会社法に関しては過去問1周するのが精いっぱい、設立以外の箇所は極めて不完全なインプット・アウトプットのレベルで本番を迎えることになります)
この時期になると模試の申し込みも始まります。講義の中でも模試の重要性が繰り返し触れられていたので、アガルートアカデミーの模試のほか、伊藤塾、LEC、辰巳の3社(各2回)プラスTACの市販版(3回分)を手配しました。
4. 9月~試験前
法令3科目(行政法・民法・憲法)に加え会社法の過去問も回転させることに加え、模試の受験シーズンとなりました。 辰巳の模試のおまけでついてきた一般知識模試が一発目。丸腰で臨んだのですが、まずまずの点数。このときの問題・解説が最後まで一般知識の基礎となりました。
その次受けたLEC1回目で合格点を取ることができました。ここで安心してしまいます。豊村講師が講義中に「模試の結果が(悪くても)気にしない」とおっしゃっていたのを「よかったときは自信を持っていいんだ」と勘違い解釈して、その後の模試に臨みます。
結果それ以外の模試では一度も合格ラインに届かない結果となりました。ひどいときは130点/300点のこともありました。
その原因は記述問題の対策が全くできていないことでした。LEC1回目の記述で25点/60点くらいとれていたので、なんとかなるとこれまた勘違い。記述に本格的に取り組み始めたのは10月半ばでした。
この時期効果的だったのは「テキストの素読」でした。分かったつもりの箇所、模試で間違えた個所、過去問でいつも引っかかる箇所、テキストに立ち返ってみることで、記憶に焼き付けることに役立ちました。行政法・民法はこの時期から直前までテキスト素読を3周はやったと思います。
素材づくりにはあまり力を入れて取り組んでいませんでしたが、テキストに市販のクラフトペーパーを用いてカバーをつけ、その上に語呂合わせや重点ポイントなどを記入することで、(結果的に)常に目に付く状態に置くことができ、苦手箇所・不安箇所の塗りつぶしに効果があったと思います。
<最後に>
本番は上智大学でした。会場前にいらっしゃった豊村講師を見かけ、画面上でしか見たことのない姿だったので、芸能人に会ったような感覚になりました。
豊村大明神に遠くから手を合わせたのち、本番に臨みました。終わった瞬間、合否はきわめて微妙な感覚でしたが、勝負強い点数でゴールを切ることができました。
祝賀会ではぜひお礼とあわせて再び手を合わせてお参り(?)したいと思います。ありがとうございました。
入門総合講義のご感想・ご利用方法
感想利用方法として以下良かった点・もう一つだった点について列挙してみます。
<よかった点>
1. 個性的な講師陣
お世話になったお三方、それぞれ語り口が個性的であきさせない。時折入る「個人的なご意見」は本題以外にも耳を傾け、記憶に焼き付ける効果が高かったともいます。この受験期間中お三方が私のアイドルでした。
2. マルチデバイスで受講できた点。PC、スマホ、タブレットの3種類を使い分けていました。電車で、出張先で、帰省先で…場所を選ばずインプット・アウトプットできたことが大きいです。
林先生の過去問解析は画面下に問題が掲載されており、テキスト等を持ち歩かず回せたことは効率アップに役立ちました。講義視聴時の1.5倍速にはとてもお世話になりました。
3. 逐条ローラーインプット講座に立ち返ることがあまりなかったため、条文にじかに触れつつ、テキストの再インプットの効果もあったと思います。(結局最後まで六法は制覇できませんでした)
<もう一つだった点>
1.修正個所などのメール連絡
当方の設定の問題かもしれませんが、何かしら新たな情報がアップされたときにメールが飛んできてほしかった。(テキスト等の修正)
2.PDF版
テキスト類はPDF版があるとうれしい。あちこち行くことが多いので、テキスト持ち歩きは辛かったな、と思い出しています。せっかくのマルチデバイスなので勿体ないと思いました。その点、林先生の過去問解析のスタイルは助かりました。
3.模擬テストの形式が本番とタイプが違っている点
4.インプット・アウトプットのタイミング・範囲のサジェスチョン
「ここまで来たら一回過去問に…」「この過去問についてはテキストの●●●●で再確認」…といったサジェスチョンがあるとなおよい。
5.講義動画のテーマ表示
結果的に講義動画を2回見ることはなかったのですが、簡便なインデックスがあれば、テキスト素読とあわせて、より利便性が高まるのではないかと思いました。
行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ
合格通知をもらった瞬間、うれしいことはもちろんですが、行政書士という「肩書」を得ることができた、という思いを強く持ちました。会社員としての肩書はいずれ終わりますが、行政書士という「肩書」は永久不滅ポイント。
歳になっても学び続けることで社会にコミットできるチャンスを得ることができます。生涯現役を志向する方にはぜひトライしていただきたいと思います。
豊村先生へメッセージ
画面上の豊村講師を受験勉強中の間、アイドルのような思いで見ていました。
体験記にも書きましたが、上智での本番前に手を合わせたご利益があった、と信じています。そういう意味ではアイドルのみならず神社仏閣、まさしく豊村大明神。
苦しく、鬱々となりがちな学びの期間を明るく元気に支えていただいたこと、とても感謝しています。
※合格者アンケートは,合格者がインタビュー前に回答したアンケートの結果に,インタビューでの内容を加味して表記しております。