「情報通信・個人情報保護の対策法がよくわからない」「思うように点数が取れない」など、情報通信・個人情報保護の対策についてお困りではありませんか?

行政書士試験における情報通信・個人情報保護は、基礎知識(旧一般知識)の科目の中でもっとも対策しやすい部分です。

そのため現在苦手意識のある人でも、対策次第では得点源にできますし、知識の足切り突破のためにも得点源にするべきです。

当コラムでは、情報通信・個人情報保護の対策や勉強法について解説します。

情報通信・個人情報保護の得点を伸ばしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

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【行政書士試験】情報通信・個人情報保護とは

行政書士試験における情報通信・個人情報保護とは、インターネットなどの情報通信に関する法律やIT用語、個人情報保護制度から出題される科目です。

基礎知識で出題される14問のうち、情報通信・個人情報保護からは例年3問出題されています。

基礎知識で注意が必要なのは、「足切りがある」という点です。

足切りとは、一定のボーダーラインを超えないと法令科目でいくら得点しても不合格になることで、行政書士試験の基礎知識では6問以上取れなければ足切りになってしまいます

足切りにならないためには、取れるところをしっかり取ることが重要です。

情報通信・個人情報保護は、十分「取れるところ」に該当する科目であるため、しっかり対策し、ぜひ得点源にしましょう。

目標としては、3問中2問以上の正解を目指すとよいでしょう。

「情報通信・個人情報保護」「諸法令」であわせて最低3問~4問取り、同じく3問出題される文章理解で3問すべて正解できれば、足切りは突破できます。あとは「政治・経済・社会・時事」で1~2問の上乗せができれば上出来でしょう。

【行政書士試験】情報通信・個人情報保護の対策・勉強法

基礎知識の情報通信・個人情報保護はどのような対策をし、どのように勉強すればよいのでしょうか。

ここでは、情報通信・個人情報保護の対策や勉強法について解説します。

情報通信の対策・勉強法

どこから出題されるかといった予想がしづらい基礎知識の中で、情報通信は対策しやすくシンプルな勉強法が有効な科目です。

とくに、ほとんど毎年出題されているIT用語は、主に用語とその定義を覚えればよく、深いところまで踏み込む必要はありません。

行政書士試験基礎知識(全般)の対策コラムでも触れていますが、IT用語の対策は下記どちらかのサイトの利用がおすすめです。

これらのサイトをスマホに登録しておいて、ちょっとしたスキマ時間にチラチラ見る習慣をつけましょう。IT用語が苦手な人は早い段階からチラ見を習慣化しましょう。得点に直結します。再度言いますが、深く理解するというより「用語を見たらおおよその意味が分かる」レベルで構いません。

行政書士試験では数少ない、暗記が通用する分野といってもよいでしょう。とはいえ、前述のように、情報通信に関してはガチガチの暗記ではなく、「見て用語の意味が分かる」程度でOKです。

また、「アカウント」や「ファイアウォール」など、用語の中には普段から耳にしているものや、名称からある程度予想がつくものもあります。

そのため、テキストよりも先に過去問を解いてみて、わからないものをチェックしていくというやり方もおすすめです。

ただし、あまり手を広げすぎないよう注意しましょう。

IT用語辞典などで勉強していると膨大な数の用語が出てきますが、それらすべてを暗記していては時間がいくらあっても足りません。

テキストや過去問に記載があるものや、「最近よく聞くな」というような用語を優先的に押さえておくとよいでしょう。

個人情報保護の対策・勉強法

個人情報保護では、以下の分野から出題されます。

  • 個人情報保護法
  • 情報公開法
  • 公文管理法

情報通信とは異なり、個人情報保護では条文知識が問われます。

そのため、テキストと条文と過去問を繰り返して知識を定着させていくといった、法令科目と同じような勉強法が有効です。

その際に出てきた条文をチェックし、趣旨や要件などを押さえていくことも重要です。

特に、「個人情報」「匿名加工情報」「個人データ」「保有個人データ」といった用語の定義についても、正確に答えられるようにしておきましょう。定義は最重要です!

注意したいのは、情報通信と同じく細かいところまで踏み込まないことです。

とくに個人情報保護法や行政機関個人情報保護法などは、法律の概要を中心に出題される傾向があります。

大きく手を広げず、個人情報保護法、情報公開法それぞれの違いを意識しながらテキストと過去問を繰り返すとよいでしょう。

※行政書士試験全般の勉強法はこちら:行政書士試験の勉強法

まとめ

行政書士試験における、基礎知識(旧一般知識)の情報通信・個人情報保護の対策や勉強法について解説しました。

最後にこのコラムをまとめます。

このコラムのまとめ

  • 情報通信・個人情報保護では3問中2問以上の正解を目指す
  • 情報通信では、IT用語とその定義を見て分かるようにする(暗記というよりも見て分かればOK)
  • 個人情報保護ではテキスト・条文・過去問を繰り返しながら条文学習も行う

コラムの中でも解説したように、情報通信・個人情報保護は、基礎知識の中では対策しやすい科目です。

しっかり対策を行い確実に得点できるようにし、行政書士試験合格をより現実的なものにしましょう。

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この記事の監修者 豊村 慶太 講師

豊村 慶太講師


行政書士受験指導のカリスマ。早稲田大学3年次にわずか2か月の学習期間で行政書士試験に合格。
大手資格予備校LECで12年以上にわたり、行政書士試験の受験指導を行い、基幹講座・単科講座・全国向け収録講座のみならず、大学学内講座(成城大学・学習院大学)も担当。
LEC時代・アガルート移籍後を通じて、19年以上の講師歴を通じて、のべ1万人以上の受験生を指導(2023年4月時点)。高い合格率に定評がある。

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常に「過去問」「問題演習」を意識しながら、受講生と一緒に手を動かして、自然に理解しやすく記憶が定着しやすい講義は、歴代の数多くの「豊村クラス」出身合格者の非常に高い支持を得ている。

グルメを中心としたブログも人気。趣味は、サーフィン・スキューバダイビング・ゴルフ・トランペット・神社仏閣めぐり。

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