主婦から行政書士になれる?稼げる?勉強法も解説
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今主婦をしている人の中には、仕事に復帰したい!それなら、国家資格を取るのはどうだろう、たとえば行政書士の資格はどうかな?と考える人がいるかもしれません。
行政書士の資格は現在主婦をしているという人にもおすすめで、実際に主婦から行政書士になって活躍している人が大勢います。
この記事では、主婦が行政書士になるメリット、資格を取っても意味ないという意見とその実情、合格するための勉強法などについて解説します。
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主婦は行政書士になれる?
主婦が行政書士になることは、もちろん可能です。
主婦をしていてしばらく仕事や勉強から離れている人は、自分が行政書士になれるのか心配に思うかもしれません。
ですが、心配はいりません。
行政書士は、行政書士試験に合格すれば誰でもなることができます。
そして、行政書士試験には受験資格が特にないため、年齢、学歴、社会人歴、国籍、性別などの制限はなく誰もが受験できます。
実際、合格者の学歴や年齢、バックグラウンドは本当に様々で、主婦から行政書士になった人も大勢います。
ずっと社会人生活から離れていて、50代で行政書士試験に合格して社会人復帰を遂げた、という人もいます。
社会人として復帰したいと思い、そのための手段として行政書士資格を取るのはとてもよい選択肢です。
行政書士の仕事に魅力があることはもちろん、資格を取ることで、社会人復帰の不安を払しょくし、自信を持てるようになるという効果もあります。
行政書士の試験勉強は、家庭生活との両立が十分可能です。
今まで法律を勉強したことがなかった人であっても、他の法律系資格に比べればはるかに取り組みやすい内容です。
ただし、行政書士試験の合格率は10%程度であり、難易度はある程度高い試験です。
適当に勉強して合格できるレベルのものではありません。
とはいえ、よく比較される司法書士試験と比較すると、行政書士試験の合格率は倍以上で、司法書士試験は行政書士試験よりもはるかに難しいです。
実際、行政書士試験は1年以内の学習で合格できる人も多いので、難関資格ではあるものの極端に難しいレベルではなく、真面目にコツコツと取り組めば誰もが合格できるレベルの試験です。
主婦が行政書士を取得するメリット
主婦が行政書士の資格を取るメリットはたくさんあります。
代表的なメリットについて紹介します。
就職(再就職)の際有利になる
しばらく仕事から離れて家庭に専念していたり、そもそもほとんど社会人経験がないまま結婚して主婦になった場合など、今から自分が納得できるような職場に就職できるのか、不安に思うのではないでしょうか。
実際、仕事から離れていた期間が長かったり、社会人経験が乏しい場合、就職活動では不利になってしまいます。
就職活動の際は、何かしら自分の能力をアピールする必要があります。
そして、行政書士という難関資格を取得していることは、就職において大きな武器となりえます。
近年は多くの会社でコンプライアンスを強化しており、法律の知識は重要性を増しています。
行政書士の資格があれば、法律の知識があることの証明となり、就職活動の場で有利に働くでしょう。
また、自分自身が自信をもって就職活動の臨むことができるのではないでしょうか。
独立開業ができる
行政書士などのいわゆる「士業」は、多くの人が独立開業をしており、独立開業がしやすい職業です。
「起業する」というとハードルが高く感じますが、行政書士の場合、従業員を雇ったり高額な事務所・設備を用意したりしなくても、自宅などでの開業もできます。
主婦が自宅の一室を事務所としてこじんまりと開業することも珍しくありません。
もちろん、積極的に業務範囲を拡大して、大きな事務所に成長させていくのもよいでしょう。
行政書士として独立開業すれば、人から指図されることもなく、自分らしい方法で、自分が望む年齢まで仕事をすることができます。
あまり気負わずに独立開業に踏み切ることができるのは、行政書士資格の大きなメリットです。
自由な働き方が選べる
行政書士の資格を取ることで、働き方の選択肢が増えます。
行政書士資格を取った人の進路としては、独立開業、行政書士事務所勤務、一般企業勤務といった選択肢があります。
そして、これらは自分のライフステージに合わせて変えていくこともできます。
まずは実務経験を積むために行政書士事務所に勤務して、いずれは独立開業するという道もあります。
すでにある程度社会人経験がある人などは、早めに独立開業して、自分のペースで自分のライフスタイルに合った形で働くというケースもあります。
自分の事務所であれば、平日に毎日9時から18時まで働かなければいけない、などということもありません。
家庭の事情に合わせて、働く時間や仕事量を調整することもできます。
女性行政書士の需要は高い
行政書士の仕事は、男性、女性、どちらに向いているとか、どちらが有利などは一概に言えません。
性別を問わず、専門家として、知識が豊富で問題解決能力の高い人が評価され、成功しています。
ただ、現状として、行政書士の男女比率は男性が8割以上と圧倒的に男性の方が高くなっています。
そのため、女性の行政書士のニーズは高い傾向があります。
多くの職場では、男女をバランスよく採用したいと考えており、数が少ない女性の行政書士にとっては有利な状況です。
また、行政書士の仕事は依頼者のプライベートに関わるデリケートな内容に触れることも多く、女性の方が相談しやすい、というニーズも一定数あるのに対して、女性行政書士の数は少ないのが現状です。
その意味でも、女性の行政書士は重宝される可能性が高いでしょう。
主婦が行政書士取得しても意味ない?
一部では、主婦が行政書士の資格を取っても意味がない、という意見もあるようです。
その理由と、実情について解説します。
求人数が少ない
行政書士の求人数が少ないので、行政書士の資格を取っても就職できない、という意見があります。
確かに、行政書士事務所、行政書士法人の求人数ということだと、地域によっては少ない場合もあります。
行政書士は独立開業して一人で事務所運営をしている人も多く、行政書士の資格がある人を雇う事務所ばかりではないからでしょう。
とはいえ、行政書士の資格者の就職先は、行政書士事務所に限られません。
資格があることを武器にして、一般企業への就職をする人も大勢います。
また、士業専門の就職エージェントなどもあり、そういったサービスを利用することで就職活動のサポートを受けることができます。過度な高待遇などを望まなければ、就職できないという可能性は低いうえ、いざとなったら独立開業できるという強みがあるため、求人数についてそれほど心配する必要はありません。
独立開業しても失敗する可能性がある
行政書士は独立開業しやすいけれど、あまり稼げないのではないかという意見もあるようです。
確かに、独立開業した人全員が成功して高収入を得ているわけではありません。
年収1000万円以上の人も大勢いる一方、年収300万円未満という人も少なくはありません。
そのため、高収入だけを目的として行政書士を目指すのであれば、必ずしもおすすめはできません。
本人の能力次第では青天井で稼げる可能性がある反面、独立開業する場合は収入の保証がないことも事実です。
たとえば、極端にコミュニケーションを取るのが苦手な人などの場合、仕事を得ることが難しいかもしれません。
ただ、そういう人の場合、独立開業は難しいですが、勤務の行政書士として働くという道があるため、資格を取ることに意味がないわけではありません。
行政書士の仕事は、人から感謝されることも多くやりがいがあり、自由な働き方ができるなど、総合的に見てとても魅力の多い仕事です。
一方で、独立開業して成功するかどうかは本人次第であることも事実であり、自分が何を重視するかによって目指すべきかどうかは変わってきます。
行政書士の勉強法!主婦が気をつけるべきことはある?
行政書士を目指す場合、どのように勉強すればよいのか、について解説します。
行政書士試験の勉強方法は、大きく分けて
- 独学
- 予備校への通学
- 通信講座
の利用の3つの選択肢があります。
独学
独学の場合、テキスト選び、試験の情報収集、試験勉強のスケジュール管理などをすべて自力で行うことになります。
自由にテキストを一冊ごとに選びたい、自分のやり方で自由に学習を進めたい、という人におすすめです。
また、コスト面でも独学のみで合格できれば一番安く済むでしょう。
デメリットとしては、勉強中に疑問点があっても質問ができないため挫折しやすいこと、試験科目が多いため自力での情報収集やスケジュール管理には限りがあることなどがあります。
すでに他の資格試験の学習経験がある人、ある程度合格までに時間がかかっても良いという人であれば、独学もよいのではないでしょうか。
予備校(通学)
予備校への通学の場合、テキスト選びや情報収集、スケジュール管理などは予備校が行ってくれるため、勉強だけに集中することができます。
通学の場合、他の受験生と決まった時間に決まった場所で講義を受けるため、他の受験生が周りにいる方がモチベーションが上がる、生で講師の講義を受けたい、という人にはおすすめです。
デメリットとしては、3つの勉強法の中でコストが一番かかるケースが多いこと、時間を拘束されてしまい、急な家庭の用事などに対応できなかったり講義を欠席せざるを得ない可能性があることなどがあります。
通信講座
通信講座の場合、予備校と同様にテキスト選びや情報収集、スケジュール管理などはスクールが行ってくれるため、勉強だけに集中することができます。
また、通信講座の場合、自分の都合に合わせて、好きな時間に好きな場所で講義を受けることができ、一度で理解できなければ繰り返し講義を視聴することなどもできます。
そのため、家事や家族の用事などの対応が必要な時間の制約がある主婦にとっては、一番おすすめの学習方法です。
コストとしては、独学よりはかかるものの、予備校よりは低額なケースがほとんどです。
主婦が行政書士の勉強をする際の注意点
次に、主婦が勉強する場合の注意点を紹介します。
1つ目は、短期集中での合格を目指すことです。
人によってもちろんスタンスは異なり、急いで合格する必要はない、という考えの人もいるでしょう。
ただし、そういう気持ちで最初から長期戦を覚悟してしまうと、自分の想像よりもずっと合格への道のりは長くなってしまいます。
集中力には限界があるため、長期間にわたりダラダラと勉強をしていてもあまり身にならないことが多いのです。
基本的には、1年程度での合格を目指して、きちんとペースを守って勉強するのがおすすめです。
2つ目は、育休期間中の合格を目指すのは簡単ではない、ということです。
会社員などで、育休期間中に資格を取りたい、という人もいるかもしれません。
その考えは素晴らしいことです。
ですが、幼い子供を育てながらの勉強は、心身共に負担が大きいものです。
無理をして自分や子どもが体調を崩すなどとなっては本末転倒なので、くれぐれも無理な計画は立てないほうがよいでしょう。
育休期間を利用する人の場合、あまり短期での合格にこだわりすぎてしまうのはよくないことがあります。
まとめ
行政書士の資格取得は、主婦にとって決して非現実的なものではありません。家庭生活と両立しながら、限られた時間の中での学習でも十分に合格を目指すことができます。
資格を取ることで、自分への自信にもつながり、社会人復帰を後押ししてくれる強力な武器となりえます。
また、様々な働き方の選択肢ができることで、自分の未来の可能性を大きく広げることができます。
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