行政書士試験は直前期で合否が決まる!直前に対策すべき4つのこと2024【動画解説あり】
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行政書士試験を制するためには、直前期をどのように過ごすのかがとても重要です。
直前期には、これまで学習してきたことの総仕上げを行い、中途半端な知識を確固たるものにしていくことで得点につなげるための対策が必要です。
この記事では、行政書士試験に合格するための直前期の効果的な学習方法などについて紹介します。
アガルートの行政書士講座を担当する豊村講師の動画による解説もあるので、あわせて参考にしてください。
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【行政書士試験直前期】豊村講師の解説
直前期学習ポイントは次の3つです。
- 短い期間で
- 何度も繰り返して
- 知識の精度を上げていく
行政書士の直前期とは?
行政書士試験の直前期とは、本試験の約2か月前である9月以降のことを指します。
この直前期に何をするかによって合否が分かれると言っても過言ではないほど、とても大切な時期です。
行政書士試験は試験科目が多く、暗記力が大いに問われますが、直前期は記憶を定着させるのに効果的で最も実力が伸びると言えます。
直前期までに学んできたことを、整理し、苦手分野を洗い出し、復習し、問題演習を繰り返すことにより、曖昧さを排除して正確な知識を身につけて点数に結び付けていきましょう。
本試験の時に記憶力のピークを迎えられるよう、正確な知識のインプットとそれをアウトプットする応用力を直前期に培うことが合格のためには何よりも大切です。
行政書士試験の直前期に対策すべきこと
行政書士試験の直前期には、下記の対策を行いましょう。
- 暗記科目を伸ばす、仕上げる
- 模試を受ける
- 何回やっても間違える選択肢をつぶす
- 苦手分野に絞ってインプット
1.暗記科目を伸ばす、仕上げる
直前期にすべきこととして大切なのが、暗記科目の知識を曖昧・中途半端ではなく、正確に定着させることです。
当然、この時ゼロから暗記を始めるのではなく、直前期までに一通りの勉強を終えて下地を作っておく必要がありますが、直前期前までは、「大体の内容や趣旨を理解している」程度の状態であってもまだ間に合います。
この「大体理解している」状態から、どのように出題されても正しい答えを導き出せるレベルの知識に格上げするために、暗記科目の知識の精度を上げていく必要があります。
行政法では、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法は正確な条文知識が問われる暗記科目と言えます。
問題演習をしながら、不正解したものはもちろん、正解はしたものの根拠が曖昧だった分野については、条文や制度趣旨の知識を中心にしっかりと復習して正確な知識を身につけましょう。
地方自治法は難問が出ることがありますが、知識があれば解けるレベルの問題は正答できるように、繰り返し問われている論点については正確に暗記しましょう。
民法の家族法についても、直前期の暗記が有効です。
行政書士試験では、親子関係、婚姻関係などの親族の分野の出題が多く、この分野は特に正確な知識を身につけましょう。
憲法の統治についても、暗記科目と言えます。
憲法は元々条文数も少ないので、条文を読み通したうえで問題を解き、実際の試験ではどのように出題されるのかを意識して精度の高い知識の定着を目指しましょう。
一般知識問題では、情報通信・個人情報保護も条文や用語の知識が問われる暗記科目です。
一般知識の政治・経済・社会と比べて、情報通信・個人情報保護に関しては条文や用語をしっかりと暗記していれば得点に結びつきやすい科目なので、直前期の対策も入念に行い正確な知識を身につけましょう。
2.模試を受ける
直前期には、行政書士模擬試験を受けて実際の試験のシミュレーションを行うことも大切です。
試験の実際の雰囲気を体感し、限られた時間の中で時間配分を意識しながら問題を解いておくことで、実際の試験の時にパニックにならずに落ち着いて臨むことができます。
模試の結果については過度に気にする必要はありません。
ただし、他の受験生の正答率が高い問題を間違えてしまった場合には、基礎的な知識が不十分だと言えます。
該当箇所をしっかりと復習し、同じ誤りをしないよう入念な対策しましょう。
模試の結果を見て、自分の苦手科目や苦手分野のあぶり出しを行い、それに応じた対策をすることも大切です。
3.何回やっても間違える選択肢をつぶす
模試や問題集を解いていると、同じような問題でつまずいたり、答えは何となくわかるものの根拠をしっかりと示せないということがあります。
これは、知識が不完全だったり、問題を解くための解法テクニックが身についていないことによって起こります。
誤った問題や根拠がわからなかった問題については、しるしをつけるなどして視覚的にも記憶に残るように工夫し、基本テキストに立ち返って該当範囲をしっかりと復習しましょう。
復習したうえで再度関連する問題を解いていき、根拠が説明できるレベルまで知識を確かなものにします。
関連する条文や判例も併せて復習し、テキストや問題集と知識をリンクさせてしっかりと記憶に定着させることが大切です。
4.苦手分野に絞ってインプット
直前期までにインプットが終わっていることが理想ですが、誰にでも苦手分野はあり、インプットが不完全なこともあるでしょう。
問題集を解いていくアウトプットの作業をする中で、自分の苦手分野を把握しましょう。
そして、苦手分野については再度基本テキストに立ち返ってインプットの作業を行います。
このとき、むやみに新しいテキストに手を出すのではなく、これまで使用してきたテキストを使い、一つのテキストを完ぺきに頭に入れることの方が効果的です。
ただし、直前期はインプットだけでは間に合わなくなってしまうため、インプットの作業と並行して問題演習もどんどん繰り返し行うことが必要です。
直前までに済ませておきたいこと
直前期に効果的な対策をするためには、それまでにしっかりと下地を作っておくことが大切です。
8月末までには、基本テキストの学習を済ませ、問題集や過去問も解き終えておきましょう。
そして、この基本テキスト、問題集、過去問については最低でも一度は復習を済ませて置き、復習した時に知識があやふやだったり、忘れてしまっていたところにはしるしをしておきましょう。
重要な判例や論点、条文についても復習しておきます。
そして、この基本テキスト、問題集、過去問、判例、条文はすべての情報がリンクするように、相互に関連するページを補記したり、まとめノートに記すなどして情報の一元化をはかりましょう。
情報がバラバラになってしまうと記憶に定着させることが難しくなるため、いつでも関連した情報をすぐに引き出せるような状態にしておくことが大切です。
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自分に合った直前期対策を行い、自信をもって本試験に臨める状態に仕上げることが何よりも大切です。
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