合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム・講座

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

技術士試験を目指した理由・契機

情報処理試験のうち興味あるものを取得し終わり、周囲と同じような資格をとり続けるより独自の道を進みたいと思っていたころに技術士資格を知った。社内に技術士を持っている人がいなかったので挑戦したいと思った。技術士会の人脈も魅力的だと感じた。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1回目は口頭で不合格、2回目は筆記で不合格だった。いまひとつ採点基準が分からない中、周囲に技術士がおらずアドバイスももらえないため、講座受講が必要だと考えた。申し込みが筆記試験1か月前でギリギリであったため、もっとも融通が利きそうであったアガルートを選択した。

合格体験記・学習上の工夫

今回が3回目の受験。1回目は筆記合格、2回目は筆記不合格だったが自分の中ではその差が分からず、周囲に技術士がいないためアドバイスももらえない環境であった。このままでは過去2回と同じことを繰り返すと感じ、講座受講を決めた。

筆記試験:

選択科目II-1については、過去問や日々の業務で触れたものなどを逐次ノートに整理しておいた。

II-1以外については、最初はあまり時間制限を意識せず、論文の骨子と論理の整合性を考えることに重点を置いた(序盤はChatGPTも活用した)。時間の確保はなかなか難しいが、夜の短い時間を使って1~2日かけて1問解いたり、お風呂で骨子を考えたりして進めた。またその過程で、ある程度多くの問題に柔軟に適用できる回答パターンも用意した。添削指導によって合格論文を書けるようになってからは、制限時間内に手書きで回答が作れるよう仕上げの練習を行った。

口頭試験:

実務経歴書は添削を受けていなかったので、厳しい質問が来ることも覚悟して想定問答を用意した。評価基準(コンピテンシー)と技術面双方の観点で、経歴書の一文ごとに質問を考え、その回答案に対する質問も考え・・・というように準備をした。本番では用意していなかった質問もあったが、準備過程で考えたり過去の業務を思い出したりしていたことが役に立った。

筆記試験対策講座のご感想・ご利用方法

動画を一通り見て内容を把握した後は、主にテキストを活用した。

テキストは想像よりボリュームがあり非常に充実していたが、試験本番まであまり時間がなかったため、自分ができていないこと、知らなかったことなどを中心にインプットするようにした。特に、今回の受講の決め手が「採点基準が分からない事の解決」であったため、それに関連しそうな項目はよく読み、添削論文を書く際にも折に触れて振り返るようにした。

また、技術者倫理に関する事例などは知識・経験が浅く、本テキスト以外にまとまった情報も少ないため参考になった(当初の期待以上の情報であった)。

情報工学部門はなかなか参考書がなく解答例等も少ないが、テキストは部門に関係なく活用できる内容だと思った。試験まで時間があれば、もっと読み込んでから試験に臨みたかった。

口頭試験対策講座のご感想・ご利用方法

こちらも主にテキストを活用した。想定質問と解答例があるので、それらは全て準備するようにした。ただし、解答例はそのまま使わず自分の経験をもとに自分の言葉で話せるようアレンジした。評価項目が何なのかを正確に把握したうえで、解答例のどこにそれが表れているかを読み、自分なりの解答に置き換えた。

テキストにはちょっと変わった質問例等も載っていて、心構えができた。

口頭試験は筆記試験以上に何が問われるか分からなかった上、20分間で瞬発力が問われるため、できるだけ多くのインプット(想定問答)が事前にできるということは非常に重要だと感じた。1回目の受験で失敗したときはそれが足りなかった。

実務経験証明書・添削のご感想・ご利用方法

申し込みが遅かったため、実務経験証明書の添削は受けなかった。ただ、独力で書いた詳細経歴の出来栄えが自分ではわからないので、やはり添削を受けておいた方がよかったと口頭試験の準備段階で感じた。

実際、誰からも添削を受けていないことは口頭模擬試験で講師の方にも見抜かれていた。その分のカバーの方法を模擬試験で教えていただいたこともあって合格できたが、最初から添削を受けていれば準備はもっと容易であったろうし、不安感ももっと軽減されていたと思う。

記述式・添削のご感想・ご利用方法

筆記試験まで時間がなかったため、週1~2回のペースで添削をしていただいた。平日はなかなか時間が確保できないため、1~2日かけて1問解いたり、骨子はお風呂で考える等していた。添削結果が返ってくるのがとにかく早く、そのおかげで何とか間に合わせることができたと思う。

添削結果はよく読んで本質を理解するよう努めた。提出前には添削で指摘いただいた点を全てクリアしているかを毎回チェックするようにしていた。添削で頂いたコメントは端的で明確だったため、要点を整理して試験会場にも持っていき、直前に改めて見直したりした。

口頭模擬試験のご感想・ご利用方法

想定問答作成等の準備を全て終えた状態で行いたかったため、口頭模擬試験は本番1週間前にお願いした。その準備の成果も、足りない部分もご指導頂けたので良い準備になった。自分で気づいていなかった意外な指摘もあり、それは模擬試験を受けていなければ分からなかった。

また、口頭試験そのものだけでなく、当日の動き等をご教示頂けたのも親切丁寧だと感じた。

口頭試験は非常に不安だったが、この模擬試験で練習ができたことと合格点を頂いたことで、本番の緊張も少し和らいだと思う。

講座のご感想、講師へのメッセージ等 

採点基準がわからずもやもやしていましたが、添削していただいた際のご指摘によって自分が何に気を付ければ良いかが明確になり、合格できました。レスポンスの早さも助かりました。大変お世話になりました。ありがとうございました。