技術士農業部門のメリットとは?資格取得がキャリアアップにつながる可能性
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技術士農業部門は、農業や土木分野の調査や計画といったコンサルタント業務を行います。
農業部門の資格を取得するには、一次・二次試験の両方に合格しなければなりません。
農業部門の最終合格率は、例年15%前後となっており難易度の高さがわかります。
今回は、農業部門の資格を取得するメリットについて見ていきましょう。
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目次
技術士農業部門とは
農業部門は、複数の専門科目に細分化されており、令和元年度の試験制度改正によって内訳が以下のように変更されました。
【試験制度改正後】
- 畜産
- 農業、食品学
- 農業農村工学
- 農村地域、資源計画
- 植物保護
関連コラム:技術士とはどんな資格?受験資格・仕事内容・技術士になるまでの流れを解説
農業部門の資格はどんな職種で活かせる?
技術士の農業部門の資格を活かせる場は、公共系の建設技術者やコンサルタント職がメインです。
建設業務の中でも農業に関連するのは公共系の案件が多いため、公共機関が元請になる安定的な会社に需要があります。
農業部門の受験者の8割は農業土木(新制度では農業農村工学)を選択しており、働き口も農業土木分野がほとんどです。
たとえば、農業土木設計技術者です。
具体的には、官公庁等から発注される農業土木分野の案件におけるンサルタント業務が挙げられます。
農業環境の改善を目的として、農作業用施設を調査し、保全計画の策定や施設の更新設計を行います。
また、技術士の農業部門は農業土木に関連する建設物を扱う建設コンサルタントの業務にも活かせます。
建設コンサルタントの業務内容は、官公庁や民間の都市計画に関するコンサルタント業務、環境アセスメント、施工管理などです。
他には、官公庁より依頼を受けた建造物の設計や、官公庁等から発注される公共事業における技術指導などの仕事もあります。
技術士農業部門を取得するメリット
技術士資格を取得するメリットは、いくつかありますが、特に農業部門の資格を取得するメリットは以下のような点にあります。
土地改良事業の専門技術者(農業土木、農村地域計画)
土地改良法上の土地改良事業を行う場合は、必ず専門技術者を専任しなければりません。
専門技術者は、土地改良専門技術者「土地改良専門技術者試験」に合格した者または技術士試験第2次試験の農業部門に合格した技術士で名簿に登録したもののみが選任されます。
建築業法上の配置技術者になれる(農業土木)
建築工事を進めるうえで、監督・管理業務を行うための技術者が必要です。
技術者には、「専任技術者」「主任技術者」「監理技術者」の3種類あります。
専任技術者は、営業所ごとに配置する、建設工事の施工に関する一定の資格または経験を持つ技術者のことです。
次に、建設業者が建設工事現場の技術上の管理を行うために配置しなければならないのが主任技術者。
そして、監理技術者は、主任技術者と比べてより大きな工事現場を指揮監督する技術者のことを指します。
これら3つの役割を担う技術者のことを、配置技術者と呼びます。
農業部門のうち、農業土木を専門とする技術士は配置技術者になれます。
建設コンサルタントとして登録する場合の専任技術管理者になれる(農業土木)
建設コンサルタント業を営む場合、登録制度があります。
登録制度とは?
主に土木に関する21の登録部門の全部又は一部について建設コンサルタントを営む者が、一定の要件を満たした場合に、国土交通大臣の登録を受けられる制度。
登録申請する場合、専任技術管理者の設置が必須です。専任技術管理者は、当該部門の技術士でなければなりません。
機械部門について登録する場合、機械部門の技術士が専任技術管理者となります。
機械部門の技術士は、建設コンサルタントとして登録する場合の専任技術管理者になれます。
労働安全コンサルタント試験の筆記試験一部免除(農芸化学・農業土木)
労働安全コンサルタントとは、職場の労働災害などの労働問題についての助言を行う国家資格です。
農業部門の技術士は、労働安全コンサルタントの筆記試験を一部免除されます。
土木施工管理技士(1級・2級)の学科試験免除(農業土木)
土木施工管理技士とは、施工管理する資格で施工管理技士国家資格のひとつです。
河川、道路、橋、上下水道といった土木工事現場で働く作業スタッフたちの監督業務を行います。
農業部門の技術士は、土木施工管理技士の学科試験が免除となります。
造園施工管理技士(1級・2級)の学科試験免除(農業土木)
造園施工管理技士とは、造園工事においての施工管理を行う施工管理技士国家資格のひとつです。
農業部門の技術士は、造園施工管理技士の学科試験が免除されます。
まとめ
技術士の資格を取得するには実務経験が必要です。
つまり、技術士としての資格を持っていることにより、転職活動の際に大きなアピールポイントとなります。
特に、土木建設関係の分野においては技術士は重宝されています。
農業部門を受験するのであれば、農業土木(農業農村工学)を目指すことでキャリアアップにつながるのではないでしょうか。
関連コラム:技術士試験の難易度は?一次・二次試験の合格率全部門総合&部門別にまとめ
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