受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

FP技能検定を目指した理由・契機

公務員から民間への転職にあたり、FP技能士の知識は必須と感じたため対策を始めた。FPに関して何も知らない状態で23年12月に独学を開始し、同月に3級を取得(CBT方式)できた。しかし、その結果、「この級では自分のためにも顧客のためにも知識・技能はまだ満足できる水準に到達していない」と感じた。最低でも2級は必要なのだろうと。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

3級の内容を忘れないうちに2級を取得することが効率よく試験対策できると考えたため、なるべく近い時期に2級受験を検討した。それまでに時間がないため、しっかり対策できる通信講座を探すこととしたが、アガルートさんは合格実績を自信もって公表しているため、とても目を引いた。他にも取得するべき資格がある中、最小限の時間投資で最大限の成果を得るには、高い合格実績を謳っている御社の講座は非常に魅力的である。そこに最大の信頼を置いた。

合格体験記・学習上の工夫

概要として

右膝内側半月板損傷の手術を4月中旬に迎え、FP対策のための時間ができたため4月上旬から集中的に取り組んだ。既に取得していた3級の内容も数か月空くだけで忘れてしまうことも多かった。

これは気合を入れねば勝負にならんと感じていたところではあるが、度重なる通院、4月中旬から下旬に渡り入院・手術、退院後は松葉杖生活に毎日リハビリという生活に陥り、FP試験当日には松葉杖が必要なくなることを目標として努めていたが叶わず、結局バリアフリー申請をして5月26日の試験当日に臨むこととなった。

この細かい私事については触れるかどうか迷ったが、これは、「こんな状況でも諦めなければ何とかなるものだ」ということの例示として、励みの一つとしてもらえれば幸いである。総勉強時間は約130時間であり、痛みと闘ったこんな状況でもFP2級の勉強時間として巷間言われている200-250時間、という水準は気にする必要はないと感じた。また、独学でFP3級を取得した際も約50時間であり、80-100時間とされているほどまではかからない。ちなみに私はこれまでFP関連の素養はなく、超がつくほどのド文系である。

学科対策パーフェクトのご感想・ご利用方法

講座動画について

講座動画は2.5倍~3倍で再生し、重要と思われる内容では2倍程度に減速してとにかく概要を頭に叩き込むことを主眼に置いた。細部にこだわっていると時間がかかるので難解な場所にはテキストにマークを付けて後回し。

動画の倍速については、自分にとってどの速度が一番集中して聞くことができるのか早い段階で探ることが重要と感じた。1倍は遅い。私見だが、講師の方も倍速で再生されることを考慮して動画を構成しているのではないかと感じたほど。

テキストについて

テキストに編集されている過去問は全て×が解答となり、どう間違っているのかを考えるように編集してある。これにより知識を定着させる、とのことであったが、私はどうしてもその方式に慣れずスルー(苦笑)。

最終的にはテキストを分解して問題部分を全て取り外し、講座内容のみの冊子と化してしまった。そのメリットは何といっても学科テキストが薄くなったということに尽きる。それに気を良くしたのか、何度も何度も繰り返し読むことに成功した。決して精読しない。通読を繰り返す。そうすると過去問を解くこととの相乗効果もあり、得意・不得意分野が面白いほど顕著に浮き彫りとなってきた。

結局テキストについては試験前日まで読み続けていた。

実技対策パーフェクトのご感想・ご利用方法

テキストについて

テキスト通読の目的を「電卓に慣れること」に主眼を置いて、2回繰り返した。そうすると、ああ、もういけるんじゃないかとガラスの自信がつくもの。概要が頭に入ったらすぐに過去問に取りかかった。

電卓について

FPを目指しているのに、小さな電卓、100均の電卓を使う人を見かけたが、使いにくそうだなと感じた。騙されたと思って本格機を購入することをお勧めする。数字のレスポンス、打鍵感覚が段違いであり、「左手で電卓を弾き右手でメモする」というあのスタイルに挑戦したくなる。せっかく合格しても、他人の前で電卓を叩くのに自身がないというのは少々残念な気がする。

あくまで個人的所見だが、カシオJS-20DCをお勧めする。これを持っていれば間違いない((笑))。

過去問集のご感想・ご利用方法

全般について

とにかく5回はやる。どうやら過去問は数字が変わって出題される、という傾向にあるようなので、繰り返してパターン化して理解することで計算方法も頭に入る。「ああ、この所得は最後で1/2か」「各種控除が多すぎてわからん」というのも拘らず繰り返しやる。

テキストに記載されていない内容について

用語で難解なものが出てきた場合はすぐにネット検索で理解する。

金融関連だと検索してもよくわからないことが多い。何せ時間がないため、一つ一つに拘ってもいられない。するとあることに気が付く。何度もテキストを読み、過去問を解き、これらの繰り返しにより問題文自体がパターン化されていることが嫌でも見えてくる。極端な言い方をすれば、内容が理解できていなくても出題パターンで正解は導ける、ということ。時間がないときは試験対策としてはまぁありかとも感じた。

過去問テキストの傾向について

本講座の目標は合格することであり、満点を取ることではない。つまり60%に到達すれば良い。こういった目標設定で構成されているため、動画も3級内容に重点が置かれており、2級内容を深く解説しない。

それを過去問テキストで2級内容を深く掘ってくれるのかと思いきや、解説はない。この点、講師陣には思いをぶつけることとなり、全て受け止めていただいたものと思う。ただ、ここでの私にとっての教訓は、割り切る精神力を持つこと、であたった。ここまで書いてきたように、相当割り切ってやってきたつもりが、まだまだ深追いしようとしていた自分に気付かされたわけである。

行きつくところ、資格試験対策は自分との闘いであるなと再確認できた。この年になって自分との闘いができることに感謝し、最後まで本講座の教材を使用して貫き通すことを決心した次第である。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

上述したように、私自身の思いを受け止めていただき感謝しています。最後まで本教材を貫き通したことが勝利への近道であったと感じています。いや、なかなかの茨道でしたが((笑))。