「ファイナンシャルプランナー3級試験の内容や日程を詳しく知りたい」という方へ、
今回はファイナンシャルプランナー3級試験(3級FP技能検定)の内容や日程、費用、受検(受験)資格などを詳しく解説していきます。

試験を受けるにあたり、なるべく不安は取り除いておきたいもの。

ファイナンシャルプランナー3級試験ついてしっかり理解し、試験に望みましょう。

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ファイナンシャルプランナー3級試験とは?

ファイナンシャルプランナー技能試験3級とは、ファイナンシャルプランナー技能検定の一つで国家資格です。試験は、1級2級3級とあり、3級の難易度は2級、1級と比べると易しいです。

3級FP技能検定試験(通称:ファイナンシャルプランナー3級試験)に合格すると、「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗れます。(通称:ファイナンシャルプランナー3級)

FP技能検定試験は、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2団体が実施しています。

そのため、受検の申し込みをする際、どちらかの団体で受検するか選択しなければなりません。

なおFP技能検定は、いわゆる独占業務資格ではなく「名称独占資格」。
資格を持っていなくてもファイナンシャルプランナーとしての業務に従事できます。

「資格が無くても働けるなら、資格を取る意味はないのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、資格を有していることで、その分野における一定のスキルや知識があるとの証明になります。
顧客から信頼を得られるというメリットがあるのです。

※参考:FP技能検定とは(日本FP協会)

ファイナンシャルプランナー3級試験の試験概要

ファイナンシャルプランナー3級試験の試験概要について日程、費用、受験資格をそれぞれ解説します。

ファイナンシャルプランナー3級試験は、学科と実技を同時に受験する方が大半で、受検の申込みは郵送又はインターネットで行います。

なお、受検地は住んでいる地域にかかわらず、希望の受験地を47都道府県から選択可能
ただし、受検会場までは決められないので、受検案内が手元に届いたらどこで受検するのかしっかり確認しましょう。

2024年4月より3級FP技能検定のCBT方式移行について

2024年4月から3級FP技能検定の学科試験および実技試験は、全国で随時受験可能なCBT(Computer Based Testing)試験に完全に移行されます。
移行に伴い、一斉方式のペーパー試験は2024年1月の試験をもって終了します。

2024年1月の試験は、2024年1月28日(日)に実施予定です。

CBT試験とは、コンピュータを用いたテストの方式です。「Computer Based Testing(コンピュータベースドテスティング)」の略称です。

CBT方式では、受験者はコンピュータ上に表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを使って解答します。

また、CBT試験では1年間を通じて受験日時を自由に選択することができます。

※出典:試験日程 | 日本FP協会

【2024年】FP技能検定試験3級の学科&実技(激変緩和措置)

試験日受検申請期間合格発表
2024年5月26日(日)2024年3月15日(金)~4月5日(金)2024年6月28日(金)

【2024年】FP技能検定試験3級の学科&実技(CBT方式)

受検月受検申請
(試験予約)
試験日(配信日)合格発表日(予定)
2024年4月2024年1月15日(月)正午~
試験日3日前
2024年4月1日(月)~
2024年4月30日(火)
2024年5月17日(金)
2024年5月2024年2月1日(木)正午~
試験日3日前
2024年5月1日(水)~
2024年5月25日(土)
2024年6月14日(金)
2024年6月2024年3月1日(金)正午~
試験日3日前
2024年6月1日(土)~
2024年6月30日(日)
2024年7月12日(金)
2024年7月2024年4月1日(月)正午~
試験日3日前
2024年7月1日(月)~
2024年7月31日(水)
2024年8月15日(木)
2024年8月2024年5月1日(水)正午~
試験日3日前
2024年8月1日(木)~
2024年8月31日(土)
2024年9月13日(金)
2024年9月2024年6月1日(土)正午~
試験日3日前
2024年9月1日(日)~
2024年9月30日(月)
2024年10月15日(火)
2024年10月2024年7月1日(月)正午~
試験日3日前
2024年10月1日(火)~
2024年10月31日(木)
2024年11月15日(金)
2024年11月2024年8月1日(木)正午~
試験日3日前
2024年11月1日(金)~
2024年11月30日(土)
2024年12月13日(木)
2024年12月2024年9月1日(土)正午~
試験日3日前
2024年12月1日(日)~
2024年12月26日(木)
2025年1月17日(金)
2025年1月2024年10月1日(火)正午~
試験日3日前
2025年1月7日(火)~
2025年1月31日(金)
2025年2月14日(金)
2025年2月2024年11月1日(金)正午~
試験日3日前
2025年2月1日(土)~
2025年2月28日(金)
2022年3月14日(金)

ファイナンシャルプランナー3級試験の受験資格

ファイナンシャルプランナー3級試験の受験資格は、『FP業務に従事している者または従事しようとしている者』です。

FP業務とは、資産の設計・運用・管理およびこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務をいいます。

受検資格については「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とありますが、実質的には誰でも受検可能です。
実際に、会社員だけでなく、学生や主婦など幅広い年代、職業の方が受験しています。

ファイナンシャルプランナー3級試験の受験手数料

ファイナンシャルプランナー3級試験の受験手数料は、学科と実技それぞれ4,000円(非課税)です。

学科と実技両方受験する場合は、8,000円(非課税)になります。

試験種類受験手数料(非課税)
学科4,000円
実技4,000円
学科と実技8,000円

※受検申請後は、受検する試験(科目)の変更はできません。
※入金締切日までに入金が確認できない場合、受検申請を受理しません。
※受検手数料は、受検の有無にかかわらず返金は行いません。ただし、受検資格がないと判断された場合は返金します。なお、決済や支払いに係る事務手数料及び振込手数料は返金しません。
※次回以降の試験への充当は行いません。

FP技能検定3級CBT方式による試験の受験手数料

2024年から始まるFP技能検定3級CBT方式による試験の手数料は、1科目4,000円(非課税)です。

学科・実技実技試験の選択科目受験手数料
学科4,000円
実技個人資産相談業務4,000円
実技保険顧客資産相談業務4,000円

※参考:試験日程

ファイナンシャルプランナー3級の試験範囲・内容・合格点

区分FP協会きんざい
試験範囲
(学科)
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業承継
同左
試験範囲
(実技)
・資産設計提案業務・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
※どちらか1つを選択
合格点
(学科)
60点満点中36点以上同左
合格点
(実技)
100点満点中60点以上50点満点中30点以上
出題形式
(学科)
マークシート(60問)同左
出題形式
(実技)
マークシート(20問)マークシート(15問)
試験時間学科:120分
実技:60分
学科:120分
実技:60分

※参考:3級FP技能検定・2級FP技能検定 試験要綱

上述した通り、「FP協会」「きんざい」どちらで受検するか、申込み時に決定します。

どちらを選んでも、学科試験については同じ問題が出題されます。

一方、実技試験はFP協会ときんざいでは問題が異なります。

主な違いは「出題範囲」。
FP協会の資産設計提案業務では、学科試験と同じく6分野から出題されます。

一方のきんざいの実技試験では、学科試験の出題範囲から限定的に問われます。
具体的には、個人資産相談業務はリスク管理を除いた5科目、保険顧客資産相談業務は金融資産・不動産を除いた4科目です。

ただし、出題範囲は違っても、試験自体の難易度は変わりません。

どちらを選んでも大差はないので、過去問やテキストを見て、合っていると感じた試験機関を選びましょう。

※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級の難易度と合格率を解説!本当に簡単?

ファイナンシャルプランナー3級試験の受検者数推移

FP協会受検者数
(学科)
合格率
(学科)
受検者数
(実技)
合格率
(実技)
2024年1月39,370人83.14%38,531人86.56%
2023年9月31,431人74.78%31,130人77.67%
2023年5月35,568人88.25%34,759人86.83%
2023年1月39,839人85.25%38,633人88.34%
2022年9月34,616人80.78%33,24684.44%
2022年5月39,230人83.37%38,80990.33%
2022年1月39,495人87.01%40,324人90.75%
2021年9月36,368人84.69%37,414人80.50%
きんざい受検者数
(学科)
合格率
(学科)
受検者数
(実技)
合格率
(実技)
2024年1月17,185人46.40%14,466人48.61%
2023年9月18,314人37.19%17,811人57.87%
2023年5月17,297人54.13%17,946人59.80%
2023年1月21,923人56.00%21,406人50.95%
2022年9月21,018人43.41%21,819人49.46%
2022年5月19,407人49.03%22,365人52.22%
2022年1月23,175人62.52%25,051人45.98%
2021年9月27,607人53.31%27,607人53.31%
※きんざいの実技合格率は実技4種類の平均
※2020年5月は中止
※再実施試験は除く

※参考:FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ試験結果

表を見ると、かなりの人数がファイナンシャルプランナー3級試験を受けていることが分かります。
お金に対する不安が大きい時代において、ファイナンシャルプランナーという資格へのニーズが増えていると推察されます。

FP協会ときんざいでは、受検者数に大きな違いはみられません。

2022~2023年合格実績!3級合格率100%・2級合格率88.10%!

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