CFP資格とは?メリットや受検資格、維持費は?なるにはどうすれば良い?
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「CFPとはどんな資格なの?」
「CFPになるメリットはどのようなものがあるの?」
今回はこのような疑問を解決していきます。
CFP®は、世界的に認められている権威ある資格で、FPの頂点とも言われている資格です。
CFPになると、FP協会経由で顧客を紹介してもらえるなどのメリットがあります。
受験資格や維持費についても詳しく紹介しているので、CFPが気になる方は参考にしてみてください。
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目次
CFPとは?正式名称は?
CFP®とは、北米やアジア、ヨーロッパを中心に世界25カ国の地域で導入されている世界的に認められているFP資格のこと。
正式名称は「サーティファイド ファイナンシャル プランナー(Certified Financial Planner)」。
「FPの頂点」とも言われるほどの権威ある資格です。
2022年12月時点でのCFP認定者数は、世界で21.3万人以上、日本では約2.5万人となっています。
※参考:世界のCFP®認定者数
CFP資格は原則、1つの国に1つの組織が資格認定を行っており、日本においては「日本FP協会」が実施しています。
したがって、CFPを取得するためには、日本FP協会で受験しなければなりません。
CFP資格のレベルは1級FP技能士とほぼ同じとされています。
「FPの資格を取りたい」と考えたとき、「FP技能士」を思い浮かべる方も多いでしょう。
「FP技能士」と「CFP」、どちらもFPとしての実績や信頼を示すものであることには違いありません。
では何が違うかというと、FP技能士は「国家資格」であり、CFPは「民間資格」であるということです。
FP技能士は国家資格で、一度試験に合格するとその資格は一生保有できます。
一方、CFP資格は民間資格であり、資格に有効期限が設けられています。
有効期限がある理由は、日々変化する社会情勢や社会保障制度などに対応できる、専門家としての実務レベルを向上するため。
CFP資格を取ったら、2年ごとに所定の教育や実務研修を受け修了する必要があります。
CFPのメリット・価値
世界的に認められているCFP資格。
取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
FP協会経由で顧客を紹介してくれる
CFPになると、「CFP®認定者検索システム」から顧客を紹介してくれます。
労力をかけずに顧客開拓ができるため、上記のシステムを利用できるメリットは計り知れないでしょう。
人脈を広げられる
前述したように、CFPには有効期限があります。
資格を更新するためには、資格認定後の2年間の継続教育期間内に、30単位以上を取得しなければなりません。
(AFPだと15単位以上)
単位を取得するためには、研修や勉強会などに参加する必要があります。
その際に他のCFP認定者と関わることができます。
CFPは非常に難しい資格であるため、取得を目指す方は勉強熱心な方が多く、中には経営者の方もいます。
こうした人脈により、新たな仕事を得られるかもしれません。
また、人脈が広がるという点は、独立開業を視野に入れている方にとっては極めて重要です。
この他にも、CFPを取得すると就職や転職の際に有利になるなど、さまざまなメリットがあります。
では、CFPになるためにはどうすれば良いのでしょうか。
CFPの受験資格
CFPの受験資格としては、「AFP認定者」でなければなりません。
※AFPの上級資格がCFPです(両方とも民間資格)
したがって、まずはAFP認定者となり、その後にCFPを目指すというわけです。
※AFP認定者とは、「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」といった要件を満たす者を指します
受験資格を満たしたら、以下の4つのポイントも突破する必要があります。
CFP認定者になるには
- 6課目のCFP資格審査試験に全て合格する
- CFPエントリー研修を修了する
- 実務経験がある
- 登録申請を行う
※参考:CFP®認定者になるには
➀CFP資格審査試験に合格すること
CFP資格審査試験には、次の6つの課目があります。
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックス・プランニング
- 相続・事業承継設計
上記6つの課目をすべてクリアして、はじめて試験に合格したことになります。
CFP資格審査試験は一度に6課目すべて受ける必要はなく、1課目ずつ受検することも可能です。
➁CFPエントリー研修を受講し、修了すること
CFP資格審査試験の全6課目合格者を対象に、年に2回、CFPエントリー研修が行われています。
研修では、CFP認定者に求められる倫理・コンプライアンスや相談実務の基礎となるFP実務を、通信研修(eラーニング)で学習します。
➂実務経験があること
試験合格前10年〜CFP資格認定日の間に、通算3年以上の実務経験が求められます。
中には「FPの実務経験なんて無い」という方もいらっしゃるかもしれませんが、この実務経験はFPとしての相談業務だけが実務経験の対象ではありません。
- 金融機関での顧客対応
- 一般企業などの福利厚生関連業務
- 協会が実施する「プロフェッショナルFP研修」「レジデンシーコース」などの受講・修了
上記のような業務も実務経験としてカウントされます。
また、経験年数が不足していても、実務経験とみなされる研修を受講するという方法も。
「実務経験が足りない」とすぐに諦めず、一度詳細をチェックしてみると良いでしょう。
※参考:実務経験が足りないときは?
登録申請を行うこと
FP協会が定める「会員倫理規程」等に誓約します。
会員倫理規程には、CFP認定者が実務を提供する場合に順守しなければならない倫理原則が定められています。
CFP認定者は高度な知識・経験を持つ「FPのプロフェッショナル」として、適切な行動を取ることが求められているというわけです。
上記すべてに不備がなければ、晴れてCFP認定者となれます。
CFPの費用・維持費
CFPを取得する際に必要となる2つの費用
- CFP資格審査試験の受験料:27,500~33,000円
- 新規登録料:5,000円
CFPになる際にかかる費用として、まずCFP資格審査試験の受験料が必要です。
受験出願課目数 | 1課目 | 2課目 | 3課目 | 4課目 | 5課目 | 6課目 |
---|---|---|---|---|---|---|
受験料(税込) | 6,600円 | 9,900円 | 13,200円 | 16,500円 | 19,800円 | 23,100円 |
CFP資格審査試験の受験料は、1課目6,600円です。
全部で6課目あるため、23,100円がかかります。(2課目以上の出願時は、1課目ごとに3,300円が加算され、1課目あたりの受験料が25%から最大41%引きとなっています)
※参考:受験料
合格後には、新規登録料として5,000円がかかります。
※参考:CFP®資格の維持にかかる費用を教えてください
ちなみに、CFPエントリー研修は無料です。
CFPの維持費
- CFP年会費:20,000円
- 継続教育単位取得費用:10,000~60,000円/2年ごと
CFPの年会費は、20,000円(FP協会年会費12,000円+CFP会費8,000円)です。
年会費については毎年支払わなければなりません。
そして、継続教育単位の取得にかかる費用についても自己負担となります。
CFP認定者は、2年ごとに所定の継続教育単位を取得し、資格更新手続を行います。
教育単位を取得するには、研修の受講や勉強会への参加などといった方法がありますが、研修や勉強会は無料ではありません。
一般的に、継続教育単位30単位を取得するために、2年間で1万円〜6万円程度がかかります。
※詳細が気になる方は、日本FP協会による「AFP資格継続教育単位取得のモデルケース」を参考にすると良いでしょう。
CFPになるには?
CFP資格はFPにおける最高ランクの資格です。
世界でも広く認知されており、高度の知識と経験を持つ者との証になります。
「お金に関することは信頼のできるFPに相談したい」と考える相談者はたくさんいます。
CFP認定を持っていることで、「相談者から選ばれるFP」に近づけるでしょう。
CFPになるためには、AFPに。
AFPになるにはFP2級が必要となります。
CFP®を目指すなら、まずは「FP2級」を取得するところからスタートしましょう。
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