TOEIC®900点を取得するためには、どのような方法で目指せばいいのか気になりますよね。

正答率はどのくらいなのかなど、情報を事前に知っておきたい人は多いのではないでしょうか。

TOEIC®はただの英語試験ではなく、ハイスコアであるほど多くのメリットが存在します。

このコラムでは、TOEIC®900点のレベルや勉強方法をはじめ、900点の正答率や取得するメリットなどがわかります。

900点を取得することで人生が大きく変わるきっかけになるかもしれないため、ぜひ参考にしてください。

なお、このコラムのTOEIC®とは、TOEIC® L&Rを指しています。

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TOEIC®900点のすごさとは?レベルはどのくらい?

「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルの相関表」によると、900点は最上級のAレベルとなっています。

「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」とされており、語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、海外でも仕事ができるレベルです。

英語での高度なコミュニケーション能力を証明できるため、就職や転職では最大のアピールポイントとなるでしょう。

「2023年度の受験者データ」では、895点以上のスコアは全体のわずか4.4%しかおらず、TOEIC®で900点以上のスコアを獲得することは非常に難易度が高いといえます。

なお、英検と比較すると準1級(大学中級レベル)レベルとなり、TOEIC®スコアが900点半ばとなれば1級に値します。

下記のコラムでは、英検とTOEIC®スコア換算表を紹介しているため、現在のスコアや目標スコアを確認したい人は参考にしてみてください。

参考コラム:TOEIC®と英検のスコア換算表! どっちが難しい?レベルや違いも解説

TOEIC®900点に必要な勉強時間

900点を目指すために必要な勉強時間は、スタート時のスコアによって異なります。

「オックスフォード大学出版局の資料」によると、750点の人が950点を取るためには600時間、650点の人が950点を取るためには825時間となり、目標スコアが高いほど勉強時間が増える傾向にあります。

例えば、650点から750点は225時間に対して、850点から950点のスコアアップを目指すには325時間が勉強時間の目安です。

例えば、社会人が仕事をしながら1日1時間の勉強した場合、約9か月の期間を要します。

つまり、現在のスコアが低いほど900点を取るための勉強時間は膨大であり、難易度はかなり高いといえるでしょう。

スコアが300~400点台の初心者の場合は数年かかる場合もあるため、いきなり900点を目指すのではなく、段階的にスコアアップを目指したほうがモチベーションを維持しやすいです。

そのため、自分の現時点のレベルと900点に必要な勉強時間を参考に、計画的にスケジュールを立てることをおすすめします。

スコア別の勉強時間についてさらに詳しく知りたい人は、下記のコラムをご覧ください。

参考コラム:TOEIC®スコア別の勉強時間一覧!初心者の目安や時間がない人の対策方法も紹介

TOEIC®900点を取るための勉強法

900点を取るために有効な勉強法として、以下の5つを紹介します。

特別なことを実践するわけではなく、今までの勉強法にプラスしたり、少しやり方を変えたりするだけでスコアアップが期待できるため、ぜひ参考にしてください。

  • リーディングスピードをあげる
  • 毎日英語に触れる習慣を作る
  • 苦手分野の強化
  • 演習問題を繰り返す
  • 上級者向けの参考書や講座を活用する

リーディングスピードをあげる

900点を目指すためには、長文の内容を瞬時に理解できるスピードが求められます。

理想のスピードは、1分間で約160語の速度で正確に理解できるレベルです。

理想のスピードで進められると、本番でも時間内に解答できるでしょう。なお、これはリスニングパートの速度にも匹敵し、瞬時に情報を処理できる能力が身に付きます。

また、速読力だけでなく文章の要点をすばやく把握することも大切です。

長文ではスキミングやスキャニングをいかに使いこなせるかが重要となり、日頃から訓練をしておくと本番でも瞬時に要点を把握できるようになります。

そして、リスニング・リーディングともに解いた問題の音読を繰り返すことで、記憶に定着しやすくなります。

リスニングでは音声と合わせて発音するオーバーラッピングやシャドウイングを繰り返すと、ネイティブな発音に慣れてくるでしょう。

毎日英語に触れる習慣を作る

TOEIC®で900点を取るためには、リスニングでほぼ満点を獲得する必要があります。

英語力を日々向上させていくためには多読多聴が重要となるため、毎日英語に触れる習慣を作りましょう。

日常的に英語の記事を読んだり音声を聞いたり、忙しくても5分や10分のスキマ時間を活用しながら習慣化して、英語力を維持・向上することが大切です。

最近では、スマホで学習できるさまざまなTOEIC®対策アプリがリリースされています。

また、リスニング音声やリーディング問題はもちろん、単語に特化したアプリもあり短時間でもプラス学習が可能です。

スマホさえあればいつでもどこでもTOEIC®対策ができるため、自分に合ったアプリを見つけてみてください。

苦手分野の強化

TOEIC®で900点を取るには、現在のスコアから得点を落とさないことが基本となります。

過去に受験したスコアシートをしたり、模試や予想問題を使って自分の弱点や苦手分野を把握したりなど、徹底的に対策を実施しましょう。

また、基礎的な文法知識を正確に理解し、適切に使用できることも重要です。

パート5やパート6では時制や関係代名詞、仮定法などの基本的な文法を正確に理解している必要があり、複雑な構文を見抜く力が求められます。

そのため、苦手分野だけでなく基礎知識を含めて復習すると、スムーズに理解が進み高得点に繋がるでしょう。

演習問題を繰り返す

問題の形式に慣れるためには、実際の試験内容に近い公式問題集の活用がおすすめ。

TOEIC®で900点を取るためには、より多くの問題に触れることも大切です。

公式問題集は試験を開発しているESTが作成しているため、繰り返し演習問題を解くことで本番のテストに慣れることが可能です。

そして、公式問題集の模試は最低でも4回やることで、自分の弱点が明白になり弱点を克服できるきっかけにもなります。

ただ模試をやるのではなく本番同様の環境で時間を計りながら取り組むことで、時間配分や集中力を鍛えることも可能です。

詳しい公式問題集の使い方について知りたい人は、下記のコラムで紹介しているため参考にしてみてください。

参考コラム:【初心者】TOEIC®公式問題集の使い方!効果的な勉強法とは?

上級者向けの参考書や講座を活用する

900点到達に必要な単語や、ハイスコア取得を目指す上級者向けの参考書もあります。

特に、単語は理解するだけでなく、複雑な内容を正確かつ迅速に処理できなければなりません。

上級者レベルであれば、約8000~9000語の語彙が必要となり、日常会話やビジネスシーンで使われる単語、専門的な用語も含まれるため、幅広い語彙を身に付ける必要があります。

下記のコラムではTOEIC®対策におすすめな参考書・問題集を紹介しています。

上級者向けの参考書はもちろん、単語に特化した書籍もあるため、ぜひチェックしてみてください。

参考コラム:【スコア別】TOEIC®対策におすすめ参考書・問題集15選! 初心者・大学生から上級者向けまで

しかし、参考書や問題集で学習しても、900点の壁は高いと感じてしまうこともあるでしょう。

独学に限界を感じたり、スコアが伸び悩んだりと、自分の勉強法が正しいのか不安に思うこともあるかもしれません。

そのような時は、TOEIC®に特化したスクールや講座の活用を検討してみてください。

アガルートアカデミーでは、TOEIC®に精通したプロの講師によるハイスコアを目指す人向けのTOEIC®講座を提供しています。

通信講座であれば好きな時間に学習でき、普段の勉強にプラスして学習テクニックやプロの解説を学ぶことが可能です。

スクールに通う時間がない人も、時間に縛られることなく自分のタイミングで学習できるため、ぜひチェックしてみてください。

TOEIC®900点の正答率は?何問ミスできる

900点の正答率の目安は92〜95%です。

990点中900点以上を目指すとなると、ほぼ満点であることが条件であり、最低でも90%以上は正答しなければならないため、ミスは17〜19問に抑える必要があります。

TOEIC®は全200問で990点満点ですが、採点は統計処理を行っているため単純に1問が5点ではありません。

リスニングでは2〜3問のミスでも満点が取れる代わりに、正答率85〜90未満では1問ミスをすると10点も下がる箇所があります。

そして、リーディングでは正答率91~99間は1問のミスごとに10点ずつ下がり、9割以上のスコアを獲得するためには5~6問のミスしか許されません。

つまり、どちらの場合も正答率が90%以上でなければ900点を獲得することは難しいといえます。

比較的リスニングのほうが高得点を出しやすく、リーディングは1問のミスが命取りになってしまうため、確実に得点を出せるようしっかりと対策をしておきましょう。

TOEIC®900点を取得するメリット

900点を取得すると、主に以下のメリットがあります。

ハイスコアであるほど就職や転職、キャリアアップに有利なことはもちろん、英語を活かした仕事に携われる可能性も十分あるため、ぜひ把握しておきましょう。

  • 就職や転職が有利になる
  • 昇給や昇進に繋がる
  • 企業からの評価が上がる
  • 英語力を活かした業務に携われる

就職や転職が有利になる

TOEIC®900点という実績は、大学生の就職活動や転職において大きなアピールポイントとなります。

英語力はグローバル化が進む現代において求められているスキルであり、TOEIC®で900点以上を取れる人は全体の4.4%しかいないため、希少な人材であることは明白です。

TOEIC®全体の平均点は約600点であるため、就職や転職などにおける他者との競争の場ではライバルに大きく差をつけられます。

履歴書に「TOEIC®900点」と記載すると書類通過率も高くなるため、就職・転職活動において大きなメリットです。

一般的に900点を獲得できる人であれば、頭がいい・英語が堪能・努力家などポジティブな印象を抱きやすい要素になります。

ハイスコアであるほど、就職や転職が有利になる条件となるため、積極的にアピールしましょう。

昇給や昇進に繋がる

「英語活用実態調査」によると、昇進・昇格、手当てや報酬金の対象として、TOEIC®スコアを設定している企業もあります。

国際業務を担当したり仕事の幅を広げることができたり、TOEIC®でハイスコアを取得することはキャリアアップにも繋がります。

また、企業によっては海外出張や赴任の際にTOEIC®スコアを要件にしているところもあり、900点以上であれば要件を満たすことができるでしょう。

つまり、海外での仕事を目標にしている場合は、就きたい仕事に近づけるチャンスとなります。

現在社会人でもTOEIC®スコアによって昇進や昇格で給料がアップする可能性もあるため、900点は大きな強みになります。

企業からの評価が上がる

700~800点と違い900点は一気に取得者が少なくなるため企業の反応も変わり、英語力の証明になり評価を得られやすいです。

大手企業や外資系企業では、英語力を問われることが少なくありません。

例えば、TOEIC®900点を取得して20代で転職した場合、業務に関する知識やスキルが不足していても、将来英語力を活かして活躍してくれると評価される可能性が高いです。

そして、30代で転職した場合はハイスコアであるほど即戦力になる人材として重宝されるでしょう。

社会人経験があると業務のスキルはもちろん、英語力を活かしたポジションに抜擢される可能性もあります。

英語力を活かした業務に携われる

TOEIC®はビジネスシーンの英語力が身に付くため、実務で役立てることができます。

「英語活用実態調査」によると、TOEIC®スコアを海外出張や海外赴任者選任の参考にしている企業もあり、国際的な業務に携われる可能性もゼロではありません。

また、社員・職員に期待する平均スコアについて海外部門では690点となっているため、900点は平均を大きく上回っていることがわかります。

企業にとってもTOEIC®で培ってきた英語力を活かせる人材であれば信用できると判断し、海外出張や国際的な業務を任せられることもあるでしょう

もちろん、TOEIC®のスコアがすべてではありませんが、入社後は自分の頑張り次第で新たなステージに進める可能性が十分にあります。

TOEIC®900点で人生変わる?

TOEIC®で900点を取ると人生が変わるといわれているほど、大きな影響を与えることがあります。

年収が上がったり、ほかの人ができない業務を任せられたりなど、私生活も仕事も充実するでしょう。

TOEIC®900点という肩書きがあることで自分の価値が高まり、日々のモチベーションアップにも繋がります。

なぜなら、900点を取得するまで勉強を継続できたこと、周囲の評価があがったり褒められたりすることで自信が持てるからです。

このような理由から、TOEIC®900点は人生を変える価値があるといっても過言ではありません。

現在の状況に満足していない人は、この先どのような人生を歩みたいかを考えることで道筋が見えてくるかもしれません。

例えば「英語を活かした仕事がしたい」「海外で仕事がしたい」「年収をアップさせたい」という想いがある場合は、英語力を活かせる転職先をリストアップしてTOEIC®に挑戦してみましょう。

初めての試験で900点を目指すことはかなり難易度が高いため、500点・700点と徐々に段階を踏んで挑戦していくことをおすすめします。

まとめ

このコラムでは、TOEIC®900点のレベルや勉強方法、900点を取るための正答率、900点を取得するメリットなどを紹介しました。

内容をまとめると以下になります。

  • TOEIC®900点は英語での高度なコミュニケーション能力が証明できる
  • 650点の人が950点を取るためには825時間、750点の人が950点を取るためには600時間が必要
  • 900点を取るためにはリーディングスピードをあげたり、苦手分野の強化、繰り返し演習問題を実践するなど、本番同様の学習法が効果的
  • 900点の正答率の目安は92~95%で、最低でも90%以上の正答を目指す
  • 就職や転職活動において周囲との比較で差をつけることができる
  • キャリアアップや企業からの評価も高く、海外で働けるチャンスが広がる
  • TOEIC®900点を取得することで私生活や仕事が充実し、人生に大きな影響を与える

900点台を取ることは難易度が高いですが、取得することで人生が大きく変わるきっかけになるかもしれません。

TOEIC®は挑戦することで自分の実力を明確にでき、そこから弱点を克服して実力を身に付けていけば、900点の目標も夢ではないです。

効率よく最短で900点を目指したい人は、アガルートのTOEIC®講座がおすすめです。

上級者向けの問題演習では問題の選択肢、そして解決法までをプロの講師が徹底敵に解説してくれます。

ひとつずつ丁寧に確認していくことで総合的な英語力に繋がり、スコアアップを目指せるでしょう。

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この記事の執筆者 5RICH_CW

医療分野と光学機器分野を中心に、約20年ほど海外企業との取引を通じて
英語での講演・プレゼン・メール・会議・電話会議などを使っての仕事に携わる。

オランダ・アムステルダムに5年間駐在し、主にヨーロッパ中の代理店管理を行った経験あり。
通訳案内士の資格を保有しており、海外企業との取引を通じて100回以上の海外出張も経験。
勤務先では英語教室を主宰し、英語の普及に従事するなど積極的に活動。

2015年からライターとしても活動しており、
英語に関する分野の他にも強豪校の陸上部副主将という経験を活かし、
スポーツ系をはじめ、金融・不動産・資格取得など幅広いジャンルの記事を執筆中。