TOEIC®で800点を目指すにあたって、どのように勉強すべきか悩んでしまいますよね。

効率良く知識を身につける方法がわからず、進め方に迷っている人も多いかもしれません。

なお、800点を取るには現在のスコアによって勉強時間が異なってくるため、効率よく学習するために進め方を把握することは必須といえます。

このコラムでは、TOEIC®800点のレベルや勉強方法、800点を取得することによるメリットなどがわかります。

また、短期間でスコアアップを目指したい人におすすめの学習法も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

なお、このコラムのTOEIC®とは、TOEIC® L&Rを指しています。

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TOEIC®800点はどのくらいのレベル?

TOEIC®800点は上級レベルです。

ここでは、英検との比較や800点を取得しているしている人の割合などからスコア800点がどのくらいのレベルかについて詳しく解説します。

TOEIC®800点は上級レベル

「TOEIC®Program 各テストスコアとCEFRとの対照表」によると、800点台はA1~C2までの6段階で上から2番目のB2となり上級レベルです。

英検では準1級(大学中級程度)の上級レベルに該当しており、日常生活やビジネスにおいても内容を理解でき、十分な英語スキルがあるといえます。

下記のコラムでは英検とTOEIC®のスコア換算をまとめているため、自身のレベルや目標レベルに当てはめながら比較してみてください。

参考コラム:TOEIC®と英検のスコア換算表! どっちが難しい?レベルや違いも解説

なお、平均スコアは500~600点台となっており、TOEIC®公式サイトによると845点以上は全体の9.1%です。

そのため、800点台であれば就職や転職の際にも有利といえます。

TOEIC®800点の大学レベルはどのくらい?

TOEIC®800点は、日経転職版のTOEICスコア調査2022「出身大学別TOEICスコアランキング」によると、一橋大学・慶応義塾大学・京都大学の平均スコアとほぼ同水準です。

現在の自分のスコアがどの大学レベルに該当するか参考にしてみてください。

TOEIC®800点台は偏差値に換算すると60~67に相当し、大学レベルだとMARCHほどといわれていますが、正確なデータがないため一概に大学レベルで表すことはできません。

目安程度にとどめましょう。

TOEIC Program DATA&ANALYSISの2023年受験者スコア分布によると、795点以上は社会人21.1%に対して学生は11.7%です。

いずれにしても、学生が800点を取る難易度は相当高いことがわかります。

TOEIC®800点に必要な勉強時間

800点台を目指すために必要な勉強時間は、スタート時のスコアによって異なります。

オックスフォード大学出版局の資料によると、650点の人が850点を取るためには500時間、550点の人が850点を取るためには725時間。

例えば、社会人が仕事をしながら300点のスコアアップを目指し、1日3時間の勉強時間を確保した場合は、約8か月の期間が必要です。

目標スコアが高くなるほど勉強時間が増える傾向にあり、ハイスコアの難易度は相当高いことがわかります。

自分の現在のスコアレベルと800点に必要な勉強時間を参考に、計画的に学習スケジュールを立てましょう。

なお、仮に現在のスコアが250点の場合、800点を目指すことは現実的といえません。

まずは450点、550点と段階を踏んでステップアップしていくことも、最終目標を達成するうえで大事な勉強法のひとつです。

スコア別の勉強時間について知りたい人は、自身のスコアと照らし合わせながら下記のコラムを参考にしてみてください。

参考コラム:TOEIC®スコア別の勉強時間一覧!初心者の目安や時間がない人の対策方法も紹介

TOEIC®800点を取るための勉強法

TOEIC®で800点を取るためには、どのような勉強法を実践すればよいのでしょうか。

ここでは、以下4つの勉強法について解説します。

自分の苦手なパートを克服することはもちろん、特に強化すべき点を押さえておくと効率よく学習できるため、ぜひチェックしておいてください。

  • 語彙力の強化
  • リスニングセクションのスコアアップ
  • 読解スピードをあげる
  • TOEIC®テストに慣れる

語彙力の強化

長文を理解するためには語彙力を強化し、知らない単語をなくすことが大切です。

完璧に覚えてこそ、目標スコアの達成に繋がります。

単語を知っているほど各パートを早く正確に解答でき、TOEIC®テストだけでなく日常会話でも快適に会話ができます。

ただし、語彙力を強化するだけでなく文法や構文などの知識も必要となるため、バランスよく学習することが必須です。

TOEIC®で800点を取るには約8500語をマスターする必要があるため、上級者向けの単語帳や語彙力を強化できる参考書などを活用しましょう。

下記のコラムでは、スコア別におすすめの参考書や問題集を紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

参考コラム:【スコア別】TOEIC®対策におすすめ参考書・問題集15選! 初心者・大学生から上級者向けまで

リスニングセクションのスコアアップ

800点を目指すうえで、リスニングで400点は必須となります。

単語や英語構文など基礎を理解していると、リスニングセクションでのスコアアップが期待できます。

また、聞こえてきた英文を真似して発音するシャドーイングを実践すると、より音に慣れることができます。

英語のニュースや映画、あるいはドラマなどで、普段から英語の音声に耳を慣らしておくことも大切です。

通勤や通学のスキマ時間など、空いている時間を有効活用して学習することで、自然と英語力が身に付いていくでしょう。

読解スピードをあげる

800点を目指すためには、時間内にすべて解答することはもちろん、英文を早く正確に読むトレーニングが大切です。

TOEIC®はリスニングを45分で100問、リーディングを75分で100問もの量を解かなければならないため、試験経験者は時間が足りない状況に陥ったことがあるかもしれません。

学習法としては精読と音読がおすすめです。

精読とはひとつの文章を単語や文法、文章の構造などに着目して、丁寧に確認しながら理解することです。

その英文を繰り返し音読することで英文の処理能力が上がり、読解スピードも上がるでしょう。

TOEIC®テストに慣れる

公式問題集を使いTOEIC®の出題形式や時間配分に慣れ、TOEIC®テストに特化した対策を実施しましょう。

実際の試験を想定して、時間を計りながら模試形式の問題集を繰り返し解くことで、本番でも焦らず練習通りのペースで試験を進められます。

公式問題集が良い理由は、本番と同じプロセスで作られた問題集という点が挙げられます。

実際の出題傾向を把握でき、リスニング音声は公式スピーカーによって収録されており発音に慣れることができるため、本番でもスムーズに試験を進められます。

TOEIC®関連ではさまざまな書籍が出版されていますが、本番に限りなく近い形式で試験対策ができる公式問題集を使うと、より効率的に学習できます。

公式問題集の使い方については、下記のコラムで詳しく紹介しています。

参考コラム:【初心者】TOEIC®公式問題集の使い方!効果的な勉強法とは?

TOEIC®800点のすごさとは?取得するメリット

TOEIC®で800点を取得するメリットとして、主に以下が挙げられます。

  • 企業から評価を得られる
  • 就職や転職に有利
  • キャリアアップに繋がる

企業から評価を得られる

TOEIC®のスコアが800点台の場合、海外の部署をもつ大手企業や外資系企業でも一定以上の英語力があると評価されます。

800点レベルの人材がいると海外の取引先やクライアントとのコミュニケーションを円滑に進められるため、企業側にとってのメリットが多いです。

また、企業によっては採用においてTOEIC®のスコアを参考にしているところもあります。

つまり、TOEIC®はビジネスにおける英語力を測る重要なツールです。

将来的に英語力を仕事に活かしたい場合は、高スコアであるほど良い印象を与えられるといっても過言ではありません。

現在スコアアップを目指している場合は、今後のためにもしっかりと実力を身に付けていきましょう。

就職や転職に有利

大学生でスコアが800点の場合は平均点を大きく上回っているため、ほかの学生との差別化にも繋がり就職活動で有利になります。

「英語活用実態調査2019」によると、英語を使用する部署の中途採用で要件・参照している平均スコアは620点となっています。

そのため、転職活動においても800点を取得していることは、かなりの戦力アピールに繋がるでしょう。

また、調査に参加した企業の約8割が「今後のビジネスパーソンにおいて重要な知識やスキル」に英語が重要と解答しており、多くの企業で社員の英語力を求めていることがわかります。

800点台は英語の資料や契約書類の内容、さらには英語サイトでの情報収集なども問題なくできるため、自信を持って就職活動に挑めるでしょう。

キャリアアップに繋がる

TOEIC®800点ほどの英語スキルがあれば、英語力が必要な部署での活躍や業務の幅が広がるなど会社に貢献できます。

また、海外赴任や昇進などキャリアアップにも繋がり、会社によっては給料やインセンティブが高く支払われることもあるため、ビジネスシーンではメリットになることが多いです。

特に、グローバルな仕事を行う企業の場合、自分の英語力が実践に活かせるとやりがいにも繋がります。

色々な国の人とやり取りをしたり、海外に足を運ぶ機会があったりする場合は、さらに英語を通じた仕事に楽しさを見出せる可能性が期待できるでしょう。

まとめ

このコラムでは、TOEIC®800点のレベルや勉強方法、800点を取得することによるメリット、さらには短期間でスコアアップを目指したい人におすすめの学習法などを紹介しました。

内容をまとめると、以下となります。

  • TOEIC®800点は上級レベルで十分な英語スキルがある
  • 650点の人が850点を取るためには500時間、550点の人が850点を取るためには725時間が必要
  • スコアアップを目指すうえで、語彙力の強化やリスニングセクションのスコアアップ、読解スピードをあげることが必要
  • TOEIC®800点は就職活動において有利になる
  • 海外部署がある企業では英語力を活かして働ける

TOEIC®800点は、平均点の500~600点よりも大きく上回るスコアであるため、十分な英語スキルがあるといえます。

なお、800点を目指すにあたって現在のスコアによって勉強時間は異なりますが、効率よく学習することによってスコアアップを図れるでしょう。

また、TOEIC®800点は就職や転職においても有利で、将来的にキャリアアップを目指したい場合は高スコアを取得するに越したことはありません。

しかし、TOEIC®で800点の取得はそう簡単ではなく、数百時間の勉強時間を必要とするため、一定の期間をみておく必要があります。

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通信講座は自分の好きなタイミングで学習でき、専任の講師による授業でさらに効率よく学べます。

基礎英語力を学べる講座から上級者向けの問題演習講座まで、自分のレベルに合った講座を選択できるため、ぜひチェックしてみてください。

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この記事の執筆者 5RICH_CW

医療分野と光学機器分野を中心に、約20年ほど海外企業との取引を通じて
英語での講演・プレゼン・メール・会議・電話会議などを使っての仕事に携わる。

オランダ・アムステルダムに5年間駐在し、主にヨーロッパ中の代理店管理を行った経験あり。
通訳案内士の資格を保有しており、海外企業との取引を通じて100回以上の海外出張も経験。
勤務先では英語教室を主宰し、英語の普及に従事するなど積極的に活動。

2015年からライターとしても活動しており、
英語に関する分野の他にも強豪校の陸上部副主将という経験を活かし、
スポーツ系をはじめ、金融・不動産・資格取得など幅広いジャンルの記事を執筆中。