TOEFL iBT®自宅受験の詳細!トラブル時やカンニングを疑われたら?
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TOEFL iBT®︎を自宅で受験できることをご存知でしょうか。
通常のTOEFL iBT®︎はテスト会場に行く必要がありますが、2020年4月より自宅で受験できる「TOEFL iBT®︎ home edition」が実施されています。
そこで今回は、TOEFL iBT®︎を自宅で受験できる「TOEFL iBT®︎ home edition」を徹底解説します。
通常のTOEFL iBT®︎との違いやテストに必要な物、当日の流れをご紹介。
さらに、TOEFL iBT®︎ home editionのトラブル対処法やカンニングと疑われないように気をつけること、受験時の注意点もお伝えしていきます。
このコラムを読めば、TOEFL自宅受験についての疑問がすべて解決できます。
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TOEFL iBTは自宅受験できる(TOEFL iBT®︎ home edition)
新型コロナウイルスの感染拡大に対する予防策として、2020年4月より「TOEFL iBT®︎ home edition」が導入されました。
TOEFL iBT®︎ home editionは、自宅でTOEFL iBT®︎を受験できるというもの。
※元々は期間限定だったものの、2021年以降も継続的に実施されることが決まっています。
会場受験の「TOEFL iBT®︎」と自宅受験の「TOEFL iBT®︎ home edition」、いずれもテスト時間・内容・受験料は同じです。
- テスト時間は約3時間
- テストは「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」の4セクション
- 受験料はUS$245(日本円で約26,950円)
スコアの取り扱いに関しても、会場受験と自宅受験で変わりはなく、「公式スコア」として活用可能です。
ただし、申請先の大学や機関によっては自宅受験のスコアを受け付けない場合がありますので、ご注意下さい。
会場受験と自宅受験の大きな違いは、「試験の実施回数」です。
会場受験の「TOEFL iBT®︎」は各月の土日のみ実施され、年間60日程度試験を受けられます。
一方、自宅受験の「TOEFLiBT®︎ home edition」は、週に4日間実施され、24時間受験することが可能です。
また、会場受験を希望する場合は、テスト日の7日前までに申込む必要がありますが、自宅受験であれば最短で申し込み完了日の翌日に受験できる点も、大きな違いと言えるでしょう。
なお、会場受験は電話や郵送でも申し込めますが、自宅受験の申込はインターネット経由に限られます。
※参考:自宅受験TOEFL iBTテスト
関連コラム:TOEFL®︎とは?受験するメリットやTOEIC®︎・IELTSとの違いも解説
TOEFL iBT®︎自宅受験で必要な物とは?
TOEFL iBT®︎ home edition受験の際に必要な6つの物
- パソコン
- スピーカー
- マイク
- カメラ
- ホワイトボード or 透明なカバーが付いた用紙
- パスポート
パソコン
デスクトップまたはノートパソコンが必要です。
スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末は使用できません。
WindowsでもMacでも受験できますが、OSはWindows 10、Mac OS 10.5以上(10.13 High Sierra推奨)が推奨されています。
ブラウザは、最新にアップデートしたGoogle Chromeを用意してください。
スピーカー
パソコンの内部または外部のスピーカーを使用してください。
ヘッドセットやイヤホンは使用が禁止されています。
マイク
マイクはコンピュータ内蔵マイク、あるいは外部のマイクが必要です。
ヘッドセットについているマイクは使用できません。
カメラ
カメラはコンピュータ内蔵のカメラ、またはウェブカメラを使います。
試験を受ける際に不要なものが置かれていないかチェックするため、テスト前に机を含む360度、受験部屋全体の映像を見せる必要があります。
ホワイトボード or 透明なカバーが付いた用紙
セキュリティの観点から、鉛筆を使って紙にメモを取ることが禁止されていますので、次のいずれかを用意します。
・卓上用ホワイトボードと消せるマーカー
・透明なシートプロテクターに入れた紙と消せるマーカー
サイズはA3〜A4程度で、各1枚。
マーカーは1本のみ使用できます。
文字を消すための「イレーザー」も用意しておくべきです。
テスト終了時には、すべてのメモが消されているかどうか試験監督者が確認します。
パスポート
身分証明書として、パスポートが必要です。
※参考:使用機器と受験環境
TOEFL iBT®︎自宅受験の当日の流れ
TOEFL iBT®︎ home edition当日の流れ
- ProctorU®︎アカウントにログイン
- Start Sessionをクリック
- 顔写真と身分証明書(ID)の撮影
- 試験環境チェック
- 試験ルールの確認
- 試験監督者がETSテストブラウザを起動・ログイン
- 試験開始
まず、試験監督者であるProctorU®︎アカウントにログインします。
カウントダウンタイマーが0を表示したら「Start Session」をクリックします。
テスト予約時間から12分以内にクリックをしないとキャンセル扱いとなり、返金もされないので注意しましょう。
本人確認のため顔写真と身分証明書を撮影したら、試験監督者の「ProctorU®︎」と試験のルールを確認します。
試験環境チェックでは、カメラを使用して部屋全体360度映すように指示されます。
服装のチェックやコンピュータ画面の確認もあります。
確認終了後、ProctorU®︎がETSテストブラウザーを起動して試験開始となります。
テストは「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」の4つで構成されています。
関連コラム:TOEFL iBT®の持ち物一覧と当日の流れを徹底解説!
TOEFL iBT®︎自宅受験でトラブルが起きた場合は?
TOEFL iBT®︎自宅受験で起こりえるトラブルといえば「試験中にカメラやオーディオの接続がオフになること」。
また、試験中に体調が悪くなる場合やお手洗いに行く場合など、席を外したいこともあるでしょう。
自宅受験で試験中にトラブルが発生した場合、マイクや「LogMein」というチャット機能を通して試験監督者に報告するのが基本です。
試験監督者とコンタクトを取り、試験を再開できる状態であれば、試験監督者の指示に従い試験を再開します。
試験監督者とトラブルを解決できない、または連絡を取れなかった場合は、「ProctorU®︎」に電話をして指示を受けます。
なお、試験監督者とのやり取りはすべて「英語」です。
事前に起こりえるトラブルを予想し、英語である程度対処できるようにしておくと、当日冷静に対応できるでしょう。
TOEFL iBT®︎自宅受験でカンニングを疑われないために
TOEFL iBT®︎を自宅で受験する場合、「ProctorU®︎」という試験監督会社を通して試験を受けます。
万一カンニングを疑われてしまうと、スコアを剥奪されたり、試験が中止になったりする可能性があります。
そこで、TOEFL iBT®︎自宅受験でカンニングを疑われないために気をつけたいポイントを2つご紹介します。
カメラで撮影されていることを意識する
自宅受験では、「試験監督者」と「AI技術」によって常にチェックされています。
パソコンの画面以外を見ていると、カンニングを疑われ、試験が一時中断となることがあります。
また、メモを取ったり、パソコンの角度を変えたりして、カメラからフレームアウトすると、不正行為とみなされる可能性も。
カメラで撮影されていることを自覚しながら試験を受けるのがポイントです。
休憩時間も慎重に行動する
自宅受験では「Reading」「Listening」のあと、10分間の休憩が用意されています。
この休憩時間には、トイレに行ったり飲み物を飲みに行ったりなど、試験監督者から見えないところで何かをしていても問題はありません。
しかし、パソコンの前に戻ったらそうはいきません。
休憩時間だからといって、カメラの前でスマホをいじったり、紙にメモを取ったりすると、不正行為と判断される可能性があります。
また、休憩時間の独り言も厳禁です。
「誰かと話している」と怪しまれるリスクがあります。
休憩時間だからといって油断は禁物。
カメラの前での行動は細心の注意を払いましょう。
TOEFL iBT®︎を自宅受験する際の注意点
TOEFL iBT®︎自宅受験ではカンニングを疑われないようにするほかにも、気をつけなければならないことがあるので確認しておきましょう。
注意点は次の4つ。
- 誰も出入りしない個室で受験する
- 受験に適した格好で試験を受ける
- ヘッドセットやイヤホンはつけない
- 待ち時間が長い場合は試験監督者に呼びかける
誰も出入りしない個室で受験する
試験は他の人が出入りしない個室で受験する必要があります。
試験監督者とコミュニケーションを取らなければならないので、静かで明るい環境で試験を受けましょう。
レストランやカフェ、図書館など公共の場は利用できません。
受験に適した格好で試験を受ける
自宅での受験だからといって、どんな格好でもいいわけではありません。
耳と顔は、紙や帽子などで覆われていない状態。
ジュエリーやネクタイクリップ、かざりのついたクリップ、ヘッドバンドなどのヘアアクセサリーはNGです。
カメラで顔を確認するため、マスクは外しておきましょう。
試験監督者がカメラを通して監視しています。
不正行為と疑われるような格好は避けた方が無難です。
ヘッドセットやイヤホンはつけない
カンニング防止のため、自宅受験ではヘッドセットやイヤホンの着用は禁止されています。
待ち時間が長い場合は試験監督者に呼びかける
試験開始や休憩時間後に長時間、待たされるケースがあります。
試験開始後、または休憩時間の終了後に試験監督者から音沙汰がなければ、パソコンに向かって話しかけたり、チャットで合図を送ったりしましょう。
まとめ
自宅で受験できる「TOEFL iBT®︎ home edition」はテスト会場で受ける通常の「TOEFL iBT®︎」と受験料が変わらず、(例外を除いて)公式スコアとしても使用できます。
週のうち4日、24時間と、試験回数が多いのも魅力です。
会場に足を運ぶ必要がないので、風邪などのウイルスをもらうリスクも避けられます。
これからTOEFL iBT®︎を受ける予定がある方は、自宅受験版の「TOEFL iBT®︎ home edition」を検討してみてはいかがでしょうか。
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