IELTSライティング対策と目標スコア別勉強法
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この記事では、IELTSライティングの採点基準を紹介した上で、おすすめの対策法や教材を紹介します。
IELTSのライティングは独学が難しく、勉強法に悩む受験者も少なくありません。
ライティングの解答例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
IELTSのライティングの概要
IELTSのライティングはタスク1とタスク2の2パートに分かれている、60分間の試験です。
ペーパー試験の場合は手書きで記入をしていき、コンピューター試験の場合は答えをパソコン上でタイピングしていきます。
IELTSのライティングの試験内容はタスク1(アカデミック)は図表の内容を説明したり、データの変化について英文で解説をするパートです。タスク1(ジェネラル)は手紙やお礼、お詫びなどについて英語で書くパートです。
タスク2についてはあるトピックについて自分の主張を英語で説明するパートです。
試験内容 | 文字数 | |
タスク1(アカデミック) | ・図表の内容を説明 ・図表の解析プロセスマップ ・都市などの移り変わりを解説 | 150文字以上 |
タスク1(ジェネラル) | 手紙/メールの作成依頼苦情お礼お詫び 等 | 150文字以上 |
タスク2(アカデミック・ジェネラル) | あるトピックについて議論 | 250文字以上 |
IELTSのライティングのアカデミックとジェネラルの違い
アカデミックとジェネラルでは、パート1の内容が異なります。
アカデミックでは、図表の解析など、より学術的な内容が問われます。一方で、ジェネラルでは手紙やメールの作成を行います。
タスク2はアカデミックとジェネラルで大きな違いはありません。
しかし、議論の内容や質問がアカデミックの方がやや難しく、ジェネラルの方が比較的シンプルだと言われています。
IELTSのライティングの採点基準
IELTSのライティングでは、タスク1とタスク2で、それぞれ4つの項目で0〜9点で評価されます。
注意したい点は、タスク2の方が点数の配分が大きくなっている点です。ライティングの最終的なスコアは、タスク2の配点がタスク1の2倍になります。
例として
- タスク1が7.0、タスク2が5.5だった場合→ライティングのスコアは6.0
- タスク1が5.5、タスク2が7.0だった場合→ライティングのスコアは6.5
そのため、タスク2で高得点を取ると、ライティングのスコアを伸ばすことができます。
それでは、採点基準となる4つの項目とは何か、タスク1と2でそれぞれ見ていきましょう。
タスク1
タスク1の評価基準は、下の4つの項目に分けられます。
課題の達成度 | 設問で求められている質問に答えているかグラフや表の内容を読み取れているか伝えたい内容をまとめられているか 等 |
一貫性のまとまり | 内容に一貫性があるか論理的であるか適切な接続表現などを使っているか段落分けをうまく行なっているか 等 |
語彙力 | さまざまな種類の単語を使っているか同じ単語を必要以上に繰り返していないか 等 |
文法知識と正確さ | さまざまな種類の文法を使っているか正しい自制を使えているか 等 |
4つの採点項目をそれぞれ0〜9点で採点し、その平均値がタスク1のスコアとなります。
タスク2
タスク2の評価基準は、下の通りです。
課題への回答 | 設問で求められている質問に答えているか十分な裏付けのある理由や見解を示しているか 等 |
一貫性のまとまり | 内容に一貫性があるか論理的であるか適切な接続表現などを使っているか段落分けをうまく行なっているか 等 |
語彙力 | さまざまな種類の単語を使っているか同じ単語を必要以上に繰り返していないか 等 |
文法知識と正確さ | さまざまな種類の文法を使っているか正しい自制を使えているか 等 |
タスク1と2の採点基準の違いは、「課題の達成度」と「課題への回答」のみです。内容は若干異なるものの、どちらも問題文に対してしっかりと答えられているかどうかを採点します。
日本人のライティングの平均スコアと大学入試、留学で必要とされるスコア
IELTS公式が発表している統計によると、日本人のライティングの平均スコアはアカデミック5.5、ジェネラル5.6です。
リスニングやリーディングと比較するとライティングの平均スコアは低く、日本人の苦手分野となっています。
関連コラム:IELTSの目標別スコアの目安と必要な勉強時間
本番までに知っておきたいIELTSのライティングテスト対策
本番までに知っておきたい、IELTSの特徴を解説します。
字数不足はどのくらいの減点になるのか?
字数不足は、大幅な減点対象です。
IELTSの公式サイトにも具体的に何点減点されるかは記載されていませんが、一般的に0.5〜1.0ほどスコアが下がる可能性があると言われています。
必ず字数は達成するようにしましょう。
テンプレートを使ったら減点される?
そもそも「IELTS公式のテンプレート」というものは存在しないので、テンプレートを使ったら減点という採点基準はありません。
例えば、”As an overview, (概要として〜)”や、”To begin with, (まず初めに)“といった部分的に使える文章を暗記して、正しく使う文には全く問題ありません。
一方で、テンプレートを使ったら減点されると言われている理由に、教材やブログで出ている例文を明らかに丸暗記し書いてしまうと、「暗記しているフレーズ以外に文章構成ができない」と評価され、スコアが伸びづらくなってしまうというケースがあります。
これは、暗記しているフレーズを無理やり文の中で使うことで、不自然な表現となってしまうからです。
タスク1に結論は必要?
タスク1では、結論を書く必要はありません。
その代わり、パラグラフの中で、図表の内容を簡潔にまとめる必要があります。
ライティングのペーパーで字数を記入する必要はある?
ペーパー試験で字数を記入する必要はありません。
アメリカ英語とイギリス英語のスペルを混ぜて書いても減点されないか?
アメリカ英語とイギリス英語のどちらを使うべきか迷ってしまいがちですが、IELTSの試験では、アメリカ英語を使ったり、アメリカ英語とイギリス英語を混ぜて書いたりしても減点されることはありません。
アメリカ英語とイギリス英語では、スペルが異なる単語があります。
例えば「中心」を意味する単語のスペルはイギリス英語では”centre”、アメリカ英語では”center”と書きます。
このような場合でも、アメリカ英語とイギリス英語を混ぜて書いて減点されることはありません。
IELTSのライティングはペーパーとコンピューターどっちが良い?
IELTSのライティングは、コンピューター試験がおすすめです。
ペーパーのライティングだと、間違えたところを消しゴムで消さないといけなかったり、文字数を何度も数えなくてはなりません。
一方でコンピューター試験なら、間違えた部分を修正するのも簡単で、文字数は画面の上に表示されます。
パソコンでタイピングをするのが苦手でなければ、コンピューター試験が圧倒的に効率が良いと言えるでしょう。
IELTSライティングテストの時間配分
IELTSライティングテストでは、的確な時間配分が重要です。
タスク1とタスク2の時間配分
タスク1とタスク2の時間配分の目安は、20分・40分です。
あくまで目安なので、タスク1と2を試験中に行き来することもできます。
タスク2の方が配点が大きいので、タスク2に時間と労力をしっかり回すようにしましょう。
タスク内での構成・文章を考える時間配分
タスク内で構成や文章を考える時間は、5分前後に抑えられるとベストです。ここで重要なのは、深い内容を考えるのではなく、いかに論点を広げられるかです。
IELTSは英語力を証明するための試験なので、内容が良くても話が脱線してしまったり、同じ単語を繰り返しているとスコアが上がりづらくなります。
そのため、構成を考えるときは、どうやって話を繋げていくか、どんな文法を組み込めるか、どうやって単語力を文の中で見せるかを意識しましょう。
IELTSのアカデミックライティングテストのタスク1の書き方・解き方
アカデミックライティングテストのタスク1では、表やグラフの読み取りを行います。配点はタスク2の半分ですが、慣れてくれば安定してスコアを取れるパートです。
スペルミスなど減点対象となるミスをしないよう、気をつけましょう。
よく出題される内容
主に出題される内容は、下の7つに分けられます。
- ラインチャート
- 棒グラフ
- 円グラフ
- ダイアグラム
- 表(テーブル)
- 地図
- 複数の図表
7つ全て対応ができるように準備を進めましょう。
タスク1で使える文章構造のテンプレート
アカデミックライティングのタスク1の書き方は、4ステップあります。
イントロダクションではパラフレーズ文を書きます。次に概要ではグラフや表の主要な情報を2つほど書きます。その後に詳細1、詳細2で概要で挙げた情報についてまとめて解説をします。
文章構造を考えるときに参考にしてください。
①イントロダクション | パラフレーズ文を書く |
②概要 | グラフや表の主要な情報を2つ書く |
③詳細1 | 概要で挙げた情報の1つ目をまとめる |
④詳細2 | 概要で挙げた情報の2つ目をまとめる |
この文章構造は、グラフの読み取り問題でそのまま活用できます。
ダイアグラムを読み取る問題の場合は概要の部分で「全行程の概要」について述べるなど、問題に合わせて応用していく必要があります。
概要については、図や表から、
- 一番高い数字と低い数字
- 一番目立つ差や特徴
- 急な変化が発生した部分
などを2つ選んで書き出します。
英語力を試す試験なので、「図のこの部分を選ばなければ減点」といった厳しい決まりはありませんが、目立つ部分を選ぶようにすれば、自動的に選択肢はある程度狭まるでしょう。
次に、具体的にタスク1を書くときに使える表現やフレーズを紹介します。
タスク1で使える表現・フレーズ
タスク1で使える表現やフレーズを紹介します。
- Overall 全体的な
- As an overview 全体の傾向
- It can be clearly seen that 明確に〜が読み取れる
- stand at 〜に達する
- remain flat 横ばいである
また、使える表現はかたまりごとに覚えると効率が良いです。
例えばタスク1で問われることが多い「増減」について。
増加↑ | increase / go up / rise / rocket / climb |
減少↓ | decrease / go down / fall / decline / reduce |
上のように、「増える」と「減っている」を説明する単語を複数一気に覚えてしまうことで、効率よく学べ、何度も同じ単語を繰り返さなくてよくなります。
例題と解答例と解説
ここでは、例題と解答例をPreparation for IELTS Examから引用し、実際の問題の解き方を解説します。
問題:
The graph shows data about the annual earnings of three bakeries in Calgary, 2000-2010.
Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
解答例:
The graph explains information about the amount of money which was earned by three bakeries in Calgary, over a ten-year period between 2000 and 2010. →『イントロダクション』の部分。
イントロダクションでは、”パラフレーズ”を書きます。
パラフレーズとは他の言葉で元々の文を言い換えることなので、問題をそのままコピーすると減点対象になります。
例えば問題文が”The diagram shows the process of…”で始まっていた場合、パラフレーズでは”The diagram explains the way of…”と、showsをexplainsに変えると良いです。
Overall, what stands out from the graph is that there were considerable upward trends in the income of both Bolo Cakery and Amandine Bakery, while the earnings of Mari Bakeshop saw a considerable fall over the period in question. Another interesting point is that Mari Bakeshop was the most popular bakery in 2000, but in 2010, Amandine Bakery earned more money than the others.→『概要』に当たる部分。
まず「Bolo CakeryとAmandine Bakeryが大きな伸びを見せていること」を1つ目のポイントとして指摘し、次に「Mari Bakeshopが2000年時点では一番人気だったのに、2010年にはAmandine Bakeryがより稼いでいること」をポイントとして挙げています。
Looking at the details, as regards Bolo Cakery, income started at $20,000 in 2000, then there was a fluctuation over the next three years, at which point it levelled off at just under $40,000 until 2006. Then the figure went up significantly, finishing at around $65,000 in 2010. If we look at Amandine Bakery, the trend was similar. Having remained stable at approximately $55,000 in the first half of the decade, income then rose sharply, reaching nearly $100,000 in 2008. There was then a gradual rise to around $105,000 in 2010.→『詳細1』。
”Looking at the details(詳細を見ると〜)”という出だしを使い、1つ目のポイントの「Bolo CakeryとAmandine Bakeryが大きな伸びを見せていること」の詳細を解説。ここで細かい数字を挙げていますね。
By contrast, the income of Mari Bakeshop went in the opposite direction. Takings fluctuated around $90,000 until 2004. After That despite falling sharply to just over $40,000 in 2008, the figure then levelled off in the last two years.→『詳細2』。
2つ目のポイント、「Mari Bakeshopが2000年時点では一番人気だったのに、下がってしまった」部分を数字を含め解説しています。
これだけ解説がきちんとできれば、ハイスコアが期待できます。
また、この例から分かるように、文章の繋ぎ方(Looking at the details, By contrastなど)は非常に重要です。
タスク1は、自分の意見を述べる必要はなく、タスクの最後に”In conclusion”は必要ありません。
IELTSのジェネラルライティングテストのタスク1の書き方・解き方
次に、ジェネラルのライティングテストのタスク1の書き方・解き方を解説します。
アカデミックのタスク1とは大きく異なるので気をつけましょう。
よく出題される内容
ジェネラルのパート1は、手紙もしくはメールを書くという問題です。
手紙、メールの内容は大きく分けて9通りあります。
- 友達 (パーソナル)
- 同僚 (セミ・フォーマル)
- 上司・会社 (フォーマル)
- 申込書 (フォーマル)
- 苦情 (フォーマル)
- 謝罪 (フォーマル)
- 先生 (フォーマル)
- 説明 (フォーマル)
- 招待状 (フォーマル)
パーソナルとフォーマルでは書き方が異なるので気をつけましょう。
タスク1では、問題の中に、3つほど手紙に含まなくてはならない内容が箇条書きされています。この3つは必ず文章の中でカバーしましょう。
タスク1で使える文章構造のテンプレート
ジェネラルライティングのタスク1は、基本的に下のテンプレートに当てはめて書くことができます。
問題文に箇条書きで示されている課題を各段落に分けた場合のテンプレートです。
1つの段落に複数の課題内容を含めても大丈夫です。
*必ず全ての課題をカバーする必要があります。
①Dear (Hi)+名前 | |
②1段落目 | 課題1の内容をカバー |
③2段落目 | 課題2の内容をカバー |
④3段落目 | 課題3の内容をカバー |
⑤結びの言葉+自分の名前 |
タスク1で使える表現・フレーズ
ジェネラルのタスク1では、フォーマルとインフォーマルで分けてフレーズを覚えましょう。
インフォーマルな表現は、友人や家族への手紙に使います。
フォーマルで使える表現 | I am writing this letter to express…I am writing this in regards to…I would like to mention…I would greatly appreciate if…I would like to apologize for … |
インフォーマルで使える表現 | I hope you are well. I am sorry it took so long to write to you. To be honest… |
例題と解答例と解説
ここでは、ケンブリッジが出版しているIELTSジェネラルトレーニング14から例題と解答例を抜粋して解説します。
問題:
You have just read an article in an international travel mangazine which contined some information about your town taht is incorrect. Write a letter to the editor of the magazine. In your letter Correct the information in the article Explain why it is important for the magazine to give correct informationsuggest what the magazine should do about this situation Write at least 150 words.You do NOT need to write any addresses. Begin your letter as follows: Dear Sir or Madam, |
解答例:
Dear Sir or Madam, →ジェネラルライティングでは、上の問題例のように、どのように書き出すかを示されている場合があります。
指示に従い、Dear Sir or Madam, で始めています。
The latest edition of your travel magazine included an article about Camprdge, but this contained incorrect information. The writer described the University of Cambridge as being the oldest in the world whereas in fact the oldest university in the English-speaking world is in Oxford. The University of Cambridge was founded in 1209, but Oxford was known to have existed in 1096. →1段落目
手紙を書いた理由と、課題1「Correct the information in the article」をカバーしています。
A magazine such as yours has an international reputation and is extremely influential with travel companies and individuals alike. It is essential that any information published should be accurate and reliable and I was genuinely surprised that the facts had not been checked prior to publication. →2段落目
課題2の「Explain why it is important for the magazine to give correct information」をカバーしています。
I feel that the least the magazine can do is to publish a correction and an apology in next month’s magazine. I would also urge you to ensure that all factual information is thoroughly checked before publication. →3段落目
課題3の「suggest what the magazine should do about this situation」をカバーしています。
Yours faithfully, →結びの言葉
Alan Watson →名前
この解答例から分かるように、手紙の中で3つのポイントをしっかりカバーしています。
また、同じ単語を繰り返さずに語彙力をアピールし、文法も現在形・過去形・様々な副詞を使っていることが分かります。
最後は文字数が足りているかを確認しましょう。
IELTSのライティングテストのタスク2の書き方・解き方
タスク2は、社会問題を中心として、幅広いテーマについて議論するエッセイ形式の問題になります。
アカデミックもジェネラルもほぼ同様の内容が問われます。
よく出題される問題のパターン
タスク2でよく出題される設問は、大きく分けて5種類あります。
- 賛成か反対か
- 2つの見方に対する主張展開
- メリット/デメリット
- 課題解決のための提案
- 意見
それぞれのパターンで対策をし、使える表現やフレーズを覚えておくようにしましょう。
タスク2で使える文章構造のテンプレート
タスク2で使える文章構造は、主に下の通りです。
①導入 | パラフレーズ文+自分の主張や提案を述べる |
②ボディ1 | 具体例を共に導入をサポート |
③ボディ2 | 1と同様、追加ポイントを述べる、もしくは反論を行う |
④結論 | 導入で述べた主張をパラフレーズし、再度述べる |
タスク2では、アカデミックもジェネラルも同様に、エッセイの書き方を使います。
意識したいことは、ライティングの内容ではなく、論理的に主張を展開することです。主張を展開しやすい内容が思いついたなら、「この意見は審査員に嫌われるかな?」と考える必要はありません。
タスク2で使える表現・フレーズ
タスク2で使える表現とフレーズをまとめました。文と文の繋がりが重要なので、これらの表現を活用しましょう。
- Nowadays,
- Many people claim/believe that…
- It is often said that…
- Firstly, / Secondly / At last
- Initially
- On the one hand,
- It is worth considering…
- Unfortunately,
- The advantages include…
- This can be…
- Another…
- However,
例題と解答例と解説
ケンブリッジが出版しているIELTSジェネラルトレーニング14から例題と解答例を抜粋し、パート2の書き方を解説します。
ここで登場する解答例は、参考書にはスコア8.0レベルと評価されています。
問題:
Some people think it’s better to choose friends who always have the same opinions as them. Other people believe it’s good to have friends who sometimes disagree with them. Discuss both these views and give your own opinion. |
解答例:
Some of the people believe that friends with exactly the same opinions on different topics are better than the ones that can argue with them. →導入文。
問題文をパラフレーズしています。問題文は2文に分かれていますが、パラフレーズでは1文にまとめていますね。
On the one hand, having similar interests on hobbies is a reason to start a friendship. In this case people always have something to discuss. If your friend has the same view of particular problem as you do, he can help you to find a solution faster. Such friend will always support you and take your side in any argument. He will be there for you in any situation.→ボディ1。
同じ意見や趣味を持つ友達を持つことがなぜ良いのかを議論しています。
”On the one hand”や”In this case”といった良い接続表現を使えています。また、help you=support you=take your side inと、実際は同じようなことを述べているけど違う表現を使うことで、語彙力をアピールできています!
On the other hand, having equal opinions with you friend is sometimes boring. You always agree on every issue with each other and have no discussion or argument. If your friend disagrees with you, you can discuss both views, reach a compromise and come up with a suitable solution. But strong disagreement can often lead to a heated argument or even ruin your friendship.→ボディ2。
反対側の意見を述べています。
In my opinion, friends should not agree on everything they are talking about. I think that this kind of friendship is boring and it is not likely to last for long. However, a friend with the same opinion as yours will definitely support your point of view in any discussion. And it is a wonderful thing, too.→ボディ3が入るパターンです。
問題文に”give your opinion”と書かれているので、意見を述べています。
In conclusion, I would like to say that it is good to have different views on some topics or problems but you should be loyal to the opinion of your friend. Everyone should appreciate their friendship and shouldn’t let stupid arguments ruin it. →結論。意見も聞かれているので、I would likeと自分を主語にしてもOKです。
IELTSライティングの勉強法
IELTSのライティングは、スコアを上げるのに最も時間がかかるセクションですので、時間を無駄にしないように、効率を重視して対策を進めていきましょう。
関連コラム:【徹底解説】IELTSの勉強法と本番対策まとめ
何を書いて良いのかわからない人が取り組んだほうが良いこと
何を書いて良いのかわからない!という人は、まず解答例をたくさん読むようにしましょう。
参考書や問題集の解答例を声に出して読み、大体の内容を把握しましょう。
何度も読んでいくうちに、書くべき内容のパターンが見えてきます。
スコア5を目指す人がライティング対策で勉強したほうが良いこと
スコア5を目指す人は、IELTSのライティングに慣れるようにしましょう。
良い解答例を見て、同じような構成で文章を描けるように練習しましょう。
また、スコア5を達成できない受験者は、最後まで書ききれないというパターンが多いです。きちんと時間を測って問題を解く練習をし、60分以内にタスクを達成することが、スコア5を目指す最初のステップです。
英語のスキルが完璧でなくても、試験を意識して時間内にタスクを達成できればスコア5も夢ではありません。
スコア6を目指す人がライティング対策で勉強したほうが良いこと
スコア6を目指す人は、タスクをしっかりと理解し、全てのポイントをカバーすることに重点をおきましょう。
せっかく時間内に文章を書き終えても、問題で問われているポイントの全てに答えられていなければ、減点対象となってしまいます。
対策をするときは、必ず自分の文章を読み直し、全てのタスクに答えているか、確認するようにしましょう。
また、エッセイで使える便利な構文や、関係代名詞などを使った複雑な文を書けるように練習しましょう。
スコア7以上を目指す人がライティング対策で勉強したほうが良いこと
スコア7を目指す受験者は、高い英語力とタスクへの論理的な解答が求められます。
正しい英語を使うのはもちろん、論理的に話を広げていく必要があります。
タスク1では確実に点数を取れるように全てのパターン(アカデミックの場合は全ての種類の表やグラフ、ジェネラルの場合は全ての相手に対するメールの書き方)を把握しましょう。
タスク2では、脱線せずに論理的に話を広げていく必要があります。意見を問われる問題では、最初から最後までポジションを明確にし、関係のない議論は省きましょう。
スコア7を目指す人は、これらの点も含め、IELTS専門講師に添削をお願いするのもおすすめです。
ライティングテストの勉強は独学でも大丈夫?添削は必要ない?
ライティングテストの勉強は、添削を活用した方が良いです。その理由は、第3者に文章を読んでもらうことで、自分が気づかなかった点を指摘してもらうことができるからです。
可能であれば、IELTSを専門に教えている講師に添削をしてもらえるとベストでしょう。
関連コラム:【初心者向け】IELTSおすすめ参考書・問題集12選
IELTSのライティング対策におすすめの問題集・参考書
最後に、IELTSのライティング対策に活用できるおすすめの問題集と参考書と紹介します。
おすすめの参考書
ライティングに特化した参考書では、「IELTSスピーキング・ライティング完全攻略」がおすすめです。
IELTSで8.0を取得した筆者も使用しましたが、ライティングのスコアを効率的に上げるための方法が記載されています。
IELTS初心者から上級者まで、一度は読んでみて欲しい1冊です。
おすすめの問題集
「実践IELTS技能別問題集ライティング」は、タスク1から2まで、さまざまな問題パターンに慣れるために活用したい1冊です。
例えばアカデミックのタスク1に関しても、1つの表やグラフだけでなく複数の種類の問題が出てきます。
解説が日本語なので、IELTS5.0〜6.0あたりを目指す人におすすめです。
また、ケンブリッジが出している公式問題集は、IELTSライティングで6.0〜8.0を目指す人におすすめです。
アカデミックとジェネラルで本が分かれているので気をつけましょう。
ライティングに関しては、本の最後に「スコア5.5の解答例」や「スコア7.0の解答例」というように解答がレベル別に載っており、「なぜこの解答だとこのスコアなの?」という部分を理解できます。
おすすめのライティング添削サービス
英文の添削サービスにはさまざまな種類がありますが、活用したいのはIELTSに特化したサービスです。
おすすめは「IELTS MyEssay」や「IELTS Advantage」。
IELTS MyEssayでは高得点を達成した日本人講師による添削、IELTS Advantageでは海外に住むIELTS講師の添削を受けることができます。
これらのサービスはやや高額ですが、IELTSライティングを理解するのに役立ちます。
他にも「Preply」や「Cafetalk」で直接講師を見つけ、添削をお願いするという方法もあります。
参考書・問題集は自分で書いた後に解答例を写す復習の仕方でいいのか?
解答例を写すのはもちろん大切な復習方法のひとつですが、IELTSでは同じ問題が出題されることはないので、ただ解答例を写すだけでは良い文章を書けるようにはなりません。
筆者はライティングを独学した時に、解答例を写すだけでなく、なぜ自分の答えだとダメなのか、試験官になったつもりで採点をしていました。
そうすることで、ライティングの質を少しずつ上げることができたのではないかと思います。
IELTSの参考書の模範解答の完成度が高くて、自分の目指しているスコアのためにどのくらいかければ良いのかわからない…どこまでやればいいの?
IELTSの参考書の模範解答の完成度が高すぎると感じる場合、目指すスコアレベルの解答を探すと良いでしょう。
ケンブリッジが出している問題集のように、各レベルごとの解答が載っているものを利用しましょう。
本の他にも、ネットで「IELTS Writing Score 5 example」調べると、スコア5レベルの解答が見つかります。
IELTS以外の英作文の参考書でも勉強になるのか?
英語力を上げるという意味では、英作文の参考書を用いても良いと思います。
しかし、IELTSのスコアを上げるという目的であれば、IELTSの参考書を使いましょう。
今回紹介したように、IELTSは独自の採点基準を設けています。
IELTSのスコア基準を満たす文章を書くためにも、IELTSの参考書を使う方が効率が良いです。
この記事の著者
橋本志保
高校卒業後、オーストラリアのGriffith大学に進学。国際観光学とホスピタリティを学び学位を取得し、卒業。
大学卒業後は外資系旅行会社に勤め、海外からのクライアントとの会話など、ビジネス英語を使う経験をする。
2021年にIELTS8.0を達成。
現在はカナダに移住し、英語学習のコーチング、翻訳や執筆業にも従事。
この記事の「校正」マーケティング室コンテンツチーム
アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。
コンテンツチームは主に
①コラム題材の選定
②コラム構成案の作成
③専門家への執筆依頼
④文章の校正・公開
などの作業を担当。
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