衛生管理者の資格取得を目指している人の多くは、仕事と勉強を両立しながら合格を狙っています。「衛生管理者の通信講座と予備校は、結局どれがおすすめなの？」このような疑問をお持ちの人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、衛生管理者の資格取得におすすめな通信講座や予備校を、下記を軸に、10社に厳選して解説していきます。

• 価格
• 講座の特徴
• 教材（テキストなど）
• サポート体制

衛生管理者の通信講座や予備校を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。

衛生管理者試験の通信講座・予備校おすすめ10選

今回は10社ご紹介しますが、費用・サポート体制などを考慮した上で、特におすすめの衛生管理者試験の通信講座・予備校3社はこちらです。

上記の中でもアガルートは、短期合格に特化した講座と頻出範囲だけをまとめたテキストで、無理なく短期合格を目指せる講座となっています。

それではここから、各社の講座について詳しく紹介していきます。

アガルート

アガルートは国家試験を中心に資格試験の通信講座を豊富に取り扱うオンライン資格予備校です。

リーズナブルな価格で効率的な学習ができる通信講座で、コストパフォーマンスに優れていると高い評価を得ています。

コース・料金

アガルートの衛生管理者対策講座は、シンプルに下記3つです。すべて税込価格です。

• 第一種対策講座：29,480円
• 第二種試験対策講座：26,180円
• 特例第一種試験対策講座：12,980円

講義内容・特徴

アガルートは「最短30日以内で衛生管理者試験に一発合格！」と謳っており、短期合格に特化した講座が特徴です。

合格に必要な知識に的を絞ったオリジナル教材と過去問題集は、最短で合格点を取るために学習ポイントがまとめられています。テキストはデジタルブックで閲覧可能です。

これに加えて、講師がわかりやすく説明してくれる映像講義も視聴できるため、短時間で理解が深まり、スムーズに学習を進めることができます。各講義10分〜20分程度のchapterで構成されているため、集中力が途切れずにスキマ時間を利用した学習が可能です。

アガルート講座 合格体験記

講座を選ぶ際は、合格者の体験記を読むのも参考になるのでおすすめです。

合格者の声 | 繰り返し学習で見事合格！無駄を削ったテキストと過去問攻略が合格のカギ

合格者の声 |製造業の総務人事の仕事で衛生管理者資格が必須に

教材

アガルートの講座の教材と、教材に関する特徴は下記の通りです。

• テキスト（第一種：2冊、第二種：1冊、特例第一種：1冊）
• 過去問集（第一種：2冊、第二種：1冊、特例第一種：1冊）
• 模擬試験（第一種：2冊、第二種：1冊、特例第一種：1冊）
• デジタルブック
• 映像講義
• 多機能受講システム（最大3倍までの倍速再生、音声ダウンロード可）

サポート体制

下記のようなサポートや合格特典もあるので、ぜひ活用してください。

• 講師に直接質問できる「オンライン質問サービスKIKERUKUN」（10回まで）
• 無料受講相談ができる（電話、メール、Zoom）
• 合格特典Amazonギフト券5000円分

メリット・デメリット

アガルートの衛生管理者講座はスクーリングがないため、講師に質問ができないなど、不安を感じる方もいるかもしれません。

しかし、疑問に思ったことは期間中10回まで直接質問できるサポート制度があるので、安心してください。

そして初学者でも短期合格を目指せるテキスト・講義なので、通学の時間がない方でもスキマ時間での効率的な学習が可能となっています。

こんな人におすすめ

アガルートの衛生管理者講座は、下記のような人におすすめです。

ユーキャン

ユーキャンは通信講座大手であり、衛生管理者試験対策用の通信講座は開講から30年を超える実績を誇ります。

ユーキャンでは、過去5年以上の試験問題を分析し毎年講義内容に反映するなど出題傾向に沿ったテキスト作りに注力しています。

コース・料金

ユーキャンは第一種・第二種コースともに同じ価格です。今回比較した中では、最も高額となっています。

• 【衛生管理者講座】第一種コース：39,000円（12回分割払いなら39,600円）
• 【衛生管理者講座】第二種コース：39,000円（12回分割払いなら39,600円）

第一種コースが6ヶ月、第二種コースが4ヶ月の学習期間となっています。

講義内容・特徴

ユーキャンの特徴は、学習サポートが充実している点です。質問・添削サポートでは、講師陣が丁寧に解説をしてくれるため、試験までに苦手分野を克服し、理解を深めることができます。1冊のテキストを約1か月かけて進めるため、比較的ゆったりと学習を進めるカリキュラムといえるでしょう。

また、「学びオンラインプラス」を利用すれば、学習スケジュールを管理しつつミニテストを受験できるため、学習の進捗把握をしたり、自身の理解度をこまめに試したりできます。

教材

ユーキャンの教材は下記の通りです。

• テキスト（第一種コース：6冊、第二種コース：5冊）
• 合格問題集（第一種コース：3冊、第二種コース：3冊）
• 重要ポイント総まとめ
• 添削・質問関係書類一式
• ガイドブック

サポート体制

• 添削4回
• 質問（1日3問まで）

また、第一種コースは12か月、第二種コースは8ヶ月まで、添削・質問など指導サービス延長が可能です。

メリット・デメリット

ユーキャンの衛生管理者講座は、添削や質問などの学習サポートが充実しているのが嬉しいポイントです。

ただしその分、他社に比べて費用が高めとなっています。

こんな人におすすめ

ユーキャンの衛生管理者講座は下記のような人におすすめです。

LEC東京リーガルマインド

LECは国家資格を中心に多くの講座を展開する大手資格予備校です。

経験豊富なLEC専任講師による「高い講師力」を打ち出し、短期間で合格する力を付ける学習カリキュラムが組まれています。

コース・料金

第1種

• Web動画・音声ダウンロード・スマホ視聴可　25,460円
• DVD講座　30,560円

第2種

• Web動画・音声ダウンロード・スマホ視聴可　16,300円
• DVD講座　18,330円

特例第1種

• Web動画・音声ダウンロード・スマホ視聴可　10,190円
• DVD講座　12,220円

講義内容・特徴

LECの特徴は、頼もしい講師がいること、そして、知識の定着に重点を置いたLECオリジナルテキストです。

社会保険労務士資格を持ち、労働衛生のコンサルタントとしても活躍する工藤寿年講師が、知識の暗記にならず、問題をしっかりと理解して回答を導き出せる学習内容となっています。

受講者が間違えやすいポイントのフォローもしてくれます。

また、LECも短期合格主義を掲げています。LECオリジナルテキストは出題の可能性が高い問題に的が絞られているため、短期間の資格取得を目指している人に適した通信講座です。

教材

LECの講座の教材は下記の通りです。

【第1種】

• 第2種衛生管理者講座テキスト
• 特例第1種衛生管理者講座テキスト
• 第1種衛生管理者試験問題集

【第2種】

• 第2種衛生管理者講座テキスト
• 第2種衛生管理者試験問題集

【特例第1種】

• 特例第1種衛生管理者講座テキスト
• 第1種衛生管理者試験問題集

※LECでは、第2種と特例第1種の学習カリキュラムを足して第1種、という構成になっています。

サポート体制

LECは試験種によってサポートが充実していますが、衛生管理者のサポート制度は2024年現在、明記がありません。

受講相談などの際に、確認してみるとよいでしょう。

メリット・デメリット

LECの衛生管理者講座は、現場で活躍する講師陣の講義を受けられるのが嬉しいポイントです。

その一方でサポート制度については明記がないため、質問制度などを利用したい方は事前によく確認しましょう。

こんな人におすすめ

LECは下記のような人におすすめです。

ウェルネット

ウェルネットはコンサルティングや研修、資格試験講座などを中心に経営コンサルタント業務を手がける会社です。

衛生管理者試験講座も開講しており、20年以上にわたり多くの受講生を合格に導いた実績を持っています。

特徴は、丁寧でわかりやすい講義と出題傾向に焦点を当てた効率学習を可能にする「重点整理これだけノート」です。

コース・料金

ウェルネットは公開講座を多く開催していますが、通信講座ではDVD講座とオンライン講座を取り扱っています。

オンライン、DVDともに価格は下記の通りです。

• 衛生管理者合格講座第1種：29,700円
• 衛生管理者合格講座第2種：27,500円
• 衛生管理者合格講座特例第1種：17,600円

この他、対面式で開催される公開講座もあります。

講義内容・特徴

ウェルネットの特徴は、衛生管理者試験合格に必要なポイントを絞り、分かりやすい図表を多用したオリジナル教材「重点整理これだけノート」です。語呂合わせなども収録されています。

短期間の合格を目指した講座であり、難解な表現や用語をなるべく減らして、覚えやすいユニークな語呂合わせや図表などを掲載しています。

教材

ウェルネットの教材と、教材に関する特徴は下記の通りです。

• DVD ※DVD講座のみ
• 講義動画　※オンライン講座のみ
• 重点整理これだけノート（第1種、第2種、特例第1種）※一色刷り
• 出題傾向分析表（第1種、第2種、特例第1種）
• 精選問題集（第1種、第2種、特例第1種）
• 調査受験情報
• 過去公表問題
• まるわかり衛生管理者参考資料集
• ポイント解説10分講座

なお、動画の視聴期限は購入日から4ヶ月です。

サポート体制

DVD講座の場合は、質問表というものを使ってFAXかメールで質問できます。オンライン講座の場合は、メールで質問できます。

メリット・デメリット

ウェルネットの衛生管理者講座は、20年以上にわたり多くの受講生を合格に導いた実績を誇ります。

短期合格を目指せるカリキュラムとなっていますが、動画の視聴期限が購入から4ヶ月と、他社に比べてやや短めなので注意しましょう。

こんな人におすすめ

ウェルネットは下記のような人におすすめです。

SAT

SATは現場や技術系の資格取得を専門とする通信教育講座の会社であり、衛生管理者試験対策のほかにも電験三種や建築士などの講座も開講しています。

学習効率の高いカリキュラムが用意され、「衛生管理者試験に知識ゼロから7日間で合格！」を掲げています。

コース・料金

SATは第一種・第二種ともにeラーニング・DVD講座、eラーニング+DVD講座の中から選べます。

第一種衛生コース

• eラーニング講座　21,780円
• DVD講座　23,980円
• eラーニング＋DVD講座　27,280円

第二種衛生コース

• eラーニング講座　17,380円
• DVD講座　19,580円
• eラーニング＋DVD講座　21,780円

講義内容・特徴

SATの特徴は、テキストがフルカラーであり、図表や語呂合わせが多用され最短合格に必要な知識を効率よく学習できる点です。

映像講義は、最新のシステムで収録され、スマホでもクリアに視聴可能です。外出中や通勤・通学中でテキストが手元になくても学習を進めることができます。

教材

SATの教材と、教材に関する特徴は下記の通りです。

• 講座ガイダンス
• インプット冊子テキスト　※フルカラー
• アウトプット冊子テキスト　※フルカラー
• 過去問題集
• 解答解説集
• 動画視聴・基礎講座DVD　※DVD講座のみ
• 動画視聴・eラーニング　※eラーニング講座のみ
• スマートEシステム
• 講義音声ダウンロード
• 確認問題
• 暗記カード

など

スマホで「暗記カード」機能をONにすれば、教材によくある赤シートのような使い方が可能です。紙の参考書がなくてもスマホひとつで暗記学習が気軽にできるのはうれしいとことです。

サポート体制

SATは、下記のようなサポート制度があります。

• スマホで撮影⇒Eシステムで質問可能
• 30日間の返金保証
• 不合格者へのサポート期間延長フォロー

SATの衛生管理者講座では、不合格者へのフォローとしてサポート期間延長があります。また、30日間の返金保証があるため、「自分に合わないかも」と感じた人でも安心して受講できます。

メリット・デメリット

SATの衛生管理者講座は、リーズナブルな価格ながら「暗記カード」などの機能を利用できるのが魅力です。

ただし教材配送時、別途送料770円が必要となるので、費用にこだわる方は注意しましょう。

こんな人におすすめ

SATの衛生管理者講座は下記のような人におすすめです。

日本マンパワー

日本マンパワーは人材開発事業、人事労務などを中心にキャリアアップに活かせる通信講座やセミナーを提供しています。

コース・料金

日本マンパワーの衛生管理者講座は第一種・第二種のみで、価格は同じです。

• 衛生管理者受験通信講座　第1種コース：28,600円
• 衛生管理者受験通信講座　第2種コース：28,600円

講義内容・特徴

日本マンパワーの特徴は対応がスピーディーな点です。学習内容でわからないところが出てきたらすぐに疑問点を質問でき、不明点のフィードバックをもらえます。

教材

日本マンパワーのテキストは持ち運びに便利なコンパクトサイズになっているため、外出先や通勤中、仕事の合間などスキマ時間を利用して学習を進められます。教材は下記の通りです。

• 学習ガイド
• テキスト（第1種：4冊、第2種：4冊）
• 本試験予想問題集
• 添削問題（6回・Web添削）
• Web質問

サポート体制

• Web添削6回
• 講義内容の質問受付サービス「Web Courses-s」

Webですぐに質問できる受講生サポートサイト「Web Courses-s」、6回分のWeb添削・採点が可能など、スピード感のあるフォロー・サポート体制が整っています。

メリット・デメリット

日本マンパワーのコンパクトなテキストは、出先でも紙の教材で学習したい人には大きな魅力でしょう。

コースは第一種・第二種のみとなっているので、特例第一種の受験を考えている人は注意しましょう。

こんな人におすすめ

下記のような人は、日本マンパワーがおすすめです。

TAC

TACは、大手の資格予備校です。国家試験や資格試験において、数多くの合格実績があります。

試験傾向や過去問の分析に基づいたオリジナル教材で、初学者でも無理することなく、十分に合格を目指せるカリキュラム構成となっています。

コース・料金

TACの衛生管理者対策講座のコースや料金は、下記の通りです。

• 第1種衛生管理者対策講座：23,100円（税込）

第二種あるいは特例第一種衛生管理者試験向けの講座はないため、申し込みの際は注意しましょう。

講義内容・特徴

TACの特徴は、講義のわかりやすさです。

全6回のWeb講義では、講師が試験合格に必要なポイント、また、特に押さえておきたい論点や出題されやすい分野などを講義内でわかりやすく解説します。

独学よりもはるかに効率的かつ短期間で合格を目指せる講義内容です。

教材

TACの通信講座の教材や、教材に関する特徴は下記の通りです。

• テキスト＆問題集：1冊
• 第1種衛生管理者　過去問題集（2年分）：1冊
• （受講ガイド（Web閲覧））

テキストは、表やイラストが多く掲載されるなど、受講者がより学習しやすくなるよう工夫されています。

なお、使用するテキスト＆問題集は、TAC出版の「スッキリわかる 衛生管理者1種　テキスト&問題集」です。

順次スマホやタブレットなどで閲覧できるため、テキスト自体の持ち運びも不要になります。

サポート体制

TACの衛生管理者講座には、下記のようなサポートがあります。

• 理解できない箇所を解決する「質問カード」（4回まで）

テキストや講義だけでは理解できないことを直接質問できるのは、受講生にとっては非常に心強いことでしょう。

メリット・デメリット

TACの衛生管理者は、大手予備校ならではのわかりやすい講義が魅力です。

ただし、第二種・特例第一種の講座はないため、受験を検討している人は注意しましょう。

こんな人におすすめ

TACの衛生管理者講座は、下記のような方におすすめです。

キャリカレ

キャリカレは、株式会社キャリアカレッジジャパンが運営する通信教育講座です。

正式名称を「資格のキャリカレ」といい、「行政書士」や「宅地建物取引士」などの国家資格から、人気の高い民間資格や一般教養など、150種類以上の通信教育講座を開講しています。

コース・料金

キャリカレの衛生管理者対策講座のコース・料金は、現在下記の1つです。

• 衛生管理者（第一種・第二種）合格指導講座：62,800円

講義内容・特徴

キャリカレの特徴は、短期間で合格可能なカリキュラムと、間違えやすいポイントに的を絞ったわかりやすい解説です。

また、講師による映像講義を視聴できるため、テキストで文字を追うだけの学習よりも記憶が定着しやすく、短時間で内容理解が深まります。

スマホで視聴できるため、スキマ時間や通勤時間などを利用した効率的な学習も可能です。

教材

キャリカレの通信講座の教材や、教材に関する特徴は下記の通りです。

• テキスト（5冊）
• 一問一答（Web対応）
• 過去問題（Web対応）
• 添削問題（Web対応）　※希望者には冊子が無料進呈

第一種と第二種はいずれもオリジナルのカラーテキストが計5冊です。映像講義などと組み合わせることで、最短1ヶ月で短期合格を目指せる充実した学習教材となっています。

サポート体制

キャリカレの衛生管理者講座には、下記のようなサポートがあります。

• 1年以内に合格できなかった場合の全額返金保証制度あり
• 無料の学習アプリ「eスキップ！」で何度でも質問可能
• 12ヶ月の長期学習サポート
• 合格すれば2講座目が無料
• 就職および転職サポート

メリット・デメリット

キャリカレの衛生管理者講座は、1つの講座で第一種・第二種双方の学習をカバーできるのが嬉しいポイントです。

ただしその分、受講費用は高く設定されています。

こんな人におすすめ

キャリカレの衛生管理者講座は、下記のような方におすすめです。

オンスク

オンスクは、株式会社オンラインスクールが運営するサブスクリプション制の動画学習サービスです。同社は、先述の資格学校TACの100%子会社として2013年に設立されました。

オンスクは、定額制で、かつ、さまざまな資格試験の対策講座を同時に受け放題、という画期的なスタイルが注目を集めています。

コース・料金

オンスクの衛生管理者対策講座には、「月額プラン」と「一括プラン」の2種類があります。

月額プラン

• ウケホーダイ：1,628円

一括プラン

• ウケホーダイ-スタンダード【6ヵ月パック】：8,140円
• ウケホーダイ-スタンダード【9ヵ月パック】：11,880円
• ウケホーダイ-スタンダード【12ヵ月パック】：15,400円

※税込価格

いずれのプランも第一種衛生管理者および第二種衛生管理者を受講可能です。

また、衛生管理者の学習と並行して、業務上関連の高い乙種第4類危険物取扱者（危険物乙4）や、FP3級・2級なども並行して学習できるため、短期間で複数資格の取得を狙えます。

なお、月額プランの「ウケホーダイ-スタンダード」を5ヵ月継続すると8,140円になるため、学習期間が5ヵ月以上に及ぶ場合は、一括プランの方がお得になります。

講義内容・特徴

オンスクの特徴は、合格のコツを分かりやすく解説した講義動画と、過去問を徹底分析した問題演習を、パソコンやスマホで学習できる点です。テキストや問題集を持ち歩く必要がなく、いつでもどこでも学習が可能です。

また、月額1,628円で全48回（約7.5時間）の講義を受け、全541問の問題演習ができるため、他社講座に比べて圧倒的にリーズナブルだといえます。

なお、オンスクにはWeb版とアプリ版があり、サービス内容や機能が多少異なります。学習を始めるときはご自身の学習スタイルに適した方を選びましょう。

教材

オンスクの通信講座の教材や、教材に関する特徴は下記の通りです。

• 動画講義
• 過去問題
• 音声、講義のスライド（ダウンロードのみ）

オンスクでは、冊子のテキストや過去問題集などがなく、動画講義がメインです。ネット環境さえあれば、どこでも学習や問題演習ができます。また、一部のプランを除き、音声や講義のスライドはダウンロードできるため、通信量が気になる方は事前に取得しておくと安心です（※1）。

※1…オンスクには、①講義音声ダウンロード機能、②講習スライドダウンロード機能、③しおり機能、④動画再生速度変更機能、といった学習補助機能がありますが、「ウケホーダイ-ライト」のみ①②のダウンロード機能が使えない点に注意が必要です

サポート体制

オンスクの衛生管理者講座では、講師への質問制度はありませんが仲間同士で相談し合える「みんなの学習相談」が可能です。

メリット・デメリット

オンスクでは月額制の受け放題が導入されており、気軽に受講してみたい人には嬉しいシステムです。

講師や有資格者によるサポート制度は用意されていないので、質問制度などを利用したい方は注意しましょう。

こんな人におすすめ

オンスクの衛生管理者講座は、下記のような方におすすめです。

CIC日本建設情報センター

CIC日本建設情報センターは、技術系資格に関する通信講座を多数開講する通信教育会社です（以下、CIC）。

CICの衛生管理者講座は、過去出題傾向を徹底的に分析し、最短合格達成を目指したオリジナル教材が特徴で、効率よく合格を狙える通信講座です。

コース・料金

CICの衛生管理者対策講座には、「Webコース」と「DVDコース」の2種類があります。

• 第一種衛生管理者コース（Webコース）：19,250円
• 第一種衛生管理者コース（DVDコース）：20,350円
• 第二種衛生管理者コース（Webコース）：14,850円
• 第二種衛生管理者コース（DVDコース）：15,950円

※税込価格

講義内容・特徴

CICの特徴は、過去問の徹底分析に基づいて作成されたテキストと映像講義です。最重要項目・分野を中心に学習するため、効率的なインプットとアウトプットを繰り返し、短期間での合格が狙えます。

また、講義陣は、衛生管理者に関する知識や経験が豊富で、初学者や学習に不安がある方を含めて、受講生をしっかりとサポートしてくれます。

教材

CICの通信講座の教材や、教材に関する特徴は下記の通りです。

第一種衛生管理者コース

＜Webコース・DVDコース共通＞

• 合格ガイドブック
• スタートアップガイド
• 第1種・第2種衛生管理者テキスト
• 第1種・第2種衛生管理者合格直結300問
• 映像教材（収録時間：約13時間）
• 第1種衛生管理者チャレンジ過去問

＜Webコースのみ＞

• 配信ページログイン情報カード

※配信期限：教材到着時より6ヶ月間

＜DVDコースのみ＞

• DVDセット6枚組

【第二種衛生管理者コース】

＜Webコース・DVDコース共通＞

• 合格ガイドブック
• スタートアップガイド
• 第1種・第2種衛生管理者テキスト
• 第1種・第2種衛生管理者合格直結300問
• 映像教材（収録時間：約7時間）
• 第2種衛生管理者チャレンジ過去問

＜Webコースのみ＞

• 配信ページログイン情報カード

※配信期限：教材到着時より6ヶ月間

＜DVDコースのみ＞

• DVDセット4枚組

サポート体制

公式サイトに質問制度についての記載はありません。ただし充実したフォロー制度は謳われています。

メリット・デメリット

CICの衛生管理者講座は、リーズナブルな価格が大きな魅力です。

コースは第一種・第二種のみとなっているので、特例第一種の受験を予定している方は注意しましょう。

こんな人におすすめ

CICの衛生管理者講座は、下記のような方におすすめです。

衛生管理者試験 費用が安い通信講座・予備校ランキング

講座や予備校を活用するにあたり、費用も気になるところです。

本コラムでご紹介する衛生管理者試験の通信講座・予備校の、第1種の講座料金が安いランキングは以下の通りです。

	社名	第1種の料金	割引制度	キャッシュバック制度
1	CIC	・Webコース19,250円 ・DVDコース 20,350円	―	―
2	SAT	21,780円〜27,280円	教育訓練給付制度の対象	―
3	TAC	23,100円	―	―
4	LEC	25,460円〜30,560円	―	―
5	日本マンパワー	28,600円	―	―
6	アガルート	29,480円	最大10％OFF	Amazon(R)ギフトコード 5,000円分
7	ウェルネット	29,700円	法人様向け特別プラン有	―
8	ユーキャン	39,000円	教育訓練給付制度の対象	―

価格が安いものを選ぶという考えもありますが、場合によっては割引制度があったり、合格するとキャッシュバックを受けられる講座もあります。

そのため、最終的に自分がどれくらい支払う必要があるのかは事前に確認しましょう。

アガルートでは、最大10％OFFとなる割引制度やキャッシュバック制度を設けています。また、教育訓練給付金対象の講座は、修了後にハローワークで受講料の20％の給付を受けることが可能です。

衛生管理者試験の通信講座・予備校の比較一覧

衛生管理者の資格取得において人気の10社と、各社が提供する講座の価格・講座の特徴、教材（テキストなど）を下表に整理しました。

	第1種	第2種	特例第一種	特徴・教材など	サポート体制
アガルート	29,480円	26,180円	12,980円	紙のテキスト＆デジタルブックで閲覧可能 短期間で効率的な学習ができるテキストとスキマ時間に閲覧可能な動画	「オンライン質問サービスKIKERUKUN」で10回まで質問可能
ユーキャン	39,000円	39,000円	–	通信講座大手/実績30年以上 紙のテキスト＆動画講義で閲覧可能	添削4回 質問1日3回まで 指導サービス延長
LEC東京リーガルマインド	25,460円〜30,560円	16,300円〜18,330円	10,190円〜12,220円	LEC専任講師が監修したオリジナルテキストとカリキュラム 紙のテキスト＆音声ダウンロード、Web動画、DVDで閲覧可能	ー
ウェルネット	29,700円	27,500円	17,600円	DVD・オンライン・公開講座から選べる/短期合格を目指したカリキュラム 試験合格にポイントを絞った「これだけノート」	メールで質問可能
SAT	21,780円〜27,280円	17,380円〜21,780円	–	オリジナルのフルカラーテキストと講義映像、暗記カード	・不合格の場合のサポート期間延長サービス ・30日間の返金保証
日本マンパワー	28,600円	28,600円		手厚い添削・採点制度と、理解を深められるコンパクトサイズのテキスト	質問受付サービス「Web Courses-s」 Web添削と採点が6回
TAC	23,100円	–	–	表やイラストが多く掲載された、見やすいテキスト	質問カード（4回）
キャリカレ	62,800円	62,800円	–	短期間で合格可能なカリキュラム/的を絞ったわかりやすい解説付きの テキスト	・無料の学習アプリ「eスキップ！」で質問が可能 ・不合格者には全額返金保証制度付き ・12ヶ月の長期学習サポート ・就職と転職サポート
オンスク	月額：1,628円 一括：8,140～15,400円	月額：1,628円 一括：8,140～15,400円	–	合格のコツを分かりやすく解説した講義動画/過去問を徹底分析した問題演習をスマホで学習可能 ※「ウケホーダイ-ライト」のみ教材ダウンロード不可	仲間同士で相談し合える「みんなの学習相談」
CIC	・Webコース19,250円 ・DVDコース 20,350円	・Webコース14,850円 ・DVDコース 15,950円	–	過去問を分析したテキスト/映像教材で、学習の効率化が可能	ー

まとめ

衛生管理者の資格取得は、働きながら取り組まなければならないケースが多く、なるべく短期間で合格するためには仕事の合間や通勤中といったスキマ時間に効率的に学習する必要があります。

また、今回紹介した通信講座にはそれぞれに強みや特徴があるため、学習する人によっては合う合わないがあるでしょう。

時間とお金を無駄にしないためにも、価格・講座の特徴・教材の種類などの軸で比較し、自分に合った通信講座を選ぶことが大切です。

まずは無料体験や資料請求、事前相談などを利用したり、サンプル動画を見たりして、自分の学習スタイルとの相性を確かめてみることをおすすめします。

▼アガルートのサンプル動画

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