衛生管理者試験における「労働生理」の覚え方を解説!間違えやすいのは?
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衛生管理者の試験勉強をしていて「労働生理を効率的に覚える方法はないの?」という方は多いことでしょう。
労働生理は、人体の仕組みや構造、機能について詳しく学ぶ科目です。覚えることが多くて苦戦する科目ですが、本コラムで解説する勉強方法と間違えやすいところさえ押さえれば、合格へ大きく近づけます。
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労働生理は、一言で言えば「人体の構造や機能」に関する科目です。
具体的な学習内容は以下のとおりです。
①人体の組織および機能:神経系、循環器系、呼吸器系、内分泌系、消化器系、腎臓・泌尿器系、代謝系、感覚器系、筋肉
②環境条件による体温調節:体温調節のしくみ、BMIなど
③疲労および予防:ストレス、睡眠
④職業適性
試験では、労働生理は全10問(計100点)出題されます。他の試験科目(関係法令・労働衛生)同様、覚えることが多く苦戦する方も多いでしょう。
労働生理の基本の勉強方法
確実に合格するためにも労働生理の基本の勉強方法を押さえましょう。
今回は多くの方が苦手意識を持つであろう5つの項目を解説します。
①循環器系
心臓から送り出された血液が全身を巡り、毛細血管を経て再び心臓に戻る循環が体循環、心臓を出て肺を通り心臓に戻る循環が肺循環です。
心臓と血液循環は頻出なので絶対に覚えましょう。
②泌尿器系
血液を濾過し尿を作る腎臓。
糸球体はろ過、尿細管は再吸収など、腎臓には体内水分量や血液成分の調節といった重要な役割を持つ器官が多く存在します。
腎臓の働きと尿の特徴を重点的に暗記しましょう。
③消化器系
三大栄養素と分解後にどこで吸収されるかはとても重要です。三大栄養素とは、脂質、タンパク質、糖質です。
栄養素 | 分解度の物質 | どこで吸収されるか |
---|---|---|
脂質 | 脂肪酸・グリセリン | 小腸のリンパ管 |
タンパク質 | アミノ酸 | 小腸の毛細血管 |
糖質 | ブドウ糖 |
また、体の機能を正常にするうえで欠かせないビタミンとミネラルも暗記必須です。
④呼吸器系
肺には筋肉がないため、肺の周囲にある横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が呼吸を可能にしています。
また、外呼吸(肺胞と血液のガス交換)と内呼吸(組織細胞と血液のガス交換)、吸気(息を吸う)で内圧が低く、呼気(息を吐く)で内圧が高くなる点も頻出です。
⑤ストレス
職場におけるストレスの原因(昇格、転勤、騒音、悪臭など)、ストレス反応として副腎皮質ホルモンの分泌が増加(亢進)する点は必ず覚えましょう。
また、ストレスには心身の活動を活発にするメリットがあり、ストレス反応は個人差が大きい点も重要です。
労働生理の勉強で間違えやすいところ
①循環器系
動脈と静脈、心臓と肺の関係はとても間違えやすいです。
例えば、血液は心臓と体内組織と肺を循環しています。
左心室から体内組織へ向かうときは大動脈(動脈血)、右心室から肺へ向かうときは肺動脈(静脈血)を流れます。
下記のようなをイメージ図を手元におくと覚えやすいです。
※このようなレジュメやサンプル講義は下記よりご覧ください。
②内分泌系
ホルモンと分泌器官、その働きは紛らわしいので表で覚えるのがおすすめです。
ホルモン | 内分泌器官 | 働き |
---|---|---|
メラトニン | 松果体 | 睡眠向上 |
グルカゴン | 膵臓 | 血糖量の増加 |
インスリン | 膵臓 | 血糖量の減少 |
コルチゾール | 副腎皮質 | 血糖量の増加 |
アルドステロン | 副腎皮質 | 体液中の塩類バランスの調節 |
パラトルモン | 副甲状腺 | カルシウムバランスの調節 |
アドレナリン | 副腎髄質 | 心機能促進、血圧上昇、血管収縮、血糖上昇 |
同じ器官で別の働き、別の器官で同じ働きなどもありますので、注意しましょう。
③体温調節のしくみ
体温調節の中枢である脳の視床下部には、私たちの体温を一定に保とうとする機能(ホメオスタシス)があります。
真冬の外で体が低温にさらされると、皮膚の血管が収縮して血液量が減少、体温は上昇します。
一方、サウナや運動で体温が上昇すると、皮膚の血管が拡張して血液量は増加、発汗などで体内の熱の放射量を上げます。
試験では、温度と血管の関係が逆に出題されるので要注意です。
まとめ
衛生管理者において、多くの人が苦手意識を持ちやすい労働生理。人体の構造や機能は目に見えにくく、とてもイメージしにくいことが原因です。
「確実に合格したい方」「一人で勉強するのが不安な方」には通信講座がおすすめです。学習内容の要点やポイントがわかりやすくまとめられています。
図解や表などが多く、イメージをしっかりと掴みながら学習を進められます。
その他の勉強方法については下記コラムをご参考にどうぞ。
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従業員規模800名企業の総務部門に勤務。
企業内の広報雑誌発行など多岐にわたる業務を遂行しながら第一種衛生管理者免許ほか多数の資格を取得。
(保有資格例)
2015年 第一種衛生管理者(一発合格)
2020年 FP2級
2021年 危険物乙種4類
現在も総務部門に勤務し社員の安心安全の労働環境実現に努めながら、労務や福利厚生、資格取得関連などさまざまな記事を執筆および監修を行い、ビジネスに関連するノウハウを提供している。