衛生管理者試験は、受験するセンター（会場）ごとに合格発表日が異なる試験です。

「自分の合否はいつわかるのか」について気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、衛生管理者試験の合格発表について詳しく解説。

結果が判明した後の手続きについても併せて紹介します。ぜひ参考にしてください。

衛生管理者の合格発表日はいつ？何時？　

衛生管理者試験の合格発表日時は通常、試験日から約一週間後、結果発表日の午前9時30分頃となります。

例として、令和6年12月18日に実施される試験であれば、合格発表は12月25日の午前9時30分に行われることになります。

合格発表当日には、公式サイト上に合格者の受験番号のみがアップロードされます。

最速で結果だけを知りたい場合はサイトから確認するとよいでしょう。

試験日程は会場によって異なり、合格発表日も会場ごとに変わります。

特に東京試験場は受験日が多いため、詳細は安全衛生技術センターの公式サイトでチェックしてください。

衛生管理者の合格発表の確認方法

衛生管理者試験の合否結果は、以下の3つの方法で確認できます。

• 公益財団法人安全衛生技術協会ホームページ
• 郵送される通知書
• 受験した安全衛生技術センターの掲示板　

公益財団法人安全衛生技術協会ホームページで確認する

試験結果は安全衛生技術試験協会の公式ホームページで確認できます。

通常試験日の7日後、午前9時30分に合格者の受験番号のみが掲載される形です。

もっとも早く試験結果がわかるため、合否だけをいち早く知りたい場合はサイトで確認するとよいでしょう。

ただし、掲載直後はアクセスが集中して閲覧が難しい可能性もあります。

郵送される通知書で確認する

試験後に送付される通知書で合否を確認できます。

合格発表から2〜3日のタイムラグはありますが、形に残る合格証明を手にする最初の機会です。

合格の場合は「免許試験合格通知書」が届き、不合格の場合も「免許試験結果通知書」が郵送されます。

合格通知である免許試験合格通知書は衛生管理者の免許証の発行申請時に必要となるため、紛失に注意しましょう。

万が一結果発表から7日以上経過しても通知書が届かない場合は、受験した安全衛生技術センターへ問い合わせてください。

受験した安全衛生技術センターの掲示板で確認する

試験結果は、受験した安全衛生技術センターの掲示板でも確認できます。

発表時刻は公式ホームページと同じく9時30分です。

移動の手間が必要となるため、手軽に結果を確認したい場合は公式サイトか通知書を利用するとよいでしょう。

以下に、合格発表が行われる安全衛生技術センターを記載します。

• 北海道安全衛生技術センター
• 東北安全衛生技術センター
• 関東安全衛生技術センター
• 関東安全衛生技術センター東京試験場
• 中部安全衛生技術センター
• 近畿安全衛生技術センター
• 中国四国安全衛生技術センター
• 九州安全衛生技術センター

衛生管理者合格発表後の手続き

ここでは、衛生管理者の合格発表後の手続きについて、以下の内容で解説します。

• 合格した場合
• 不合格だった場合

合格した場合

衛生管理者試験に合格した場合は、衛生管理者としての業務を開始する前に免許証を発行する必要があります。

免許申請には、合格発表から2〜3日後に送付される「免許試験合格通知書」と、試験会場で配布されている「免許申請書」が必要です。

さらに、本人確認書類や証明写真、収入印紙なども用意する必要があります。

必要書類を揃える手間はありますが、免許を受け取らなければ衛生管理者としての仕事は始められません。

合格通知が届いたらなるべく早めに申請しましょう。

免許申請前に合格通知書を紛失してしまった場合は、受験した安全衛生技術センターに問い合わせれば再発行が可能です。

また、免許申請書は受験当日の会場で入手できるほか、都道府県労働局や労働基準監督署でも配布されています。

厚生労働省のサイトでダウンロードすることも可能ですので、任意の方法で手元に用意しましょう。

試験後のさらに詳しい免許申請の手続き方法については、下記コラムを参考にしてください。

参考コラム：衛生管理者試験合格後の免許申請方法は？流れをわかりやすく解説

不合格だった場合

残念ながら不合格だった場合は、合格発表の2〜3日後に「免許試験結果通知書」が届きます。

結果通知書では、試験結果の点数が確認できます。

得点が伸びなかった科目についてしっかり分析し、再受験に備えましょう。

また、結果通知書は点数の確認だけでなく再受験の申し込みにも利用できます。

再受験を申し込む際に結果通知書、または受験票を添付することで、「受験資格」と「本人確認証明書」の省略が可能です。

書類を揃える手間が軽減されるため、不合格の場合も通知書や受験表は大切に保管しましょう。

再受験申し込みの前に結果通知書を紛失してしまった場合は、受験した安全衛生技術センターで再発行も可能です。

次回試験では絶対に合格したいと意気込むのであれば、アガルートアカデミーの「衛生管理者試験講座」の受講も検討してみてください。

試験範囲の重要ポイントを効率よく押さえる画期的なカリキュラムで、短期間で合格を目指せるでしょう。

衛生管理者の合格発表でよくある質問　

ここでは、衛生管理者試験の合格発表でよくある質問について、以下の内容で解説します。

• 合格発表が予定よりも遅い
• 合格通知が届いたが何点だったか点数開示したい
• 受験票を紛失したため、ホームページで合否がわからない
• 合格通知書（結果通知書）が届かない
• 合格通知書（結果通知書）を紛失した

合格発表が予定よりも遅い

合格発表が予定よりも遅い場合、公式サイトにアクセスが集中して読み込みが遅れていたり、繋がりにくくなっていたりする可能性があります。

公式サイトにおける衛生管理者の試験結果のアップロードは、通常午前9時30分頃です。

午前10時以降になっても掲載が確認できない場合は、ショートカットキーなどを活用してページを更新してみましょう。

OSごとの更新操作は以下の通りです。

• Windows：Ctrl＋F5キー
• Mac：Shift＋Cmd＋R

合格通知が届いたが何点だったか点数開示したい

合格者が点数開示をしたい場合は、各安全衛生技術センターに問い合わせると開示請求が可能です。

指示に従って700円を振り込み、簡易書留で安全衛生技術センターに送付すると、一週間ほどで結果が郵送されます。

合計で 1,000円ほどかかりますが、科目ごとの得点を詳しく知りたい場合は利用するとよいでしょう。

受験票を紛失したため、ホームページで合否がわからない

受験票を紛失してホームページで合否が確認できない場合は、結果を問わず合格通知書・結果通知書が手元に届くまで待機する必要があります。

合否などの結果は、電話で問い合わせても教えてもらうことはできません。

受験番号の照会も受け付けていないため、注意しましょう。

合格通知書（結果通知書）が届かない

合格発表から7日以上が経過しても合格通知書・結果通知書が届かない場合は、受験した安全衛生技術センターへ問い合わせましょう。

通常は合格発表日から2〜3日で手元に届きます。

電話による合否結果照会はできません。

合格通知書（結果通知書）を紛失した

合格通知書・結果通知書を紛失した場合は、受験した安全衛生技術センターに問い合わせれば再発行が可能です。

合格通知書は免許の発行に、結果通知書は再受験の手続きに必要な書類となるため、結果を問わず大切に保管しましょう。

まとめ

当コラムでは、衛生管理者試験の合格発表について以下の内容で解説しました。

• 衛生管理者試験の合格発表日時は、最速で試験日の約7日後の午前9時30分。公式サイトと各センターの掲示板で当日中に確認できるほか、後日合格通知書・結果通知書が送付される。
• 合格だった場合、申請のうえ免許を発行する必要あり。
• 不合格だった場合、結果通知書を使えば再受験申し込みが簡単にできる。
• 通知書が来ない・紛失したなどトラブルがあった場合は、受験したセンターに問い合わせる。電話で合否などを照会することはできない。

衛生管理者試験では、結果を問わず合格通知書・結果通知書が次のステップへの重要な書類となります。

試験が終わったあとも大切に保管し、紛失の際は再発行が可能であることなどはぜひ押さえておいてください。