衛生管理者の資格は、第一種と第二種に分かれています。

第一種を取得すれば第二種衛生管理者としての仕事も果たせるため、あえて第二種を取得する目的が分からなくなってしまう人もいるでしょう。

今回は、第二種衛生管理者資格を取るメリットを紹介します。

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第二種衛生管理者とは?第一種との違い

第二種衛生管理者は、有害業務と関連の少ない業種で活かせる資格です。

合格率なども第一種衛生管理者とは変わってくるため、下記をチェックしてみましょう。

業種の違い

第二種衛生管理者免許で活かせるのは情報通信業・金融保険業・卸売小売業・教育業などが挙げられます。

反対に、第一種は有害業務のリスクがある業種だと捉えておくとよいでしょう。
具体的には、電気業・水道業・熱供給業などのライフライン関係、建設業・運輸業・自動車整備業・医療業などが挙げられます。

労災のリスクが異なるため、それぞれ第一種と第二種に分けられているのです。

合格率の違い

ここ数年の第二種衛生管理者試験の合格率は、55%弱くらいです。

第一種は45%弱なので。それを考えると第二種の方が合格しやすいことが分かります。

ただし合格率は第一種・第二種ともに年々下がってきています。

関連記事:衛生管理者の難易度はどれくらい?合格率と試験内容、他資格比較で難しさのイメージを解説

合格までに必要な勉強時間

第二種衛生管理者試験合格までに必要な勉強時間は、目安として60時間程度といわれています。

第一種は目安として100時間程度といわれているので、第二種を受験する場合は40時間程短い勉強時間で合格できるということになります。

関連記事:衛生管理者試験の合格に必要な勉強時間は?合計何時間・何か月必要か解説!

その他

衛生管理者の試験科目は、「労働衛生」「関係法令」「労働生理」の3つです。

第一種の場合、上記3科目に加えて「有害業務」に関する内容も出題されます。

合格ラインは共に変わらず、科目ごとの正答率40%以上、かつ全体の正答率が60%以上とされています。

また、受験料・受験資格・日程などは、第一種も第二種も共通です。

関連記事:衛生管理者の第一種と第二種はどう違う?違いをわかりやすく解説

第二種を取るメリットは?どんな人が取る?

ここからは、第二種衛生管理者となるメリットと、どんな人が取るのかを紹介します。

第一種との違いにフォーカスを当てて解説しますので、チェックしてみましょう。

有害業務の担当がなくなる

第二種衛生管理者は、有害業務と関連の少ない業種で活用する資格であるため、基本的に有害業務の管理をすることがありません

化学薬品・医薬品・ガス・放射線などを扱わず、一般的なオフィスや店舗での業務に限定できます。

合格率が高い

第一種衛生管理者試験よりも合格率が高く、毎回半数以上の人が突破します。

十分な勉強が必要であることに変わりはありませんが、「資格を得ること」を目的にするのであれば、第二種の方が挑戦しやすくなるでしょう。

勤務先が第一種衛生管理者が必要な業種でない限り、第二種でも十分だといえます。

試験科目が少ない

「有害業務」に関する出題がないため、その分短い学習時間で合格できるということになります。

同じ内容を反復演出しやすいため、高い合格率にも寄与するでしょう。

確実に合格を狙いたい人や、職場から第一種の受験を依頼されていない人は、第二種に的を絞って受験することもひとつの作戦です。

第二種の勉強方法

最後に、第二種衛生管理者試験用の勉強法を解説します。

過去問演習を繰り返す

衛生管理者試験の問題は、例年似たような傾向になることが多いです。

万が一法律の改正などがおこなわれれば別ですが、過去滅多にない事例であり、基本的には過去問演習を繰り返しておけば十分傾向が掴めるでしょう。

テキストは1~2冊に絞る

衛生管理者試験対策をするに当たり、大量のテキスト・参考書は不要です。

国家試験のなかでは比較的難易度が高くない試験であるため、分かりやすい解説に重きを置いたものを1冊、演習が多い問題集が1冊あれば、十分です。

同じテキストの内容を繰り返し復習すれば、十分知識の定着は図れます。

あれこれ手を出して却って効率を損ねないよう、注意しておきましょう。

まとめ

第二種衛生管理者は、有害業務を除く職場の安全・衛生に貢献できる資格です。

職場が第一種にあたる業種でない場合や、合格もしくは勉強のしやすさを優先する場合は、第二種の方が挑戦しやすいといえるでしょう。

しかし職場に第一種の取得を求められている場合や、今後転職することを考えて、どんな業種にも対応できるよう第一種を取得しておくというのも、もちろん選択肢のひとつです。

資格を今後どんな形で活かしたいかイメージしながら、どちらを受験するか決めていくことが大切です。

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監修者情報

この記事の監修者

渡辺 瞳

ライター兼学習プランナー。

総務人事部にて勤務経験9年。
衛生管理者の資格を取ったうえで安全衛生委員会を取り仕切っている。

現在は総務・労務・経理などバックオフィス系や教育系を中心に多数の記事の執筆・監修業にも従事している。

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