アガルートアカデミーの国内MBA試験講座を受講いただき、  一橋大学大学院 経営管理研究科 経営分析プログラム に合格された久藤 颯人さんをご紹介します。

どのように勉強したのか、勉強時間、スケジュール、工夫など、学習に取り入れられる情報や、予備校講座を選んだ際のポイントなど、受験に役立つ内容盛りだくさんでお届けします。

合格者インタビュー

自己紹介

氏名:久藤 颯人(くどう はやと)

年齢:23歳

所属企業・役職:京都大学 学部4回生

最終学歴:京都大学工学部物理工学科原子核工学コース在学中

合格した研究科:一橋大学大学院経営管理研究科経営分析プログラム ※8月・9月入試

MBAを目指すきっかけ

将来経営層として、組織作りに関わりたいと漠然と感じつつ就職活動を行っていたが、ほかの人と同じように新卒入社し、長期雇用の中で業務を経験していくようなキャリアステップでは、目標達成は難しいのではないかと感じていた。

そのような考えを抱きながら、複数の選択肢を探しているうちに、ビジネススクールに進学するという新たな選択肢を見つけた。

体系的に経営について学ぶカリキュラムは、自分の目標達成の助けとなるのではないかと考え、MBAを目指すことを決めた。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

独学という選択肢もあったが、今の理系研究室の大学院入試とほぼ同じ日程で一橋の入試があったため、効率よく勉強しなければならないという危機感から予備校利用を決めた。

他の予備校と比較して、ネットでの評判や実績、コストの面で優れていたためアガルートを利用した。

また、受講前にオンライン面談での相談に真摯に応じて頂いたのも大きい。
先輩や知り合いにビジネススクールに行った人もおらず、調べてもあまり情報の無い不安感の抱えた状態で面談を申し込んだが、詳細な受験情報や勉強方法など教えていただき、こんなに真摯に相談してくれるならば大丈夫だろうと、受講への最後の一押しとなった。

実際受講後も複数回面談でいろいろと相談させていただき、自分の受験計画を立てる上での大きな助けとなった。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

「テキストに載っているすべての知識を吸収する+論理的思考力よりも小論文を分かりやすく書く力にフォーカスする」という大きな方針のもとで勉強を進めた。

私はこれまで経営学について学んだ経験がなかったため、とりあえずテキストをすべて頭に入れようと考えた。

また、これまで小論文に取り組んだ経験もなく、受験まで日数も少なかったため、時間がかかる論理的思考力の訓練は行わず、だれよりも分かりやすい文章が書けるよう訓練することにフォーカスした。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

とりあえず基礎講座の内容をすべて終わらせた後、興味を持った分野をいくつかピックアップした。

それらを自分の過去の経験と照らし合わせたうえで、最もなぜ興味を持ったか言語化できたものをテーマに設定した(ユーザー生成コンテンツという広いテーマの設定)。

その後その分野における論文を調べると同時に、ユーザー生成コンテンツを使ってなにがしたいのか考え、自身の興味に合致するような細かいテーマを探した(ユーザー生成コンテンツによるブランド形成という狭いテーマの設定)。

③勉強のスケジュール

4月 どのような方法で勉強をするのか試行錯誤した。学校で経営学の網羅的な本を借り、読んでみたが、どのように受験までの勉強をしていくのかイメージがわかず、予備校を検討し始めた。他の予備校と比較し、下旬ごろアガルートの受講相談を行ってもらい、受講を決定した。

5月 基礎講座の映像授業を進めた。ほかの受験生と比べ、経営学の知識が不足しているとの自覚から、一度で頭に入れるということを心がけ、取り組んだ。

6月 基礎講座の復習を行うと同時に、章末問題と基礎の添削講座に取り組んだ。ここでは自身の論理的思考力を鍛えるというよりは、「PREP」や「既知から未知」など、小論文を書く上での型が染み付くように意識した。また、将来計画書にも本格的に取り組み始めた。

7月 大学院別添削を進めると同時に、これまでの小論文をもう一度書いたり、テキストを見直したり、復習にも取り組んだ。1日に一つは小論文を書くことで、分かりやすい文章を書く上で欠かせないであろう経験を補おうと心がけた。また、他の大学院の問題にも取り組み、経験の幅を広げる事にも努めた。また、このころから経営学に関連する書籍も読み始めた。

8月 これまでの復習を繰り返した。このころには新しい問題に取り組むことも少なくなり、復習が9割ほどを占めていたと思う。その結果、筆記試験を迎えるまでには、章末問題・基礎添削講座の問題・一橋の添削講座の問題はそれぞれ3~4回ずつは書いていた。これだけ書くと、ほかの誰よりも小論文に真摯に取り組んだという自信も生まれ、筆記試験当日は良い心理状態で臨むことが出来た。

9月 面接の1週間前頃から対策を始めた。想定質問をテキストやネットから拾い集め、少しずつその質問の回答を考えた。面接2日前に模擬面接を行っていただき、そこでのフィードバックを元に、更に準備を進めた。事前に、「一橋の合格はほぼ一次試験で決まっている」と聞いていたため、気負い過ぎることなく、それでも油断はすること無く準備を進めた。

関連コラム:一橋ビジネススクール(HUB)【入試対策】

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法

経営学の基礎講座

これまで知識を持っていなかった私のような初学者でも取り組みやすく、また必要十分な内容であったと感じる。
そのため受験まであまり日数がない中でも、繰り返し復習することが出来た。

小論文対策講座(基本編)

提出した回数:11回

かなり多くの添削をしたもらえた点が非常に良かった。
これまで私は小論文のような文章を書いた経験があまりなかったため、より多くの経験を積むことが必要だと考えていた。
毎週最低一つは新たな小論文に取り組み、一つはこれまでの復習を行う事のできる環境を得る事で、このような問題意識を解決することが出来た。

小論文対策講座(大学院別対策編)

提出した回数:6回

多すぎず、復習を何度もできるような分量だったことから、日数が少ない中でも繰り返すことができた。

出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:3回

毎回的確な指摘を得ることができた点が良かった。
また、提出回数に制限がないからこそ、何度も繰り返しフィードバックを得るというような手法が可能になる点が良かった。

面接対策講座

一度のため、正直最初は有用なのか疑問視していたが、面接対策講座のテキストと合わせる事で、面接対策をする上で非常に有効だった。
まずは想定質問と事前書類の深掘りの対策を行い、模擬面接で対策抜けと客観的な視点を把握し、さらに練り込むというサイクルを行う事で、本番では想定外が起きて慌てるというようなこともおこらず、力を出し切ることが出来た。

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

理系の大学院の入試勉強と両立することが精神的に苦しかった。
この苦しさを乗り越えるために、本屋が付いたカフェのテラス席で勉強するという事を行った。
そうすることで少しでも気分が晴れ、息抜きもしつつ勉強に取り組むことが出来た。

一橋の添削講座で、B評価ばかりが続いたのが一つの挫折だった。
論理的思考力は今更鍛えるのは難しいから、せめてわかりやすい書き方をマスターしようと、何度もこれまでの復習に取り組むことで乗り切った。
そうすることで、本番は簡潔に分かりやすい文章が書けたのではないかと思う。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

幸い前期はあまり大学の授業もなく、多くの時間を学習時間に割くことが出来た。
具体的には、昼食まで3時間ほど理系の勉強に取り組み、昼食を食べ、午後も3~4時間ほどMBA受験の勉強に取り組んだ。

息抜きは、昼食やスポーツでも実施した。美味しいランチを探し、午後の活力が得られるように努力した。
また、ランニングを頻繁に行ったり、山に登ったりと、体を動かすことで、気分転換をおこなうと同時に、運動による学習効果の最大化も図った。

直前期の過ごし方

直前は、いまさらジタバタしてもしょうがないと考え、比較的リラックスして過ごしていた。

どうしても不安感から新たな問題などに取り組みたくなるが、それではますます不安が増大すると考え、復習のみに取り組んだ。

試験期間中の過ごし方

1次試験前日は立川のホテルに泊まったが、勉強はテキストをパラパラっと見直すのみで、音楽を聴きながら散歩したり、スーパーで果物を買って部屋で食べたりと、ゆっくり過ごした。

当日は朝6時ごろに起床し、30分ほど散歩をして、朝食をホテルでとり、部屋でシャワーを浴びて、試験に向かった。

筆記試験が終わって1次の合格発表までは、これまでのストレスを発散させようと、友人とBBQをしたりサーフィンに行ったり山に登ったりランニングしたりと、ひたすら体を動かした。

1次の合格発表があってからは、面接対策を始めた。
とは言っても、想定質問を30個ほど考え、その深堀対策を軽く行ったのみで、そこまで気負いはしなかった。

2次試験はオンライン面接だったため、期間中自宅で過ごした。

前日には10キロほど走り、体をくたくたにしてゆっくり寝れるようにした。
というのも、大学受験の際、体に疲れを溜めないようにゆっくり過ごし過ぎた余り、前日にほとんど寝れずに試験を受けてしまったというトラウマがあったからだ。

2次試験当日は、面接が9時半からだったので、6時ごろに起床し、1次試験と同様に朝食後散歩し、シャワーを浴びて、試験に臨んだ。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

1次試験
小論文はかなり手ごたえがあったが、その分差がつかないのではと不安になった

英語は少し失敗した感覚だった。

②合格した時の気持ち

嬉しいというより、ほっとした気持ちが大きかった。
それと同時に、現時点で経営の知識が不足しているとも思うため、勉強をしとかないといけないと思った。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

事前書類の将来計画書だと思う。

筆記試験においても、面接においても、3/4以上の人を落とすための選別というような感覚は無かったため、事前書類でどれだけ差別化できるかがかなり影響しているのではないか。

②講座の影響度

かなりあったし、不可欠だったと思う。

冒頭でも述べたように、僕は事前の経営に関する知識も、小論文の経験も無かった。
そんな僕が周囲の評価を裏切り合格できたのは、この講座のすべてを活用しきろうと取り組んだ結果だと思う。

一概には言えないが、この講座の内容で必要十分なのではないだろうか。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

思考の深さ、思考の持久力を鍛えたい。これからの時代は、会社に頼らず、自分の力で勝負していかなければならないと思う。

また、競争環境も激化していく中で、他と差別化でき、埋もれないような力を探していきたい。

②今後のキャリアビジョン

大学院では特にはマーケティングについて勉強したいと考えている。

そのため、まずは消費財メーカーなどのマーケティングの実践力を鍛えられる企業に就職したい。

そこで力を付けてからは、自然に関係する企業(たとえばアウトドアメーカーなど)(いまはまだ絞っていない)に転職し、自分の目標である「人がいつでもどこでも自然を楽しめる社会」を実現したい。

受験生に対するメッセージ

きちんと対策すれば、だれでも受験は突破できると思うので、自分を信じて頑張ってほしいです。

僕は工学部所属であるため、経営学とはこれまで関係がなく、経営や小論文についてなにも知識がない状態で勉強を始めました。
こんな僕で受かるのだろうかと不安な状態で勉強を続けていましたが、できることは勉強を続けることだけだと自分に言い聞かせ、試験までやり抜きました。

受験勉強をつづけていると、同じように不安を覚えるときが来ると思います。

しかし、「不安になるのは自分が勉強を頑張っているからで、このまま勉強をやり続けることでしかこの不安を乗り越えることはできない」と自分に言い聞かせ、努力を続けてほしいと思います。

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