アガルートアカデミーの国内MBA試験講座をご受講いただき早稲田大学大学院経営管理研究科に合格された受講生の方の「合格者の声」を紹介します。

どのように勉強したのか、勉強時間、スケジュール、工夫など、学習に取り入れられる情報や、予備校講座を選んだ際のポイントなど、受験に役立つ内容盛りだくさんでお届けします。

合格校

早稲田大学大学院 経営管理研究科 夜間主

合格者の声

※『ウインドミル・エデュケイションズ』 は、2019年、アガルートアカデミーの 『国内MBA入試』にリニューアルいたしました。

この度、早稲田大学 大学院経営管理研究科学(夜間主総合プログラム)に合格し、2017年4月から進学を予定しています。

約1年前の自分と同じ様にMBAだけでなく国内の大学院受験を検討されている方、ウインドミルの受講を迷われている方がいらっしゃれば、少しでも後押し出来ればと思いこの体験記を書かせていただきます。

1.はじめに

1年前までは、まさか自分がMBAを受験し進学するなんて全く想像出来ていませんでした。

本当に些細な流れでウインドミルに通う事になり、気付いたら本気で進学を目指していた事に今でも驚きです。

恐らく入学後はもっと大きな難題にぶち当たる事も、沢山の新たな発見や驚きにも出会うのだとも思いますが、ウインドミルを受講したこの短い期間だけで大きな学びを得られる事が出来ました。

小論文や面接等の受験対策のテクニカルな面はもちろん、自分にとって大きく得られたモノは

①本気で目指している他の受講生に出会えた事(横の繋がりだけでなく優秀な方に出会えるので自分の力の無さに気づかされました)

②MBA入学前に経営学の面白さに触れられる事(経営学へのイメージや偏見を払拭されました)

③入学後に何をすべきか、何を成したい?を深く考えられた事(多くの受験者の目標は入学後・卒業後にあると思います)

の3点につきます。

下記、自分が大学院受験を思い立ってから合格に至るまでの体験記の中でその旨が少しで伝われば幸いです。

2.大学院受験を志した理由

働きながら大学院へ進学しよう、と思ったのは1年前の2015年の冬でした。

その時の自分の頭の中にはMBAという選択肢は一切なく、むしろビジネスを追及するMBAは自分の求める学び場ではないとすら思っていました。

自分は製薬企業に勤めていますが業務を通じ、企業があまりに自社の利益追求だけを優先する事への違和感や、適正化が進まない医療現場や社会保障の実情などに対して危機感を感じ、そのモヤモヤを解消するにはどうすればいいのだろう?と漠然と考えていました。

その為に当初、志望をした大学院は公共政策や医療経済などを専門とする大学院です。

当時は名古屋にいた為、名古屋にある公立大学の大学院で社会人入学の枠があると知り、2次募集にギリギリ間に合い受験をしました。

今思えば支離滅裂な内容であったと思いますが手探りで研究計画書を作成し、面接で思いの丈をぶつけ奇跡的に合格がする事が出来ました。

12月に受験を決意し出願、1月に受験、2月に合格し入学準備を進める…といった慌ただしいスケジュールでした。

しかしまさかの3月に異動の辞令!希望していた東京での昇格人事であった為にかなり悩みましたが…、合格した大学院の入学を取りやめ東京の大学院へ再受験を決意しました。

3.ウインドミルとの出会い

1年越しで大学院を再受験すると決めた以上、前回の様に付け焼き刃ではなく慎重にしっかりと準備しようと思い、人づてに社会人学生の方を紹介して貰ったり、都内の大学院の募集要項や予備校の事情などを調べました。

その中で社会人入学を目指す大学院予備校はMBA専門のものぐらいしかないと知り、結果的にウインドミルにたどり着きます。

ウインドミルの説明会に参加した際、飯野先生、木幡先生より〝MBAでも自分が望む学びも出来る事〟や、〝過去にMBA以外の大学院を志望した受講生もいた〟とお聞きし受講を決意しました。

それでも当初はMBAも視野に入れつつ、あくまで医療政策系の大学院への進学対策のつもりでした。

4.ウインドミルでの学び

ウインドミルの小論文対策講座の上期は、小論文を実際に書くトレーニングと経営学の講義の2部構成です。

毎回、次の講義日までに読了すべき事前資料を提示され、翌週にそれに即したテーマで出題された小論文をその場で書きます。

〝時間内に論理矛盾なく書く事〟に何度も苦戦しました。

提出した解答は翌週に採点され返却を受け、さらに全受講生の中でのベスト解答が模範解答として添付されます。

毎週の様に他の受講生が書いた模範解答を読む度、例え同じスコアであっても自分が書いた内容よりも優れており力のなさに凹まされてばかりでした。

この経験がモチベーションの維持や思考力の向上に繋がったと思います。

自分は人文系の学部出身の為、経済・経営に関する知識はほとんどありません。

それでも事前資料や講義の中でインプットした経営学の知識を、毎回、小論文としてアウトプットする事で自然と頭に入り、また回を重ねるにつれ新聞やテレビなどのビジネスに関する記事やニュースの読み方も変わりリテラシーがついてくる事を感じました。

また何より自分の大学院進学の動機の1つに、企業が利益追求しすぎる事への違和感がありましたが、ウインドミルでの学びの中で経営学にも色んな価値観がある事を知り、少しづつその偏見を拭い去る事が出来ました。

実際に自分が受験した早稲田の1次試験でもそういった問題が出題されましたが、自分が一貫して思う内容をベースに論じる事が出来たと思います。

関連コラム:早稲田大学ビジネススクール(WBS)【入試対策】

5.苦戦した研究計画書

ウインドミルではMBAに進学された元受講生から話を伺う機会もあります。

自分と同じく製薬業界から進学された方も多数おり、色々と相談をさせて頂く事も出来ました。

その際に、医療政策系の大学院かMBAの進学を迷っている旨を伝えたところ、MBAに進学した方が多種多様な学友と出会える利点を教えて貰いました。

またウインドミルの講義を重ねるにつれ経営学に興味を増してきた事も実感し、志望校を自然と早稲田に絞りました。ただそれでも医療政策への興味も強かった為に医療政策系の大学院も併願する事を決めます。

志望校を選定した後に一番苦労したのが出願資料、特に研究計画書です。

〝勉強したい・研究したい〟という想いだけは強くあるものの、それを具体的に〝何を?どうして?どのように?〟といったところまで計画書に落とし込める事が出来ず、出願前は毎晩うんうんと唸り続けました。

ウインドミルの研究計画書講座では出願書類の添削を無制限にして頂けます。

それに甘え何度も依頼しましたが、ダメ出しを受けては再提出の繰り返し。書けば書く程にドツボにはまり…。

今思えば完全に盲目的になっておりダメ出しの内容も理解せぬまま、昨年に受験した大学院に提出した計画書をベースに小手先だけの加筆と修正ばかりを繰り替えしていました。

最終的に「読み手を意識してゼロベースで書きなさい!」と手厳しいご指摘を受け、ゼロから自分の職務での課題や疑問を掘り下げ向き合いました。

改めて自分の職務を冷静に見てみると社内では誰も言及していない様々な問題がある事に気づかされ、その後は躓かずにテーマの異なる2つの計画書を一気に書き上げる事が出来ました。

提出後、飯野先生より〝合格レベル〟という返答を頂いた時は、肩の力が抜けたのを覚えています。

この時に思案した事や調べた事が、その後の小論文や面接対策、医療政策の大学院を受験する際に十分に生きたと思っています。

実際に研究計画書を書き上げるまでに悶絶していた期間に比べれば、出願から受験、合格発表までの期間はあっという間で大した事なかったなと思うぐらいです(笑)。

今振り返ってあの時、研究計画書をウインドミルでチェックして頂けてなければと思うと、ゾッとします…。

6.リラックスして臨めた試験本番

自分の試験結果はMBAとして早稲田、医療政策系の大学院の2校を受験し、合格できたのは早稲田のみです。

後者はスクリーニングも厳しく狭き門であった為に仕方なかった思う反面、自分の力不足を痛感しています…。

2校を受験し各校共に2次の最終試験まで進み計4回の試験を受けましたが、本番前は毎回リラックスして臨めました。

小論試験においては、受験半年前から計16回もウインドミルで小論文を書いてきた場数のお蔭だったかも知れません。

早稲田の面接試験においても会場でウインドミルの他の受講生と顔を合わせる事ができたのを心強く感じました。

むしろリラックスしすぎたせいか自分が話す内容に面接官全員が笑っていたので、まぁよく合格したなと思うぐらいです。

7.最後に

恐らくMBAに進学される方の中で、予備校に通われずに自力で合格される方が多数かと思います。

既に知識や実力のある方は無駄にコストをかける必要ないとも思います。

それでも自分がウインドミルを自信を持ってお勧めするのは、合格だけでなく合格後に必要なモノも多く得られたからだと実感しています。

今この体験記をお読み頂いている方の中で少しでも思う部分があればウインドミルの扉を叩く方がいらっしゃれば光栄です。

〝ファッションを愛する飯野先生〟と〝筋トレと祭りを愛する木幡先生〟が可能性を最大限に拡げてくれる筈です。

自分もウインドミルのお蔭でやっと立てる事の出来る4月からのスタートラインに胸を張って臨む所存です。