東京大学にMBAはない?東大のEMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)とは?
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MBAは、日本では経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。
MBAは海外のほかに国内の大学院で取得でき、多くの経営者を目指す社会人の方が学んでいます。
国内のMBAを検討している場合、日本の大学のトップレベルである東京大学でMBAを学んでみたいと考える方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、「東京大学にMBAはあるのか」について詳しく解説します。
そのほか、東京大学のEMPや入試概要なども紹介するため、東京大学での学びに興味がある方はぜひ参考にしてください。
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東京大学(東大)にMBAはない?
東京大学(以下、東大)では、MBAプログラムの提供はしていません。
一般的に、MBAは大学院で2年の課程を修了すると、経営学修士の学位が得られます。
しかし、東大にはMBAプログラムを設置した学科がないため、学位を取得することはできません。
ただし、東大にはMBAではなく、次世代のリーダーに必要なマネジメント力を学べるEMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)が設置されています。
東大のEMPについては、次の章で詳しく説明します。
東京大学のEMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)とは?
ここでは、東大のEMPについてわかりやすく紹介します。
課題設定力を養う社会人向けプログラム
東大のEMPとは、時代を切り拓くリーダー育成を目的とし、優れた課題設定力を養う社会人向けプログラムです。
従来の教養講座やMBAプログラムとは異なる「場」として設置しており、さまざまな学問の最先端を支える思考・理解・体得が目的となっています。
なお、東大EMP講師陣は、東大およびほかの大学の教授・准教授、経営コンサルタント、弁護士などのプロフェッショナルで構成されています。
加えて最先端で活躍する経営者、東大を訪問する世界のリーダーなどが適宜参画。
豊富な講師陣の共同作業により、課題設定・形成能力に必要な最先端の教養・智慧とマネジメントの実践的知識などを指導しています。
なお、EMPの授業は日本語と英語の混合で実施され、約10%が英語で行われる予定です。
開講期間は約5か月間
東大EMPの開講期間は約5か月(20週)で、年2回(秋期・春期)で開講しています。
また、授業は毎週金曜日と土曜日のみの開講で、時間は9:00から18:15までです。
ただし、入学後のオリエンテーションは日曜日と火曜日を除く5日間連続で実施され、各日9:00〜18:15で行われます。
開講日は午前中から授業が開始するため、働きながら通う方は勤務時間の調整が必要でしょう。
また、東大EMPでは、各開講期間中に3週間の夏休みもしくは冬休みが設定されています。
学位の授与はない
東大EMPの課程を修了しても、経営学修士などの学位をもらうことはできません。
ただし、当プログラムで一定の条件をクリアした修了者には東京大学総長から修了証明が授与されます。
参考:東大EMP
東京大学(東大)EMPの学費は?
東大EMPの学費(受講料)は、6,600,000 円(税込)です。
学費の請求書は、受講手続きを完了した志願者に別途送付されます。
請求書に支払い方法が記載されているため、指定の方法により受講料を納付する必要があります。
高額のため、受講を検討している方は事前に資金を用意しておきましょう。
参考:募集要項 | 東京大学 エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)
東京大学(東大)EMPの入試内容や倍率は?
東大EMPの入試方法は、書類審査と面接です。
審査対象の書類は、履歴書、小論文、推薦書、組織情報の4点で、出願時に提出します。
履歴書には自身の英語力を記載する欄があるため、TOEICのスコアなどを記入してアピールしましょう。
小論文では、志望理由を記述する問題が1問、環境問題や政治などのテーマを設定し、自分の見解を論じる問題が1問の、合計2問が出題されます。
また、個人として出題する場合は、原則として2名以上の推薦書が必要です。
書類審査に通過した者のみ、オンラインで実施予定の面接審査に進みます。
最終的には、東大EMP選考方針に基づき、履歴書、小論文、推薦書などの書類審査、英語力、および面接の内容により、総合的に判断して合格者が選抜されます。
なお、東大EMPの受験者数や入試倍率などの情報は公開されていません。
ただし、毎回の定員が約25名と少ないため、入試倍率は高くなる可能性があるでしょう。
参考:募集要項 | 東京大学 エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)
東京大学(東大)EMPに関するよくある質問
東大EMPに関するよくある質問と回答をまとめて紹介します。
東大EMPの卒業生・修了生は何人?
東大EMPは2008年からスタートし、これまで全31期開講しています。
2025年3月時点の卒業生(修了生)の総数は、689名です。
※出典:東京大学 エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)
東大EMPには社会人向けの平日夜間・土日プログラムはある?
東大EMPは社会人向けのプログラムですが、平日の日中にも開講しています。
主に毎週金曜日と土曜日の9:00~18:15で授業を行うため、平日仕事をしている方は週1回休む必要があるでしょう。
また、入学後のオリエンテーションは日曜日と火曜日以外の5日間で開催されるため、平日の4日間休みを取らなければなりません。
東大EMPの評判は?
東大EMPの評判として、東大EMPの修了生の声を紹介します。
EMPではあらゆる分野の講義があり、それらは最高の講師陣からの最先端の内容で、私にとってはどれも難解な内容であった。自分が今まで理解していると思っていた事が、表面的で理解しているつもりであった事、こんなに自分が何も知らなかったのかという事を痛感させられた半年間で、まさに無知の知でありました。
受講生の構成も私のような製造業以外に様々な業界・分野、ポジションの方々が参加されて、お話しても非常に興味深いことばかりである。また講師陣、修了生、受講生との縦・横の強い繋がりがあって、連日遅くまで時間を忘れてお話させてもらいました。
※引用:東京大学EMP倶楽部
圧倒的に多様な知に触れることにより自分が如何に井の中の蛙だったかを認識したことで、更なる知恵・教養の習得への貪欲さを得られる事が出来た。
些細な事かもしれないが新聞で目に入る欄が圧倒的に増え、本屋で手に取る本が増え(受講中はあれほど読書が嫌だったのに)、これまで聞き流していたニュースが気になるようになる。
この些細な事の繰り返しで世界が広がるのだ。
※引用:東京大学EMP倶楽部
MBA(経営学修士)の学位を取得できるおすすめの国内MBAは?
東大EMPを修了してもMBA(経営学修士)の学位は取得できません。
MBAを取得したい方は、東大よりもMBAプログラムを提供している大学院に通うほうがおすすめです。
ここでは、人気国内MBAである「一橋大学」「慶應義塾大学」「早稲田大学」の3校をそれぞれ紹介します。
一橋大学大学院
一橋大学大学院経営管理研究科(一橋大学ビジネススクール・一橋MBA)では、4つのコースでMBAを取得できます。
開講しているコースは、「経営分析プログラム」「経営管理プログラム」「金融戦略・経営財務プログラム」「国際企業戦略専攻」です。
経営分析プログラムと国際企業戦略専攻は全日制ですが、ほかの2コースは平日夜間と土曜日に授業を行うため、働きながらでも通うことができます。
各プログラムの専門性は異なりますが、新たな時代の高度経営人材を育成するための多様な授業を、少人数体制による手厚い指導のもとで受けられます。
また、入試内容は、基本的に小論文、書類審査、面接などです。
ただし、経営分析プログラムの入試方法はいくつかあり、一般入試を受験する場合は、小論文または数学、英語(TOEICなどのスコア提出)も入試科目に含まれます。
参考:一橋ビジネススクール
慶應義塾大学大学院
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應大学ビジネススクール)では、2つのMBAコースを開講しています。
どちらも国際水準の教育の質と圧倒的な学習量によって、ビジネスリーダーに要求される高度な情報分析能力と判断能力が身につくプログラム内容となっています。
開講するコースは、全日制フルタイムで2年課程のMBAと、基本的に土曜日だけ開講するEMBA(エグゼクティブMBA)の2つです。
全日制のMBAでは、大学卒の新卒から定年退職した人まで幅広い層が学生として学んでいます。
さらに、留学生も多く在籍しているため、非常に多様性に富んだ環境でディスカッションをしながら知識を養えます。
対してEMBAは、企業・団体などにおける職務に精通した方々を対象としたプログラムであり、15年以上相当の職務経験がないと受験できません。
また、社会人の方が働きながら通うことが前提のため、修了後にプロフェッショナルとして在籍先で活躍できる人材の育成を目的としています。
参考:MBAプログラム概要 | 学位プログラム | KBS 慶應義塾大学大学院経営管理研究科
早稲田大学大学院
早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール、早稲田MBA)は、多様なニーズに応えられるよう豊富なプログラム体系を用意しているMBAです。
開講しているプログラムは、以下のとおりです。
- 全日制・2年制・日本語のプログラム「全日主MBA」
- 全日制・2年制・英語のプログラム「全日制グローバル」
- 全日制・2年制・英語のプログラム「MSc in Finance」
- 夜間・2年制のプログラム「夜間主MBA」
早稲田MBAの全日制は、日本語中心もしくは英語を中心に学びたい志望者それぞれに適した科目を提供している点が特徴です。
2年課程中に、WBSの豊富な海外協定校へ短期留学を目指す学生が多い特徴もあります。
よりグローバルに、ファイナンス領域で活躍したい方を想定して開講されたプログラムの「MSc in Finance」では、すべての授業が英語のみで実施されます。
また、「夜間主MBA」は、働きながら通えるMBAであり、経営の知見を広範かつ体系的に学べるプログラムです。
理論から実践までバランスのとれた学びを受けながら、実務に直結する知識の修得を目指せます。
まとめ
本コラムでは、「東京大学にMBAはあるのか」について解説しました。
以下、コラムの重要点をまとめて紹介します。
- 東大にMBAプログラムは設置されていない
- 課題設定力を養う社会人向けプログラムのEMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)であれば開講している
- 東大EMPは約5か月(20週)で修了できる課程だが、学位の授与はない
- 毎週金曜日と土曜日の9:00~18:15で授業が実施されるため、平日仕事の方は金曜日に休む必要がある
- MBAの学位を取得したいなら、一橋大学大学院、慶應義塾大学大学院、早稲田大学大学院がおすすめ
東大EMPは、国内最高峰の学府でさまざまな学問の最先端を支える知識やスキルを体得できる唯一無二のプログラムです。
社会や未来を切り拓いていく課題設定力をもつ人材への成長を望んでいる方は、ぜひ東大EMPを目指しましょう。
ただし、学位は授与されないため、MBA取得を優先する方はほかの大学院を検討しましょう。
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