SBI大学院大学(以下、SBI大学院)のMBAの特徴を知りたいと思われている方、SBI大学院で開講しているMBAのコースにはどのようなものがあるのか知りたい方、SBI大学院の入試の詳細や入試対策について知りたいとお考えの方、入試の難易度や倍率に関して知りたい方、SBI大学院の修了後に起業する人の数や割合を知りたいとお考えの方に向けて、役立つ情報をお届けしようと思います。

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SBI大学院大学の基本情報

大学名称SBI大学院大学
学長蟹瀬 誠一
大学の形態専門職大学院
所在地〒106-6021
東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー21階
入学定員本科生120名(春期生・秋期生各60名募集)
最低修業年限2年
学費初年度1,360,000円、2年次以降1,260,000円
学習形態eラーニングによる通信学習+対面授業(現地参加、オンライン参加)
電話番号03-6229-1175
URLhttps://www.sbi-u.ac.jp/

SBI大学院大学はアカデミックな研究を重視する修士課程とは異なり、実務に役立つ知識やスキルを身に付ける実践的な教育が行われる、社会人を対象とした専門職大学院です。

研究中心の大学院では見られなかった実務家教員を多く採用しており、実際にビジネスの第一線で活躍しているCEOやCOOなどからの講義を受けることができます。

また、授業が基本的に時間と場所を問わないオンデマンドのオンラインでの実施となっておりまして、忙しいビジネスパーソンにとっては利用しやすい学習環境となっています。

入学定員は120名となっています。

具体的には、4月開講の春学期入学で60名、10月開講の秋学期入学で60名となっています。

SBI大学院では、以下の3つのいずれかに該当する人材を求めています。

  • 既に起業している人、及び新たな事業の創出を目指す人
  • 組織内で、新たな市場の開拓や新たな事業の創出を通じて、キャリアアップを目指す人
  • グローバルな環境の中で、リーダーシップを備えた高度な職業人として活躍することを目指す人

SBI大学院大学の4つの特徴

人間学の育成

一つ目は、組織のリーダーが持つべき人間学を学ぶことができる点です。

政治家や企業のCEOが参考にすることで有名な中国古典を題材として、人間学を学び科目を履修することができます。

一例をあげますと、「中国古典から学ぶ経営理論」「近代経営者哲学研究」「史記に見るリーダー像」「歴史に学ぶ戦略論(中国兵法概論)」「孫子に学ぶ経営戦略」などです。

中国古典を基軸に、リーダーシップや戦略を捉え、人間としてどうあるべきかを考える授業がカリキュラムとして組み込まれているのは、SBI大学院大学だけの特徴となっています。

経営戦略教育の指導

二つ目は、実際に自分が取り組む事業計画や組織変革計画の作成をする演習科目がある点です。

この演習科目は、2年次に1年間かけて受講するもので、通常の大学院のゼミに該当します。

通常の大学院ではゼミで修士論文を作成するわけですが、SBI大学院ではあくまでも実践的な教育を重視していますので、修士論文の作成だけではなく、起業の際の事業計画や組織の変革計画といった、修了後に実際に自分が実施する実務の計画を立てるという選択肢もあります。

この計画作成を少人数のゼミ形式の授業で行い、最終的には外部のコンサルタントやSBIのベンチャーキャピタル幹部へのプレゼンテーションを行います。

そのため机上の見た目だけキレイに調整した事業計画ではなく、実現可能性の高いリアルな事業計画が求められることになります。

この演習科目の事業計画をもとに起業した修了生は多く存在します。そのため、MBAへの進学目的が起業である、という方にとっては、最適なMBAとなっております。

なお、修了後も現企業で働き続けることが前提の方は、自社の新規事業計画や組織変革計画の作成、または修士論文執筆に取り組むことになります。

在校生・修了生へのSBIグループによる支援

三つ目は、SBIグループによる支援体制の充実があります。

MBA本科の修了生を対象としたSBI-Uベンチャーチャレンジ制度では、優れたビジネスプランには、SBIインベストメント株式会社を中心とした、SBIグループのベンチャー育成インフラを活用し、資金提供・販売支援・協力者の紹介・事業アイデアの示唆など、多角的な事業支援を行います。

制度申請者は、希望の大学院教員をメンターとして、自身の事業計画をブラッシュアップしてビジネスプラン審査に臨みます。

優れたプランはSBIインベストメント株式会社への推薦案件となります。

このような制度は、SBIグループという企業グループと非常に近い関係にあるSBI大学院だからこそ、実現できる支援体制だといえます。

eラーニングの活用

四つ目は、オンデマンドのオンラインでの授業の実施による、どこにいてもいつでも学べる環境が整っている点です。

通常の社会人向けの大学院は、通学が前提になりますので、平日夜間や土日などにキャンパスに通う必要があります。

仕事の都合で、平日の夜間の授業に毎回時間通りに通学できる学生は多くはありません。

通学を前提に考えると、遅刻した時間は授業の聞き逃しになりますので、機会損失とも言えます。

SBI大学院では基本的に非同期型のオンラインで授業が実施されていますので、こういった機会損失が発生することはありません。

地方や海外に出張している間も、通常通り授業に参加できるのです。

SBI大学院大学の3つのコース

SBI大学院では、MBA本科コース、Pre-MBAコース、MBA単科コースの3つのコースが設けられています。

この3つのコースの詳細について以下で説明します。

MBA本科コース

本科コースは、2年制のMBAコースです。

1年次に、経営戦略、マーケティング、組織論、組織行動学、財務会計、管理会計、ファイナンス、生産管理、情報技術など、企業経営に関する幅広い知識を学びます。

SBI大学院独自の科目としては、先に紹介した「人間学」関連科目以外に、「事業戦略構築論-独立起業コース」「事業戦略構築論-社内起業コース」があります。

自身で独立を目指す方は前者を、社内での新規事業創出を目指す方は後者を履修します。

この授業で学んだことをベースに、2年次の「事業計画演習」で実際に各自の事業の企画を考え、事業計画書にまとめることになりますので、2年次の「事業計画演習」に向けての準備講座となっています。

1年次には、起業に関する基礎的な事項を学び、2年次には実際の起業計画を作成するという実践的な教育を重視するSBI大学院ならではの魅力的な授業内容となっています。

Pre-MBAコース

Pre-MBAコースとは、いきなりMBA本科へ入学するのはちょっと不安という方のために、ビジネスパーソンの必須スキルの中から、受講生が好きな科目を1学期間で4単位分だけ履修するコースです。

4単位分だけの履修のため、ゆとりをもって学習に臨むことができます。

また、Pre-MBAコースで学んだ結果、MBA本科コースへ編入する際には、Pre-MBAコースで取得した4単位をそのまま引き継げるようになっています。

さらに移行する単位数に応じて、入学後のMBA本科コース授業料が相殺される制度もあります。

そのため、Pre-MBAコースから本科MBAコースへのステップアップがしやすくなっています。

MBA単科コース

MBA単科コースとは、MBA本科の科目を1科目から選んで学ぶコースです。

こちらはMBAの授業を実際に体験しながら「MBA本科」への出願を検討するのに利用できるコースです。

スキルアップはもちろん、MBAの授業を実際に体験しながらMBA本科への出願を検討するのにご活用いただけます。

単科コースを受講した結果として、MBA本科コースへの進学をする場合は、単科コースで取得した単位はMBA本科にそのまま引き継ぐことが可能です。

また、Pre-MBAコースと同様に引き継いだ単位数に応じて、MBA本科の授業料を相殺する制度もあります。

SBI大学院大学の学費

MBA本科コース、Pre-MBAコース、MBA単科コースの3つのコースの学費を説明します。

MBA本科コースは、2年間の合計が2,620,000円となっています。

内訳は、入学金が100,000円、1年次、2年次の学費がそれぞれ1,260,000円となっています。

Pre-MBAコースは、合計300,000円となっています。

内訳は、登録料が20,000円、授業料が280,000円となっています。

MBA単科コースは、1単位80,000円となっておりまして、履修する単位数に80,000円を掛けた金額に、登録料の20,000円を加えた額が合計金額となります。

例えば、2単位分の履修をする場合は、80,000円×2+20,000円=180,000円となります。

SBI大学院大学の倍率・合格率

SBI大学院は出願すれば誰でも入れるわけではありません。入試倍率は公表されていませんが、募集定員より多くの方が出願しています。

よって審査により不合格になる方もいますので、倍率は1倍より高くなっています。

SBI大学院は、「本学で学びたいという意欲と能力のある方は、積極的に受け入れたい」という考えを持っています。

そのため、「落とすための入試」をおこなっていません。

小論文と面接でSBI大学院の理念やアドミッション・ポリシーに照らした評価を行うとともにその方の人物を評価しているのです。

本気で「起業して社会を変えたい」、「現在の会社の変革を自らリードして実践したい」、と考える方には最適な学びの環境になっています。 

SBI大学院大学の難易度

SBI大学院大学の難易度は、人気の国内MBAと比較すると高くはありません。

ただ、これは入学するための難易度でして、本気で起業したい、社内の変革をしたい方にとっては、重要な指標ではありません。

起業したい、社内の変革をしたいという方にとっては、それを実現する学びの環境があることが重要です。その環境をSBI大学院は備えているのです。

日本では、有名大学を卒業することがステイタスになっています。多くの高校生が有名大学を目指します。

この既存の価値観に縛られている人は、有名大学の国内MBAを目指すことになります。

SBI大学院では、こういった方をターゲットにしていないのです。

ネームバリューだけを追求せずに実践的な学びに価値を置く方にとって、最適なMBAとなっています。

SBI大学院大学の入試内容

SBI大学院のMBA本科コースの入試は、「論文審査」と「面接審査」によって合否が決まります。

Pre-MBAコース、MBA単科コースには、入試はなく、大学卒業などの資格を満たしていれば誰でも受講可能となっています(MBA本科コースと同じ受講資格となります)。

論文審査とは、以下の2つの小論文を作成して、願書提出の際に提出するものです。

国内MBA受験で言うところの「志望理由書」に該当する書類です(内容・テーマは各期で変更となります)。

問1

よりよい社会の実現に向けて、あなたはどのようなことに取り組みたいですか。また、その際、あなたはどのような役割を担い、目標達成のために自身のどのような徳性(品性、人柄)を活かし、どのようなコンピテンシー(行動特性)を伸ばしていきたいですか。(1,200 字以内)

問2

A.過去3年間の仕事上でのあなたの一番の成功体験と、その成功要因について説明して下さい。

B.過去3年間での仕事や学習上のあなたの一番大きな失敗と、その経験から何をどう学んだかについて説明して下さい。(A.B.各600字程度、合計1,200 字以内)

面接審査に関しては、出願書類や上記の2つの小論文をもとにした面接が行われます。

面接の形式は個人面接です。就活の際に実施されている集団面接ではありません。

SBI大学院大学の入試対策

小論文対策としては、まずはMBAでは何を学ぶのかを理解する必要があります。

MBAでは、企業の経営者になるために必要な知識やスキルを学びます。

具体的には、経営戦略、マーケティング、組織論、組織行動学、財務会計、管理会計、ファイナンス、生産管理、情報技術など企業経営に関する幅広い知識を学びます。

これらの知識を得ることで、自分が経営者になった場合に、企業全体のマネジメントができるようになります。

ただ、経営者に求められるのは、知識だけではありません。

経営者としての倫理や高い志、そして多くの人を巻き込む人間性が求められます。

この点は、学校で学んで習得できるものではありませんが、これらの重要性を理解することで、自身に潜在的に備わっている倫理性や志、人間性を顕在化する機会になります。

この重要性への気づきを与える科目が、SBI大学院で実施されている中国古典を題材として人間学を学ぶ科目です。

この人間学を学ぶことで、経営者としての優位性を発揮できるようになるのです。

以上の点を理解した上で、小論文の問1の作成に取り掛かってください。

小論文の問2に関しては、成功体験、失敗体験の両方を過去の自分のキャリアをもとに整理してください。

いくつかの成功体験、失敗体験があると思います。

その中で、自分のキャリアに最も大きな影響を与えた経験を、成功体験、失敗体験それぞれ1つずつピックアップしてください。

その経験がもとになって、今回SBI大学院を志望している方が多いと思いますが、このような経験のことを原体験と呼びます。

原体験とは、多くの経験の中でも、今後のキャリアに影響を与えた経験のことです。

経験しただけで、それがその後に影響を与えていなければ、それは原体験ではありません。

ここでは原体験を取り上げて、自身の苦労や挫折などを包み隠さずにさらけだすのです。

これがSBI大学院の審査担当の心に届けば、合格に近づくでしょう。

上記のやり方で、小論文を完成させて提出します。

面接に関しては、2つの小論文で書いたことが質問されます。

例えば、「よりよい社会の実現に向けて、あなたはどのようなことに取り組みたいですか?その取り組みについて具体的に説明してください」「それを実現するために、SBI大学院進学はどんな意味があるのですか?」などです。

よって、2つの小論文をしっかり自分で考えて作成していれば、面接は問題なく対処できるはずです。

SBI大学院大学の修了生(卒業生)の進路

社会人を対象とした大学院であるSBI大学院では、修了後も仕事を続ける人が中心ですが、特徴的なのは、修了後に起業する「起業家」の多さです。

SBI大学院がWebサイトで公開している修了生アンケートでは、回答者の2割がSBI大学院入学後に起業しており、そのうちの4割以上がSBI大学院在学中に起業しているという結果が出ています。

この起業家輩出実績は他の国内MBAにはないSBI大学院の大きな特徴と言えます。

起業していない方でも、「転職した」「昇進した」「昇給した」「組織変革を推進した」といった方の割合が高くなっています。

起業しないまでも、自身のキャリアに大きなプラスの効果をもたらしていることが理解できます。

SBI大学院大学の修了率(卒業率)

これまでの平均修了率は約82%となっています。

オンライン受講というと学習の継続や修了に不安を感じる方も少なくないかと思いますが、多くの方は無事に修了していることが分かります。

まとめ

SBI大学院は起業家育成に力を入れています。

起業家養成のためのカリキュラムや支援体制が充実しています。

実際に、修了生の2割がSBI大学院入学後に起業をしているという実績を持っています。

ただ、起業家育成だけを行っているわけではありません。

現在お勤めの会社の変革をしたい、社内起業をしたいという方にも最適な学びの環境となっています。

SBI大学院では、MBA本科コース以外にも、Pre-MBAコース、MBA単科コースを設置しております。

Pre-MBAコース、MBA単科コースは、本格的なMBA取得を迷っている方が、授業の一部を受講できるコースとなっています。

MBA進学に迷っている方、SBI大学院入学を迷っている方には、本格的なMBA入学前の体験受講の機会になっています。

起業家になりたい、社内変革をリードしたいという方は、ぜひSBI大学院大学への入学をご検討ください。

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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