法政大学MBA合格者の声|学習というよりも、自分に向き合い悩む時間という感覚でした A.Kさん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
MBAを目指すきっかけ
・典型的な総合職のキャリアパスを歩んできており、昨今のジョブ型が評価されやすい状況の中、自分のキャリアに不安を感じ、ゼネラリストとしての強みを発揮できるようになりたいと考えるようになったこと
・遠方に住む親が体調を崩したことで、自分の内面や考え方に変化が生じ始めた。その後、医療や介護のプロの力を借りながらできることをしたが、親は亡くなり、相続手続きを経て、今後の人生で自分がすべきことやしたいことを考えるようになった。気持ちを切り替えて前に進みたい。自分のすべきことを実現するために必要だと考えたから
・会社員の副業解禁の増加、新NISAが始まったことで自由度が増す反面、自律的な生き方が求められる社会になると考え、資産形成やパラレルキャリアをサポートする事業で起業したいと考えるようになったため
アガルートアカデミーをお選びいただいた理由
私自身、大学院に関する知識が全くない中で情報収集から開始した。その中でいちばん役立つ情報を得られたのがアガルートだった。他社には受験用の小論分指導の延長の知識やノウハウを応用しているだけの可能性が疑われるところもあったが、実際に指導をされている経験から得た情報であると感じられた。
また、受験を決めた時期が遅かったため、そこからオープンキャンパスや検討を経ると志望校の絞り込みが12月に入ってからになってしまったので、ギリギリまでカウンセリングや添削受講が可能なところを考え選択した
勉強の方針とどのように勉強を進めていたか
①勉強の方針
ウォーキングやランニングしながらの動画講義を繰り返し聞き、テキストを複数回通読。
志望動機や研究テーマに繋がりそうなテーマを選択しての読書に取り組んだあとは、研究テーマや自分が学びたい理由のアウトプット。11月に体調を崩して3週間近く回復せず、大幅にペースが落ちてしまい、立て直しに苦心した。
②研究計画書のテーマ設定までの流れ
起業したいことと、事業の方向性は9~10月ぐらいに大まかに決めたが、今の仕事に関連がなく、説得力ある展開にするのに苦心した。
12月にようやく志望校を決めて提出。添削を受けた後の初回フィードバックで講師とお話する中で、職務経験と無理に紐づけようとすると難しい。社会問題への課題意識をちゃんと持っているのだから、そこに重きを置いて、自分の志向に近い先行研究を熟読ではなく、数多く当たりながら考えた方がよい。とアドバイスをいただいたことがヒントになり、思考方法を切り替えることができた。
それでも2回目の提出までは、自分ならではの色を出せずにいたが、2回目の提出後、目を通していた先行研究からヒントを得て、研究したいテーマとして出せそうなものがようやく固まった。3回目の提出でこの内容を反映させて、最終完成版とすることができた。
③勉強のスケジュール
10月 受験を決めてアガルート入会。動画視聴開始
11月 オープンキャンパスに複数参加。動画視聴。中旬から下旬にかけて
12月 オープンキャンパスに参加。志望校決定。出願書類着手。
1月 出願書類手直し。動画視聴。
2月 出願書類手直し。面接対策。面接練習。
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
国内MBAの入試攻略講座
予備知識が全くなかったので、状況把握として一度視聴
経営学の基礎講座
歴史的背景や流れ、経緯説明があることで理解や定着がしやすかった
小論文対策講座(基本編)
提出した回数:
小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:
出願書類・研究計画書の書き方講座
提出した回数:3回
初回添削フィードバックが非常に役に立った。
講義自体は志望校についてのサンプルが少なめだったので、他校も含めて参考にした。
面接対策講座
講義自体は志望校についてのサンプルが少なめだったので、他校も含めて参考にしたが、面接に強い苦手意識があり、それが一番の課題だった。
模擬面接では自分が話す動画を撮って見ることを3回は行うように。そうすれば大丈夫だから。というアドバイスをいただいた。
苦手意識が強い自分には撮った画像を見るのは特に苦痛だったが、7-8回繰り返すことで面接には落ち着いて臨むことができた。
研究計画書の研究テーマライブラリー
講義を聞き、テキストを通読。
各種フォロー制度について
大学院受験がどのようなものなのか、予備知識がなく、話を聞ける人も身近にいなかったため、非常に参考になった。
スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫
・自分自身が体調不良に陥った時。風邪だと思ったのでちゃんと休んで早く治そう。としっかり休むことを心がけたがなかなか回復せず、ますます気持ちが落ち込んだ。
もしかして風邪ではないのではと思い当たり、呼吸器科、耳鼻科にかかり、ようやく仮説が当たった。原因がわかって治療し始めてからの回復は早かった。
・どういうジャンルで起業したいかは決まったものの、今の自分と結びつけ厚みと説得力ある展開にするのが難しく悩んだ。私の場合は提出書類の初回フィードバックで講師から受けたアドバイスがヒントになった。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
当初は平日の夜に講義内容を聞き、休みの日は提出書類等のアウトプット作業に充てようと考えていた。しかし、アウトプットの質を高める部分で行き詰まってしまった。いろんなアプローチを考えたがうまく行かず、次第に平日もアウトプットメインになっていった。文章を書いては直しを繰り返す、自分の思考を図にしてみる、入浴しながら考える、関連図書を読むなどしていた。
学習というよりも、自分に向き合い悩む時間という感覚だった。
直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか
過去問に目を通し、論理構成に必須の型に合わせて書く内容を考えることを行った。
また面接に苦手意識があったので、自分が話すところを動画に撮り聞くことを繰り返し行い、想定される質問に対しての回答の練り直し。
経営学のテキストに目を通し、移動時間に講義を聞く。研究や起業したいテーマに関連する内容の本を読み、少なくとも研究テーマに近いジャンルの話題になった時には、ある程度のレベルの会話ができるよう知識の底上げを心がけて準備した。
試験期間中の過ごし方
体調を崩さないように普段以上に注意した。
会場では経営学の基礎講座のテキストを冒頭から最後までめくっていくことで、記憶の最終整理。
また、論文試験の際の構成の注意点を書き出してまとめたものを持参。直前に見直せるようにした。
面接対策では面接官に伝えるべき内容と、自分の悪い癖が出ないように注意点をまとめたメモを作成して持参。これも直前に見直した。
極力気持ちを落ち着けるべく深呼吸して脳内整理。ここまで来たら縁があればつながる。と自分に言い聞かせた。
受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち
①受験した時の手ごたえ
論文試験はパソコンに慣れきっているため、途中で手書きが辛くなった。何とか書ききることはできたが、汚い答案になってしまった。
面接についての手ごたえはまったくわからなかった。自分が今後目指したい方向に合致した大学院だと考え志望したことを伝え、相性が合い、ご縁があることを願った。
②合格した時の気持ち
アガルートでのカウンセリング等で、一般的に年齢が高くなると不利ということは言われていたので、縁がつながったことを有難いと思った。
仕事や家庭との両立の算段をつけて頑張らなければ…と神妙な気持ちになった。
振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか
① 合格の決め手
志望動機や卒業後に目指す方向についてプロジェクト計画書に記したり、面接で話す中で、自分が大学院に求めるものと、大学院側が特色としているものが一致していると判断されたこと。
今後まだそれなりに伸びしろがあると捉えてもらえたのではないかと思う。
② 講座の影響度
受験を決めたのが遅く対策を講じる時間が短かったこと。受験に臨むにあたり、事前情報や常識と言われるような知識もなかった中、志望校を選ぶ際に基準にすべきことや、自分の属性で障壁になる部分などを教えてもらえたこと、助言を受けられたことが大きかった。経営学の知識は今までに学んだことがある知識ではあったが、今まではバラバラの知識だったものが、歴史的背景を辿りながら説明されていたため、定着しやすかった。
卒業後のキャリアについて
① MBAに期待するもの
中小企業診断士になる人や、起業を志す人と一緒に学べるという点で、在学中から卒業後まで切磋琢磨できる仲間ができる環境、ビジネスを生み出すことをサポートしてくれる環境があること。
自分に不足している知識、アウトプット力の強化
② 今後のキャリアビジョン
副業を認める会社が増えていることと、新NISAの開始という2つは今後の社会を変えるきっかけになると考えている。副業を考える会社員や定年後のシニアを主なターゲットにキャリアと資産運用の両面でのサポートを行う事業で起業したい。
受験生に対するメッセージ
MBAを目指す理由は人それぞれなので、自分が目指すキャリアに合わせた大学院を選ぶことが非常に重要です。
大学院受験は、出身大学や職歴、年齢などの属性の影響も大きく、大学院側が多様性を重視する中で、所属企業の業界を偏らせたくない等、能力や実力とは違う部分が合否評価につながることもあるようです。
入試科目が少ない大学院入試では、ご縁や相性が占める部分も大きいのだろうと感じています。
出願書類作成も私にとっては自分に向き合い、問い続ける作業でした。
私自身もこれからどう歩んでいくのか未知数の身ですが、受験を志す方もご自身にとって最良の道を選べることを願います。
ご感想
・ダウンロード音声データの講座の並び順、テキストとのページ照合がしづらいところが少し残念
・実際に指導した方の進路に基づいて情報収集されているという点では信頼できるとも言えますが、大学院によって情報に偏りがあるのは惜しかったです。埼玉大学の大学院についてお聞きした時に、MBAがあることも聞いたことがないと言われました。
・おそらく自分自身のような50代も私の志望校も、アガルート国内MBAの中ではメインストリームでもメインターゲットでもなく、事例も少ないのだろうということは事あるごとに感じました。
・リソース配分は素晴らしく、動画講義で効率化されている分、添削や初回フォロー、模擬面接などの個別対応のところでは、非常に親身になっていただき有用なアドバイスをいただけたおかげで何とか合格できたと感謝しています。