立教大学MBA合格者の声|講師のアドバイス素直に聞く・研究計画書に時間をかける・体調管理の徹底が合格の決め手!谷口 尚基さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
MBAを目指すきっかけ
学生時代にオハイオ州立大学MBAコースに憧れて渡米して勉強したものの、途中で挫折を経験した。悶々としたまま社会人として過ごしていきながらも、20年前に後輩(すぐに退職)が一橋大学MBA(昼間)に進学し、自分もこのままではいけないと感じていた。しかし、昼間コースへの進学は現在の仕事を辞めなければならない。そのため、当時は転職するものが少なかったため、進学のハードルは高かった。また当時少なかった夜間コースへの進学は、宇都宮市で勤務していたため、絶望的で半ば諦めていた。
そんな中、都内勤務で超過勤務もほぼないポストに就くことになり、チャンスは今だと思い、一念発起してMBA進学を目指した。言うまでもないが、ポスト的にも経営理論が必要と感じる場面が多々あり、特に、多様性が求められる現代では、組織変革が必要だと思いはじめたところだった。MBAの進学のタイミングはベストだったと思う。
アガルートアカデミーをお選びいただいた理由
MBA受験は、独学では情報収集が困難だと強く感じていた。私の場合は、周りにMBAホルダーが全くいなかったので、有用な情報は雑誌や予備校講師が出版している情報誌で情報を得るしかなかった。
したがって、有用な情報を定期的に得られることと、最新の入試情報であることの2点は欠くことができない重要な選択条件としていた。他の予備校も考慮したが、これらをクリアしている予備校はアガルートしかないと思っていた。特に、講師が複数人おり、しかも出身校がそれぞれ異なるので、自分の志望校に合ったアドバイスを的確に得られるのではないかと思い入会した。
勉強の方針とどのように勉強を進めていたか
①勉強の方針
研究計画書は、組織変革について研究しようと考えていた。飯野先生の指導に基づき休日の時間のある限り、国会図書館に出向いて査読論文を閲覧して、参考になるものを熟読して作成した。
小論文対策は、テキストを使って定期的に書いて練習していたものの、提出はしなかった。時間的に厳しかったが提出して添削を受けていた方が良いと思う。
②研究計画書のテーマ設定までの流れ
当初、全社戦略をテーマに研究計画書を作成したが、研究論文を参照している過程で、自分のテーマに適った参照すべき論文がなかなか見つからずに焦っていた。その時、飯野先生の研究計画テーマライブラリーの動画が配信され、一通り拝見した後、組織変革についてはなかなか研究が進んでいないことがわかった。さらに毎週末に国会図書館に通って、できるだけ多くの研究論文を閲覧した。結果、組織統合で必要な変革をテーマに研究計画書を作成することとした。
③勉強のスケジュール
3月 志望する大学院の入試情報を集めた。特に1次試験対策として過去問を研究
4月 入会して、経営学の基礎学習に取り組む
5月 1次試験対策として小論文の練習開始
6月 研究計画書の作成(国会図書館で査読論文閲覧)
7月 同上
8月 同上、月後半から1次試験対策の強化
9月 試験 2次試験対策の面接試験で問われる志望動機等の作成、練習に取り組む
10月 試験
11月 研究計画書の見直し(国会図書館で査読論文閲覧)
12月 同上、月後半から1次試験対策の強化
1月 同上、月後半から1次試験対策の強化
2月 試験
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
国内MBAの入試攻略講座
入試攻略としては、研究計画書を作成するために利用した。
経営学の基礎講座
動画配信が細切れになっていて閲覧しやすかったため、何度も見ることで記憶の定着に努めた。
小論文対策講座(基本編)
提出した回数:0回
時間を計測して試験同様に練習
小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:0回
時間を計測して試験同様に練習
出願書類・研究計画書の書き方講座
提出した回数:立教MBA 2回 一橋MBA 3回
面接対策講座
志望校については、過去に合格された受験生と面接官とのやり取りを頭にいれようとしたため何度も読み返した。また、自己紹介、志望動機、キャリアプランについて事前に作成し、時間内で言い切れるよう何度も練習を重ねた。その他のMBAのものも何度も読んで参考にした。
研究計画書の研究テーマライブラリー
研究計画書のテーマ設定に利用した。一通り閲覧した後、自分が研究したいテーマが見つかるまで繰り返し見た。いくつかテーマを絞った後は、国会図書館に出向いて研究論文を閲覧し、リサーチクエスチョンが出せるまで論文閲覧を繰り返した。
各種フォロー制度について
受験校相談は、MBA卒業生からのアドバイスであったが、もう少し親身になって欲しかったと思う。
マンスリーゼミは月末の土曜日に開催されていたが、オンタイムで参加できなかった。ただし、アーカイブ配信は必ず見て受験校選択の参考とした。
スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫
早めに研究計画書作成に取り組んだものの、5月~6月はなかなか自分が思うようなテーマに辿り着けずに悩んでいた。また、TOEIC のスコアアップを考えていた時期で、受験勉強時間の捻出に苦労した。
いうまでもないが、研究計画書の作成には、経営学の基礎知識が必要で、何度も繰り返し学習することで、自分のビジネス上で課題となっていることを見出すことができると思う。何度も学習して記憶の定着を図ることは、経営理論を深く理解していきながら、ビジネス上の課題が明確に発見できるようになると思う。それから研究テーマを絞っていくことができたと思う。前進あるのみである。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
熊谷から勤務先の都内まで往復3時間かかるため、勤務終了後すぐに帰宅するのではなく、都内某所に有料自習室を借りて学習を行っていた。
集中できるスペースであったため、土日も熊谷から通って利用していた。
4月から6月までの平日は、経営学の基礎講座を学習し、6月からは併せて研究計画書の作成に取り掛かった。土曜日は国会図書館で研究論文を閲覧し、日曜日は自宅や自習室で経営学の書籍を読み漁っていた。
7月から9月までの平日は研究計画書の作成と、小論文の練習をしていた。小論文の練習は、毎週1問でもいいので練習しないと書く力が落ちるため、毎週平日の一日は必ず練習するようにしていた。
直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか
まず、直前期の過ごし方として注意していたことは、新型コロナに感染しないように体調管理には気を付けていた。体調を崩すと試験では発揮する能力は半減するので、マスク着用手洗いうがいをしっかりやっていた。
筆記試験前勉強に関しては、新しい経営学の書籍を読んだりはせず、今までやってきた復習に徹した。また1次試験対策として、直前の1ヵ月間は週に2~3問本番を想定して練習を繰り返した。
面接試験前は、自己紹介、志望動機等が面接官から問われることを想定して、流暢に答えられるよう練習を繰り返した。
試験期間中の過ごし方
9月~10月の試験期間中の過ごし方としては、直前期と同様に体調管理には十分気を付けていた。勉強を頑張り過ぎて勤務に影響すると寝不足になり、悪循環になるので、勉強は集中して早めに就寝することを心掛けた。
筆記試験の対策としては、書く力が衰えないように週に1~2題を解くようにした。
面接試験の対策としては、研究計画書について細かく問われるので、何度も読み直した。また、文献参照として記載した論文についても再度読み直して、どこから問われても答えられるようにした。
受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち
①受験した時の手ごたえ
面接試験を終えた時の手ごたえはあった。というのも、面接官の誘導に乗ることができ、その後、面接を振り返って自分でも間違ったことは伝えてないなと確信できた。
また、自分の答えに対して指摘を受けることなく入学して頑張って欲しいと最後に励ましの言葉をいただいたので、8割程度合格できたのではないかと思った。
②合格した時の気持ち
手ごたえを感じていたとは言え、ホームページ掲示板に自分の受験番号が載っていた時は嬉しかった。努力が報われたと思った。
この後に続く試験についてもこの勢いを維持して立ち向かって行こうという気持ちで漲っていた。
振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか
①合格の決め手
合格の決め手は3つ挙げられる。
第一に、飯野先生をはじめ他の先生方のアドバイスを正直に聞き入れて努力していったこと。第二に、研究計画書の作成に十分に時間をかけたこと。第三に、体調管理に十分留意していたこと、以上の3つだと思う。
独りよがりな偏った情報を入手して無理した学習をするより、アガルートの講座のやり方にしたがって努力すれば必ず合格できると思う。
②講座の影響度
経営学の基礎講座と研究計画書の研究テーマライブラリーを受講していなければ、合格できなかったと言っても過言ではない。
筆記試験や面接試験において、これらの講座から吸収した経営理論や知識が合格できる力のベースとなっていると思う。
卒業後のキャリアについて
①MBAに期待するもの
経営戦略や人材・組織、特に組織統合で資源依存関係がもたらす制度的変化、組織学習を促進するメカニズムなどについてMBAを通じて学びたい。この学びのなかで、実績ある立教の教員や多種業界で実務経験を持つ学生とともに、文献等を読み解き、議論を尽くすことは、経営理論の深い理解と経験則を融合した応用力の鍛錬につながると考え期待している。
また、現在管理者としての業務や取り組んでいる施策において、経営統合による組織変革でMBAホルダーの経営幹部と対等に議論できる能力や、施策を従業員に理解させて行動変容を起こせる見識を持てるようMBAで努力していきたい。
②今後のキャリアビジョン
中期的計画として、弊機構の拠点病院で経営者の立場となることである。そして、その立場から地域医療を支える医療機関等への経営支援ツールを普及させ、当機構のICT投資を基盤に、新たな地域医療連携モデルを形成することである。限られた人的資源で経営を行っている地域の診療所等において経営支援ツールを用いて負担軽減に貢献することで、信頼関係を構築することである。
さらに、長期的計画としては、新規事業の立ち上げを成功させたい。狭義のヘルスケアの「医療・健康分野」に留まらず、地域住民の「生きる力」を引き上げ、病気や心身の不調からの自由を実現するために、ヘルスケア啓発活動を通じて自治体や他産業と横断的な連携を実現し、地域住民のウェルネスを創造していきたい。
受験生に対するメッセージ
志望するMBAによって受験勉強は異なることに留意すべきだと思う。研究重視のMBAだと研究計画書の作成にあたって相当の研究論文を読まなければならない。また、テーマが予め決まっている場合はともかく3月から秋入試の準備に取り掛かるとなると時間が足らないと思う。可能な限り1月から取り掛かるべきである。
一方で、研究重視でないMBAであれば、エッセイ型の研究計画書を作るのにはそう時間は要さないので、経営学の基礎知識についてひたすら勉強すべきだと思う。またそれを行うことで、面接試験での自信につながっていくと思う。
アガルートが示す学習スケジュールに従って頑張って下さい。
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