受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

MBAを目指すきっかけ

最初にMBAを目指したきっかけは、経営企画として事業計画などを作成する業務において、良い経営戦略を立案するためにもっと幅広く高度なスキルを身に付けたいと感じたことでした。

特に新興分野の事業に携わっていたため、参考になる文献も知見もなかったため、自分自身で考え判断する力を身に付けたいと考えました。また、直属の上司自身もMBAホルダーだったため、私自身にも進学を勧めていただいたことで受験を決意いたしました。

MBAで学習できることを調べていくうちに、自身が身に付けたいと考えていた能力やスキルを向上させられる環境だと知り、その中で一番キャリアゴールに近い大学院を選択いたしました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

オンラインで全ての講座を受講できる点、合格実績がきちんと開示されている点、YouTubeで飯野先生の動画を拝見し、非常に参考になった点の3点に魅力を感じ、アガルートアカデミーを選択いたしました。

仕事をしながらの受験だったため、予備校への通学が難しくオンライン受講に特化している講座の方が自身の学習スタイルと合っていると思い、最も重視していました。また、ただ講座を提供しているだけでなく、きちんと受講生が合格できているかどうかも重要でした。

さらに、様々な予備校を比較検討する上で、YouTubeやオンラインの記事などでMBAに関する情報を飯野先生が発信されていましたので、受講内容にも安心感を持てたことでアガルートアカデミーを選択いたしました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

「結果から逆算して効率よく学習する」ことを方針として学習を進めました。受験期間にちょうど仕事の忙しさがピークとなり、毎日決まった時間を学習に割くことができない状況でした。そのため、電車の移動時間、お風呂の中、歩きながらなどスキマ時間に動画の視聴などのインプットを進めました。

そして、週末などまとまって勉強できる時間に集中的に小論文などのアウトプットを実施し、学習時間、学習効率を工夫しました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

まずは、研究計画書の書き方講座を視聴しました。全て見終わった頃には、ぼんやりとしたテーマの設定方法に関する全体像は理解できたのですが、学部生の頃に卒論を書いた経験すらなかったため、そもそもどこから着手して考えるべきかなど自身に当てはめて考えてみると全くわからない状況でした。

そのため、自分の興味関心があること=研究内容としても深掘りできるのではないか、と考えまずはキーワードや単語ベースで興味があることを書き出してみました。そこから、なぜそのキーワードに興味があるのか、何がきっかけでその分野に興味を持ったのかなど自分自身について深掘りをしました

そこを上手く言語化し、こういう課題感があるからここをもっと研究したい、という風にテーマが固まり、そこからようやくGoogle Scholarなどで先行研究を読み込みました。

③勉強のスケジュール

1月 特になし

2月 ぼんやりとMBAに行きたいと思い始めた頃です。
   入試情報等を見ていると、募集要項にTOEICの提出が必要そうでしたので、
   TOEICの受験対策を行っていました。

3月 TOEICの対策を行いました。

4月 約3年ぶりぐらいにTOEICを受験しました。

5月 TOEIC試験という一つの目標が終わり、少し中弛みしていました。
   この辺りで、最終的な志望校を絞り始めました。

6月 ちょうど仕事が忙しく、あまり対策などはしていませんでした。

7月 ちょうど仕事が忙しく、あまり対策などはしていませんでした。

8月 ちょうど仕事が忙しく、あまり対策などはしていませんでした。

9月 経営学の基礎講座などを視聴し始めました。

10月 さらに仕事が忙しくなり、なかなか学習の時間を取れず、両立の難しさを感じていました。

11月 経営学の基礎講座、研究計画書の書き方講座などをまとまって受講しました。
   実際に研究計画書の作成を進め、1回目の添削を依頼しました。

12月 FB内容を元にさらに研究計画書をブラッシュアップし、2度目の添削を依頼しました。
   自分の中で提出日を決め、ここまでに必ず仕上げる、という締め切りを設定して
   作業に取り組みました。

1月 1次試験の合格結果を確認後、一気に筆記試験、面接対策に取り組みました。
   第一志望の筆記試験の過去問を見るため、実際にキャンパスまで閲覧に行きました。
   過去によく出題されていた分野が、大学数学などを使った内容でとても難しく感じ、
   全て対策するのは無理だと判断しました。
   過去問をかなり分析し、出題されそうな範囲に絞って対策を行いました。
   その作業と同時並行で、面接対策を依頼しました。
   FBで指摘いただいた点は、全てクリアできるよう何度も自身の回答をブラッシュアップ
   していきました。
   先に面接内容を納得できるまで考え直し、面接対策が固まった後に余った時間で筆記試験の
   対策に取り組みました。

2月 2次試験当日は、早朝から筆記試験があったため、万全を期して会場近くのホテルに宿泊し、
   当日受験しました。
   筆記試験後は、面接の時間まで自分で解答を何度も反芻し、矛盾している点がないか、
   キャリアゴールから逆算できているかなど最終チェックを行い本番に挑みました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

講座をはじめた当初は、具体的な志望校が決まっていなかったため、幅広くMBA制度がある大学について知ることができるコンテンツは、非常に有益でした。学校ごとの特色がよくわかり、自身に合った進学先を選ぶ際に比較軸として活用させていただきました。

その中で、何年も受験指導をされている飯野先生の分析により、各校ごとに必要な事前準備、出題傾向をつかむことができたと感じています。そもそもどんな試験なのか、MBAの試験では何が問われているのか、そのために何を準備しなければならないかが明確化され計画を立てやすかったです。

▼経営学の基礎講座

経営学を体系的に学んだことがなかったため、基礎知識の理解にかなり役立ちました。特に小論文では、知らないと記述できない問題が出されることが多いと感じたため、できるだけ幅広い分野をインプットできたことは良いアドバンテージとなりました。

また、インプットの後に過去問が掲載されているため、学んだ知識が本番でどのように問われる可能性があるかまで意識してインプットできる点は、勉強の効率が良く魅力的な講座でした。経営知識のインプットは、こちらの基礎講座でしか対策しておりませんので、KBSの入試においてもこの講座の知識レベルで十分に合格できると思います。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:0回

小論文対策にあまり時間を割くことができず、FBを活用することができませんでした。ただ、参考書は何度も読み込み、自分で解答が書けるように何度も練習しました。特に小論文のような問題においては、答えが決まっている問題が出題されるわけではないため、考え方や文章の構成のやり方、書き方などを合格レベルまで引き上げておく必要があると思います。

そもそも小論文をあまり書いたことがなかったため、そのあたりの基礎的なルールを網羅的に知ることができた点は、非常に良かったです。また、文章のアウトプットは、MBAに入学した後にも必要とされる力だと思うため、受験対策だけに留まらず基礎力として磨くことも意識しました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:0回

小論文対策にあまり時間を割くことができず、FBを活用することができませんでした。ただ、参考書は何度も読み込み、志望校の過去問は全て自分で解答が書けるように何度も練習しました。

KBSは、何か問題に対して自分の考えを述べるいわゆる小論文の文章を書くような問題だけではなく、基礎的な数学の問題なども出題されることがわかり、対策範囲の広さを実感しました。掲載されている数学に近い問題も解答が記載されているため、自分だけでは対策が難しい志望校別の筆記試験においても非常に役立つ講座内容だと思います。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:2回

動画は何度も見返し、参考書も常に持ち歩くくらい読み込みました。そもそも、MBAの入試は研究計画書がとても重要であること、その内容に沿って面接なども実施されるため、入念な事前準備が必要だということを講座を通して知ったため、一番時間をかけて対策することが出来たと思います。

FBの内容も的確なものばかりで、合格に近づけるようブラッシュアップしていただきました。他の受験生と比較することができないため、自分自身の内容が合格圏内なのか、そうではないのかなど客観的な意見を共有いただけたのは、参考になりました。

▼面接対策講座

面接10日前に受講を申し込み、かなり適切なFBを受けました。この講座を受講していなければ、合格は難しかったと実感しています。KBSで聞かれる質問に対してどのレベルまで仕上げておく必要があるのか全くわからなかった状態から、合格レベルまで引き上げていただくことができたと感じています。

KBSの想定質問は当然ながら、試験までの残りの10日間で何を優先的にやらなければならないかまでご指導いただくことができ、有意義な時間の過ごし方ができました。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

KBSは研究計画を提出する必要がなかったため、受講しておりません。

▼各種フォロー制度について

初回添削フィードバックを活用させていただき、本当によかったと実感しています。特に、研究計画書は自分自身について記述するため、初見の方や業界が違う方からすれば、当然に伝わりにくい文章や表現になっている箇所が生じると思います。

そのような箇所を客観的にFBいただき、伝わりやすい表現に修正いただき、不足している部分については補っていただくなど、自分自身の魅力やアピールポイントを的確に表現し、合格レベルに引き上げる、という点において欠かせない制度だと感じました。

スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫

仕事がかなり忙しくなったタイミングで学習時間を全く確保することができなくなり、途中で勉強へのモチベーションが低下し、3か月ほど勉強に一切手を付けない経験をしました。今振り返ると、勉強時間が確保できず自己嫌悪になる、仕事を言い訳にして勉強に取り組まない、という負の悪循環が生じ、スランプに陥っていたのかと思います。

現状を打破したいと思い、状況を整理していたところ、仕事が終わらないと誰かに迷惑をかけてしまう可能性があるが、MBAは自分自身の問題なので、仕事を放置してまで勉強はできない、と判断いたしました。そのため、気持ちを割り切り、大きなプロジェクトがひと段落するまでは、一切勉強のことを考えない、という作戦で気持ちを整理しました。

結果として、勉強時間を確保するために仕事を早く終わらせるよう効率を重視するようになり、全体の生産性が上がったと感じています。仕事がひと段落したタイミングで、一気に勉強モードに切り替えました。私自身、仕事と勉強の両立が難しいタイプだと思ったため、時間が確保できずスランプに陥りそうなタイミングがあれば、人によっては完全に切り分けた方が結果として生産性が上がるのではないかと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日は、主にスキマ時間を活用していました。朝の支度中、電車での移動中、お風呂の中、移動中などに動画を視聴し、インプットの時間を確保していました。仕事が早く終わった日は、すぐに家に帰らずカフェやファミレスなどに立ち寄り、アウトプット系の作業を行い、二次対策を行っていました。

とにかく勉強時間の絶対量が少ないことが課題でしたので、時間当たりの生産性を高めることをかなり意識しました。具体的には、90分間のみアウトプット系の作業に集中し、疲れたら講義の動画を見て少し脳を休め、さらに90分一気に集中する、というサイクルを繰り返すことです。

また、動画も効率よく見られるよう1.5倍速で視聴していました。休日は、図書館やカフェに籠り学習を行いました。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期(二次試験の10日前から)の週末はほぼ1日中面接対策、筆記試験対策を行っていました。二次試験の2日前には、有給休暇を取得し、対策が不足していると感じた部分を一気にこなしました。前半にあまり学習できなかったという焦りがあったため、仕事以外の時間をほぼ受験対策に割いていました。

面接対策としては、スプレッドシートに想定質問の一覧を作成し、それに対する回答を書きなぐっていく、という作業を行いました。特に、志望理由が大事だと考えたため、なぜそう考えるのか、本当に自分の言葉なのか、なぜ、なぜ、というのを最低でも10回は繰り返しました。

そうすると、だんだん自分の潜在意識の中にあったぼんやりとした考えが明文化されていく感覚がつかめました。同じように、回答に対して違和感があるものは全てピックアップし、同じ作業を繰り返して深堀しました。

また、セルフ模擬面接として自分の回答を録画し、客観的に面接内容を判断しました。たった10日間の集中決戦ではあったものの、悔いの無いようにしっかり対策しようと心がけ試験を迎えました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、一次試験の結果を確認後、二次試験の対策に挑みました。3週間程度しかなかったため、筆記試験と面接対策の時間配分に気を付けて対策を行いました。仕事をできるだけ早く切り上げ、仕事終わりにカフェやファミレス、コワーキングスペースなどで面接対策を中心に行いました。

筆記試験は、対象範囲が広く対策が難しいと感じたため、出題確率が高そうな分野に絞って対策しました。例えば、新聞記事や時事問題などは面接でも筆記試験でも出題される可能性があると考え、ニュースをよく見るように努めていました。その他、KBSの過去問や過去問の中でも特によく出題されている分野などの知識を復習しました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

筆記試験に関しては、的を絞って対策していた分野がちょうど出題されたため、問題なく解くことができたと実感しています。短い小論文もあったのですが、文章を読んで解答する問題だったため、こちらも大きく外れることなく解答できた自信はありました。

面接に関しては、想定していなかったような質問をたくさん受けたため、少し動揺した部分があったと思います。ただ、結論から話すことを意識し、端的にロジカルに話すことを徹底すると面接官の方々も大きく頷いてくださっていたので、多少の手ごたえは感じていました。

しかし、特に面接は他の受験者との相対比較となるため、自身の出来がどの程度のものか全く自信は持てませんでした。そのため、全体的に不安を抱いたまま試験を終えました。

②合格した時の気持ち

心の底から嬉しかったです。家族や友達、応援してくださっていた大学の先生、上司にまでたくさん連絡しました。ずっとMBAに行きたいと思いながら社会人生活を送っていたため、まだ信じられない気持ちが大きいです。

MBAという貴重な機会に挑戦できるチャンスをいただいたため、全力で勉強、研究に挑みたいと考えています。将来のキャリアゴールや、自身のスキルアップに近づくことができた感覚に非常に高揚を覚えました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

面接対策です。慶應のMBAの入試自体、面接に力を入れているという話を伺ったため、面接対策FBを受けた後、10日間で1日3~4時間以上時間をかけて面接対策を実施しました。自身の回答のロジックに抜け漏れがないか、きちんと自分らしさを表現できているか、何度も考えを整理し、準備を行いました。

これで受からなかったら、相性が良くなかったと割り切れるぐらい、自分の本音を探り、一言一句考えたことで説得力が増し、面接官の方にも伝わったのかもしれないと思っています。

②講座の影響度

アガルートの講座を受講していなければ、合格は難しかったと実感しています。なぜなら、やはり大学院の受験においても情報戦であること、しっかりと大学別に対策が必要であることを実感したからです。ネット検索、書籍等で情報収集をすることはもちろん誰にでもできることですが、その情報だけでは他の受験生と差別化することはできません。

しかし、何年もMBAを指導している飯野先生ならではの視点、添削、面接FBでの適切なアドバイスなどから得られる情報は、自分一人の力でたどり着くことはなかなか難しいと感じました。特に社会人でMBAを目指されている方は、限られた時間で合格レベルに仕上げる必要があります。

体系的に学べるか、適切なFBを適切なタイミングで受けることができるか、という点において本講座の影響度はかなり高いと考えています。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

知識のインプットによる大幅なスキルアップと、ケースや論文の執筆において深く考える力を養えることを期待しています。

これまで経営企画として働いてきたため、実務上経営に携わる機会は多くありました。しかし、体系立って理論的に学ぶ機会がなかったため、自分で経験を元に理論に落とし込めるようになることは、相当なスキルアップに繋がると考えています。

さらに、チームメンバーとのディスカッションや一つのことを考え抜く経験を得ることで、知的体力も向上させることができると期待しています。MBAを卒業後は、知識と知力を活かし、仕事や社会との関りにおいてもっと成果が出せるような人材として広く活躍できるようになることを期待しています。

②今後のキャリアビジョン

将来的には、事業会社での経営企画の経験を活かし、VCやCVCなどで投資によって支援する側として働くベンチャーキャピタリストになりたいと考えています。もっと日本でユニコーン、デカコーンと呼ばれるような国際的にも成長力のある企業を創出し、日本経済の活性化に繋げられるような仕事をしたいです。

MBAで研究した内容や学んだことを活かし、どんな状況においても自分自身で物事を判断し、深く考え抜き、スタートアップやベンチャー企業の成長の礎となる、そんな仕事ができるような人材として貢献していきたいです。

受験生に対するメッセージ

特に社会人として働きながら受験される方は、勉強時間の確保やそもそもの受験対策に不安を感じることが多いと思います。限られた時間の中で合格の可能性を高めるためには、常にゴールから逆算し、今の自分に不足している部分は何か、どうすれば限られた時間の中でそれを克服できるかしっかりと考えた上で対策を進めることが重要だと実感しました。

仕事で本当に疲れている時は、無理をせず、余裕があるときは、しっかりと追い込んで、メリハリを持って対策をしていくと必ず合格することができると思います。アガルートの講座は、効率よく合格レベルに引き上げてくれる教材、先生方のフォローがあると思います。講座を上手く活用し、大学別にしっかりと対策を行いMBAへの進学を通して自分の可能性をさらに広げてください。