慶應義塾大学MBA合格者の声|出願書類のフィードバック時に方向性を整理できたことが合格の決め手! 佐藤 靖さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
自己紹介
氏名: 佐藤 靖 (さとう やすし)
年齢:44歳
合格した研究科:慶應義塾大学 経営管理研究科
MBAを目指すきっかけ
MBAを目指した理由は、①理論として中小企業診断士で学んできた経営知識と実務経験を結び付けて、血の通った経営理論を使いこなせるようにする、②社会事象を多面的に分析し、論理立てて説明し、集団から学ぶサイクルを身に付けたい、ためです。
また、監査法人の仕事の中で経営者とディスカッションする機会が多く、経営者層と議論できる経営理論を武装し、会計及び監査の枠を超えた意見交換する能力を向上させていきたいと考えたためです。
アガルートアカデミーをお選びいただいた理由
アガルートアカデミーを選択した理由は、①MBA指導経験があり、かつ、実績もある飯野先生の専属講座があること、②戦略論と組織論の両観点から1人の講師が体系的に講義する基礎講座があること、③研究計画書から小論文、面接指導通して、大学院別に効果的かつ効率的な情報収集できる教材があること、④卒業生からのフィードバックを通じて飯野先生から大学院別の特徴をレクチャー頂け、入学後のイメージを構築し易いこと、⑤他の資格試験の指導実績もあること、です。
勉強の方針とどのように勉強を進めていたか
①勉強の方針
小論文と面接講座を繰り返し受講し、入学希望の大学院で求められている人材像や試験の特徴を理解していきました。
ゴールのイメージを膨らませた後、基礎講座を受講し、今まで中小企業診断士で学んできた経営理論とMBA理論の違いを意識しながら勉強していきました。
MBAでは事例が求められるケースが多く、この理論ではこの企業の事例を用いて説明できるようにしていこうという意識をもって5回転程繰り返して視聴していました。
②研究計画書のテーマ設定までの流れ
慶應義塾EMBAでは、研究テーマは求められないため、MBA終了後のなりたい自分像とMBA志望動機と慶應義塾EMBA志望動機が一つの線でつながることを意識して志願書類を作成していました。
MBAを取得することで、自分の弱みのどこが解消されるのか、所属企業の3C分析を通じて、所属企業のどの弱みが解消されるのかを意識して取り組んでいきました。
③勉強のスケジュール
4月 講座申込
5月 基礎講座1回転目
6月 小論文・面接講座1から3回転
7月 基礎講座2回転目
8月 基礎講座3回転目
9月 基礎講座4回転目
10月 基礎講座5回転目
11月 小論文・面接講座4回転
12月 小論文・面接講座5回転
1月 受験
2月 合格
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
▼国内MBAの入試攻略講座
サマリー講座で留意点を意識して大学院別の特徴を確認し、受験したい大学院を絞り込んでいきました。
▼経営学の基礎講座
5回転程繰り返して受講し、経営理論の体系と事例を結び付けて学習していきました。
▼小論文対策講座(基本編)
提出した回数:0回
小論文の書き方を音読して学習し、特に添削は受けませんでした。
▼小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:0回
小論文の書き方を音読して学習し、特に添削は受けませんでした。
▼出願書類・研究計画書の書き方講座
提出した回数:5回
自分の思いのままを漏れなく記載し、添削を受けながら方向性やまとめ方を整理していきました。
▼面接対策講座
面接サマリー部分と志望大学院部分のみを視聴しつつ、面接を意識してファイナルペーパーに質疑応答集を作成していきました。
その際、他大学での質問事項を織り込んで、どんな質問が飛んできても対処できるようにイメージトレーニングをしていきました。
▼研究計画書の研究テーマライブラリー
研究計画書は求められる大学院ではなかったため、参考程度にどんな研究を志望しているのか閲覧していました。
▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)
初回フィードバックや質問制度を利用することによって、方向性を整理するのに大変役立ちました。
スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫
情報が充実していたので特にスランプはありませんでしたが、他の資格試験同様、ゴールや過去問を常に意識したインプットを心がけていきました。
ゴールが曖昧なまま基礎講座を受講しても知識が分散してしまうと考えたため、徹底的に志願書類、小論文、面接のアウトプットを意識し、現状不足している点を明確にしながら、少しずつ知識を整理していきました。
基礎講座では飯野先生が色々な事例を交えながら説明してくださるので、理論と事例が結び付けやすかったです。
また、ビジョアル面でも授業内容に関係する衣装を準備してくださったり、退屈しない授業で記憶の保持に役立ちました。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
幸いリモートワークが多かったことから、仕事の合間に視聴したり、テキストの読み込みをしていました。
朝方は分からない理論の理解を意識し、夜は暗記する時間として棲み分けしながら勉強していました。
テレビでガイアの夜明けやエクセレントカンパニーを視聴すると、経営理論の話が出てきますので、登場した経営理論を基礎テキストで確認してみたり、事例で出てきた企業のHPを確認してみたりしながら、視覚的なイメージを持って学習するように心がけていました。
直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)
後述する「試験期間中の過ごし方」と同様の内容になります。
心構えとしては、どんな忙しいときでも経営理論に触れない日はないように注意して、5分でもテキストを開いて経営理論に触れるようにしておりました。
試験期間中の過ごし方
出願書類については、フィードバックの内容を整理して再度提出し、またフィードバックを受けるという流れを提出可能な期間まで繰り返していました。
論理矛盾がないように、面接での受け答えも意識して作成していきました。
小論文については、小論文の書き方を整理しつつ、志望校の過去問を入手して、傾向を分析していきました。
一般的な小論文の枠組みに、基礎講座の経営理論と事例を付け足すイメージで情報の整理をしていきました。
面接については、ファイナルペーパーを作成し、面接での質疑応答内容を整理して、ひたすら音読トレーニングをしていきました。
受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち
①受験した時の手ごたえ
書類審査は、正直どうなるのか、全く手ごたえのない状態でした。
フィードバックを通して情報は整理できていたと思いますが、慶應義塾EMBAの場合、それまでの生き方自体が問われているので、どんなに試験対策をしていても大学側の目に留まる内容かどうかは全く予見できない状態でした。
小論文は予想外の出題でした。
例年、抜き出し系の国語系小論文が出題されていたのですが、蓋を開けてみると、事例に整合する経営理論の知識を活用した推論系の問題でした。
分からない箇所が多かったですが、設問で問われている内容を漏らすことがないように素直に解いていきました。
手ごたえは全くありませんでした。
面接については、正直、圧迫面接だったと思います。
飯野先生の指導通りに冷静に対処して、失礼のないようにだけ意識して、人の意見を許容できるタイプ、かつ、教授陣に一緒に勉強していきたいタイプ、と思われるように丁寧に受け答えしていきました。
②合格した時の気持ち
嬉しくもあり、かつ、安心したというのが正直な気持ちでした。
また1年、大学院のためだけに勉強していく、というモチベーションが続くのかどうか分からなかったため、合格できて安心した、もう入学するための勉強はしなくて済む、というのが正直な感想です。
同じ日に中小企業診断士試験にも合格できたため、これからは攻めの経営の勉強ができる、という喜びもありました。
入学パンフレットを眺めながら、行動経済学や統計学や事業再生の授業を選択しよう、とワクワク感が少しずつ、日ごとに増してきている認識です。
振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか
①合格の決め手
出願書類のフィードバック時に、方向性を整理できたことが合格の決め手だったと思います。
入口がズレてしまうと、面接対策もできなかったと思いますので、入口時点で情報を整理できたことが一番大きかったと考えています。
②講座の影響度
個人では、大学院別の情報を集める手段がありませんので、講座の影響度は高かったと思います。
また、基礎講座の内容が非常に素晴らしかったと思います。
退屈しない授業で、事例を交えながら説明してもらえる点が、経営理論の理解に非常に役立ちました。
卒業後のキャリアについて
①MBAに期待するもの
MBAへの期待は、①理論として中小企業診断士で学んできた経営知識と実務経験を結び付けて血の通った経営理論を使いこなせるようにする点、②社会事象を多面的に分析し、論理立てて説明し、集団から学ぶサイクルを身に着ける点、です。
また、経営者層と議論できる経営理論を武装し、会計及び監査の枠を超えた意見交換する能力を向上させていくためにも、経験豊富な他のメンバーとのケースディカッションに期待しております。
各種ネットワークを構築して、卒業後もお互いを高め合える関係を構築していきたいと考えています。
②今後のキャリアビジョン
事業再生のコンサルタントとして活躍していく予定です。
現在、大手監査法人で事業再生の業務に携わっています。
そこでの知見を深めつつ、中小企業診断士の資格も活用して、全国よろず拠点支援センターで他の士業の方々と共同して中小企業の事業再生や事業承継に携わっていきたいです。
現状、中小企業数は3,300,000社で、この20年で1,000,000社減少しております。
日本企業の99%が中小企業のため、中小企業数の減少は日本経済の活力減少にも繋がってしまいます。
この点について、解決策を提示できる人財になっていきたいです。
受験生に対するメッセージ
入口の時点で、入学したい志望校を絞り込んでおくことが重要になってくると思います。
そのために、入門講義で各校の情報収集をしつつ、自身でも大学院に行ってパンフレット等を入手して情報収集することが重要になってくると思います。
MBAに通う理由も、明確にしておく必要があると思います。
キャリアビジョンは?そのためになぜMBAが必要で、○○大学院でそのキャリアビジョンが何故実現できるのかを意識して研究計画書等を作成することが重要になってくると思います。
ゴールから逆算してインプットする習慣が身につけば、希望する大学院への入学は50%実現したと思いますので、その点を意識して勉強がんばってみてください。