合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名:根津 武人(ねづ たけと)

年齢:33歳

合格した研究科:早稲田大学大学院 経営管理研究科 夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修) 

MBAを目指すきっかけ

私がMBAを目指す理由は、キャリアゴールを達成したいためだ。
私のキャリアゴールは、多国籍企業のグローバル戦略に関する専門性を身につけ、戦略立案から実行までを担えるトヨタ自動車の経営幹部になることだ。

自動車産業は、100年に1度の変革期を迎えている。
異業種からの参入もあり、多国籍企業として生き残りが厳しい中、当社の国際的な競争力向上に貢献したいと思い、キャリアゴールを考えるようになった。
しかし、現業を通じて得られる知識や経験は限定的になりつつあり、私がキャリアゴールを達成するためには、経営学に関する体系的な知識、グローバル戦略における専門性、関係者を巻き込み計画を遂行する実行力が不足していると考える。
目指したい姿と現状のギャップを埋める知識や経験を得るために、MBAを目指すことを決めた。
また、正解が分からない時代だからこそ、自分の専門性を高め、他者と比較した時に優位に立てる知識や経験が必要だと考え、MBAを目指そうと思ったのも理由の一つである。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

アガルートアカデミーを選んだ理由は、「自由度の高い学習」ができるからである。
オンランでの講義を主としており、受験生の過去の学習度合い(大学での専攻)、経験によってどの内容を勉強するか、またどれくらいのスピードで勉強するかが選べる。

社会人で日々業務をしながらMBA受験をするにあたって、自由度が高い学習方法は大変有り難く、アガルートアカデミーを選んだ。
また本アカデミーは、YouTubeなどに参考動画が上がっており、どういった内容の講義を実施しているか事前に分かり、予備校を選ぶ立場としては事前に情報を得ることができ、非常に有り難かった。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

「毎日コツコツやること」を心がけて勉強を進めた。
平日は最低30分、週末は最低1時間という目標を立てて、経営学の勉強からスタート。

2月〜4月までの3ヶ月間は経営学の勉強に集中。
その後4月中旬から研究テーマと小論文の学習を開始。
受験までコツコツと精度を高めていった。
失敗談としては、小論文対策をもう少ししたら良かったと考える。
途中まで小論文講座の添削をやっていたが、仕事の関係から優先順位を下げて、研究計画書に集中した形になった。
挫折としては、 2月から受験準備を開始したので、途中モチベーションをどう保てば良いのか迷う時があった。
対策としては、アガルートアカデミーのホームルーム講義をみて、今の時期に何をやるべきなのかを確認し、それに沿って学習することを心掛けた。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

自己分析

まず、社会人になってからどのような仕事を経験したか、それから何を学んだかを全て書き出した。
書き出した後に、自分はどういう時に成長したか、やりがいを感じたかを明確にした。

その後、現業の内容や、今何を目標をしているのかを書き出した(書き出すことによって、同時に自分の頭の整理もすることができた)。

テーマ選定

自己分析で書き出した内容を基に、何をテーマにすれば良いかを考えた。
自分の場合は、「グローバル」、「日本のものづくりの価値」、「発信」などがキーワードとなったため、それらが関連するテーマを2~3個考えた。

先行研究・参考文献

アガルートアカデミーのアドバイスに従い、国立図書館で先行研究・参考文献を複数印刷し、研究テーマを固める際の参考とした。
1回では、足りなかったため、3回程国立図書館に行った。

研究計画書作成

自己分析、研究計画書・参考文献を基に研究計画書を作成。
なぜそのテーマを選んだのか、何を研究したいのか、どうやって研究するのかを記載した。
1回書く→読む→修正を繰り返して精度を高めていった。

③勉強のスケジュール

2月 経営学の勉強(アガルート講座と本)

3月 経営学の勉強(アガルート講座と本)

4月 経営学の勉強(アガルート講座と本)

5月 研究計画書のテーマ選定、小論文

6月 先行研究・参考文献、小論文

7月 研究計画書執筆、小論文

8月 研究計画書執筆、小論文、経営学復習

9月 研究計画書執筆、小論文、経営学復習、願書準備

10月 面接準備

11月 面接準備

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

まず、何をすべきか明確にするときに活用。
MBA受験に関して基礎的なことを網羅しているので、最初の1ヶ月〜2ヶ月で集中的に受講。

▼経営学の基礎講座

MBA受験するにあたり、必要な経営知識を網羅している。
受験校によっては不要な可能性もあるが、後々必要になると考え、本を中心に学習。
オンライン講義は、通勤時に復習も兼ねて受講。
各講義には、具体的な事例やなぜそういった事象が起こるのかの理由も記載されており、分かりやすいと感じた。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:10回

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:6回

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:1回

早稲田大学の内容を提出し、修正・アドバイスを依頼。
その内容を一橋大学に流用。

▼面接対策講座

早稲田大学の面接前に講座を受講。
研究計画書のアドバイスをいただいた高木さんに面接対策も依頼。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

特に活用せず

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

  • 初回添削フィードバック:早稲田大学のために活用
  • 質問制度:受験に関して不明点を照会

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

とにかくコツコツ継続的にやることが重要。
途中モチベーションが落ちる時には、ホームルームの講義などを視聴して、「他の人はもっとやっている」と考え、自分もやる必要があると考えるようにした。

小論文

「回数を重ねること」を念頭に、なるべく書く回数を確保することを意識した。
講師からのフィードバックを丁寧にレビューし、同じ失敗をしないようにした。

しかし、小論文の議題が変わると、何回か同じ失敗をしてしまう時があり、挫折することもあったが、やり続けることで改善していった。

研究計画書

本当に自分が研究したいテーマを考えることに、相当時間を使った。
自己分析や先行研究、講師からのアドバイスを基に最終的にテーマを選定。

テーマの選定に時間がかかった際は、自己分析を再度行い、「本当に自分がしたいこと」、「調べたいこと」は何かを過去の経験から考えるようにした。

面接

面接は特段不安がなかったが、最低限押さえるべき質問項目を深掘りした(テキストに記載の一般質問)。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日と週末で、学習時間の確保を考えるようにした。
平日は仕事もあるため、最低30分〜1時間を確保。
週末は1時間〜2時間程度を確保するようにした。
ダラダラ過ごすことをやめ、メリハリをつけるようにした。

勉強をする時は勉強し、家族と過ごす時は一切受験のことは考えないようにし、気持ち的にも楽になるように工夫した。
家族からの理解も一定必要だと思い、MBA受験する前に家族との相談が重要だと考える(一定妻に家事や育児の負荷が寄る形になるため)。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

どのような勉強をしたか

小論文と経営学の復習に多くの時間を割くようにした。
小論文は基礎と大学編を計画的に書き、講師からのフィードバックを確認した後、もう一度書くようにした。
経営学は、受験校に合わせて重要そうな箇所に目処をつけて復習した。

どのような心構えで試験を迎えたか

「やれることは全部やった」という気持ち・心構えで試験を迎えた。
良くも悪くも努力した分しか試験でやれることはないので、ある程度割り切って・緊張せずに望めたと思う。

試験期間中の過ごし方

試験期間中の過ごし方につき、以下小論文と面接について記載する

小論文

受験校の小論文の傾向を、再度テキストで確認。
また、過去書いた小論文の内容を復習。

新しい議題を書くというよりは、今まで書いた小論文の復習に時間を割いた。

面接

面接講座とテキストを確認し、受験校の傾向を確認。
一般質問の回答例(読み原稿)を準備。

1次試験合格後、具体的に面接の練習を実施(自分一人で復唱する+アガルートアカデミーの模擬面接)。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

早稲田大学

1次試験については、アガルートアカデミーの指導を直接受けたので、受かると思っていた。
面接については、用意していた内容は一切聞かれず、人柄を見られるような質問が多かったため、受かっていたかの手応えがなかった(教授の好き嫌いによって合否が決まるとも言われていたため)。

一橋大学

1次試験(願書+小論文)については、合格したが、振り返ってみると小論文が上手く言ってなかった可能性がある。
面接は準備していた内容を出せたと思うが、もう少し回答に対する精度を上げるべきだったと反省。
総じて、合格に対する準備が足りなかったと考える。
手応えは微妙。

②合格した時の気持ち

早稲田大学に合格した時は、しっかりと準備して良かったと思った。
特に面接に関して、用意した回答はほぼ使わなかったが、業界のこと、会社のことを整理したおかげで教授の質問に対し答えることができたと考える。
正しい努力をすることが大事であり、努力すれば合格する確率は高まると感じた。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

早稲田に合格した決め手は、「しっかりとした事前準備」と「他者にない個性・バックグランド」だと考える。
今回、夜間主プロフェッショナル・マネジメント専修・グローバル経営と戦略モジュールを選考したが、教授の特徴やゼミが求めていることを理解し、事前準備できたことが良かった。
また、他受験生と比較した時の強みを明確にすることができ、この点も合格できた一因だと考えている。

②講座の影響度

研究計画書と面接への講座影響度は高いと考える。
研究計画書については、テーマをどのように考えるのか、また参考文献をどのように検索するのかなど細かい点まで配慮されており、大変参考になった。

講師からの研究計画書に対する添削も、アドバイスいただく内容が的確で精度を高めるのに大変有り難かった。
同様に模擬面接においても、試験直前に受けたが、的確なアドバイスをいただくことができ、面接に自信を持って挑むことができた。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

MBAに期待するものは、①経営に関する基本・応用知識の習得、②グローバル経営・戦略に関する専門性、③社外の人脈である。
①について、将来リージョナルCEOや海外現地法人の社長を目指す自分にとって、経営に関する知識を習得することが大切であり、MBAはそれを実現できると考えている。
②について、アガルートアカデミーでも言及されているが、正解が分からない世界で生き抜くためには、専門性を高めることが重要という考え方に共感し、自分のバックグランドも加味して、グローバル経営・戦略に関する専門性を高めようと考えた。
③について、社内の人脈だけではなく、社外の人脈を広げることにより、普段得られない経験や知見を得ることができると考えている。
ピアエフェクト効果にも期待し、自分の意識や行動も変えていきたい。

②今後のキャリアビジョン

私のキャリアゴールは、多国籍企業のグローバル戦略に関する専門性を身につけ、戦略立案から実行までを担えるトヨタ自動車の経営幹部になることだ。
自動車産業は100年に1度の変革期を迎えている。
異業種からの参入もあり、多国籍企業として生き残りが厳しい中、当社の国際的な競争力向上に貢献したいと思い、キャリアゴールを考えるようになった。
しかし、現業を通じて得られる知識や経験は限定的になりつつあり、私がキャリアゴールを達成するためには、経営学に関する体系的な知識、グローバル戦略における専門性、関係者を巻き込み計画を遂行する実行力が不足していると考える。 
目指したい姿と現状のギャップを埋める知識や経験を得るために、MBAへの進学を決断した。

推薦書について

①提出されましたか?

はい。(一橋大学へ提出)

②提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

直属の上司

受験生に対するメッセージ

人によりますが、MBA受験のためには長期間準備する必要があります(自分の場合は8ヶ月)。
長期間受験対策をしていると、途中モチベーションが続かなかったりしますが、その度に「なぜMBA受験をするのか」を思い出すようにしてください。
私自身もMBA受験を決断する際に、自己分析を行い、MBA受験をする理由を明確にしました。

明確な理由と目的があれば、長期間の準備にも耐えられると思います。
また、合格した後のイメージを膨らませるのも良いと思います(合格した後はこういうことがしたいな、ああいう風になりたいな、など)。
今後の受験生が、より良い受験準備ができるように心から祈っております。

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