合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名: 若原 健司 (わかはら けんじ)

年齢:50歳

合格した研究科:早稲田大学大学院 経営管理研究科 夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)

MBAを目指すきっかけ

本業において、7年間に渡り専念してきたプロジェクトの終わりがみえ、社会人人生棚卸しの時期だと考えたことがきっかけとなりました。
長年事業開発に従事してきて、少しでも成功確率を上げる方法を探求したく、「学び直すこと」も一つの選択肢として検討してみようと思いました。

実務一辺倒でここまで来て、色々と知識・経験は身につきましたが、二つ課題を感じていました。
一つは、自分の知識や知恵を体系立てて整理できていない点。
もう一つは、経営や事業開発において、網羅できているかどうか不明瞭だという点です。
約25年前にグロービス(当時単体では大学院ではありませんでした)で学び、その時に得た知識を書籍等でアップデートしてきたのですが、今一度このタイミングで更新し、この機会を利用して自分が担当する事業もドライブしたいと考え志願しました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

学び直すこと」を一つの選択肢として考え、インターネットで調べ始めた際に、検索サイトで一番最初に表示・閲覧したサイトがアガルートさんのページでした。
それは、自分と同世代で、同じように事業開発に従事されている方の体験談(動画)でした。
これが、今回合格をいただいたWBSアントレプレナーと事業開発のコースを知るきっかけでした。
その後も、友人に相談するなどして情報収集しましたが、業務が多忙で情報収集に時間が取れませんでした。
金額も結構することから、4〜5ヶ月悩んだ末、5月末のプロモーションキャンペーン(割引)に背中を押されて、アガルートのカリキュラムを申し込みました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

基本的な方針は、受験対策も実務もシームレスだと考えていましたので、普段向き合っている課題に取り組むだけでも意味があると考えていました。
にわかづくりの対策では通用しないのではないか、という思いもあったからです。

普段からやっていること:業務に専念すること、課題・疑問・興味関心があることについて、読書の継続やセミナーへ参加するなどして向き合うこと、を継続して行っていました。
アガルートのコンテンツについては、最初に経営学基礎講座を楽しく学び始めましたが、仕事が忙しかったことと、第一志望WBSの選考方法の変更(2023年6月:小論文からエッセイへ)があり、一気にスローダウンしてしまいました。
この経営学基礎講座はとても有用だと思っているので、再開して最後まで終わらせたいと考えています。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

出願書類や研究計画書のテーマ設定に関しては、8月から準備を開始しました。
6〜7年前くらい前から考え、試行錯誤してきた一番関心のあるテーマで、かつ直近事業開発したいと思っていることを中心に整理して、研究計画書のテーマへ落としていきました。

③勉強のスケジュール

5月 5/24に入会:経営学の基礎講座、入試攻略講座を視聴開始。

6月 WBS選考方法変更(小論文からエッセイへ):一気にスローダウン

7月 志望校相談
   出願書類・研究計画書の書き方講座、研究計画書のテーマライブラリ視聴開始

8月 出願書類・研究計画書考察開始(1回目添削)、小論文講座受講開始

9月 出願書類・研究計画書考察(2,3回目添削)、WBSエッセイ添削(1,2回目)、出願

10月〜 他大学の説明会・授業見学会に参加

11月 面接講座視聴開始、模擬面接

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

コース受講当初に一気に確認して、そもそも自分が望むことが手に入れられるのか、誤認がないかを今一度確認しつつ、入試の現状を把握するのに有用でした。

▼経営学の基礎講座

前述した通りです。(まだ完遂しておらず、期日内に完了させたいと考えています)

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:現時点では0回。
WBS選考方法変更(小論文からエッセイへ)が起因しています。
今後期日までに提出していきたいと考えています。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)

提出した回数:2回。
添削フィードバックは、とても有用でした。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:3回。
この添削での「壁打ち」が自分自身を見直す上で、一番有意義でした。
「自分は何者なのか?」「残りの人生で、一体何を成し遂げたいのか?」という問いに向き合うことができました。
これにより、自分の覚悟も高まりました。

▼面接対策講座

11/21に実施(本番11/26の5日前)

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

研究計画書を書くのは、はじめての経験でした。
そこで、自分自身興味関心があり、研究テーマになり得る事柄には、どんなものがあるか、どのように研究テーマを設定するのが良いのか、などの視点や考え方を理解する上でとても役に立ちました。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

受験校相談で、WBS以外の選択肢を考えることも薦めていただきました。
これがきっかけで、KBS EMBAの説明会・授業体験会にも参加し、別の視点からMBAで学ぶということ自体について考える機会をいただきました。

そして、自分自身が成し遂げたいことを改めて探究することができました。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

別段、スランプ・挫折は経験しませんでしたが、研究計画書、特に研究テーマ決めには時間を要しました。
これを乗り越えることができたのは、自分自身と向き合う時間をとり、そもそも「自分は何者なのか?」「残りの人生で、一体何を成し遂げたいのか?」という問いについて、考え続けたからだと思っています。

自分と向き合うことで、自分自身が大切にしていること、追求し続けたいことが整理されていくと、スッとテーマを定めることができました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

受験のために、特段、普段の生活は変えておりませんでした。
普段やっている“朝活”時間(起床してから就業前までの時間)と“夜活”時間(就業後から就寝するまでの時間)の中で行いました。

この2つの枠の中で、期日や優先度に応じて、課題ごとに時間を割り振って対処しているのですが、出願書類作成や研究計画書の考察、面接への対応等々についても、同様に優先度をつけて対処しました。
経営学の基礎講座についても、この枠の中で聴講しておりましたが、WBS選考方法変更(小論文からエッセイへ)があってからは優先度が下がってしまい、現時点(12月)で完遂できていないのが現状です。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

二次(面接)直前の4〜5日は、自分が書き上げた出願書類と研究計画書に目を通しました。
そして、想定問答を頭の中でやりました。(時間にして1日20〜30分くらいです。)

あとは、【勉強の方針】にも書きましたが、普段通りに、業務やライフワークを継続して、課題に向き合い、その都度書籍やセミナーに参加するなどしていました。
全ての活動は無駄ではなく、自分のキャリアゴールにつながっていると考えています。
そのスタンスは、直前でも同じでした。

試験期間中の過ごし方

受験したのはWBS一校のみでした。
9月末の出願から、11月末の二次(面接)まで正味2ヶ月ちょっとでしたが、別段普段と変わらず過ごしました。
前述したように、普段向き合っているテーマが、自分が探求したいテーマでもあり、自分が現在取り組んでいることとシームレスだからです。

二次面接直前に模擬面接が出来たのは、良かったと思っています。
自分のステート(心の状態)を高めることができ、進学に対してより決意が固まり、腹が据わりました。
出願書類や提出済みエッセイについて、何度も目を通しました。
これにより、今までの軌跡と今後のビジョンを、より鮮明に描き持つことが出来ました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

一次(出願書類)については、最終的にアガルートの添削担当者からAA評価をいただけたので、安心して提出できました。
二次(面接)については、自分が学びたい、探求したいと思っていることについて、しっかりと伝えることができたので、手応えはありました。

ただ、歳が歳でしたので、合格するか微妙だなと思っていました。

②合格した時の気持ち

時間とお金をかけて挑み、最終的に合格を頂くことができました。
これは、いくつになっても嬉しいものだと思いました。

面接でお会いした先生方との学びの機会を得られるのはありがたく、自分の目指すキャリアゴールに向けて、入学前までにできることは準備しておきたいと考えています。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

出願書類・研究計画書、課題エッセイを通じて、自分自身と対話を重ねることが出来たことと、添削者からのフィードバックに対応してブラッシュアップできたことが一番の決め手だと思います。
また、事前の模擬面接で、言葉にしてみてしっくりくるかどうかを確認し、模擬面接官から率直なフィードバックをいただくことで、自分を客観視できたことも良かったと感じています。

②講座の影響度

前述と同じで繰り返しになりますが、自分自身と対話する機会、自分自身を客観視できる機会を提供いただいた点は、とても助かりました。
また、飯野先生や知識・経験が豊富なアガルートのみなさんからの情報提供は、とても有用でした。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

自分自身のキャリアゴールの実現のために、MBAへ期待することは、次の三つです。
一つ目は、アカデミック的な視点や力(課題や解決策などの物事を抽象化して捉え、モデル化し再現性のある形に整理する力)を習得すること。
二つ目は、経営や事業開発において、知識や知恵の網羅性を高め、さらに磨きをかけ即実践で試し、自分の能力を高めること。
そして三つ目は、世代を超えた人脈を築き、卒業後も継続的に知恵と知識をアップデートできる機会を得ることです。

②今後のキャリアビジョン

自分の強みである事業開発に磨きをかけて、人類社会に貢献したいと考えています。

受験生に対するメッセージ

「受験するか、しないか」「どこで何を学びたいのか、それは何故か」「出願書類、研究計画書、課題エッセイで、自分自身の何を表現するのか」。
この一連の流れを通じて、自分の今までのあゆみを振り返りかえり、自分自身と向き合い、自分のVisionを改めて確認する機会を得られたことが、一番有意義だったと感じています。

受験ありきではなく、「自分は一体何者なのか?」「自分は何を成し遂げたいのか?」という問いと向き合うことが、とっても大切だと感じました。
是非、この旅路を楽しみ、味わいつつ、ご自身にピッタリ合う挑戦をしていただきたいと思います。