合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名:武部 雅仁(たけべ まさひと)

年齢:44歳

合格した研究科:東京都立大学大学院 経営学研究科 経営学専攻(経営学プログラム)

MBAを目指すきっかけ

これまで私は空間設計・デザインに関する業務を中心に行っていたのですが、数年前から経営学の先生と一緒に仕事をすることがあり、それを機に経営学が自身の業務と深く関連していることを認識しました。
それ以来、体系的に経営学を学んでみたいという漠然とした思いを持っていましたが、社外活動(大学が開催する社会人向けカリキュラム)で出会った方々が何歳になっても自分がやりたいことに挑戦する姿を見て、私自身もMBAを受験してみようと思い挑戦しました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

予備校を選定するにあたり、アガルートと河合塾KALSを比較しました。
どちらも実績十分だと思いましたが、WEBサイト上に志望校の情報が詳しく掲載されており、受験に向けてどのような勉強をしていけばよいのかが非常に参考になったこと、オンラインでのカリキュラムが充実していたことからアガルートを選択しました。
あと、申し込み時期によっては割引や分割支払いの金利負担がありますし、合格特典も設けられているのでコスト面でも優れていると思います。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

まずは受験に必要なことを網羅し、自身に不足していることを把握するようにしました。
私の場合は「経営学の基礎知識」「研究計画書の書き方」を身につける必要があったので、スケジュールで残りの日数・時間を常に意識しながら、アガルートのテキストを何度も読み返し知識として定着させるようにしました。(研究計画書は「国内MBA受験のための研究計画書」なども参考にしました。)

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

興味のあるテーマが掲載されているハーバードビジネスレビューを読み、自身の業務との関連性を考慮しながらテーマを模索しました。
その後テーマに関連する論文を探して読み込み、自身の研究テーマに何某かの新規性があるのかという裏付けを取りました。

私が引用した論文は、国立図書館へ行かずともインターネットで探し出すことが出来ましたが、テーマによっては国立図書館に行って調べたほうが手っ取り早いかもしれません。

③勉強のスケジュール

2月 受講申し込み、経営学の基礎知識習得

経営学の基礎知識習得と理解のために経営学の基礎講座から学習スタート。一度動画を視聴した後、テキストを中心に学習を行った。

3月 経営学の基礎知識習得、研究計画書作成準備

経営学の基礎講座の学習と並行して研究計画書作成の準備に取り掛かる。出願書類・研究計画書の書き方講座テキストを読み込んだ。

4月 経営学の基礎知識習得、研究テーマ検討

引き続き経営学の基礎講座を学習。また研究計画書は日常の業務に関連するものからテーマを探し出し、先行研究の有無を調べた。必要な国内外の論文はインターネットから入手できたため、国立図書館では検索せず。

5月   研究計画書作成、経営学の基礎知識習得

これまで集めた参考文献等の資料をもとに、研究計画書の構成を検討、作成に着手した。5月からは経営学の基礎知識習得から研究計画書作成に比重を移して学習を行った。

6月   研究計画書作成

引き続き研究計画書を作成。参考文献で不足しているものを収集したり、文章校正や内容の推敲を繰り返し行った。

7月 出願書類・研究計画書提出

7月初旬に研究計画書を書き上げ、2度アガルートに添削を依頼。添削を活用しきったとは言い切れず、もっと早く研究計画書を書き上げてもう1回添削を受けるスケジュールで進められれば良かったと思う。

8月   筆記試験、面接対策

都立大の筆記試験は小論文ではなく経営学の知識を問われる問題のため、経営学の基礎講座テキストや入山章栄氏の「世界標準の経営理論」を繰り返し学習。面接対策として研究計画書や先行研究の内容について簡潔にこたえられるように準備した。

9月   受験

振り返ると、研究計画書の添削期間がもう少し確保できると良かった。また筆記、面接対策も1か月とタイトなスケジュールになってしまったことから、5,6月の研究計画書の進捗が大切だと思う。(学習開始時期を早めることも考えられるが、私個人の問題としてモチベーション維持が難しかったと思う。)

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

国内MBAの入試攻略講座

MBA受験を検討している方はご存じの内容も多々あるとは思いますが、MBAの概要や受験に向けた知識を得る上で必要な情報が簡潔にまとまっていると思います。
私は最初にこちらの動画を視聴しました。
各テキストの勉強に取り掛かる前に、見ておいて損はないと思います。

経営学の基礎講座

経営学の基礎知識が不足している認識があったため、こちらのテキストを持ち歩いて隙間時間に読むようにしていました。(動画も視聴しましたが、私にはテキストのほうが合っていました。)
また研究テーマを考える際にも、経営学のベースとなる考え方が必要となるため、受験勉強時に最も役立ったテキストでした。

小論文対策講座(基本編)

提出した回数:0回

筆記試験が経営学の知識を問われる問題だったため、小論文対策講座は利用せず。
そもそも私の組んだ学習スケジュールでは、添削は難しかったと思います。

小論文対策講座(大学院別対策編) 

同様の理由で小論文対策講座(大学院別対策編)も利用せず。
過去問や「世界標準の経営理論」を学習して対策しました。

出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:2回

提出から返却まで7日間程度の時間を要します。
私の場合は最初の研究計画書作成に時間がかかってしまい、思っていたよりも添削が活用できませんでしたが、客観的に的を射た指摘を行ってくれるため、とても参考になりました。

また、指摘箇所が面接での指摘箇所にもなりうるため、面接対策にもなっていたと思います。

面接対策講座

面接のシミュレーションを行う上で、受験校の事例はとても参考になりました。
想定される質問、質問の数などを想定して対策を考えることが出来るので、事例をもとに自分の回答を準備しました。
受験校以外のレポートも読みましたが、個人的には読まなくても特に問題ないかなと思います。

研究計画書の研究テーマライブラリー

講義の中で「研究テーマライブラリーのテーマに引っ張られすぎないように」と言われていたため、活用しませんでした。
経営学のトレンドとなるテーマが説明されているので、研究テーマが決まった後に見るのも良いかもしれません。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

上記すべて活用しませんでした。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

経営学に興味をもって勉強することが出来たので、スランプや挫折を感じることはなかったです。
勉強したくない時も、ひとまずできることから手を付ける、動画を見るなどをしていました。
(それでもだめなら割り切って勉強はあきらめ、気分転換をしてしまうほうが効率的だと思います。)

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

社会人が、まとまった時間を確保して勉強することはなかなか難しいと思います。
平日、私は通勤時間や昼食時間を、勉強時間にあてていました。
帰宅後、寝る前に1~2時間勉強するようにして計3時間程度。
土日は、日中極力家族と過ごすようにして夜2時間ほど勉強を行っていました。
毎日の勉強時間を均等にして、淡々と取り組むように意識しました。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

面接対策として研究計画書を読み込み回答のシミュレーションを行う、筆記対策としてテキストや書籍を読み込み、経営理論を説明できるようにすること、この二点に絞って対策をしていました。
筆記は過去問対策もしましたが、出題傾向的に再現性がなさそうなので「正解標準の経営理論」を読んで、最新の経営理論を把握するようにしました。

試験期間中の過ごし方

筆記対策への積み上げは短時間では期待できないので、面接対策のシミュレーションをしていました。
頭の中考えるだけではなく、紙に書きだす、声に出すことで、よりしっかりと対策ができると思います。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

面接の時点で合格したかな、という手応えはありましたが、筆記も2問とも的を外さず回答が出来たので合格だと思いました。
振り返ると研究計画書に改善箇所はあるものの、受験時の私ができることはやりきっていたので、この出来で落ちていたのであれば、諦めがつく内容だったかなと思います。

②合格した時の気持ち

年齢的にも初回受験で受かりたかったので、ほっとしました。
ただ合格の余韻に浸ることなく、これから2年間通学することになるので頭を切り替えて今後の準備について考えるようにしました。(合格がゴールではありませんので。)

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

年明け早々から勉強をスタートし、十分な時間を確保できたことが大きかったかなと思います。
オンライン講座であれば自身のペースで勉強を進めることが出来、またわかりづらい箇所は何度でも見直すことが出来ます。
もう一つは、研究計画書のテーマと、研究の意味が明確になっていることだと思います。
最後は自分自身で突破するしかないですが、添削を活用するなどアガルートの講座が支援してくれる部分もあると思います。

②講座の影響度

講座やフォロー制度すべてを活用できたわけではないですが、基礎講座と個別の面接対策のテキストはとても参考になりました。
受験対策に必要な情報が簡潔にまとまっているので、効率的に勉強する上でとても役立ちました。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

一つ目は、自身の知識・スキルの習得です。
経営学の中でも組織論について体系的に学びたいと考えているため、組織論の知見をもつ教授陣がいらっしゃる大学院で学ぶことが出来るのはとても楽しみです。
加えて統計の知識も身につけたいと考えているため、データサイエンスにも取り組む予定にしています。
二つ目は、ネットワークの構築です。
様々なキャリア、バックボーンを持つ方が入学してくると思うので、そのような方々と共に学び、同窓となることで業務に生かしていくことができればと考えています。

②今後のキャリアビジョン

MBAでの学びを通じて、組織論の知見を深めていきたいと考えています。
大学では研究に取り組み、その研究結果や知見を会社の業務で活用するサイクルを回していくというパラレルキャリアを築き、社内でのリカレント・リスキリングのモデルとなれればと思います。

受験生に対するメッセージ

最初は独学で受験しようと思っていましたが、何から手を付けるべきかわからなかったのでアガルートで学ぶことを選択しました。
受験に必要な情報は講義で網羅されているので、アガルートを選んでよかったと思います。

社会人は時間確保が難しいので、隙間時間を活用しアガルートのテキストを読み込むことをお勧めします。
また、受験勉強は時間も気力も必要ですが、MBAに通うことで得られるものもたくさんあると思います。
合格した先に得られるキャリアや自身の姿をイメージして、上手にモチベーションをコントロールしながら頑張ってください。

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