東京都立大学MBA合格者の声|小論文対策で「伝達効率の良い文章」を習得! 室園 拓哉さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
自己紹介
氏名:室園 拓哉 (むろぞの たくや)
年齢:49歳(入学時50歳)
合格した研究科:東京都立大学大学院 経営学研究科 経営プログラム
MBAを目指すきっかけ
大学院を受験するきっかけは、経営の基礎知識を学問として習得し、実務上で何が正解であるかの判断基準を持つためMBAの取得を目指しました。
年齢も49歳となり、企業の中でも営業部の責任者として重責を伴う業務を行う中で、実務の経験を積んだとしても判断に迷う場面に出くわすことが多くなったと感じました。
不確実性の高い時代であり、ビジネスの世界では過去に経験したことが無い状況の中、その場その場で判断を迫られる機会が数多くあります。
「経験と勘」で乗り越えられるほど甘い世界ではありませんので、学問の上で何が正しいと言われているのかを学びたいと感じたため、大学院で経営学を学ぼうと考えました。
加えて、当社はeコマース事業を生業としていますが、私自身にマーケティングの観点が欠けているために、経営会議で適切な議論を行えていない場面に直面しました。
営業部メンバーに対しても、適切なアドバイスが行えずに歯がゆい思いをしていたことがあり、今後、私自身がもう一段ステップアップしていくためには、マーケティングを含めた最先端の知識を習得しなければならないと感じました。
また、私の友人にもMBAを習得した方が複数名いますが、習得する過程で複眼的なものの見方ができるようになり、経営学の理論を背景に論理的な思考に磨きがかかった様子を垣間見ることができ、私自身も経営学を学ぶことで自分自身に磨きをかけたい、一種のあこがれのような感覚がMBA取得を目指すきっかけになったとだと考えています。
アガルートアカデミーをお選びいただいた理由
アガルートを選んだ最大の理由は、通信制の講義であったためです。
通学制の予備校にも事前に説明会に参加して、実際の授業のイメージをつかむことができましたが、すべての講義に通学で参加できる自信がありませんでした。
忙しい業務の中で講義を受講できたりできなかったり、中途半端な時間を過ごしてしまいそうな感覚を覚えました。
一方、通信制の最大のポイントは、自分のペースで講義を受けることができる点です。
経営学を学んだことが無いため、繰り返し講義を受講する必要があると事前に考えていました。
日常業務を終えた後に、理解が乏しい部分を繰り返し受講したり、隙間時間をうまく活用して学習する時間を確保することができました。
加えて、講義を受けるときに使用するテキストが、秀逸だと感じています。
アガルートに予備校を決める前に、通学制予備校が出版している参考書と、アガルートの飯野講師が出版している参考書を見比べていました。
感じ方は人それぞれかもしれませんが、小論文の書き方、例えば文字の使い方など、飯野講師は細かく説明されていましたので、私の感覚に「しっくりきた」ことがアガルートに予備校を決めた理由です。
最後に、受講料全額免除が最後の後押しをしてくれました。
当初は経営学の知識と小論文の添削さえできれば、と考えていましたが、研究計画書の添削と模擬面接がセットになっているフルカリキュラムを選択しました。
いま思えば、東京都立大学から合格をいただけたのも、研究計画書をしっかりと記載することができたこと、面接でも模擬面接通りの質問に、事前の準備が適切にできていたことが理由だと考えています。
勉強の方針とどのように勉強を進めていたか
①勉強の方針
まず、MBAの受験に向けて4か月程度あれば間に合うと聞いていましたが、実務が忙しくなって勉強に時間が取れないことを想定して1月から勉強をスタートし、出願が早い東京都立大学に照準をあわせて、約6か月間の学習時間を確保することにしました。
学習スケジュール
- 基礎講座 :3か月間
- 小論文対策:2か月間
- 研究計画書:2か月間
- 面接対策 :1か月間 (※期間は重複します。全体で学習期間6か月間を想定)
基礎講座と小論文対策は比較的早めにスタートできたので十分な時間を確保できましたが、研究計画書への着手は1か月ほど前にスタートできればよかったと思います。
東京都立大学では研究計画書に先行研究の調査・確認内容を盛り込みますが、先行研究を読み込むほど新たな気づきが出てきて、都度、研究計画書の修正が発生しました。
限られた時間で修正する必要があり、提出直前には実務とのバランスをとることが大変になりました。
②研究計画書のテーマ設定までの流れ
研究計画書のテーマ選択には、アガルート教材の研究テーマライブラリーをフル活用しました。
飯野講師が説明した内容を聞き、実際の実務に活かせそうなことや、新たな気づきを得て、ライブラリーで紹介された参考図書を国会図書館で読んだり、実際に参考図書を購入して深掘りしました。
私の研究テーマとして掲げた内容は「社会関係資本」という社会学から発展しているものです。
研究テーマライブラリーで飯野講師が紹介してくれた内容を参考に、紹介があった参考図書である「組織レビュー」を購入して読み、実際のビジネスに必ず活きる学問であると考えて興味を持ちました。
実際のビジネスに活きると考えた理由としては、私が所属する企業は従業員が200名程度の小規模企業で、限られた社員でいかに成果を出していくか、つまり生産性の向上が課題でした。
そのため、社会に広がる人間関係をビジネスに活かす学問は、現職での業務に活かすことができ、更に、少子高齢化社会が進む日本においても必ず役に立つ学問であると考えて、研究テーマとして専攻することにしました。
③勉強のスケジュール
1月 基礎講座にて経営学の知識習得をスタート
2月 〃
3月 基礎講座の1回目の受講を終了し理解が浅い項目を繰り返し確認
4月 研究計画書の作成に着手(研究テーマライブラリーを参考にテーマ選択)
5月 国会図書館で先行研究の調査・確認、小論文対策の学習をスタート
6月 小論文返却時に修正点を確認、次の課題をすぐに提出して小論文対策に重点を置く
7月 研究計画書作成の追い込み、面接対策で模擬面接を受講
8月 小論文対策の大学院別課題で東京都立大学の課題を2つ提出(他3課題を自主学習)
9月 小論文大学院別課題で一橋大学2課題、早稲田大学2回(課題エッセイ添削で使用)
10月 基礎講座を改めてチェックして大学院別の面接対策を自主学習
アガルートの教材が届いてからは、経営学の基礎知識を頭に入れることを最優先に行いました。
講義はいつでも受講できる通信制ですので、平日は仕事終わりに1時間程度、土曜日はできる限り受講するように心がけて4-5時間程度勉強をしていたかと思います。
そのため、1週間で10時間程度は経営学の学びに使っていました。
文章を書くことに苦手意識があったため、小論文の書き方を学ぶと同時に、自らの手で書くことを重点的に行いました。
小論文基本編にある練習問題についても実際に書いてみて、自分自身でチェックを行いました。
添削は返却されたら、講師からの指摘をもとに、すぐに次の課題を提出するといったスケジュールで行いました。
研究計画書は自分自身では早めに着手したつもりでしたが、1か月ほど前倒しでやるべきだったと思います。
先行研究の調査・確認が必要でしたが、調べていくにしたがって研究計画書を何度も書き換えました。
事前の調査が不足し、かえって時間を要してしましたので、研究計画書の作成前に方向性を決める時間を持てるように、早めに先行研究の調査をした方が良いかもしれません。
面接対策は、アガルートの模擬面接で早めの対策を行いました。
MBAの面接で何が聞かれるのか分からなかったので、早めに模擬面接を受講し、指摘を受けたことを中心に、自分自身で想定問答を繰り返し行いました。
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
▼国内MBAの入試攻略講座
国内MBAの取得に向けて学習をスタートすることを決めていたので、基本的には活用していません。
ただ、事前に飯野講師が出版されている図書を購入し、読んでいたので同様の知識は得られていたと考えています。
▼経営学の基礎講座
経営学基礎講座は端的にまとめられていたので、効率的に学習を進めることができました。
また、通信制ということもあり、理解が乏しい箇所についてはすぐに見直すことができ、いったん止めて内容を再確認したり、自身のペースで学習できることで理解が一層深まったと思います。
※「世界標準の経営学」(入山章栄 , 2021)を傍らに置き、辞書代わりに使用しました。
▼小論文対策講座(基本編)
提出した回数:11回
小論文については、書くことに苦手意識がありましたので、自分自身で原稿用紙に書く作業を徹底的に行いました。
提出した小論文を返却いただいたらすぐに内容を確認し、極力、同じ週のうちに次の課題を提出するように心掛けました。
最初に提出した添削はC評価でしたが、添削内容を確認し、次の課題には同じ過ちをしないように記載し、不明点は質問するというサイクルを11回行うことで、A評価をいただくことができるようになりました。
練習問題もすべて自らの手で記載したので、結果として22回は原稿用紙に書く練習ができたことが良かったと思います。
▼小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:6回
大学院別では東京都立大学を2課題、一橋大学を2課題、早稲田大学の課題エッセイの添削として2回活用しました。
大学によって出題形式が異なりますが、それぞれの大学に沿った回答が書けるように、飯野講師から細かくアドバイスをいただけたことが大変ありがたかったです。
▼出願書類・研究計画書の書き方講座
提出した回数:3回
研究計画書の書き方では「早稲田大学」として添削をいただきました。
一回目の提出ではC判定でしたが、回を重ねるごとに読みやすいものになりました。
提出期限もあったため、最終確認で提出した3回目の返却を待たずに、大学に研究計画書を提出しています。
もう少し時間に余裕をもって着手できればよかったと反省しています。
▼面接対策講座
面接対策では、面接が一番早い時期に行われる「東京都立大学」をターゲットに実施いただきました。
都立大学出身の横山講師に、模擬面接を本番さながらに実施いただくことで、初めてMBAの面接を受ける私でも「何が問われるのか」が明確にわかりました。
実際の面接でも模擬面接と同じような質問が多く、対策が事前に練れていたことが合格につながったと思います。
▼研究計画書の研究テーマライブラリー
研究テーマライブラリーは秀逸です。
短時間で最先端の経営理論を紹介いただけるので、研究テーマライブラリーの全体を見ることで経営学を学べ、必要であれば参考図書を閲覧するなど深掘りができれば、小論文対策にも面接対策にも活用できると思います。
▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)
受験校相談を活用しましたが、忌憚ない意見をうかがえて助かりました。
一橋大学と都立大学の2校のみを志望していましたが、50代での入学は相当ハードルが高いこと、またMBAを取得した後の重要性もうかがうことができ、複数の大学を併願しました。
結果として複数の観点から経営学を学び、対策を行うことで、MBA受験に必要な経営学や小論文などへの基礎体力を身につけることができたと思います。
スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫
スランプや挫折は2回あり、「50代でMBAを目指す難しさを知った時」と「大学院別の小論文の提出でC評価を得た時」です。
そもそも、MBAを受験するにあたって年齢は気になっていました。
受験生の多くは20代から30代が中心であることは知っていましたが、各大学院の説明会では、年齢制限は無いと聞いていました。
アガルートの受験相談の時に、改めて年齢についてうかがうと、中堅幹部に経営学を学習してもらう場であるので、大手企業の役員クラスでないと難しい、との意見をいただきました。
その時に、今まで学習してきたことが崩れ落ちるような感覚に陥り、1週間ほど学習から距離を置きました。
しかし、アガルートで学習した小論文の添削で、見違えるように高評価を得られるようになってきたことを振り返り、学習の成果を目の当たりにして「結果、無駄な時間を過ごしていない」と思い「研究計画で年齢の不利を跳ね返す」という強い気持ちに切り替わりました。
次に、大学院別の小論文でC評価を得た時は正直焦りました。
本番まで時間が無いため、どの様に修正すべきかを考え、基本に立ち返り「基本編」の課題を改めて原稿用紙に手書きし、飯野講師の記載例をざっと読みなおすことで文章の構成を再確認しました。
大学院別の課題も、東京都立大学はすべて原稿用紙に記載して、飯野講師の記載例と見比べる自主学習を行い、基本編と大学院別編のテキストの往復を繰り返しました。
いまから振り返れば、スランプや挫折を味わいながらも、絶対に合格するという強い気持ちを持ち続けたことが、乗り越えるためのきっかけであったかと思います。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
学習時間の確保としては「業務終了後の会社」「自宅」「通勤時」の3つに、それぞれ内容を分けて学習しました。
まず、業務終了後の会社では経営学の基礎知識を習得するため、基礎講座の動画を視聴していました。
50歳手前になってくると業務終了後の疲労は著しく、小論文を書く体力がなかったため、テキストを広げながら動画視聴することが効果的でした。
次に自宅ですが、土曜と日曜日に時間を見つけて小論文を書いていました。
まとまった時間を確保できるため、多い時では1日に2課題をこなしてみたり、添削内容を振り返り、回答を自分の頭の中で作ってみたりして小論文に全力を注ぎました。
通勤時には、経営学に関連する本を読みました。
最初は、それなりに名前が知れた出版物を読むことが多かったですが、次第に受験する大学院の教授が執筆している論文など、コピーできるものはコピーして、購入しなければならないものは購入して読みました。
大学院によっては文章を読んでまとめたり、意見を述べたりする出題があったので、その対策を通勤時に行っていました。
学習環境によっては異なる場合も多いかと思いますが、私自身が集中できるそれぞれの環境を踏まえて、最適な場所と時間を確保しようと努めて、上記のような割り振りにしていました。
直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)
直前期は、研究計画書の振り返りを徹底して行っていました。
アガルートの講義の中でも、研究計画書の重要性は再三にわたり説明があったことに加えて、研究計画書という軸がしっかりしていれば、面接でも小論文でも対応しやすいと考えていたためです。
面接では、研究計画書の内容に沿って質問が多いことは周知のことかと思います。
研究計画書に取り組んできた姿勢や、先行研究の理解度が試されるため、研究計画書への取り組みが「一石二鳥」のような感覚を持ちました。
また、小論文対策にもつながってくると思う理由としては、文章構成です。
研究計画書では自分の考えを述べ、説明を加え結論を出していくという流れですが、小論文でも同じ構成を使うことができます。
自分の意見を伝えることが、研究計画書の意図だと思いますので、直前は研究計画書を振り返り、時間があるときには、国会図書館で先行研究の読み直しを行い過ごしていました。
試験期間中の過ごし方
試験期間になり、隙間時間に経営学の基礎編のテキストを読んでいました。
私が入学を希望していた大学院では、経営学にまつわる課題が小論文として出題されるため、経営学の知識に漏れがないように心がけました。
ここまでくると、あれもこれも手を出すとすべてが中途半端になるため、MBAの受験だけの時間を取ることを止め業務に集中することにしました。
勉強をする時間を取らない一方で、業務の中で学問と照らし合わせたり、自社従業員のモチベーションを引き上げるためのリーダシップ論などを当てはめたりして忘れないようにしました。
この時期、一種の私の学問に付き合ってくれたメンバーには感謝しています
受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち
①受験した時の手ごたえ
東京都立大学の受験が最初でしたので、大変緊張しました。
特に面接では意外なほど緊張したため、自分が考える半分も言えず、また筆記試験は丁寧に記載できたものの、明確に回答できなかった課題が1問あったので、大きな不安を抱えて不合格も覚悟していました。
一縷の望みとして、研究計画書の内容については良い感触を面接で得ていたので、合格確立が50%程度だと思っていました。
不合格となった一橋大学の小論文は、完璧に近い回答だったと思います。
研究計画書の出来栄えが、基準に達していなかったかと思います。
青山学院大学については、面接でもテンポ良く進行していたので、卒業要件にもかかわる英語の学習経験のなさが不合格に直結したと思います。
②合格した時の気持ち
東京都立大学の合格をいただいたときは、会社の業務中に叫びました(笑)。
東京都立大学は、大学院の受験をする決定前から気になっていた大学院だったからです。
私は会社では花形でもある営業を一筋で行ってきましたが、AIなどが発達してくるにつれ、経営企画や人事部系の重要度が増してくると考えていました。
その観点から、同大学院には組織行動論で著名な高尾教授が弁を取られており、深く研究できる環境が整っていると考えていました。
そのため、喜びが口をついて出てしまったと思います。
また、合格に期待が薄かったことに加えて、私費で通うために公立の大学院は費用面でも助かります。
そのため、私立大学に合格した際には費用面の不安が出ますが、東京都立大学に受かったことで、大学院に必ず行ける切符を手にできた、と喜びました。
振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか
①合格の決め手
合格の決め手は、小論文対策だったと思います。
研究計画書の書き方や面接でも、小論文を記載するような構成で書く・話すことで、受け手側がすんなりと受け入れてくれるようになったと思います。
自分か考えていることを分かり易くするために「伝達効率の良い文章」と飯野講師からお伝えいただいていますが、そのことを心掛けたこと、習得できたことが、良い結果に結びついたと思います。
②講座の影響度
講座の影響度は、100%だと思います。
日常の業務でも使うメールの本文も大きく変化している状況を見ると、東京都立大学に合格できたのはアガルートの講座をフル活用したためだと思います。
追加講義も気になりましたが、フルカリキュラムを使い倒す意気込みで、すべてを吸収すれば十分かと思います。
飯野講師の講座はもちろんですが、面接対策や受講相談で的確なアドバイスをいただけた講師の皆様に本当に感謝しています。
MBAの受験を突破し、その経験を活かして様々な角度からの助言は、本番の受験でも大いに役立ちました。
卒業後のキャリアについて
①MBAに期待するもの
MBAに期待するものは「学問としての正解を学ぶ」ことです。
ビジネスの領域では、正しいと思われることがそのまま当てはまるものではないと考えています。
しかし、正しい理論を学ばずに正解を導き出そうとすれば多大な労力を要しますし、正しいと思われる判断基準もないままに、経験と勘で乗り切れる時代ではないと考えています。
つまり、正しい判断基準を持ち合わせ、ビジネスの世界でも一段視座を上げ、企業の経営に携われるほどの知識を身につけられることを期待しています。
②今後のキャリアビジョン
50歳まで営業一筋で業務を行ってきたため、大きなキャリアチェンジは考えていません。
この先のビジネスのことを考えれば、営業一筋だけでは将来の選択肢が狭まっていくだけですので、より広い視野を持って、企業経営に携わりたいと考えています。
企業経営に携わるとなれば、幅広い知識が必要になります。
この観点から、実務経験はなくても、マーケティングや組織構造などの知識を持ち、企業経営に携わる営業のスペシャリストとして経験を積んでいきたいと考えています。
受験生に対するメッセージ
以前のMBAの学習の場は、企業からの派遣が多かったとうかがっていますが、近年は企業派遣を一部のプログラムに限定する大学院も増えてきました。
その背景には様々なものがあると思いますが、その一つは、質の高い学生を獲得したいという思いの表れではないかと推測しています。
裏を返せば質の高い学生、つまり経営学の基礎を学び、MBAに入る目的をしっかりと持った学生であれば受け入れる、という大学側からのメッセージだと私は信じています。
現に、50歳という、MBAの市場の中では高齢の私が、東京都立大学に入学を許可されたことはそういった観点からではないかと考えています。
先行研究をしっかりと読み、多角的な観点から論点を洗い出し、研究計画書を可能な限り質の高いものにブラッシュアップしたことが合格に直結したと思います。
多角的な観点から研究計画書を書くためには、様々な知識を知らなければ書き上げることができません。
その知識を与えてくれるのは、アガルートのテキストですし、修正を加えてくれるのは経験豊富な講師の方々です。
最後までアガルートを信じ切って、自分自身が目指す将来像を見失わなければ、年齢も関係なく合格できると思います。
特に、同じ年代の方には頑張っていただきたいと思います。
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